※この作品はR-18です。

Aldnoah Stlatos《凍結》   作:ディアブロ

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Aldnoah Proroge2.喪失-Lost-

鈴と別れて、2年の月日が経った。俺達は、今イギリスにいる。世界一飯が不味い料理の国と言われているが、案外そうでもないらしい。さらに、束がIS発表し日本に飛来したミサイルを全て、斬り裂いた。あの白騎士っていうの絶対、千冬ちゃんだよね。

俺は、寝付けず起き上がり部屋に明かりが点いているのを見つけ、両親の話し声が聞こえた。

何を話しているのだろうと思い、ドアの隙間から覗くと、

「もう、2年経ったわあなた。これ以上は、何処にも逃げられない」

母さんの声だ。逃げられないってどういうことだろう。

「わかっている。だが、せめて、せめて理央だけは、守り通したいんだ!」

ドン!! という音がテーブルに響く。

「それは、私もわかってるわ。オルコット家のみなさんにはなんてお礼をしたらいいのか」

セシリアちゃんとも別れなきゃならないのか。鈴は、元気にしているのだろうか。

意を決した理央はドアを開け、「お父さん、お母さん」

「理央、どうした。寝れなかったのか?」

「ううん。ねえ、お父さん。そろそろほんとのこと、話てよ」

俺が、そう質問すると、

「な、なんのことかさっぱりだなー」

目を逸らすのは、嘘を吐いている証拠だ。父は、嘘をつと必ず目を背ける。

「あなた、もうこの子に本当のことを言ってもいいんじゃないかしら?」

「そうだな、よし。俺は今からお前に掛けたリミッターを外す。身体に激痛が走るかもしれんが、我慢できるな?」

父恭弥の問いに「うん」と答えた。

「じゃあ、先ずは私からね。越界の瞳を起動。使用者権限を、咎神理央に移行」

「うっ!?」

思わず、右手で両目を抑えて、痛みが引いていくと右手を下ろした。

「なんだったんだ。今のは?」

「次は、僕だな」

母と同じディスプレイを起動して、何かを操作する。

「生体ナノマシンを解放。お前の身体に激痛が走る。堪えろよ」

ENTERキーを押すと、

「ぐ、う、がああああああああああぁぁぁあぁぁ!!!!!!!!」

とんでもないくらいの激痛が襲ってきた。それでも、俺は耐える。いつかまた、あいつらに会うためにも!

それから、5分らい経つと痛みが引いた。これが、母さんと父さんが言うリミッターだたのだろう。

越界の瞳《ヴォーダンオージェ》に関しては、母が「貴方は、ONOFFが出来るから大丈夫」と言った。

身体に関しては、父が「それがお前の本来の身体能力だ。もしかしたら、人類最強だな」揶揄うのはやめてほしいな親父。

試しに、越界の瞳をOFFにしてみる

「あ、できた」

わお、ビックリドッキリだな今回は。しかし、何故今になってこの力を解放したんだろう。

「お前にはとても大事な役目があるんだ」

大事な役目? それを聞こうとした時、パリィイン!! 突然リビングの窓が割れて、円錐形の何かが転がってきた。

そして、蓋と思われる場所と底から煙が発生した。

昔、このパターンをアクション映画で見たことがある。そう、襲撃だ。

「いかん! 理央、こっだ!」

右手で口を塞ぎながら父は俺の右手を左手で掴み、母は懐から拳銃を取り出す。

急いで走った俺たちは、この家にある物置き部屋え行く。

「いいか、理央。お前は、何があっても逃げ続けろ」

父の言ってる言葉を大胆は、理解できた。これで、お別れなんだと。

「理央、このペンダントを肌身離さず持ってなさい」

そう言って、母は鷹の翼が生えた獅子を象ったペンダントを俺の首にぶら下げた。

「うん。わかった。でも、お母さん達はどうするの?」

嫌な予感が頭から離れない。これが別れだなんて、死んでも嫌だな。

「心配するな。そのペンダントがれば、何があってもお前を守ってくれる」

このペンダントには何があるのだろうか、開けてみようとすると。「まだ開けちゃだめ」と母が言った。

「どうして?」

「どうしても。さあ、この中へ入りなさい。下に降りると一本道しかないから、走って逃げて」

「嫌だ! 俺もお母さん達といる! 離れたくないよ!!」

なんでだ! そうまでして、父と母の研究を奪おうとするんだ!

「行け! お前が、僕と楓の希望だ!!」

そう叫んだ父を見たのが、最初で最後だった。

父は、俺を地下の逃走経路に放り投げて扉をロックした。

それが、家族と過ごした。最初で最後の夜だった。

それからどれだけ走り続けたのだろう? 父と母と共に過ごした最後の家が燃えている。俺は、世界を許しはしない。

「俺が求めた夢を、打ち砕いた私服を肥やす悪なるクズ共。理不尽を是とし、絶対とする者も、他者の心をみ

躙り、それを嘲笑う者たちも、許しはしない」

両親の形見であるペンダントを左手で強く握りしめる。悲しむ暇などない。俺は、新たな誓いを立て、この転生した世界で生きる新たなヒト。この傷みを胸裏に刻み、明日えと歩く為に。さらば、平穏。ようこそ、地獄へ。

 

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