俺が亡国王に襲名して更に2年の月日が経過した。相変わらず亡国王の仕事は忙しい。その所為で、本来武装も合わせて1年以内で完成予定のタルシスが2年もかかってしまった。そして、この世界に存在する違法研究所などを破壊することも新生亡国企業の理念の一つであり実行している。
いつものように、デスクワークをしている時に携帯から着信が入った。(着メロは、少女病「climactic cry」)
「この着メロは、束ねから? もしもし」
俺が電話に出ると束は慌てていることが危機とれた。
『りーくん! りーくん! 大変だよ! いっちゃんが!!』
いっちゃん? 一夏のことか!!
「何があった。詳しく説明してくれ」
内心俺だって酷く慌てている。
『実は--------』
束は俺に一夏に何があったかを話した。今年は千冬ちゃんが第二回モンド・グロッソの出場阻止のために一夏とあのクズが誘拐されたのだ。
クズの方はどうでもよかったが、重要なのは一夏だ。誘拐犯は『織斑千冬の双子の兄妹を攫った。返してほしければ大会の決勝戦を棄権しろ』という内容だった。しかし、日本政府は妹も一緒に誘拐されたことを黙って双子の兄を助けださせた。しかし、一夏の方はとある違法研究所に売られた。
それから千冬は、クズ(秋生)を助け出した時に一夏も誘拐されていたことを日本政府は黙っていたことに怒ったが、政府のクソ共はそろいもそろって「君の弟のためだ」と言ったのだ。
そこで千冬ちゃんが束に連絡を入れて俺に連絡を入れたのだ。
「わかった。その違法研究所の場所は?」
『ドイツの郊外にある研究所。表向きは、医薬品の開発。裏では、危険な薬品投与などによる強化人間を生み出してる』
アイリスのパソコンに研究所の座標のデータが送られてきた。
「亡国王。この場所は、丁度我々の新たな殲滅対象になっている研究所です」
それは僥倖。
「安心しろ束。俺があの子を救う。その座標は、俺が新たな違法研究所の殲滅対象だ。幹部を招集! 例の研究所に襲撃を賭ける! 第一目標は、研究に携わっている職員全員の殺害! 第二目標は被験者の子供をできうるなら保護!最終目標は、誘拐された織斑千冬の妹、織斑一夏の保護! これが作戦内容だ!」
『ありがとね、りーくん』
そういうと束は、通話を切った。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------俺達は今、例の研究所の前にいる。スコールはアカツキで的を牽制しながらビットでおとりになっている。囮は俺がなると言ったがスコールが自らかってでたのだ。
その隙に、マドカのハーシェルのバレットで残った敵を圧倒。その残りをオータムが引き受けるという作戦になった。
俺は、完成したタルシスの機動力を活かして内部に突撃した。
その研究所の奥に進んでいくと、たくさんの檻を発見した。
「ここに閉じ込められているのか。扉を一つ一つ破壊していくしかないな」
タルシスのシールドをに装備されているブレードで扉を一つ一つ壊していき、『早く外へ行け! 私の仲間がそこで待っている!』と言った。
それを聞いた実験にされた子供たちを外へ逃がした。
『(此処に一夏がいるのか?)むん!』
まだ破壊されていない、真新しい扉にブレードを突き刺して破壊する。
『一夏! ・・・・っ!?』
髪は真っ白になり、廃人になりかけの目に光が辛うじて籠っている状態の少女がいた。変わり果てていても、彼女が一夏だとわかった。まどかと同じ瞳の色をしているからだ。
俺は彼女をお姫様だっこして、彼女を落とさないように全速力でその場を後にした。
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その後1ヶ月の月日が経った。一夏は名前を伊邪那美 雪華に変えた。束に頼んで千冬ちゃんに電話を頼んだ。俺が千冬ちゃんに聞いたことは、一夏はもう死んだ存在にされたこと、あのクズがISを動かしたことだった。助け出した後の一夏の状態を千冬ちゃんに教えると、号泣した。
あの研究所はデータごと職員を抹殺。居場所をなくした被験者の子供たちは帰る国も家もなかった。
そこで、俺は新生亡国企業のISパイロットに任命した。そこには、男がいたが性転換する薬を打たれて女にされた子もいる。
俺は、マドカと雪華にIS学園に入ってもらうことにした。
俺は女装して、性別を偽って入学することにした。