八月になった。IS学園は遅めの夏休みに突入した。セシリアは一時的に祖国に里帰りなどをしている。箒も実家に帰っている。相川さんと仲良くデートとかしてる一夏は放っておいて、俺は巫女服姿の箒という素晴らしいものに出会ったりした訳だ。
俺と女子達の関係は大体一段落したと言っていいだろう。まず恋人のシャル。性奴隷の箒・セシリア・鈴・ラウラ。
シャル・箒・セシリアは肉体も精神も完全に俺の手に落ちた。鈴・ラウラは、肉体は開発済み。気持ちはラウラが一夏と半々、鈴が一夏と七三というところか。鈴が一番強敵だな。まあセックスの進行が一番遅かったってだけなんだけどね。
という訳で、俺はIS学園で一番の難物であり、最後の標的に狙いをしぼったのだった。
§
「それで? 折り入って話とは何だ? 根鳥」
俺は今学生寮の二人部屋で千冬さんと二人っきりでいた。「織斑 一夏に関することで、できれば人に邪魔されないように、俺の部屋で二人っきりになって話したいことがあります」と伝えておいたのだ。俺は千冬さんに直接的・間接的に俺を攻撃できないよう催眠をかけた。攻撃する意思も、もてないようにする。
「まあ、話は簡単なんですけどね」
そう言って電源をつけていたPCを操作する。
「見て欲しいものがありまして、この映像なんですが」
そこには――。
『清香……』
『一夏君……ん』
『清香……俺、もう我慢できないよ』
『清香の中に入れたい。セックス、したい』
『一夏く……ぁん……あああぁぁっ……!』
『清香……イクッ……きよかぁっ』
『清香、愛してるよ』
『私も……』
まあ、あのセックスビデオだった訳だ。さすがの千冬さんもこれには硬直している。
「こ、これは……」
「はい。貴方の弟、織斑 一夏と一年一組出席番号一番、相川 清香さんとの性行為を記録した映像です」
千冬さんの顔がさぁーっと青ざめていく。
「告白しますと、五月の下旬辺りに織斑本人から言われたんですよ。相川さんと付き合うことになったって。まあそれだけで言えば普通の恋人ができたよーってだけなんですけどね? 酷いんですよ、織斑の奴。シャルロット・デュノアが転入した当時、同室になったことがあったでしょう? それで同じ男だと思っていた織斑が、デュノアに『恋人がいるから逢い引きする時間は根鳥の部屋にでも行っててくれ』と言ったらしいんです。それからというもの、デュノアが俺の部屋に来ることが多くなりまして、腹が立ったから何か面白いものでも映らないかなーと思ってビデオカメラを仕掛けたらこんな映像が撮れたって訳です」
「…………」
さすがに言葉もない様子の千冬さん。
「まあぶっちゃけて言ってしまえば盗撮です。なのでこの映像が公開されたら、織斑と相川さんだけじゃなく、俺も処罰されることになるでしょうね。まあそれは一旦置いておくとして、問題は織斑と相川さんの不純異性交遊ですよ。俺と同室になった後もですね、『これから清香が来るんだ。だから根鳥、他の所に行っててくれよ』ということが何度も、つーかほぼ毎日ですね、ありまして。んで、俺の予想になりますが、織斑、していますよ、セックス。多分ほぼ毎日」
「…………」
高校生の弟の性生活とか聞きたくないよね。どう考えても。
「んで、俺は思った訳です。これは担任であり、一年生寮の寮長でもある織斑先生に報告せねばなるまい、と。これが、俺がしたかった二つある話の内一つです」
「…………」
まーだ沈黙中。多分今頭の中で色々考えているんだろうなぁ。眉根をよせたしかめっ面だ。
「とりあえず、同室の者として報告しましたんで、織斑弟に注意でもしてやって下さい。不純異性交遊は慎め、と。あと、この映像でもそうなんですけど、あいつら避妊らしい避妊していませんよ。まかり間違えば在学中にパパ&ママの誕生にもなりかねません。それも合わせて注意しておいて下さい」
「……………………………………わかった。……………………………………注意、しておく」
千冬さんは絞りだすように声を吐き出した。
「はい、それでは一つ目の話は以上です。次いで二つ目の話に移ります」
「…………まだ、何かあるのか?」
「はい。これも簡単な話なんですけどね? 織斑先生、この映像、いくらで買います?」
「…………………………………………は?」
レスポンス遅いよ千冬さん!
「だから、この映像を織斑先生だったらいくら出して買いますかって話です。例えばの話ですけど、俺がこれをどこかのマスコミにでも持ち込んだら……どうなると思います? IS学園に嵐が吹き荒れますよ」
「ちょ、ちょっと待て根鳥」
「俺はこれをマスコミに持ち込むかどうか今悩んでいるんです。そうしたら色々と面白いことになるんじゃないかなーと。まずIS学園の管理能力が問われますよね。諸外国から日本宛てに抗議が届いたりするでしょうね。次に女性権利団体とか、その辺りが騒ぎ出すでしょうね。何故男を入学させるなら、別に住居を作って隔離しなかったんだ! とか。そういう団体は男を蔑視していますから、蔑視している男がIS学園に入学して女子生徒に手を出した! ってんで大騒ぎになるでしょうね。他には……そもそも二人が学園及び世界中で批判にさらされるでしょうね。入学したばかりの一学期に何をしているんだとか、不純な行為に及んだこととかで、織斑弟はものすごい批判を受けるでしょう。それだけならまだ織斑先生としては不肖の弟が馬鹿なことをしでかしたってだけですが、相手の女子である相川さんも少なからず批判される……というかそれ以前に編集で修正されるとはいえ、セックスが世界中に公開されただけで自殺したくなるくらいショックを受けるでしょうね」
「待て! 待つんだ根鳥! 何を言っている? マスコミに持ち込むだと! そんなことは……」
「許さない! ですか? 織斑先生。ですが貴方に許してもらおうがもらわまいが、関係無いんですよ。盗撮だろうと何だろうと、俺がこの映像を撮ったんです。その映像をどうしようが俺の自由ですよ。……だけど、俺がマスコミに持ち込んだら先生も学園も凄く困ったことになるでしょう? そこで一番最初の言葉です。織斑先生、貴方ならこの映像を買い取るのにいくら出せますか? とね」
「……………………私を、脅迫するつもりか」
よしOK。
「ああ、やっと理解してくれましたね。織斑先生。そうです、俺はこう言ってるんですよ。『マスコミなどにこの映像を持ち込まれたくなければ、俺に対して対価を支払え。そうすればこの映像は闇に葬ってやる』とね」
「…………………………対価、か。お前が欲しいのは……金か? それとも別の何かか?」
うーん、まだ核心へと辿り着かない。予想通りっちゃ予想通りだな。そっち方面は明るくないと見た。
「違います。俺はお金なんて欲しくありません…………俺が欲しいのは、織斑先生、貴方です」
「…………? 私が、欲しい、だと?」
「はい。もうぶっちゃけますね。平たく言えば、俺とセックスして下さい。この映像に移っている二人のように。つまりですね、織斑先生の体を差し出せ、ということです」
「――!! な、なんだと……?」
「ハッキリ言いますね。俺、織斑先生のことが好きです。でも普通にしていたら一生徒の俺なんか織斑先生は鼻にも引っかけないでしょう? だからですね。この映像を揉み消す代わりに、俺に抱かれて下さい。一度限りでいいんです。一夜の恋人になって下さい」
俺がそういうと、千冬さんは入学当初のように頭を抱えた。
「…………待て、待て根鳥。………………お前本気か?」
「はい、いたって本気かつ正気ですよ。俺は織斑先生が好きです。だからこの脅迫材料の肩代わりに、一度だけでいいので抱かせて下さい。俺と、セックスして下さい」
「………………………………………………」
千冬さんは長い間沈黙した。
「…………私が、そんな脅迫に応じると思うか?」
「ええ、思いますとも。織斑先生は自分の体を差し出すことにさほど意義を見い出さないタイプでしょう。例えば脅迫材料が貴方の弱みとかだったら脅迫に応じてはくれなかったでしょうね。でも、弟のこととなれば話は別です。貴方は弟が世間の批判や好奇の目にさらされることに強く胸を痛めるでしょう。しかも今回は弟だけじゃありません。自分が担当しているクラスの女子も脅迫材料に入っているんです。もしここで貴方が俺の申し出を断った場合、織斑弟と相川さんは人生に大きな傷がつくことになるでしょうね」
「……………………」
「織斑先生、一度だけ、一夜だけでいいんです。俺にその身を預けてくれませんか? そうしたらこの映像は俺が責任をもって処分しましょう」
「そこまで言うということは、この端末以外にもバックアップなどがあるということか」
「さあ、どうでしょうね。……しかし決められた時間に俺がその場所に行かないと、自動的に映像が公開されるように設定、とかもできますね」
している、とは言わない。
「…………抵抗は、無意味ということか」
落ちるか?
「本当に、一度だけでいいのだな?」
「はい。一度限りの夢でいいんです」
「……………………………………………………わかった。お前の言うことに従おう。但し! 必ずこの映像を処分すると約束しろ。でなければ……」
落ちた。織斑 千冬が俺の手に。俺のモノに。
「約束は守りますよ。絶対に」
§
さて、千冬さんが落ちた訳ですが、当然絶対催眠を使っています。俺の申し出に極力応じるように考えろ、とね。じゃないと怖くてできないよ、こんなこと。
「それじゃ早速……」
俺は千冬さんに近づくと、その体を抱きしめた。千冬さんは一度だけビクッとして後退しようとしたが、脅迫されていることを思い出し、俺に身を委ねてくれた。……暖かいな、千冬さんの体。と、一つ忘れていた。
「織斑先生、一つお願いが」
「…………何だ?」
「名前で、呼んでいいですか? 千冬さん、と」
「……………………いいだろう。好きに呼べ」
催眠がまだかかったままだからね、俺の申し出には応じてくれるという訳だ。しかしそれにしても落ち着かない。心臓がドクドクいっているのが聞こえる。なんせこれからずっと好きだった千冬さんを抱けるのだ。否が応にも興奮してしまう。
「千冬さん、目を閉じて下さい。キスします」
千冬さんは黙って目を閉じた。……綺麗だなぁ。
「ん……」
最初は軽く、触れるだけのキス。がっついてはいけない。好感度はできるだけ(上がることはないだろうから)下がることがないようにしないと。
「……む」
「…………はぁ。あ、そういや聞くの忘れていました。キスは初めてですか?」
俺の予想では処女だけど。ホントのところはどうなんだろう。
「……初めて、だ。今までにこういった経験をしたことはない」
「本当ですか!? だったら嬉しいな。俺が千冬さんの初めての男になれるなんて」
感謝感激雨あられ、だ。
「こんなこと何でも無い。好きにすればいい」
……まあ、そういう態度をとられることは承知の上だ。さて、んじゃ目を合わせて。
俺に触られた時だけ性感帯の感度を1.5倍にしろ!
俺にペニスを入れられている時は幸福感を感じろ!
俺に触られる度に俺のことが好きになる!
毎度おなじみ三種の神器である。おっと、痛覚も鈍くしておいた方がいいな。
「千冬さん……ん、ちゅ……ちゅぱ……ぷちゅ……れろっ」
「んん!」
舌を入れた。唇を舐めてやり、歯茎なども一通り舐める。そして舌と舌を絡ませる。
「ちぅ……ちゅる……んちゅっ……はぁ、千冬さん、そう言えば聞きたいことが、俺のことは嫌いですか? 俺とこういう行為をすることは気持ち悪いですか?」
「嫌いも好きもない。お前はただの一生徒、それだけだ。行為については……良くわからん。初めてだからな」
「嫌がられていないならよかった。続けますね」
キスしながら、頬に手を当てる。そのまま軽く愛撫。耳、髪、首筋、そして胸。触れていた。服の上からだが。千冬さんはグラマラスな美人だ。胸も大きい。……頭の中に浮かんでくるな女子ども! 比較なんてしちゃ駄目だ!
「ン……ちゅ……はぁ、……はぁ……ね、根鳥、貴様随分と……その、慣れていないか?」
「やっぱり気づきますか。千冬さんに嘘はつきたくないので正直に言いますが、この年にしては、経験人数は多い方だと思います」
「…………貴様自身も不純ではないか」
「ええ、その通りですよ。でも俺は人に見られたり撮影されるようなヘマはしませんけどね」
撮影されるというか、自分で撮影しているからね!
「…………」
忸怩たる思いなのだろう。弟の大チョンボでこんな目にあっているのだから。
「千冬さん、服、脱がしますね」
そう言って、スーツを脱がす。しかし俺はスーツ姿も好きなのだ。体を開発して、服越しでもある程度感じるようになったら、スーツプレイもしてみるか。俺は手早くスーツとブラウスを脱がした。綺麗な下着が目に入る。
「綺麗ですね……。授業を受けたりしている時に、ずっと千冬さんのこういう姿が見たいって思っていました」
「真面目に授業を受けているかと思えばそれか。とんでもない好色男だったという訳だ」
「はい。俺は自分で言うのもなんですが、かなりのスケベ男です。入学して二ヶ月と経たないうちに初体験をすませた織斑弟よりも。でも、男なんてそんなもんですよ。魅力的な女性がいたら、抱きたいと思うのは本能のようなものです」
地味に一夏のことも下げていく。それはさておきおっぱいだ。むにむにと揉んでやる。
「ん……」
軽く吐息。一人エッチの経験とかはあるんだろうか? なければ感度が低いだろうが。……まあ、成熟した大人の女性だ。鈴やラウラより感じにくいということはあるまい。そんなことを考えながらも、もにゅもにゅと。
「…………ふぅ…………はぁ」
吐息が色っぽい。この色香は十代の女子には出せないものだ。
「千冬さん凄く色っぽいです。そそられます」
「い、いちいち言わんでいい!」
「せっかくなんだからもっと会話しましょうよ。セックスはコミュニケーションの一体系ですよ」
「知るかそんなこと」
バッサリと切られた。
「仕方ない。それじゃあ千冬さんの体とコミュニケートするとしますか」
乳首に触れる。ブラジャー越しだが少しだけ出っ張っていた。
「んっ!」
指先で乳首を刺激し、手のひらで乳房を支えるように揉む。むにゃむにゃと。
「はぁ……はぁ……」
息遣いが荒くなった。頃合いやよし。
「下着、外しますね」
「あ、ああ」
背中に手を回してホックを外す。ああ、胸がドキドキする。思った以上のボリュームに圧倒された。
「下着よりも綺麗です。立ったままだとしづらいので、そろそろベッドに……」
「……ん、わかった」
連れだってベッドへ。ちなみに一夏は今日実家に帰っているはずだ。当分は帰らない。押し倒した。
「千冬さん……好きです……んちゅっ」
「んむぅ……ん」
舌を吸い、絡める。
「私のような女の、どこがいいのだ」
質問。少しは興味をもたれたか?
「単純に、俺って気の強い女性が好きなんですよ。クラスで言えば篠ノ之とかオルコット辺りも好みの対象内ですね」
「…………そうか」
その間は何なんです? 疑問を抱くが、それよりもおっぱいだ! おっぱい、柔らかいおっぱい。だが適度な張りがあり、たるみは見られない。
「千冬さんの胸、柔らかくて温かいですね」
不意に、したくなった。ので、した。
「…………!! な、なにをしている?」
「千冬さんの胸に、顔を埋めています。凄く安心します」
箒にもやったおっぱいへの顔ダイブだ。
「……ま、まるで赤ん坊だな」
「千冬さんはキリッとして気が強いけど、母性も強いですよね。貴方が常に弟のことを思っているのは見ていればわかります」
「一夏のことは言うな」
「はい、すみません。セックスの最中に他の男のことなんて言ったら駄目ですよね」
「そ、そういう意味ではない」
俺は千冬さんの豊かな谷間に顔を預け、深く息を吐いた。ああ、凄い幸福感。
「こうしているだけでも幸せです。もちろんもっと他のこともしたいですが」
「…………」
もっと他のことを想像したのだろう。千冬さんの顔が赤く染まった。可愛いなぁ。首筋にキスしちゃれ。
「ちゅ……んちゅ……う」
「ふ……ぅ」
そして、じわじわとおっぱいを手のひらで覆う。
「あ、あ……う、ん、んん……っ」
強くしないように、ゆっくり、ゆっくり。弾力を確かめるように、じんわりと、手のひらで味わっていく。
「柔らかくって、いいです。千冬さんの胸」
「ん、あ、あ、はぁ……ん」
もう何も言ってこない。俺の言葉をとめるのは諦めたらしい。……それにしても柔らかいな。
「千冬さん……ン……ふぅ」
ちゅ、ちゅ、と軽く乳房にキスしながら、おっぱいを丹念に揉みしだき続ける。
「ふっ、ふぅ、うぅん……ん……はぁ、はぁぁ」
「声、我慢しなくっていいんです。もっと聞かせて下さい」
「……下らん。お前が満足すればそれで終わりなのだろう? ならさっさとしてしまえば良いのだ」
あ、そう言うこと言いますか。
「ちょっとカチンとしました。意地でも千冬さんに感じて欲しくなりましたよ。セックスはですね、入れて出してハイ終わり――なんて単純なものじゃないんです。それを教えてあげます」
「んっ、はぁ……んんっ」
千冬さんもどうやらまずいことを言ったと気づいたらしい。
乳を揉み、口づけしながら、千冬さんに声を出させようとする。千冬さんに感じて欲しい。千冬さんを感じさせてあげたいという気持ちが湧き上がってきた。やわやわと乳房をもみもみしていく。
「あふ、ふぅ……ん、んは……あっ、あっ」
千冬さんが自分の指をくわえた。どうやら声を抑えるために噛んでいるらしい。
「千冬さん、それだめです」
俺は千冬さんの指をどかす。
「声を出したくないのはわかりました。でもその為に自分の体を、少しだろうと傷つけるような行為には感心しません。声を我慢したいなら唇を引き絞って耐えて下さい」
俺の行為で、ほんの少しだろうと千冬さんを傷つけてなんかやるかよ。アレは別だけど。
相変わらず乳房をれろれろと舐めながら、左右のおっぱいを持ち上げるみたいにして、ほぐしていく。
「ふぅん! ん、んっ、くぅぅ~……っ、ああっ、あ、ああ……ん」
夢中になって、千冬さんのおっぱいを愛撫する。
「んは、あっ、あ、ああ……んん! く、うぅ……っ」
俺に言われた通り唇を引き絞る千冬さん。どうやら意地でも甘い声は出したくないらしい。ならば、とぽっちりと浮き出た突起部分を、指でこすりあげた。
「んはぁっ!? そ、そこはっ、んっ、んんん~~っ!」
どうやら乳房への愛撫で相当敏感になっているらしい。俺が触れると感度1.5倍なのも効いているのだろう。
「はふぅ……うぅん……」
再度、揉みほぐしていく。
「どうですか、胸、痛くないですか?」
質問。違う答えを期待して。
「はぁ……んっ、……くぅっ……い、痛くは……ない」
「なら良かった」
「はぁう……あ、ん……くくっ……は……ぁ……」
指をおっぱいにめり込ませ、いっそう強く揉み、揉みほぐし、揉みしだく。乳房を舐めるのも続ける。そこで不意打ちのように乳首をつねる。
「あっ、あっ、う、うう、くぅぅ~~んっ!」
ひときわ強く、きゅう、と乳首をねじり上げた。
「はぁぁん、あっ、あっ、あああっ」
少しだけだが甘い声が出た! 俺は嬉しくなって責めを続行する。
「あ、ああ……っ、や、は、あ……ん」
乳首をこねる。くりくりと、触ってやる。
「はぁ、はぁっ、あぁ……っ、はぁぁ……んっ! う、はっ、はぁ、はぁぁっ!」
「乳首、敏感ですね」
普段の一人エッチの時に触っているのか?
「ひ、くっ、く、くう~~っ!!」
「千冬さん」
いよいよ乳首を舐める。れろっと。
「ひゃうううっ!?」
ついに無防備な声が漏れた。
「ちゅ、ちゅっ……れろぉ……じゅじゅ……っ」
乳首を口に含んで、舐め転がしていく。
「だ、めだ……そ、こは……んん~~っ!」
温かい舌の感触にうめく千冬さん。そしてまた我慢しようとする。
「んうっ。う、うーっ、んううう~~っ」
必死に堪えているが、相当に感じている様子はうかがえる。
「ちゅ、じゅじゅっ……れろれろ……っ、はぁ、ふぅぅ……っ、美味しいです……千冬さんの、胸」
「ひっ、んっ、んんん~~っ! やっ、はあ、はぁ、んん~っ。だめ、だ。根鳥、それはぁっ」
俺は千冬さんの耳元に口をもっていき、囁く。
「千冬さん。ホントに、声我慢しなくていいですから。そのままの貴方を聞かせて下さい。そうしてくれると、俺も嬉しいです」
「あ、んは、はぁ、はぅぅ~~んっ! あ……っ、はぁ、はぁ、はぁぁぁ……ああ……」
ビクッと体を痙攣させると、千冬さんはぐったりとため息をついた。
「はぁ、はぁっ、はぁぁ……ああぁ……っ」
「気持ち良かったでしょう? 千冬さん」
「あ、ふ、う、うぅぅん……そ、んな……こと。き、気持ち、よく、なんか……っ」
あくまでも我慢する訳か。俺は下半身に手を伸ばした。はぁはぁと息をつく千冬さんを差し置いて、スカート、ストッキング、靴下とぽいぽい脱がしていく。そうして下着だけに包まれた千冬さんが誕生した。
「千冬さん……綺麗です。とっても」
「うう……あっ、そこは!」
ショーツに手をかけられ、千冬さんの声が切羽詰まってくる。
「触り、ますよ」
ゆっくりと、表面をさすっていく。やはり感じていたのだろう。そこは既にしっとりと湿っていた。だが指摘はしない。それはもっと後だ。
「あ、はっ、あっあっ……ひうっ、うぅ、うっ……は、ぁっ!」
温かいそこをじっくりと撫でさすっていく。
「う、あ、はぁ、はぁっ、はぁぁ……っ。こ、れっ、あ、ああ、駄目……だ、やううう……っ」
俺は、手をショーツの中へ潜りこませた。
「あ、あっ……あうぅぅ~~……」
「千冬さん、濡れていますよ、ここ」
「あっ、う、うぅぅ……そんな」
俺は荒っぽくならないように気をつけながら、指で千冬さんのあそこをまさぐった。溢れてくる蜜を絡めた指で、小さな襞をさすり、溝をつたわせていく。
「や、めろ……あ、あ、あうぅぅ……んん~~っ」
聞きとがめた。
「やめろ? 千冬さんらしくないですね。お前の言うことに従おう、こんなことなんでもない、と言っていたではないですか」
「だ、が。これは……」
「脱がしますよ」
「ああ……っ」
息を飲む千冬さん。ねっとりと糸を引くショーツを脱がせると、千冬さんのそこが、あらわになった。
「可愛いですね、千冬さんの……」
「あ、う……うぅ~~~……」
流石に恥ずかしいのだろう。耳まで真っ赤にしている。そう言えば、催眠をかけていないのに、手で隠したり俺の体を引きはがそうとしたりはしてこないな。全て自分の意思で押さえつけているということか。
千冬さんのそこは、わずかに襞がはみ出しているものの、ほとんど未熟なそれだった。
(ラウラとかぴっちり閉じていたからな。おっと、他の女子のことは考えない)
俺は軽く自戒すると、千冬さんの秘部にじわじわと指で触れていく。
「あうっ、う、うあ……あっ、ひ、広げるな……あ、あうううっ」
潤っているそこは、愛らしいピンク色で、少女のもののようだった。ただ、クリトリスは少し大きめで、それだけは異質な存在感を放っていた。
「千冬さんっ」
「あ、うっ、ううぅん!?」
すすり上げた。千冬さんの蜜を。
「じゅる、じゅず……ずずーっ……」
「あうっ、くふ、ふぅぅ、んううう~~っ! そんな、あっ、吸う、なんて……ああっ、はぁぁっ」
「ちゅちゅう……っ、ふうぅぅ……ん、んっ」
「はぁふっ!? そ、そこは……、ああっ」
クリトリスを剥き上げられ、千冬さんは悲鳴じみた声をあげた。
「れろ……じゅるる……っ」
「はぁぁ、ふぅ、う、うぅああぁっ、んんん~~っ!!」
たっぷりと蜜に唾液を絡みつかせ、吸い上げてやると、千冬さんは腰を震わせて喘いだ。だがまだだ。まだ声を我慢されている。俺は今後のことも踏まえて千冬さんに気持ちの良い初体験をさせてあげたいのだ。
おっと、そういえばまだ処女膜を確認していなかったな。中を割り開いて……と。
ぬちゃ……。
「あうっ」
いやらしい音がして陰唇が開かれる。奥に処女膜が見えた。興奮が倍加する。
「千冬さんの処女膜が見えます。確かに初めてみたいですね」
「くぅっ。そ、そんなことをいちいち……」
「重要なことですから」
俺は愛撫を再開した。
「そ、そこ、そこは、やめてくれ……」
千冬さんが弱気な言葉を吐いた。
「ギブアップですか? 気持ち良すぎて駄目ですか?」
「くぅっ」
「気持ちいいって認めたら、やめてあげますよ」
二律背反に追い込む。
「うぅぅぅ」
どうやら我慢する方を選んだらしい。
「あ、ああっ、あっあっあっ!!」
俺はクリトリスにいきなりかぶりついていた。指で刺激して前情報を、心の準備をやるより、いきなり責めた方が効果的だろうと思ったのである。強く、吸った。
「はぁぁぁぁんっ……あ、ああ」
千冬さんがとうとう喘ぎ声をあげた。彼女はそれが信じられないような表情になった。
「千冬さん、きもち、いいですよね。素直に答えて下さい」
「うっ、うっく。……あ、ああ。感じて、しまった」
千冬さんはとうとうそれを認めた。俺はそんな千冬さんを抱きしめてあげた。
「千冬さん。それは何も恥ずかしがらなくていいことなんです。女性なら、触られれば、刺激されればある程度感じるようにできているんです。相手が学生だろうと、好きな相手じゃなくても、感じるものなんです。だから、苦しいのを我慢しなくていいんですよ」
「…………我慢、しなくていいのか。これを……」
「はい。そうです」
「だが、……は、恥ずかしぃ、のはどうしようもない」
可愛いなぁ。こんな可愛い女性がいるなんて。
「千冬さん。そういう時は、相手に心を開くんです。例えば、人から見たらみっともなく見える姿とかでも、家族だったり、気の置けない友人には見せられる。ということがあると思います。だから、相手――つまり俺ですけど――に心を開いて、みっともないところでも見せてもいいや、と思うんです。千冬さんは普段から人に弱いところを見せられない人で、弟にもそれは同じかもしれませんが、こうしている間は俺に見せてもいいんですよ」
優しく、語りかける。弱い部分を見せてもいいのだと、恥だと思わないでいいと。
「心を、開く……」
「はい。体を重ねるんですから、心も開いていいんですよ。受け止めて、あげますから」
俺はどこまでも千冬さんを許容する言葉を吐いた。
「根鳥……」
「千冬さん……ん」
キス。唇を触れあわせる、ただそれだけ。
「ん……ちゅ……根鳥……」
「ん……ふ」
俺達はいつの間にか抱きしめ合っていた。
「千冬さん」
俺は手早くズボンとパンツを脱ぐと、既に隆々といきり立っているものを千冬に見せた。
「!? そ、そんな、ものなのか!?」
「はい。こういうものです。これから、貴方の体の中に入るモノです」
いや、それは無理だろう――という千冬さんの心の声が聞こえた気がした。俺はモノを千冬さんの蜜でぬめらせる。アソコを、なぞっていく。
「あう……っ、ふ、はぁ、はぁ、……っ。ホントに、するんだな」
「…………はい。俺、千冬さんが大好きですから。脅迫してこんな関係を持ちたいと思うほどに」
俺を見つめる千冬さん。
「それじゃあ、いきますよ」
「あ、あああ……っ」
剛直が、じわじわと、千冬さんの肉の扉をこじ開けていく。俺が千冬さんの初めてを奪うのだ。そう思うと、頭がカーッとなった。亀頭が、先っぽだけ入る。
「千冬さん」
「ン……根鳥の、あ、つい……」
「千冬さんの中も熱いですよ」
話しているが余裕は全く無い。ぬちゃぬちゃと淫らな音をさせながら、千冬さんから溢れてくる潤滑液をペニスにまぶしていく。お互いの性器の熱さを感じている。
「あ、あっ……はぁーっ、はぁぁーっ……」
「入れますよ、千冬さん……」
「あ、ああ」
承諾の言葉。
ぐぐぐ……。
「……っ、ふ……うぅ……っ」
「はぁ、はぁ……くっ」
千冬さんの狭い入り口に、俺のモノを突き入れていく。
「うーっ、くぅ~~……う、うぅ……っ」
「千冬さん、痛いですか?」
「だ、い、じょうぶ、だ。これぐらい、なんとも、ない」
一応痛覚は鈍くしてあるのだが。
「すいません。俺も優しくしてあげたいんですけれど、こればっかりは無理なので、耐えて下さい」
言いながら、少しずつ、慎重に、中に入れていく。突き当たった。処女膜だ。俺は先ほど確認したそこに、ゆっくりと力を込めていく。めり、めり、と膜が痛んでいくのがわかる。
「千冬さん、いきますっ!」
みりみりみり、ぶちぃ。
繋がった千冬さんの体から、破れるようなそんな音が聞こえた気がした。
「あ、あ、ああぁあぁぁぁぁっ!」
叫ぶ千冬さん。抱きしめた。ギュッと。千冬さんも俺の背中に痛みが走るほどの力で抱き返してくる。はぁ、ふぅ、と息を整える千冬さん。俺はそんな彼女を抱きしめていた。
「千冬さん。わかりましたか? 俺が、貴方の処女を破ったことが」
俺の全身には千冬さんの処女をもらえたことによる喜びが広がっていた。嬉しい。嬉しすぎる。
「……ぁ、ああ。こんなに、痛む、ものなのだな」
痛覚を鈍くしておいてそれか。どうやら千冬さんもかなり痛む人だったらしい。
「千冬さん。さっき、俺が満足すればそれでいい、さっさと終わらせろって言ってましたよね。でも、俺は自分が気持ち良くなる為だけに動くつもりはありません。しばらく、痛みが引くまでこうしていましょう」
「お、まえは、それでいい、のか」
「何がですか?」
「ぅ、……男とは、動いて気持ち良くなりたいものなのだろう? お前は辛くないのか」
俺のことを気遣うとか強すぎるだろ。
「大丈夫ですよ。動いても気持ち良くなりますけど、男はね、好きな女性の中に入っているだけで幸せなんです」
「……しあ、わせ」
あ、そういや俺のチンポが入っていると幸福感を感じるようにしてあったな。少しは感じてくれているのかな? 俺は宣言通りしばらくそうしていた。
「根鳥、わ、私はもう平気だ。だから……」
「……わかりました。できるだけ痛くしないように動きますからね」
「気遣いは無用だ……あっ、あぐっ」
痛そうな声だしてるじゃん。
「だから、千冬さん。無理しなくていいんですってば。気持ちいいのを認めたように、痛いのも認めていいんです。痛いなら痛いって正直に言われた方が楽ですよ。正直、好きな女性を痛めつけている今の状況は俺にとって嬉しくありません。言われた通りさっさと出して終わりにしたいくらいです」
自分を操作して射精のタイミングを早めるつもりなのだ。俺だって初体験で破瓜の痛みに震える女性を気遣う気持ちくらいある。
「……大丈夫だ。痛みは確かにあるが、我慢できないほどではない」
「我慢させるのも嫌なんですけどね……でもわかりました。さっさと動いて出しちゃいます」
ずちゅ、ぬちゅ、ぬちゃ。
接合部から濡れた音がする。早く、早く終わらせねば。俺は自分が快感を感じるように腰を振った。今は自分の快楽を追及することが、彼女を楽にする唯一の方法だ。しかしそれはそれとして、千冬さんの処女肉をたっぷり味わいたいという欲望もあった。
(いや、欲を出すのはこれから先にしよう。今は千冬さんの負担を減らす)
「あぅっ、くぅっ、ああっ」
千冬さんが俺の腕の中でないている。この状況によって興奮も高まってきた。
「千冬さん、もう少しです。あと少しで……」
パン、パン、と腰を打ちつけながら、終わりを告げる。
「お、わるのか、はぁ、だ、だがそれは……」
「はい。射精です。精液がでます」
「……!! ま、待て避妊を……」
「中に出さなければ妊娠しないというのは俗説らしいですよ。生でセックスした時点で妊娠の可能性はあるそうです」
さっき一夏が避妊してねぇとか言っておいてこれである。
「だ、だが! それでも中は……」
「すいません千冬さん。嫌です。このまま千冬さんの中に出します。出したいんです」
「な、なんだと!?」
俺はそこまで言うとラストスパートに入った。肌が打ちつけ合う乾いた音が早まる。
「ま、待て根鳥。だ、駄目だ。中は……」
中に出されることを嫌がる千冬さん。こんな反応をする人に中出しできるかと思うと、頭が真っ白になりそうなくらい快感が溢れてきた。
「あっ、出る、出ます。千冬さん。中に、出します!」
「やっやめ」
どくっ、どくん、どくどくっ!
「うあっ!」
あまりの快感にうめき声が漏れた。
びゅく、びゅくく、びゅるるるぅ!
これ以上はないというほどに、出た。
「あ、あ、あああ。な、中に、出て……あ、熱い……」
膣内で出されたことを感じたのだろう。千冬さんがうめく。俺はより強く千冬さんを抱きしめた。
「千冬さん。俺、もしできたとしても責任はとりますから。ちゃんと、ね」
「ぁぁぁ、根鳥、わたしは……」
俺達はそのまま、抱き合っていた。
§
「……これで約束は果たしたはずだ。あの映像を……」
「はいはい、今千冬さんの目の前でやりますから見てて下さい」
俺はPCのデータを完全に消去するソフトウェアを立ち上げると、映像データを消去した。
「これでデータは完全に消えました。普通の削除方法なら専用のソフトでサルベージすることもできますが、これまた専用のソフトで完全に消去したデータはどうやっても復元できません。これで弟さんの安全は確保できましたよ」
「……バックアップしている分はどうした?」
「ああ、あれですか。あれはブラフ、はったりです。実際にはこのPCにしかデータは残っていませんよ。脅迫材料だからバックアップをとっておくという考え方もありますが、脅迫材料だからこそコピーをして数を増やせばそれだけ人に見つかりやすくなる、という考え方もあります。他人に見つかったらまずい映像だったのでコピーはしていません。俺のこの言葉も嘘かも知れませんが、そこは信用してもらうしかないですね。でも、さっきも言った通り、盗撮のデータですから、公表すると俺もダメージを受けるんですよ。それで信用してくれませんか?」
そう言いながら目を覗き込んで……。
これから毎日一回は俺との性行為を思い出せ!
催眠をかける、と。これで千冬さんは嫌でも今日の体験を思い出すことになった訳だ。催眠をかけるまでもなく思い出すかも知れんが。
「……………………わかった。信用しよう。では、もう話は終わりだな。私は行くぞ」
そう言って千冬さんは振り返ることなく部屋を出ていった。気丈な人だな。
さ・て・と。俺は部屋の隅に置いておいたビデオカメラを手にとった。停止ボタンを押し録画をとめる。再生すると、俺と千冬さんのセックスシーンがハッキリと映し出された。え? ビデオカメラが置いてあったら普通気づくだろって? 何の為の絶対催眠だよ。部屋の中にあるビデオカメラを認識するな、と目で催眠をかけておいたのさ。そのおかげで、部屋の片隅で赤い光を放ちながら録画し続けていたビデオカメラに気づかなかったという訳さ。さて、それじゃ作業に入りますかね。
エロシーンを書くのに苦労しました。千冬は「あぁん」とか「きゃふ」とか言わないよな。言うとしても開発された後だよな、と思うと、使える喘ぎ声のバリエーションが限られてしまうのです。