ソフトエロです…orz
---イッセ・ルシファー---
髪の毛のように身体を紅色に染めるリアス。ゆっくと彼女と交わる。彼女の髪の毛に手ぐしを入れ、髪の毛の感触を味わう。
「ゆっくり、動いて」
潤んだ瞳で俺を見る彼女。彼女の身体の中を蠢く俺の身体の一部。
「いいよ…イッセー…」
ようやく、リアスと一緒になった。長かった。リアスを大切な者だと意識してから、この日まで長かった。
「うっ…」
リアスが達したのか、一瞬彼女の身体がノッキングした。気が緩んだ俺は、彼女の中に大量の俺の遺伝子を放出した。
「うん…イッセーの愛を受け入れたわよ」
彼女の唇に自分の唇を重ねて、彼女を抱き締めた。俺の胸板に、彼女の鼓動を感じる。乳房を柔らかさを感じる。乳首の吸い付くような感覚を感じる…幸せである。ここで時が止まってくれたら良いのに…
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翌朝、ソーナの運営する学園でリハビリを開始した。まず、鈍った身体を絞っていく。
「地上高20センチを4周してみて」
ソーナから、いきなりハードな課題だ。羽を展開して地上高20センチの高さを飛行する。上昇気流なんか無い、羽を動かす筋力だけで、高度を維持する。イッセーは地上高5センチって鍛錬がキツいっていた。それに比べれば…
「次はエクスカリバーの片手持ちで左右2000本の素掘りよ」
重い聖剣の片手持ちは辛いエクスカリバーって両手剣だし。その上、ただ素振りをするだけではダメで、狙った剣筋での素振りである。利き手は良いとして、もう片手はあまり良く無い。
「いい?鬼はそれより重い剣を4本使えるのよ!」
確かに…鬼に勝つには、越えないとダメだな。
鍛錬の合間にスタジアム試合をこなす。戦力外通告の俺でも、この世界では未だに最強レベルなのにはまいった。組手の相手がこの世界にはいないってことだ。
どうする?この世界では鍛錬が限られてしまう。アドバイスを貰う為に、リゼおじさんの部屋を訪ねた。
「う~ん…」
僕の用件を聞き、唸るおじさん。
「ソーダ!疑似体験なら可能かも~ん♪」
疑似体験?話を聞くと、団長がこれまで戦った相手と擬似的に戦えるらしい。擬似的であるから、身体の損傷は無いらしいが、負けた場合は精神の損傷があるらしい。
「ど~するん?ねぇ、イッセーたん」
ダメージの無い鍛錬では身に付かない気もする。やるか…
手始めに、団長の最初の試練の相手と戦うことにした。疑似体験装置というカプセルに入り、頭にヘッドセットと装着して、戦場へ意識をワープさせた。
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舞台は天界である。悪魔である以上、聖属性相手は不利だ。そうなるとドラゴン形態かな?
『ドラゴンブレーカー』
ドラゴンの力を覚醒させて、天使達を倒していく。倒しても倒しても、続々と天使が現れてくる。そのうち上級天使が混ざり始めると、ドラゴンの身体でもダメージを感じるようになってきた。
「お前の能力はそんなモノか?!」
聞いた事の無い男性の声…そこには白い鎧を身に着けた男性がいた。
「俺はシュウの世界のヴァーリ・ルシファーだ。シュウにお前のコーチを頼まれた。この装置はシュウがリゼヴィムに託したものだ。しっかりと使いこなせよ!」
団長…俺の為に…
「リゼヴィム、イッセに情報を与えてヤレ!」
「イッセーたん、そのステージのラスボスは獣の数字だよ~ん」
いきなり、第1ステージにトライヘキサか…おいおい、何してんだ、あの人は…天使を屠りながら、体力も温存しないとダメなのか?
「おいおい、どうした!シュウは16の時に体験したことだぞ!」
高校1年でこれか…種族の違いか?
「シュウは自分を人間だと思っていた時期だ。だから、天使の力も鬼の力も使っていない」
マジか…うん?属性に頼るなってことか。属性に頼るから、弱点も特化するのか。人間として戦えば…耐久力は減る。でもすべての属性に対して、同じくらいの弱点になる。俺はエクスカリバーを手にして、剣技で乗り切っていく。
「そうだ。それでいいんだ。人間は弱い種族であるが、弱点らしい弱点は身体の耐久度が、たの種族より弱いこと。お前の身体は人間属性であるが、強度はドラゴン並のはずだ」
総ての天使を屠り終わると、アレが出現した。アレの放つオーラは恐怖を感じる。だけど、団長の放つオーラに比べれば、問題無いレベルである。エクスカリバーで斬り込む。しかし、斬れない…
「ソイツは物理ダメージが入らない」
物理ダメージが入らないって…属性ダメージのみか…俺の持つ属性は悪魔の魔属性とドラゴンの龍属性だけだ。どうする?魔属性に特化してみる。
『デーモンブレーカー』
魔属性を拳に乗せて、叩き込む。だけど…効かない。どうする…
「痛っ!」
身体が斬れた。そうか、神の作った獣だ。こいつ、聖属性か…悪魔では分が悪い。
『ドラゴンブレーカー』
龍属性に特化した。斬れた部分は、再生されない。庇いながら戦うしか無いのか?
「お前の攻撃方法はそれだけか?」
ヴァーリに言われた。俺の攻撃方法だと?後…魔法があるか…そうだ、団長は魔法を使えたはずだ。色々な属性の魔法を撃ち込んでいる。しかし、あまり効果が無い。どうすれば良いんだ?
ヴァーリは俺が切羽詰まらないと、アドバイス出来無いようだ。考えろ…いままで学んだ事を…そうだ…寒暖法だ。真逆の属性同士を同時に着弾させると、ダメージが肥大化したっけ。マグマ弾とフリーザー弾を同時に弾着させた。すると、トライにダメージが入っていった。
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「イッセーたん、大丈夫だったかな~ん」
リゼおじさんが訊いて来た。
「どうにか…ヴァーリのアドバイスがあったから」
「ヴァーリ?何のこと?」
きょとんとしているリゼおじさん。え?会話していただろうに?
「そんな助っ人モード無いよ~ん」
あれ?あれは幻聴か?
『幻聴ではない。俺はお前の中にいる』
えっ?どうして?
『お前は…』
言葉が詰まるヴァーリ…まさか、俺は…ロストしたのか…
『いや、ロストはしていない。いないが…』
「僕の口から話そう。よぉ!悪ガキよ、元気だったか?」
団長が現れた。
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団長と二人になれる場所に来た。リゼおじさんには、聞かせたくないらしい。
「お前は…」
団長も言葉が詰まった。何が遭ったんだ?俺に…
「お前を離脱させた時、お前の心はへし折れていた。生きる気力すら無い、完全な廃人になっていたんだ」
心がへし折れた…木場さんの切腹…あれでか?いや、その後、団長と行動を共にしたはずだ。
「そう行動は共にしたが、お前は戦わずに、エクスカリバーを手にして、呆然としていた。既に、闘争心が無かったから」
ショックである。俺自身は戦った気になっていたから。
「本拠に連れ戻した時、生きる屍だった」
リビングデッド…俺はゾンビなのか?
「蘇生出来る条件を覚えているか?」
「魂がロストしていないこと。後…心が死んでないこと…」
そうか…俺の心は死んでいた…
「イッセーの世界のヴァーリにしたことと同じことをした。僕の世界のヴァーリにして、魂を提供して貰った…」
俺は…団長に大事な仲間を、もう一人殺させていたのか…
「業は僕が被る。お前は心配しないでいいんだ。これは僕の読み違いだよ。お前の強さを読み違えた僕のミスだ」
団長が思っていた以上に、俺は弱かったのか…
「まぁ、魂を提供する者が納得して、捧げないと、うまくいかないんだけど、ヴァーリが納得してくれた。そういうことだ」
『俺はいつだって、シュウのナイトだ。お前の為なら、この魂は惜しくない』
俺の内側から声が聞こえた。
「そういうことだ。お前はお前の生きたいように生きろ。僕は強制はしない。ヴァーリの命を粗末にするなよ、悪ガキよ!」
そう言い残すと団長は消えた。そんな…
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家に帰り…自分の部屋に閉じ籠もった。今後、どうするかを考える為に。
「どうしたの?元気無いわね」
リアスが部屋に入って来た。
「俺…団長の心を壊している…どうしたらいいんだ…」
俺の真実をリアスに告げた。
「嘘っ…戦死していたの?イッセーを私の元に還す為に、団長は…古い友人を…」
『リアスよ、気にするな♪これは俺がシュウに申し出たことだ』
ヴァーリの声だ。彼の声は、リアスにも聞こえるようだ。
「でも…ねぇ、私の魂を捧げます。だから、生き返ることは、出来無いのですか?」
『それは出来無い。イッセの場合は魂の残り滓があったから生き返ったが、俺の場合は魂がイッセの魂に吸収され、既にロストしている。なによりも、俺の心はイッセの心の一部になった。だから…もう無理なんだよ』
「そんな…」
『俺も、アイツの娘のガイラも、後悔はしていないさ。総てはアイツの為だ。もう一つ言えるのは、アイツの娘のお陰で、他の世界の俺が助かったんだ。そう考えれば、問題無いよ』
「でも…」
『俺もガイラも、それぞれの新しい人格でのリスタートだ。もし、お前の愛しき者が次に死んだ場合、俺が魂の主導権を握れば、転生出来るんだよ♪』
俺は転生出来無いのか…
『そういうことだ。だから、お前はもう死ぬなよ』
「イッセ…」
リアスが俺に抱きついて来た。次は無い…怖さを感じて、膝が笑っている。死んだら、団長がどうにかしてくれると、安心していた。でも、もうその保障は無くなったから。
「イッセ…どうするの?」
「恐い…リアスと離れたくないんだ…」
---シュウ---
「脅しすぎはダメよ~ん」
リリンに注意された。
「そうは言うが、どの道、覚悟が無いと、アイツはダメだ」
「そやけどなん」
ヴァーリの魂をコピーして、イッセの魂に喰わせただけだ。ヴァーリは本拠で、今もスクランブルに備えている。ガイラの場合は、コピー体では駄目だったので、彼女自身の魂を使ったのだった。
「死んでも生き返れるって、そういう気持ちはダメなんだよ。ここ一番で、底力が出ないからね」
生と死の狭間で戦わないと、ダメな局面がある。イッセが受ける次の試練だ。
「僕はいつだって、死ぬ覚悟で、戦いへ出ている。だから、イッセにもそういう覚悟を持って欲しいんだよ。生きて帰れる保障…そんなモノは無いって方が、本気になれると思うんだよ」
「だね。だねん♪そやけど…イッセーたんは…」
リリンもアイツの欠点に気づいているようだ。
「そう、アイツは、この世界では無敵だ。無理に他の世界に出ることは無い。小山の大将で有り続ければ良いんだよ。だって、アイツは魔王なんだからさぁ。死に直面する戦いなんかする必要は、どこにも無いんだ」
「せやけど、イッセーたんは、シュウたんの役に立ちたいんよ~」
「僕の役に立ちたいから、一緒に戦うって、どうなの?それでいいの?ヴァーリもガイラも、他の仲間達も、僕に魂を預けた、好きに使ってくれって、スタンスなんだよ。この温度差が埋まらないと、イッセは使いたくない。連れて歩けない。アイツを護って戦っている余裕が、無い局面って有ると思うんだよ。この前みたいにね」
ずいぶんと沢山の仲間を亡くした。その上、育て上げた星も失った。でも、僕は立ち止まれない。姉ちゃんの片割れだから。2柱1神の片割れだから…
「あの装置を使って、イッセの心に変化があったら、再考するでいいかな?」
「シュウたん、めんご…僕ちんの育て方が、悪かったん」
リリンは反省している。でも、反省点はそこでは無い。あんなイレギュラーを作り出したことを反省して欲しい。
「いいって。リリンが悪さしない分、助かっているから」
本音を言うと、リリンが苦笑いしていた。
---ソーナ・シトリー---
来てくれた。でも…腹ボテで出来無い…
「おいおい、泣くなよ~。産まれたら、出来るからさぁ」
困った表情の彼。でも、身籠もったのだって、交わった結果で無いし…
「それは自己責任だよ。あれはお守りなんだから」
そうだけど…でも…
「産まれたら、逢いに来るよ。名前は、シーラにしてくれ」
命名権を取られた…
「そんな目で見るなよ。シイラは止めて欲しいんだよ。あの子はあの子だから。鳴神が最後まで面倒を見てくれたんだ」
鳴神とは、彼の戦友で有り、彼にとって最強の敵だった男だ。鳴神との戦いの結果、彼は最愛の者の精神を破壊してしまったそうだ。
「アイツを思い出すと、あの件も思い出す。だから、止めて欲しいんだ」
彼の唇が私の唇に触れた。それだけで、幸せな気分になっていく。
「傍に居られなくてゴメンな。そろそろ行かないと」
この世界での活動時間に達したのか、彼は目の前から消えた。
---リアス・グレモリー---
覚悟を決めて、呼び出した。
「おい!呼び出すって、どういうことか、わかっているのか?」
目の前に鬼が現れた。
「わかっている。ねぇ、お願いがあるの…イッセを助けて!供物は、生まれて来る子供でどう?」
困った顔の鬼…鬼のくせに妙に情に厚いのだ。
「それはダメだろう…出来無いじゃん」
「成長すれば出来るわよ!」
「だって、男の子だぞ…」
へ?それは、出来無いわね…困ったなぁ…
「産まれ出る子はハイブリッドドラゴンでは無く、悪魔とドラゴンのハーフだ。神器は持っていない」
そこまで、未来が見えるのか…
「じゃ、子供を産んだ後、私を供物に差し出すのは?」
更に困った顔の鬼。
「お前、この前の話を覚えていないだろ?お前より若いリアス・グレモリーを育てているんだ。なんで、年老いたリアス・グレモリーを手に入れないといけないのだ?」
「それは紅髪コレクターだから♪」
「いらないよ~。それに、お前がいなくなると、お前の亭主は、もっとダメになるぞ~」
それだと、本末転倒だよな…どうするかな…
「供物も無しに呼び出すなよ~。僕は忙しいんだからさぁ~」
「でも、どうにかなりませんか?」
鬼に迫ると、怯む鬼。この鬼は基本的に、リアス・グレモリーが苦手である。
「どうにかって…アイツの心の持ちようだ。僕がどうにかする話では無い」
「お願いします」
精一杯の色気を醸し出すポーズをする。なのに、怯む鬼…おい!
「ならば、アイツの手で、お前を僕に差し出せ。アイツの覚悟を見せてくれ」
鬼はそう言い残すと消えた。そうは言うけど、イッセーから離れたくない私…ダメ夫婦だな。って、言うか、イッセには子育ては無理な気がする。きっと、自分のことで精一杯だろうし…