さて、鈴とのエッチだ。彼女は毎日のように二人部屋に来る。決められた時間に従って。そして一夏はその間他の場所にいるのだ。……誰かからの情報で一夏が同時に複数の場所にいるってバレるのも時間の問題だな。だから鈴との関係は早めに進めたいのだが。
「一夏……んー」
「鈴、んむ」
こうしてキスしかしてくれない毎日です。セックスは中々させてくれません。仕方ないので、毎日一夏のことを思うと同時に少しだけアソコが感じるように催眠をかけさせてもらいました。もちろん目の方でね。鈴に知られないように。
「なあ、鈴。いいだろ?」
「うう、一夏のエッチ!」
そう言いながらも体を離さない。これなら押せばいけるな。
§
「鈴……今日はちょっと違う体勢でしたい」
「え? ち、違う体勢って……」
バックスタイルと正常位ばかりなので、ちょっと食傷気味なのだ。いや、贅沢なのはわかっているがね。
「こ、こんなの……」
そこで俺が選んだのがこれ。対面座位というやつだ。お互い対面しながら、座ってする体位。ちなみに女性が上。本当は騎乗位がよかったがさすがにしてくれねーだろ、と思ったのでこれにしておいた。
「こんなの、嫌だよ一夏」
対面や座ってすることではなく、自分が俺の体に乗って、自分からチンポを入れるような体位が嫌なのだろう。しかし俺は引かなかった。
「どうしてもこれでしたいんだ。なあ、いいだろ?」
「……だからって、……ぅぅぅ~~!!」
なんとか説得に成功。よしやるか。
「ちょ、ちょっと!」
何か言っているが気にしない。鈴には強気で攻めた方がいい。今までは恋人関係、催眠を解けた後に自分の意思だと思わせることに執着しすぎていた。だがこいつ相手に大人しくしていては、いつまで経っても話が進まない。
ぬちゅあ。
ほどよく濡れた膣内が俺を受け入れてくれた。念入りに前戯した甲斐があるというものだ。
「あっ、ン、入ってるぅ。一夏ぁ、やっぱりこれ……」
言葉を聞かずにズンズン突いてやる。
「ほら、鈴も動いてくれよ。腰を上下に振って、膣で俺のモノをしごいてくれ」
「やっやだ。やだよぉ」
今回の体位にしたのは彼女自身に動いて欲しかったからだ。……だかやはり彼女は動いてくれなかった。俺はしばらく動いた後、腰の動きを止めた。
「えっ。いち、か?」
「鈴は……俺にしてくれないのか? いつもそうだな。自分からは動かないで、してもらうことばかり考えて……正直言って鈴のそういうとこあんまり好きになれない。鈴はさ、エッチなことばかりする俺が本当に鈴を好きかどうか疑っているようなこと言うよな。でも俺からすれば、相手の、俺の為に何かしてくれない鈴の方が、本当に俺を好きなのか疑わしいよ」
ものっすごく勝手な男の論理。だが、
「そっ、そんな!?」
鈴にとっては彼氏からの重要なメッセージだ。
「本当に俺のことが好きなら、俺の為にもっとしてくれてもいいのに。いつもそう思っていた。でももういいや、鈴が俺とするの嫌だっていうなら。俺はもう鈴とはしない」
そう言って、鈴の胎内からモノを引きぬき、ベッドを降りる。これは賭けだ。鈴が本当に俺の為、一夏の為にしてくれる気持ちになるかどうか。もししてくれなければ鈴とは別れることになるだろう。
「い、一夏! 待って!」
きた。
「……一夏がそんな風に思ってたなんて知らなかった。でも! ねえ、あたしはホントに一夏が好きなのよっ」
自分でやっておいてなんだが、こういう修羅場とかってすっごい精神に悪いよね。きまずいとかって問題じゃないよ。気持ちが重くなる。
「本当か? 本当に、俺のこと好きか?」
裸で喧嘩をする、という初めての経験。
「…………ぅん、好き、だよ。ホントに、一夏が好きだよっ!」
「そっか、なら……」
「…………うん、わか、った。しよ? 一夏」
よし、賭けにはなんとか勝てた。負けたとしてもそこまで惜しい相手じゃなかったが。
「鈴……ごめんな、きついこと言って」
「ううん。あ、あたしだって、本当はもっと一夏の為に色々、してあげたいって、そう、思ってるから」
本当かよ。それはかなり疑わしいぞ。
「じゃ、じゃあ、さっきの続き、な?」
「う、うん」
俺達はベッドに戻る。だが先程のように鈴の腰を掴んでいる体勢じゃない。鈴の体を、上体をぎゅっと抱きしめる体勢にした。
「一夏?」
「こうして鈴を抱きしめながらしたかったんだ。なあ鈴、動いてくれよ」
「う、ん」
ぐちゃ……ぬちゃ……ぬちょ……ぷちゃ。
接合部からのいやらしい音が響く。鈴が上下に腰を振ってくれたのだ。ぱす、ぱす、と鈴の尻肉と俺の太ももが当たる音もする。
「ああ……鈴、気持ちいいよ……」
「ホント? ホントに気持ちいい?」
「おう。鈴のアソコ、狭くって締め付けられて、それが動いて刺激してくれて……たまんないよ」
「ば、馬鹿! 恥ずかしいこと言わないでよ!」
「悪い悪い、でも本当に気持ちいいんだ。今までで一番かも……」
その言葉に鈴がうれしそうな顔をする。
「ん……一夏……私が気持ち良くしてあげるね」
「ああ、頼むよ鈴」
鈴が俺にしてくれる。あの鈴が、である。やっとここまでこぎつけたなぁ。後は奉仕だけか。鈴が俺の肉棒めがけて腰を下ろしていく。
「ん……くっ」
「ふぁ……んん……んんっ……」
ペニスが全て鈴の中に呑み込まれていく。
「ほ、ほら……全部入ってるわよ……」
「うん……鈴のあったかさ、感じる」
「動くわよ……ん……んんっ」
チュプ……チュプ……チュプ……。
「ん……あ……くぅ……ん……はぁ……あ……うん……はぁ、ど、どう? 気持ちいい?」
「ああ……凄く……気持ちいいよ」
鈴が腰を下ろす度に亀頭の先に膣内奥の部分が当たるのを感じる。
「ん……一夏の……奥に……当たって、はぁ……あ、あたしも、気持ちいいよ」
鈴が腰を振るスピードを速めていく。
「はぁ……はぁ……ん……はぁ……あん」
「くぁ……り、鈴……!」
その刺激の変化に俺の肉棒がさらにビクンっと動く。
「一夏の……動いてる……もう、出るの?」
かなり早いがこれは俺が調整しているからだ。鈴とするときはしている時間が短くなるようにそう調整しているのだ。鈴の中がだめ押しとばかりに不規則に収縮する。
「く……ん……駄目だ……鈴、もう出る……」
「ん……いいよ。このまま中で……」
最後は俺も腰を動かして快感を得る。
「はぅっ……んんっ……くっ……はぁぁん!」
「うっ、出る!!」
ピュル、ピュル、ピュルル!
鈴の中で果てる。
「ん……出てる」
「うん……鈴が気持ち良くしてくれたおかげでな」
「ふふ……一夏に喜んでもらえると嬉しい」
§
また別の日。俺は鈴に咥えてもらっていた。ようやく、承諾してくれたのだ。
「…………」
ごくり、とその偉容に喉を鳴らす鈴。
「こうやって、間近で見るとビクビク動いて、本当に生き物みたい……」
「鈴、舐めて、欲しいな」
声はできるだけ優しく。やっとしてくれるのだ。最上級に優しくせねば。
「ほんと、エッチ……」
肉棒も速く舐めてくれとせがむようにひくついた。
「じゃあ頼む」
「ん……舐める……ぺろ」
「うっ」
肉棒で感じる舌の感触。温かくて、ヌルヌルでたまらない。
「ん……熱い……ちゅ……ん……ん……ちゅっ、ぺちゅ、くちゅ……ぺろ……」
「うわぁ」
「ぺろ……ん、ちゅ、一夏、声出てる」
「気持ちいいから、鈴が、気持ちいいんだ」
「……続けるわね。んっ……ちゅ……れろ」
口には含まず、磨くように舌を這わせてくる。
「んっ……ちゅ、……ちゅ……ん……一夏の……あたしが、してあげる……ぺろ」
すごいな、言葉でも責めてくるとは。
「わぁっ、反応した。ビクンって。ちゅっ……ぺろ……れろ」
「お、俺の反応で楽しまないでくれ」
「ぺろ、れろ、んっ……ちゅっ、んっ。た、楽しんでなんか……れろれろ……ぺろ」
裏筋に沿って舌を動かされた。
「んくっ」
「ぺろ……ぺろ……あ、なんだろう。苦い感じがする……、ぺろ。あ、もう濡れてきたんだ。あむ、んむ、ぺちゃ……んふ」
鈴が一旦舐めるのをやめると、濡れた先走りが鈴の舌との間で糸をひいていた。
「鈴……そろそろ、して欲しいな」
「……ん、わかった。……じゃあ、お、お、お口の中に、入れるわよ……あむっ。んん……じゅ……じゅ……ず……あむ……。ちゅる、ん……ちゅっ、ずっ……ずずっ、んっ……」
「お、おふぅ」
変な声が出た。鈴、意外に上手い?
「ちゅ……んむ……ずずっ、ずずっ」
先走りを吸うように舐めている。早くも射精したくなってきた。
「じゅる……ずずっ、ぷは、はぁ……はぁ……はぁ……どう、一夏気持ちいい?」
「あぁ、すっげーいい」
「何も言わないからどうかしたのかな、と思ったわよ」
「いや、出すのをこらえてて喋る余裕なんてなかった」
「そっか、……続けるわね……んむ、あむっ、ずっ……」
今の会話がいい休憩になった。まだ頑張れる。
「んぐ……ずずずっ……、ちゅ……んむ」
しかし鈴の表情といいシチュエーションといい実にHだ。
「ん……んむ、あむ……じゅっ……んっ……んんっ、ぷは、な、なんか、まだ大きくなってるみたい」
「それだけ気持ちいいんだ。出る時はちゃんと言うからな」
「んっ……はむっ、じゅる……ずずっ、チュ……」
ちらりと、上目遣いに見られる。ゾクゾクする。
「ちゅっ……ちゅぱ……んんっ。んン……うぅん……あむ、くちゅ……んっ、んんっ……んっ……ぷはぁっ。え、えっと、何だったかな」
「ど、どうした?」
「……舐める時どうすれば気持ちいいかって……何て書いてあったのかと思って」
「今のままでも充分気持ちいいぞ」
「まぁ、どうせなら一番気持ち良くなって欲しいし……あ、そうだ。……よし、あむ」
すると、頬の柔らかい肉が当たった。
「ンむっ……ずっ……ずずずずっ」
こ、これは! バキュームだ。強烈な刺激が……。
「じゅる……ずずっ、チュ……んんっ……」
口の中が膣のように搾り取ってくる。
「んン……うぅん……あむ、くちゅ……んっ……んんっ……んっ。んっ……あん……ちゅぷ……ちゅ……はぷ」
「鈴っ、俺、もうそろそろ……」
亀頭を舌で優しく舐め回される。
「あ、んく……んちゅ……ん、また大きくなってきたわね……ちゅぱ、んんっ。ん……っ……チュッ……はむ、んぐ……ずずずっ……、ちゅ……んむ。あく……じゅる……んん、ん……ちゅ……」
亀頭を集中攻撃された。気持ちいい。
「鈴、もう出るっ、出るぞっ!」
ドクッ……トクッ……トク、ン。
尿道から熱い精液が打ち出された。俺は腰を引こうとしたが……。
「んんっ!! んっ……んぐっ、んぐっ……」
!? の、飲んでいる!? まさか初めての口淫で飲んでくれるとは!? 今までの抵抗はなんだったんだよ。
びゅくんっ!
最後の射精が終わる。鈴はすっと俺の肉棒から口を離した。
「どうした?」
「んー……んんー」
「い、いきなり全部呑み込むのは無理だろう。これに吐き出せ」
俺はティッシュを取って差し出してやる。
「ん……うぇっ」
うわ、ティッシュにれろ~と吐き出す女。それでも口内にへばりついた分があるので、それは舌で舐めとって飲むしかない。
「んぐっ……んっ、ごくっ……んっ。んぐっ……ぷはっ、はぁっ……はぁっ……。す、すごいわね。でろっとしてて、飲めたもんじゃないわ。……苦いし、微妙にしょっぱいし。喉に引っかかってる感じもするし……まぁ、それでも一夏のだと思えば」
「そ、そうか」
「ただ、やっぱり不公平よね」
そりゃそうだ。でも安心してくれ、この後ちゃんと気持ち良くさせてやるから。
「ぺろっ」
「あうっ……え、お前?」
「ん~ずっ、ズッ、ずずずっ」
尿道に残っていた精液の残り汁が吸われていく。
「そ、そんなのまで……」
「少し、勉強したから」
どんな勉強だ。どんな。
その後、鈴を気持ち良くさせた。だがイクまでには至らなかった。本日も敗北。
自分操作能力による射精タイミングの操作は凄い便利。主人公にも物語を書いている作者の自分にとってもね。