※この作品はR-18です。

Aldnoah Stlatos《凍結》   作:ディアブロ

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Aldnoah Proroge8.新たなる亡国王-Reveration-

〜亡国企業:研究開発室〜

「やった。やったぞー!! 遂に、スコール達の専用機が完成だー!!」

俺は、5年掛けて完成したスコール達の専用機を見る。マドカに専用機は、サイレントゼフィルスと同じカラーのハーシェル、スコールの専用機はガンダムSEED DESTINYのシラヌイ搭載のアカツキ、オータムはソードカラミティだ。

「これでタルシスの設計に取り掛かることが出来るぜ。早速、取り掛かろう」

その時、『理央様』という声が響いた。

「なんだアイリス。俺は、タルシス開発の為の専用コアとADの開発をしたいんだ」

こいつは、アイリス。俺が開発した自己進化AIだ。何かと俺をサポートしてくれるから助かっている。

オデュッセウスに搭載している。

『セルゲイ様より連絡です。何かやらかしましたか?』

マジで!? しょうがないなぁ。

「とりあえず、繋いで」

パソコンの画面からセルゲイおじさんが顔を出した。

『やあ。研究開発の方は順調かい?』

「まぁね。スコール達の専用機は完成したし、後は完成系である第5世代機の開発かな?」

それを聞いたおじさんは、唖然としていた。

『ちょっと待て! 世界はまだ第3世代を開発中なのに、君は第4世代を開発したのか!?』

驚きすぎだよ。まぁ。俺だからね。仕方ないね。

「しょうがないよ。俺、あの二人の子供だし」

それを聞いたおじさんは、納得した感じで首をガクリと落とす。

『そうだったな。あの二人以上の非常識だな』

「ところで、何か伝えることがあったんじゃないの?」

俺が質問するとおじさんは、「そうだった」と言ってきた。

『君には、新亡国王を襲名する会がある。それで、参加してほしいんだ』

そういえば、60年に一度ある新しい亡国王襲名の儀があるとかないとか。

「わかった。それで、俺は何をすればいい?」

まぁどうせ、ただ参加しろってだけだろ。

『君を、新たな亡国王に襲名したい』

え? 今この人なんて言った?

「えっと、俺が新しい亡国王?」

『そうだ。このことを引き受けてくれるのは君しかいない』

セルゲイの目は本気だ。しかし、何故俺なんだ。

『亡国企業は本来、国を追われ、居場所をなくした者たちの最後の楽園だ。だが、どの連中も亡国王の肩書きと地位しか見ていない。だが、君ならば、君なら出来ると確信している。他の老人共は、地位と権力しか見ていない。これは、私の我儘だ。無理だと言うなら諦めよう』

確かにあの老害共は、地位や権力にしか興味がないような連中だ。そんな連中にスコールやオータム、マドカ達を守ることにも繋がる。それに、誰にも邪魔されずにタルシスを開発できるかもしれん。

「わかった。スコール達を守ることにも繋がるしな」

俺を救ってくれたスコール達を守ることにも繋がるなら助けるのが男だ。

『それを聞いて安心したよ。儀は、一週間後だ。それまでは、君の好きなようにすればいい』

そう言うと、セルゲイは通話を切った。

「はぁ。俺がキングねぇ」

右手で顔覆い、そのまま下ろした。

『大丈夫です。マスターならやれると、確信があります』

そうじゃない、そうじゃないんだよ。アイリス。

「一週間か。よし、アイリス。ちょっと待ってろ」

俺はそう言うと、研究開発室の隅にある物置に入った。

『理央様、何ですか? それ』

理央が、物置同然の部屋から取り出したのはショートボブの赤い髪の胸は普通くらいの全裸の少女を持ってきた。

「ああ、これ? アイリスの体だけど」

俺がそう答えるとアイリスは、『なんで、そんな物があるんですか?』と聞いてきた。

「おいおい。これは、お前が外の世界で活動する為の物だぜ」

アイリスにも人間と同じように生活してほしいという目的で、俺がアカツキと同時期に開発したアンドロイドボディだ。

『私は、確かに人間の様に生きたいと言ったことがありますが、態々体を作ってくれたのですか?』

「おう。それに、このボディにはAICやIS武装を呼び出して扱うことが出来るぜ。使用者権限の云々無視して」

俺は、オデュッセウスを呼び出してその頭部とアンドロイドボディの頭部に黒いケーブルを差し込んだ。

「さて、アイリス。このボディには、お前のマトリクスを移植済みだ。後は、お前の判断だ。どうする?」

俺は正直言って不安だ。自己進化するAIであるアイリスは、何が善くて悪いのかを考えることが出来る。そして、アイリスは限りなく人間に近いAIではなく、人間としての思考を持ったAIを生み出した。それでも俺は、アイリスを"人間"にすることにまだ不安がある。いつか、アイリスは俺を殺すかもしれないからだ。しかし、アイリスはそんな素振りを見せなかった。

『マスター。お願いします』

迷うな。俺が生み出した史上最高のAIを信じろ。

「わかった。やるぞ」

俺は、スイッチを押してアイリスをアンドロイドボディに移植した。

一週間

〜亡国企業:亡国王襲名の間〜

そこは、正にパーティー会場だった。どいつもこいつも、腹の探り合いだ。俺の服装は、嵐帝だ。仮面は付けていない。

うろうろしていると、黒いドレスに身を包んだスコールを見つけた。

「スコール!」

そこには、オレンジ色の片足を見せるオータムに、赤いドレスを着たマドカがいた。

俺の声にスコールが手を振っている。

「あら、貴方も来てたの? 理央」

「おう! セルゲイのおじさんに頼まれてな」

まあ、俺が新しい亡国王に襲名されるというのは言えないがね。

「スコール、そろそろだぜ。襲名の儀」

む、そろそろか。

「じゃ、俺はセルゲイの護衛してくるね」

「ええ。それじゃ」

俺は、その場を後にして、セルゲイから言われた場所へ移動する。

その後、天幕が広がり、そこからセルゲイおじさんが現れた。

会場は拍手が鳴り響いた。

「諸君。今回、新たなな亡国王襲名の儀に参加してくたこと、感謝する。私は、ここに新たな亡国王を発表する」

スポットライトが、動き辺りを照らしている。

「新たな亡国王は、嵐帝」

スポットライトが、俺に当たり、クソジジィ共はざわめいている。スコール達は、やっぱりと言わんばかりの顔だった。

「嵐帝。こちらへ」

俺は、セルゲイおじさんの促しで、祭壇を登る。

「やあ、俺が新しい亡国王の嵐帝だ。俺が--------私が、亡国王の襲名と共にあることを行う。それは、この組織の幹部共を一斉に解雇することだ」

俺の発表に他の全ての幹部は、ざわざわと騒ぎ始めた。

「どういうことだ!」「巫山戯るな!」「貴様は、王の器に相応しくない!」とかわんさか叫ぶ老害共。

「貴様ら幹部は、今迄上から目線で、自分たちの手は汚さずに事を運んできがのが解雇する理由の一つだ。そして、亡国企業は貴様らクソジジィ共がいなくても機能する。そこで、新幹部を諸君らに発表しよう。先ずは、スコール部隊の隊長であるスコール・ミューゼル」

俺の声と共に、スコールが祭壇へあがり、

「同部隊の副隊長、オータム。そして、コードネーム「M」。そして、我が片腕たるアイリス。以上の4名を、新たな幹部として迎え入れる。異論があるなら俺を殺してみろ。その際には、この四人が貴様らを叩き潰す。以上が、新生亡国企業の幹部メンバーだ」

俺の発言に拍手を送ったのは、セルゲイのおじさんとその右腕の存在であるキアラとスコール、オータム、まだけであった。

それに、あんなクソジジィ共の拍手とかいらんわ。

 

 

 

 

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