箒と二度目のセックス(正確には三回目だったけど)を行ってから、一週間が過ぎた。箒にも色々と考える時間が必要だからそうした。本当は毎日でも会いたかったが。……それは今後だな。今日会ってみて箒の態度を見て考えよう。
そうして一週間後、箒は俺の部屋に来た。
§
「…………来た、ぞ」
「いらっしゃい、箒」
俺はコンコンとノックした後現れた箒を温かく迎えた。我慢できなくてすぐに抱きしめる。
「あ…………」
「会いたかった、箒」
「う、うう」
箒は戸惑っているようだ。それでも今までに比べれば大人しい態度だ。
「ま、また……する、のか」
確認の言葉、だがそれさえもどこか受け入れているようにも思える。
「……そう、だな。できれば、したい、な」
「う、うううぅぅぅ~~」
うなる箒。だが俺には切り札がある。
「箒、わかっていると思うけど、あの記憶を忘れさせる前の約束、覚えているよな?」
「…………」
沈黙。どちらかといえばネガティブな雰囲気だ。やっぱり無理か……?
「もう一度、正面から言うよ。俺と、セックスする仲になって欲しい。今日も、できれば俺とセックスして欲しい」
ハッキリと、言った。
「…………や、やくそく……か」
「ああ、そう言う約束で俺は箒の記憶を一旦忘れさせたんだ。約束は守ってもらいたいな」
「…………ゎ、かった。…………どの道、貴様には逆らえんのだからな」
催眠のことか。しかし承諾してくれたぞ! できれば本気かどうか確認したかったがやめておいた。何度も同じことを言わせるな! とか言われそうだったから。
「キスするぞ……ん」
「んぅ!」
驚きの反応。さすがに接触されると固くなるらしい。俺は箒の体をほぐすように撫でてやった。肩、腕、わき腹、背中、後頭部、キスをしながら優しく撫でる。
「箒……好きだ……好きだぞ……」
「あ、う…………」
戸惑っている雰囲気。自分を好きと言ってくれる俺にどう返したらいいかわからないのだろう。
「箒……箒は何もしなくていいから、俺に身を預けてくれ。この間みたいに」
「何も……しなくて……いい」
「ああ」
俺はゆっくりと、箒の体をベッドに横たえた……。
………………………………………………。
「あっ♡ ぁあん。だっだめだ。だめだ根鳥、やめてくれぇっ……」
「やめない、もっと箒を気持ち良くしてやるんだ」
「ああん♡ だめ、だめだ、ほんとにだめぇ……」
あれから、俺はずっと箒の体を愛撫し続けた。今日のコンセプトは快感を認めること。今までにも箒はイったことはあるが、積極的に「気持ちいい」と認めたことはない。それを認めさせてやる。
「箒……そんなに辛いか? やめて欲しいか?」
「あ、ああ、やめて、やめてくれぇ」
息も絶え絶えという様子の箒。そこに少しだけ毒を流し込む。
「なら、気持ちいいって言ってごらん。そう言えたら、やめてあげるから」
「っはぁ、はぁっ……そ、んな……ぃやだ……言いたくない……」
「言えないなら続けるだけだよ」
俺は再び箒の体を責めた。具体的には淫豆をぐりぐりといじってやるのだ。
「あああっ……やあああっ……んんんんっ……やめ、やめてぇっ!」
「気持ちいいって言えたらやめるよ。言ってごらん、箒」
「やだっ、やだぁ……言えない……言えないぃぃ……」
「ならずっとこのままだ」
今日は時間もたっぷりあるしな。ずっと責め続けてやる。
「ぐすっ、う、うう……やめてって、やめてって言ってるのにぃ……」
ありゃ、泣いちゃった。少しきつすぎたか。俺は手をとめると箒の涙を舌ですくいとった。
「ごめん、箒。きつかすぎたか。もうしないから」
「すんっ、うう……ホントに? ホントにしないのか?」
「ああ、本当だよ。ごめんな箒……んちゅ」
謝りながらキスをする。
「ちゅぅ……んはっ……やぁっ……キス、やあ……」
キスも拒否される。箒の心は相変わらず固い。俺は表情を崩して残念そうな顔をした。
「嫌……なのか。やっぱり、俺のこと嫌いだし、キスをするのも嫌なんだな」
「…………はぁ…………あ…………」
「俺は、こんなに箒が好きなのに……ちゅっ……すき、だぞ……」
泣き落としだ。泣いてないけど。
「あ……う……んちゅぅ……ちゅ……んふっ……」
「箒」
俺は箒の手をとり、股間に当てる。
「あ!」
「さっきからずっと我慢していたんだ。……俺、箒を抱きたい。箒の中に入りたい。……いいか?」
「……はぁ……はぁ……あ……そんな……」
「箒のこと、好きだから、抱きたいんだ。……いいだろ?」
言って、抱きしめる。体をぎゅっと。思いを伝えるように。
「そ……それは……でも……」
「さっき、わかったって言ってくれたよな? 俺のこと、拒まないでくれよ」
「うう……そ、そんなに……そんなに、私としたいのか……?」
「したい。箒としたい。箒を抱きたいんだ。もう我慢できない!」
俺は抱きしめたまま、箒の首筋に舌を這わせた。
「ぴちゃ……ぴちゃっ」
「あっ……や……」
「嫌か? 俺のこと、嫌いか? ……少しも、受け入れてくれないのか?」
「それは……だって……あの……」
俺はズボンとパンツを一緒に下ろすと、箒の体を抱き上げる。そして箒の両脚の下に自分のそれを入れた。股間がくっつく。
「ああっ! や、だめ、だめだ……やめて……」
「約束。忘れてないよな?」
「や、約束は……その……でも……」
「箒……好きだ……」
愛を囁きながら、手でモノの位置を調節し、箒の陰裂にあてがう。秘穴に先っぽが入る。
くちゃ……。
既に潤っているどころか、びしょびしょに濡れたそこは、美味しそうにモノを咥え込んだ。
「あああ、だめ、だめだ根鳥……やめて……やめてくれ……」
「箒……嫌がらないでくれ……俺、箒の中に入りたい……好きなんだ」
執拗に好意を伝え続ける。竿が半分まで入った。
「うあ……あ……はぁ……やぁ……やめ、んんん!」
俺は箒の後頭部を抱くように手を添え、自分に引き寄せてキスをした。
「ちゅぷ……ぴちゃ……れろれろれろ……んー」
舌を入れて舐め回す。
「ちゅぱ……ちゅぱぱっ……んっく……根鳥……キ、キスは……」
「箒……俺、箒のこともっと気持ち良くさせたい……幸せな気持ちに……」
「あ……根鳥……でも……私は……」
煮え切らない箒に、最後まで挿入する。ずずずっと入った。
「あ、んく……はぁ……いやだ……これ……また、いっぱい……」
俺達の体勢は、二人とも両脚を伸ばし座るような格好だが、箒が俺の上に乗っている。いわゆる対面座位という体位だ。俺は箒の腰とお尻の中間辺りに両手を添え、ぐいっと自分に近づけた。
「ああああうっ!!」
内部でモノが動いて、膣壁をこすられた箒が喘ぐ。
「箒……いっぱい、いっぱい気持ち良くさせてやるからな……」
言いながら腰に力を入れ、下から突き上げる。
「あんっ。やっ、ふ、深い……奥が……お腹が……あああ」
「箒……箒っ」
名前を呼びながら、抱きしめ、キスをし、突き上げる。箒を全てで愛してやりたかった。
「あうっ、ああん。やだっ……これ……これいやだ……こんな……格好で……」
「なあ箒、この前みたいに俺に抱きついてくれ。もっともっと深く繋がりたいんだ」
「いやぁ……そんなの……できない……」
「約束したろ。俺に抱かれるって、だから……な?」
言うと同時に陰核を親指の腹で潰すようにぐりぐりしてやる。
「あああぁん♡ ……はぁん♡ だめ、それ、しないって」
「箒が俺に抱きついてくれたらやめるよ。ほら、両腕と両足を俺の背中に回すんだ。ぎゅって抱きしめてくれ。そうしないとやめないぞ」
「ああぁん……うそつきぃ……はぁぁ……そんなの……あうううんっ」
何度も言うと、やっと箒が動いてくれた。俺にきゅっと抱きつく。約束通り指を離す。腰の動きもとめる。
「あっ……」
箒はどこか名残惜しそうな声をあげた。だけどやっと箒が俺を抱きしめてくれた。抱き合った俺達にはもう何も怖いことなんてないと思った。
「ありがとう。それじゃ、約束通りセックスしような」
「ああっ……そんな……」
「箒、これは約束の結果だよ。箒は約束だから仕方なく俺に抱かれるんだ。そうだろ」
言葉巧みに箒を誘導する。
「やくそく……そうだ……やくそくだから……しかたなく、だかれるんだ……。ほんとうは、おまえなんて……」
「それでもいいよ。俺は大好きな箒を抱けて満足だ。ちゅうっ」
抱きしめ合いキスをする。甘い恋人同士のようなセックス。俺は腰の動きを再開した。
「んんっ! はあっく……やあ……どうして……わたし……んちゅぅ」
箒は既に意識がもうろうとしているようだった。もうキスを嫌がらない。さっきから何度もイカせていたからな。
「好きだぞ、箒」
「はあ……そんな……そんなの……うそだ……わたしなんて……」
「嘘じゃないぞ。本当に俺は箒が好きだ。好きだから抱きたいんだ」
腰の突き上げを激しくする。もっともっと箒をいじめたかった。
「きゃうっ♡ だめ、それ、また、わたし……」
「イクのか? 俺とセックスしてイクんだな? 箒、気持ちいいんだろ」
「はぁ、ぁん……ちがう……こんなの…………わからない、わからないんだ」
今だ。箒に快感を認めさせてやる。
「箒、それが気持ちいいってことなんだよ。気持ちいいって言ってみな? もっと良くなるから」
「あん……あん……そんな……そんな、のぉ」
「ほら、一言、いいって言ってごらん」
「ああ……はぁ……いい……いい……これ、きもちいい……根鳥が、きもちいい……」
やったぞ。箒が認めた。
「根鳥なのに……きもちいい……わたし……どうして……あんッ」
「箒、大丈夫だ。俺も凄く気持ちいいから。箒が、気持ちいいから。一緒だ」
「いっしょ……いっしょに……」
「ああ、いっしょに気持ち良くなろうな」
俺は快楽を感じている箒と一緒にイクべく、スパートに入った。
「あっあっ、いいっ、これ、きもちいい……根鳥、根鳥ぃ……」
箒が俺を抱きしめる。俺も箒を抱きしめ返す。完全な俺達がそこにいた。
「ううっ、箒、イクぞ。一緒に、イクぞっ」
「はあぁん……いっしょ、に……イク……はぁ……はぁ……あんっ」
じゅぷじゅぷと音を立てる俺達の性器。それが果てを求めて欲しがっている。存分に与えてやろう。最高の快楽を。
「ほうきぃっ。イクぅっ!」
「ああああああーーー!!!」
叫び声をあげて、俺と箒は一緒に果てた。
ドクッドクッドクッッ!!
箒の中で俺のモノが蠕動する。激しくこすりたてられたモノが濁液を吐き出す。絶頂で背中を反らせた箒が、腕と脚でもって俺を強く抱きしめた。
「あああ……はぁ……はぁ……なか……あつい……あついぃ」
「箒……」
俺達はそのまま力を失い、ベッドに倒れ込んだ。
§
「ん……ちゅっ……」
俺はまた箒にキスをしていた。
「ちゅ……ちゅう……んふっ……」
「箒……俺とのセックスで感じてくれたんだよな? 嬉しいよ」
「あ……そんな……あれは……違う……違うんだ……」
「違わないよ、箒は俺とセックスして気持ちいいって言ってくれたんだ」
「違う……私……私は……約束だから……仕方ないんだ……お前が……脅すから……」
セックスの最中は感じていた箒も、理性が戻ればこんなもんだ。
「仕方ない……仕方ないんだ……お前に脅されて……仕方、なく……」
「俺に抱きついてもくれたよな。箒は俺を抱きしめてくれたんだ」
「違うぅ……勘違い、するな……私は……約束だから、仕方なく抱かれたんだ……それだけ、なんだ……」
「それでもいいよ。箒、愛している」
「……!! そ、そんな……違う……違うんだ……私は」
両手で顔を覆う箒。顔を見られたくないのだろうか? 俺はその両手をやさしくはがすと、最後にもう一度キスをした。
「箒……愛している」
「あ……ん……根鳥……」
また一つ、箒に近づけた気がした。
思いつきで書いているこのSSですが、箒の回は事前に何も考えていなくてもスラスラ書けます。何故かは自分でもわかりません。
しかしそれはそれとして、まさしく寝取られもののエロゲーに出てくる間男そのものだなぁ、と思いました。