---イッセーの父---
イッセーは人の道を外れる事なく育っているようだ。人並みではない力も有しているものの、人の道を外れた使い方はしていないようだ。イッセーはくじ運が良い。なにかを念じてから引くと、狙った賞が当たる率が高い。おかげで、海釣り用の船を当ててもらったし、マリーナの管理費なども当ててもらった。
確かに、人並み以上の能力に恐怖を感じるが、私達夫婦の願いは、どんな形であれ、イッセーと共に人生を歩むことだ。
---イッセー---
朱乃ちゃん奪取計画は着々と進めている。昼間は両親に心配をかけないために、人間としてまっとうに生活している。なので基本、おじさんたちとは夜だけしか活動できない。
奪取計画で問題があった。『悪魔の駒』という物だ。でも、それがクリアできた。『器物創造』の能力で『ドラゴンの駒』という物を作り出せた。悪魔の駒との違いは、転生悪魔ではなくて、転生ドラゴンになることだけだ。あと、悪魔の駒が入っている者に使うと、悪魔の駒をはじきだしてくれるようだ。これで朱乃ちゃんを悪魔の手から奪える。
朱乃ちゃんの居場所は簡単にわかった。おねぇさんの家でペットにした一人、リアスが朱乃ちゃんの『王』だった。なので、聞き出すのは容易だった。
おねぇさんの情報だと、リアスの義理の姉は早めに攻略した方が良いらしい。敵にするとやっかいで、感もするどいらしい。リゼおじさんに攻略計画を練ってもらうことにした。
おじさんの情報で、今後のことを考えて、『器物創造』の能力で『聖杯』っていうものを3つ作った。1つはおじさんに、もう1つはイリナちゃんパパに、最後の1つは僕が使うことにした。これを使うと空間を切り裂いて、倉庫を作れるのだ。そこにアイテムを入れて置けば、どこでも取り出せるようになるって。リゼおじさん、情報ありがとう!
計画の細部はおじさんとドライグとおねぇさんでつめてくれている。僕にはまだ知恵がなさすぎる。中学生になれば、ましになるかな?
----
計画実行の日が来た。相手は現最強魔王の妻で、最強女性悪魔の『女王』のグレイフィア・ルキフグス。おじさんとの契約を結ぶ場面に持ち込まないといけない。そこまで追い込めるかが勝負だ。
おねぇさんがグレイフィアさんを連れ出してくれる予定だ。おねぇさん情報によると、アルコールに弱いみたいだ。なので温泉旅行に連れ出してもらい。そこで仕掛けるのがよいらしい。
---グレイフィア---
珍しいことにセラフォルーが、私を温泉旅行に招待してくれた。彼女主演のビデオが冥界で大ヒットして、お金に余裕ができたそうだ。子育て、夫育て、メイドの仕事からの解放されて、温泉を満喫しようと思う。
目指す温泉は人里から離れた隠れ温泉宿だそうで、結構移動に時間がかかった。まぁ帰りは転移魔法陣で帰るので楽でいいけど。たしかにいい雰囲気だ。滝が見える露天風呂。砂風呂とかエステもあるのか、楽しめそうだな。
通された部屋は和室だった。まぁ、こんな山奥だ。洋室では興ざめしそうなのでよいか。食事は囲炉裏端か部屋食かを選べるようだ。こんな場所だ、囲炉裏端を選んだ。
まず、内湯で身体を洗い、エステを受ける…気持ちが良くて寝てしまったようだ。今も頭がほかほかして気持ちが良い。身体はなぜか動かない。なにかに埋められているようだ。砂風呂かな?
「グレイフィア、気持ちはどう?」
セラフォルーの声が遠くから聞こえる。
「とっても気持ち良いよ、身体も心もポカポカしている」
「そう。良かった。他では味わえない酒粕風呂だよ。室温や体温が上がれば、酒粕からアルコールが蒸発して、飲んだ気分になれるんだって」
え?ちょっと…私はアルコール弱いんだけど。でも、セラフォルーに弱みを見せられないので、押し黙っている私。だんだん、のぼせて?酔って?きたみたい。天井から水滴が落ちてきて、口の中に入った。おぃ、これ日本酒じゃないの。まずいなぁ。確実に酔いそう
だ。セラフォルーの前で失態は避けたいのだが。
誰かが近寄ってきて、私の顔にも酒粕を盛っていく。呼吸ができるように鼻と口だけ避けて、完全に酒粕に埋まった私。鼻呼吸するとアルコールが身体中に入ってくる感じだ。口呼吸ではアルコールを飲んでいる気分になれる。
身動きもできずにいる私の身体に変化が起きた。悶々としてきて、それを察しするように胸を揉まれて、膣になにかが挿入された。ピストン運動が始まった。初めはゆっくりと、だんだんと早く、膣の中の色々な部分をついてくる。
「あぁぁっぁっぁ…だれ?…やめないで…おねがい…し…あぅ…いぃ…かんで…もっと…はげしぃ…くぅ…はぁぁぁあぁぁぁぁぁ…」
遠くで誰かの声が聞こえる…
「『銀髪の殲滅女王』グレイフィア・ルキフグスよ、汝の願い、『イッセーたんとの性戯の続行のお願い』を叶える。その対価は『イッセーたんのペット兼下僕になる』だ。汝グレイフィアと我リリンの間の契約は成立した」
---イッセー---
グレイフィアさんにドラゴンの駒を入れた。すると、悪魔の駒が1つ出て来た。これが魔王サーゼクスの駒かぁ。もらっておこう。
「契約と駒での二重縛りよ。もう、コイツは僕ちゃん達から逃げられないんだよ~ん」
「ねぇ、これで朱乃ちゃんは救出にいけるの?」
「イッセーたん、せっかちはだめだめだよん。コイツを調教してからだからね。僕ちゃんがイッセーたん用に調教して上げるから、そこの魔王と遊んでおいで!」
「おじさん、ありがとう!」
僕はおねぇさんと露天風呂に向かった。
----
夕食後に部屋に戻ると、亀甲縛りされているグレイフィアさんが、水平方向に浮くように縛られていた。
引くヒモによって、色々な声が聞こえる。膣周りを指でなぞる。あふれ出す液体。すげぇ…おねぇさんも驚いている。
「おねぇさん、その液を飲んであげてよ」
「え?いやだよ…あぁ、勝手に身体が…」
ゴクゴク…グビッ
「アルコールが混ざっているみたいです」
おねぇさんは涙目だ。おねぇさんに、僕のペニスを舐めて大きく固くしてもらい、グレイフィアさんに突撃した。挿入して、僕の体重をグレイフィアさんに預けると、色々なヒモが絞められていく。
「あぅ…あ…いたっ…」
ピーン…ギシギシ…ピューン!
水平方向を維持していたヒモがすべてちぎれて、僕のが入ったまま、グレイフィアさんは背中から畳にドン!した。
「うげっ!」
衝撃が凄かったのか口から泡吹いて意識がなくなっている。おねぇさんは、そんなグレイフィアさんの姿をカメラに収めていく。僕のモノを彼女から抜くと、膣から出血があった。あぁ、撃ち抜いちゃったみたいだ。おねぇさんがカメラに収めたの確認して。回復術をかけて破った内臓を修復していく。でも、完全に再生できたのに意識は戻らない。死んだかな?ドライグに彼女に埋め込んだドラゴンの駒に刺激を与えてもらう。
ピクッ…ド~ン!
あ、生き返ったみたいだ。胸の部分が上下に動いている。悪魔は内臓が弱いのかな?
「イッセーくん、私で実験しないでね。おねぇさんは痛いのが嫌いなんだからねぇ」
涙目で大粒の涙が落ちそうな感じのおねぇさん。読まれている…いいや、ソーナでためしてみよう!
「あっ、ソーたんもダメだよ」
そっちも読まれている。おねぇさんに隠し事はダメかな。
---グレイフィア---
私はセラフォルーにはめられて、リリンの部下になってしまった。正確にはリリンが入れ込んでいる少年の眷属になってしまった。リリンとの間には正式な契約証まである。いつ契約したか記憶がないけど、無理矢理は契約できないので、自分でしたはずだ。
はぁ…
セラフォルーもリリンと契約を結んで下僕になっていた。なにやっているんだ、私達は。そんな私のふて腐れた態度を見て、彼女はビデオを再生した。
え?私こんなことをしたの?私から求めているし。一度死んだの?セックス中に…なんて事が…こんなことをサーゼクスに知らせられるわけがない。
セラフォルーの笑顔。無言の強請かぁ。少年の手には、そこにあるはずがないサーゼクスの『女王』の駒があった。私の身体から抜いたの?
「グレイフィアさんは僕の駒が入っています。なので、僕の眷属です」
信じられないことをいっている。一度入った駒は抜けないはずだろう?アジュカがそういっていた。
「僕の駒は『悪魔の駒』ではなく『ドラゴンの駒』です」
ドラゴンの駒?きいたことがない…この少年はドラゴンか?
「あなたは、ドラゴンですか?」
「僕は人間です。ただ、おじさんとオーフィスとグレートレッドの遺伝子を組み込まれたハイブリッドな人間です」
はぁい?無限の龍神と真龍と最強悪魔の遺伝子を持つ人間…ありえない。もし、本当だとしたら、危険だ。すぐに排除しないと。
「グレイフィアさんでは、僕を排除出来ませんよ。だって、眷属だし。ペットだもの」
彼がなにかを念じると、わたしの身体が…やめてぇ…おねがい…ほしい…おねがい…
「もう僕以外の者と結ばれることはないです。あなたの身体は僕を求めていますからね」
彼を見ているとヨダレが出てくる。セラフォルーと彼がキスをしているのを見ると嫉妬している自分に気づく。あぁ、なんてことを…彼の指が私の膣周りをなぞる。それだけで私は逝ってしまった。
気づくと、知らない部屋にいた。起き上がって、ドアを開けると階下から声がした。階段を探し出して、降りていくと広間があって、果物を食べていた。
「グレイフィアさん?朱乃がいつもお世話になっております。朱乃の母で朱璃と申します。よろしくお願いします」
一番の年長者と思える女性が私に頭を下げてきた。朱乃さんのおかぁさま?彼を見つけたので、前に座る。
「なにがしたいんだ?」
「今は、朱乃ちゃんを連れ戻すことしか考えていないよ」
「私たちの身体目的でないの?」
「あぁ、そういう僕もいるよね」
「多重人格?」
「かもしれない。ドラゴンって性欲が強くて、溜めすぎると僕は暴走しちゃうらしいんだ。だから、適度に抜くのに必要なんだよ」
「暴走するとどうなる?」
『まぁ、世界は簡単に滅びると思う。イッセーはまだ力の強弱の制御できないからなぁ』
少年の手に浮き出た赤い篭手がしゃべった…まさか赤龍帝なのか?
『そうだ、俺は赤龍帝ドライグだ。今は神滅具というより、イッセーの参謀役をしている』
「赤龍帝が?」
『あぁ、初期ステータスが高すぎて、俺の出番はない。たぶん今代の白も敵にならんだろうな。このイッセーは凄すぎるよ』
「そういえば、ここはどこ?」
『次元の狭間のイッセーの秘密基地だ。イッセーの下僕しか来られない。さて、後半の作戦をスタートだ』
私は協力することになった。はぁ…
----
セラフォルーから彼の前では言えないけど…って、真実を教えてもらった。
彼女もあのリリンも彼が暴走することを望んでいない。なので協力をしているそうだ。リリンも彼の本当の両親には気を配っているそうだ。私の知っているリリンとは違う。そんな男でなかったはずだ。セラフォルーもそう思ったそうで、リリンと二人で会話したら、悪魔の寿命は永遠に近いほどある。それなら、誰かの為に自分を有効に活用して生きた方が楽しいだろうって。実際、生きる屍は今では生き生きしていて、イッセーくんのために、持てる知識を使っている。行く末はイッセーくんまかせだそうだ。彼の望むべき方向に進めるようにみんなで彼を守る。その仲間集め中だそうだ。なので、中途半端に強いヤツは仲間にはしないそうだ。
他の仲間は教会の現最強エクソシストとグリゴリの幹部、たぶん朱乃さんのおとうさんだ。その二人に加えて、私とセラフォルーとリリンが、現状のメンバーだそうだ。溜まった
モノを抜くための要員は他にもいるらしい。
私も協力しようと思う。弱みを握られちゃったもんなぁ。
---イッセー---
グレイフィアさんから朱乃ちゃんの部屋の場所をきいたので、そこへしのびこむ。息を殺して待っていると、朱乃ちゃんが戻ってきた。なんか、すっごい巨乳になっているし。オーくんはまた身体をコピーするのかな?なんて考えていたけど、行動に移る。
テレパシーで朱乃ちゃんと会話をする。
「遅くなってごめんなさい。迎えにきました。朱乃ちゃん」
「え?イッセーくん?どこ?」
僕は朱乃ちゃんの後ろから肩を抱きしめた。彼女の耳元にささやく。
「ごめんなさい。遅くなりました」
「ありがとう。でも…」
「朱璃おばさんも待っているし、バラキエルおじさんに朱乃ちゃんを連れ戻すって約束したんだよ」
「え?とうさんとかあさんと?かあさんは生きているの?」
「まだ、完全にじゃないけど。僕、がんばって蘇生術を覚えるから、もう少し待ってね」
いきなり朱乃ちゃんが振り向いて、僕の唇を奪った。
「ありがとう。イッセーくんには感謝しっぱなしだよ」
僕はドラゴンの駒を朱乃ちゃんに入れた。代わりにリアスの駒が取りだされた。朱乃ちゃんは駒が取り出せた事に驚いている。
「これで、リアスの眷属でなくて、僕の眷属になったからね。さぁ、行こう!」
「ちょっと、待って!もう一人足抜けさせたい子がいるの。今連れて来るから待っていて」
そういうと朱乃ちゃんは、部屋を出ていって、しばらくして誰かと一緒にもどってきた。
「この子もお願い」
僕は頷いて、その子の駒も取り出してあげた。そして、三人で静かにグレモリー邸を脱出して、僕らの秘密基地に帰還した。