2018 8月 -アフリカ某所の廃墟街-
「撃て、撃てえええええええええっ!!!!!!」
アサルトライフルとハンドガンを持った男達が、何もない暗い場所を撃っている。
「クソ! なんで、此処がバレたんだ!?」
ハンドガンを撃っている男が喚くと、
「喚く暇があるんなら、撃て! 絶対にアイツを、『嵐帝』を此処に通s「おい。どうし・・・た!?」」
気がつくと、隣のアサルトライフルを持っていた男の首は落ちていた。
そして、そこには、黒いドクロの面と、フードが付いたテール部分がボロボロのロングコートのフードを被り、黒い長ズボンに、黒い軍靴を履いた男が立っている。
身長は小学生で、銃口の下部分にサバイバルナイフが取り付けてある銃を二丁握りしめている。
かの者の名は、死神『嵐帝』その名の通り、敵味方関係なしに絶対の死を与える存在。
2年前に突如現れ、敵味方関係なしに一人で敵と判断した存在をそ殲滅する。しかし、彼が一般人や力を持たない者たちを殺さないというルールがある。様々な紛争地帯に嵐のように現れて、去るという少年兵であるドクロの仮面で顔を隠している為、素顔を知らない。そして、接触禁忌である。
「畜生! チクショウ!! なんで、弾が弾かれてるんだ!? ISを纏っているわけじゃねえのに!!」
『喧シインダヨ。ゴミガ喋ルナ』
二丁の銃を構え、銃を持つ男達を蹂躙する。ある者は撃ち抜かれ、ある者は切り裂かれていった。
100人近くいた人間をたった2分で殲滅した。
何故、彼がこの廃墟街に入ったのは理由がある。アフリカのとある国で起きた紛争の首謀者を殺す為に赴いたのである。
『オイ。貴様ラノ雇主ハ何処ニイル?』
変声期で、声を変えて辛うじて生きている人間に問う。
「こ、この先に・・・ある・・・廃病院・・・」
身体中から血を流している兵士が答えた。
『ソウカ。アリガトウ。死ネ』
無慈悲な弾丸が、ボロボロの兵士の額を撃ち抜いた。
『サテ、ゴミ掃除ノ続キヲシニイクカ』
嵐帝は、廃病院に歩き出した。
廃病院-院長室-
「クソ、クソ! よりにもよって、あの接触禁忌に標的にされるとは!!」
彼は、ウェン・バルボッサ(CVは子安)。アフリカ大陸一のテロ組織である"ホルス"のリーダー。
構成員は、約1万人。その大半が元軍人であったり、IS操縦者である。
だがしかし。一週間前に現れた死神『嵐帝』によって組織は壊滅した。
生き残った100人の構成員も、嵐帝に倒されたとも知らずに。
その時、何者かがドアを蹴破り、思わずイスから転げ落ちた。
『ウェン・バルボッサダナ?』
嵐帝の質問にウェンは、
「あ、ああ。そうだ。ウェン・バルボッサだ」
彼は、酷く怯えながら顔を引き攣っている。
『サア、神様へノ祈リハ? ションベンハ済マセタカ?』
右手に握っている銃剣をウェンに向ける。
「ま、待ってくれ! 金なら、幾らでも出す! それで、私の用心棒になれ! 今よりも、マシな筈だ」
『残念ダガ、俺ニ目ヲ付ケラレタ時点デ、オマエハモウ、死ンデイル』
ガウゥウンッ!!
廃病院の院長室から響き渡ったのは、銃声。
悪に慈悲などない。これが、死神『嵐帝』に狙われた者の末路である。
嵐帝は、仮面を外して、その廃病院を後にする。
その時、「っつ。なんだ?」首の後ろに違和感を感じたのか、嵐帝はそれを掴むと、急いで仮面を被るが、『グッ! 麻酔弾カ!?』
その場に倒れた嵐帝の前に女性が現れる。
「ああ、やっと見つけたわ。“理央”」
嵐帝の運命はどうなるのか。さあ、原作開始まで、あと8年。
イメージED、自傷無色