「千冬さん……んちゅっ……んっ」
「んむ……」
あの千冬さんにとって悪夢のような一週間が過ぎてから、千冬さんは随分従順になったと思う。今ではキスも受け入れてくれている。
「今日は……するのか?」
また、俺の方も態度を変化させていた。自分が支配している女子生徒や、絶対催眠のことを話した。セックスをせずに過ごす時間も時々設けた。
「したいです……千冬さんとセックス」
「そうか……好きにしろ」
§
「こ、こんな体勢で、する、のか」
「はい、バックスタイルというやつですね」
千冬さんの体は、既に愛撫によって出来上がっている。
「お尻、突き出して下さい」
「…………ん」
千冬さんがベッドの上で上体を寝かせ、お尻をこちらに向けて突き出している。なんてエロい眺めだ。スカートはめくれあがって、パンストとショーツがおろされて、真っ白で丸みを帯びたお尻が見える。楽しみにしていたスーツプレイでもある。半脱ぎエッチ大好き。裸で抱き合うのもいいけどね。
「俺のモノ、欲しいですか?」
「……欲しくなど、ないっ」
まだ快楽を求めるほどには落ちていない。
「残念、欲しいと答えていれば優しくしてあげたのに。今日は激しくいきますよ」
亀頭で陰唇を責めながら言葉を放つ。
「…………!!」
「いい加減俺の好みを覚えましょうよ」
「私はっ! 貴様の女になったつもりなどないっ!」
事実と現実、そして理想。どれも違うというのに。
「違います。間違っていますよ千冬さん。あなたはもうとっくに俺のモノです。日常的にセックスする間柄のことをなんと言うか知っていますか? 恋人って言うんですよ」
「私は、貴様の恋人などでは……」
「なら、何です? セックスフレンド? 情婦? 性奴隷? どっちにしろ俺のモノであることにかわりはないでしょう」
「……っ。ただの、脅迫者とその被害者だ!」
「ははは。やっぱり千冬さんは俺のモノじゃないですか」
俺は段々とこする速度を上げた。
「……ふぅっ……くっ……」
ベッドに口元を押しつけ、声を殺そうとする千冬さん。
「千冬さんは可愛いですね。その仕草、逆に感じて声が出ていることの証明にしかなっていないですよ」
「うぅ……はぁっ……くぅん……」
俺が腰の動きを緩めると、千冬さんは切なそうな吐息を漏らした。
(今はまだこれでいい。その内自分から腰を振っておねだりするようにしてやる)
「さあ、恒例の儀式といきますか。千冬さん、言って下さい」
「………………………………セックス、して下さい。私を、抱いてくれ…………」
あの後から言わせている言葉だ。言わないとまたローターと催眠のコンボで責めると言ってある。さすがにあれをもう一度やるのは嫌なのだろう。素直に従ってくれる。
「今日は激しくしますから、徹底的に犯して差し上げますよ。あ、けど俺のモノが欲しいと言えばすぐに優しくしてあげますから」
「…………」
俺の嬲る言葉に悔しそうな顔をする。俺はその千冬さんに一気に肉棒を挿入した。
「ふああぁぁ……あっ……ひいぃぃんっ!」
膣内もだいぶ開発が進み、感じやすくなっている。それでなくても俺との行為では1.5倍増しなのだ。そうそう耐えられるものではない。
「あっ……あぁっ……!」
そんなに気持ち良かったのか、千冬さんの性器はだくだくと蜜をこぼし始めた。
「愛液が凄いですね。千冬さんの服も俺のズボンも濡れちゃいますよ」
今日は制服&スーツでエッチだからな。断続的に蜜を出しながら、千冬さんは何度も何度も俺の肉棒をきつく締め上げた。この締めつけも一級品だ。……まあ俺がしている女子達は、若いだけあってゆるい奴なんて一人もいないけどさ。
「んっ」
膣の動きに、俺もすさまじい刺激を感じる。これが名器ってやつなのかもな。
「あは……あああぁ……ん……」
あやうく達しそうなった俺は、射精感が落ち着くのを待ってからゆっくりと腰を動かす。
「あはぁっ……うふっ……」
肉棒が動き出すと、千冬さんはすぐに喘ぎ声をあげはじめる。
「ん……ふっ……うぁ……」
俺の肉棒を締めつけることが、千冬さん自身の刺激となっているようだった。俺は思いきり腰を打ちつけて、千冬さんを激しく突いた。
「あうっ!」
膣内から押し出された愛液が、太ももの内側を伝い落ちる。
「はあぁ……ふぁ……」
俺に激しく突き上げられ、千冬さんの顔は再び快感に歪む。俺はきつい感触を楽しみながら、激しく腰を動かした。
「んんんっ……く、はぁっ」
千冬さんの締めつけが、いっそうきつくなる。俺の肉棒も激しい快感に襲われていた。さらに激しく千冬さんを突き上げる。快楽の循環だ。
「はぁっ……ううぅっ……」
千冬さんは感じてしまう自分が許せないようだ。俺はそんな千冬さんに毒を流し込む。
「千冬さん。何度も言いますけど、声が出てしまうのも、快楽を感じるのもいけないことではないんですよ。それは自然なことなんです。女性なら普通なんです。性器を刺激されて感じない女性がいたら、そっちの方がおかしいんですよ」
「…………っ! だ、まれ……」
俺の言葉を止めようとする。だが最初の頃みたいに、私は感じていない、と言うことはなくなっていた。
「はっ……ああんっ……あっ……んふっ……う……」
性器同士が激しくこすれ合う。そのすさまじい快感に果てそうになるが、頑張って耐える。腰に力を入れて耐えた後、俺はピストン運動を再開した。
「あふっ……くうぅぅ……」
肉棒に性器をえぐられると、千冬さんはすぐに喘ぎはじめる。
「はぅっ……ああ……やっ……」
「千冬さんの膣内、きつくて気持ちいいですよ」
「だ、黙ってできんのか」
「千冬さんにも気持ちいいって言ってもらいたいんですよ」
「これ以上、私をなぶるな……」
「好きだから、辱めたいんです」
「変態め……」
この気の強い女性に蔑まれているかと思うと背中がゾクゾクする。正しく変態な俺だった。
「んっ……うああぁっ……いっ……!」
俺は更なる快楽を求めて腰を振る。
「はっ、くぅん……あふっ、ふあぁっ……!」
二人の腰がぶつかり合って、快感が高まっていく。千冬さんの膣は、なお強く俺の肉棒を締めつけてくる。
「ああっ……はっ……はっ……く、うっ」
千冬さんの熱い粘膜が肉棒をこすりあげる。俺は我慢するのをやめ、快楽に身を委ねることにした。
「凄すぎます、千冬さん……もうイってしまいそうです……」
千冬さんの膣が収縮し、彼女もまた絶頂を迎えようとしているのがわかった。
「ま、待て根鳥、今日は……」
「危ない日ですか」
「そう、なんだ。だから、中では……」
「駄目です。俺は千冬さんに自分の子供を産んでもらいたいんです。だから中で出します」
「だ、駄目だっ! 子供なんて……」
「子供が産まれても、俺はちゃんと養います。千冬さんと一緒に愛してあげます。だから……いいですよね」
「だめっ、だめだぁっ」
千冬さんの叫びと共に、膣の中がうねって肉棒をちぎれるほど強く締めつける。俺もその締めつけに負けないように、肉棒を動かした。限界に、達した。俺は亀頭を千冬さんの子宮にめり込ませて射精した。
びゅびゅっ、びゅくびゅくっ!!
子宮に精液を流し込まれながら、千冬さんも絶頂を迎えた。
「はあああああぁぁ……」
「うぅっ。千冬さん……」
俺達はしばらくの間、はぁはぁと息を荒げながらたたずんでいた。
「うっ、馬鹿者め、また、中で出しおって」
膣から溢れる精液をティッシュで拭いながら怒る千冬さん。
「千冬さんの中とっても具合が良くて気持ちいいですから」
「……うるさいっ。馬鹿者が……」
そう言いつつも、そこまで嫌悪感を見せない。
(あと一押しか)
「千冬さん、舐めて」
「…………ん」
出し終わった後のお掃除フェラ。確実に千冬さんは仕込まれていた。
「ちゅぷちゅぷ……れろれろ……ちゅうう……ま、全く、こんなに、出しおって」
言いながらも肉棒についた精液を、綺麗に舐めとっていく。
「こく……んくっ……こくっ」
そして喉を鳴らして嚥下する。毎度のことながら、こんなに女が愛おしくなる瞬間はない。
「相変わらず、濃くて、苦い……」
「良く飲めましたね。千冬さん」
俺は飲み干した後の千冬さんを、優しく抱きしめるのだった……。
§
「今日はこの体勢でしたいです」
俺は一緒に見ていたエロ雑誌を示し、千冬さんに見せてやった。
「!? こ、こんな……」
「どういう体位か、どんな動きをするか想像がつきましたか? なら多分それが正解です」
「い、嫌だと言っても、応じてはもらえないのだろう?」
「応じますよ。この体位でするのは諦めます。その代わりまたローターと催眠で責めさせてもらいますが」
「…………!!」
あの一週間を思い出しているのだろう。千冬さんは一言では言い表せない複雑な表情をした。
「それは、強制というんだ」
「強制はしません。選択肢をあげるだけです」
ものは言いようである。
「さあ、しますか」
俺はベッドに横になった。やはり嫌なのだろう。千冬さんは身をよじっている。
「いつまで……」
「ん?」
「いつまでこんな関係を続けるつもりだ」
「俺がIS学園を卒業するまでです。まあ卒業する頃には俺達の関係も微妙に変わっているでしょうけどね」
その頃には自分から俺を求めて、関係を続けたいと言わせてやる。
「それまでにバレないとでも思っているのか?」
「バレないように上手くやりますよ」
最悪、絶対催眠を使うことも視野に入れている。
「…………」
「そんな先のことや不測の事態より、目の前の行為を気にしましょうよ」
「……くっ」
千冬さんは俺に近づくと、ズボンのファスナーを開けて、ごそごそと中のモノを取り出した。
「…………」
どうやら完全に萎えたモノはまだ見たことがなかったので、驚いているようだ。
「ふっ…………んっ…………」
そのまま手でしごかれる。刺激され、快感が腰に溜まる。俺のものは、早くも勃起していた。
「こ、これで……」
ようやく準備完了である。千冬さんはさっきまで俺の膝の上に乗せて、おっぱいを揉みながらエロ雑誌を見ていたから、ある程度は濡れているはずだ。千冬さんは素早くスカートを外し、パンストとショーツを脱いだ。ショーツを脱ぐのにやたら時間がかかった。恥ずかしいのだろう。剥き出しになった女性器から、粘り気の強い液体が太ももをつうっっとつたう。
「…………っ!」
屈辱とばかりに顔を歪める千冬さん。それでも早く終わらせたいのだろう。ゆっくりと俺のモノに腰を下ろしてきた。
「ふぅーっ、ふぅーっ」
「あ、千冬さん、入れる時はご自分で性器を割り開いて下さいね。そうしないと多分入りづらいです」
「……! く、くそっ………………すれば、いいのだろう」
千冬さんは言われた通りに、両手の指で陰唇を割り開いた。
くちゃ……。
濡れた音が響いた。俺に聞かれたと思い恥ずかしがる千冬さん。ああ、いいなぁ。そうして腰を下ろす。
「うっ……あぁっ……」
濡れた襞の内側をこすられて、喘ぎ声をあげる。
「くっ……んっ……ああぁっ……」
まだ入っていないというのに随分と気持ち良さそうである。
「千冬さん、自分だけ楽しんでいないで、俺にもして下さいよ」
「っ! だ、誰が楽しんでいるか!」
反論すると、覚悟が決まったのか、半分の所まで入れた。
「くぅぅん! は、あ。こ、れ……」
「普段と違う入り方をしたので感触が違いますね。そう思いませんか? 千冬さん」
俺は既にセシリアや鈴でこの体位に慣れていたからな。そこまでの衝撃はなかった。
「…………」
千冬さんはブルブルと震えている。
「千冬さん。いつまでもその中腰じゃ疲れるでしょう。早く俺の体に座ったらどうですか?」
さっさと騎乗してくれ。なんだか俺が焦らしプレイをされているようじゃないか。
「んんっ……くっ……はぁん!」
耐えていたようだが、最後に可愛い喘ぎ声が漏れたぞ。
「くぅっ……ひくぅっ……」
「んっ……」
千冬さんの膣は、入れた後、小刻みに痙攣しながら俺の肉棒をきつく締めつける。その膣内はあまりにも官能的だ。
「くふっ……あっ……ひっ……はあぁんっ」
喘ぐ千冬さん。よほどこの体位がヒットしたのだろうか?
「そんなに……気持ちいいですか? いや、俺ももちろん気持ちいいですけど」
すると俺をギラッと睨みつけてきた。「言うな」ということらしい。俺は両手を上げて降参のポーズをとった。
「わかりました。何も言いませんから、雑誌みたいに腰を振ってお互い気持ち良くなりましょう」
「私は……気持ち良くなど……貴様が勝手に、一人でイケばいいっ!」
息も絶え絶えって感じですよ。千冬さん。彼女は俺の肉棒を締めつける度、悩ましく息を吐いた。
「はふっ……ふああああぁん……」
千冬さんが少しずつ腰を上げて、モノが引き抜かれていく。内部で襞がこすれるのだろう。いつもより大き目の声が出ている。
「うっ……くっ」
限界まで引き抜くと、今度は腰を下ろし、ずぶずぶとモノを呑み込んでいく。
「今のゆっくりした動きが基本動作ですね。良くできました。それを今度は速く行って下さい」
こんなことを言っているが、思わず射精感を高める為に動いてしまいそうだった。それぐらい、肉の快感と同時に光景のいやらしさが精神を昂ぶらせた。あの千冬さんが俺の上で腰を振っているのだ。興奮しない方がおかしい。
「いいですよ……今の千冬さんの姿、凄くいやらしくて興奮を誘います」
「くぅっ……はぁぁっ……、い、言うな、言わないでくれ……」
さすがに恥ずかしいのだろうな。言葉が穏当だ。
「あっ……はぁっ……! んふっ……」
腰を振り、モノを膣内でしごく度、快感が湧きあがるようだ。
「んっ……ふぁっ……ふぅっ……」
「……随分と激しい腰使いですね。気持ちいいですか?」
「……………………」
沈黙。おや珍しい。反論すらしないとは…………!!
「千冬さん、今、本当に気持ちいいんですね。偽りの言葉が吐けないくらいに」
「や、めろ……言わないで……くれ……これ……はぁ……」
そこで言葉を切る。何かいやらしいワードを言いそうになったので慌てて止めたって感じだった。
「千冬さん。言いたいことがあるならちゃんと言って下さい。自分の状態とかも。言ってくれないとわからないですよ」
「言えない……言う、なんて……」
意地でも言わないつもりか、ならこっちにも考えがある。
「はぅっっ!!」
千冬さんが嬌声をあげる。俺が急に腰を突き上げたからだ。
「言って下さい千冬さん。言わないとこれ、何度もしますよ?」
そう言って腰をパンパンと突き上げる。ああ気持ちいい。
「や、やめひっ、めろ、やめて、ああん、くれっ」
喘ぎ声の合間に喋るとは。
「やめて欲しければ言って下さい。何ですか? さっき何を言いかけたんですか?」
「やめろ、やめっ、はぁぁん」
言ってくれってば。
「わ、わかった。だからそれを……」
俺は即座にピタリと腰を止めてやった。
「はい、何ですか?」
「………………………………………………きもち」
「え?」
「……………………気持ち、良かったんだ。感じて、しまったんだ」
ようやく素直に快感を認めてくれた。これって初めての時以来じゃないか?
「騎乗位が、上に乗って自分で腰を振るのが気持ちよかったんですね」
「…………あ、当たる、ところが、違って、その……刺激、されて」
ふむふむ。
「ね、とりの、硬い、これが、当たって、~~~~!! 気持ち、良かったんだっ」
やけになったように叫ぶ千冬さん。俺は上体を起こすと彼女を抱きしめた。
「嬉しいです。千冬さん。俺で気持ち良くなってくれたんですね」
「…………」
耳まで真っ赤にして照れている千冬さん。
「千冬さん……んちゅっ」
「ン……キスは……駄目だ……これも……気持ち、良くて……」
堰を切ったかのように快楽を認める千冬さん。
「じゃあ、こうやって抱きしめるのはどうですか? 安心とかしますか?」
「あ、安心、というより、……体温が、感じられて。おかしなことを考えそうになる」
「おかしなことって何ですか?」
「……………………」
ありゃ、また黙ってしまった。俺は両手をベッドにつくと、両手と両足を踏ん張って腰を突き上げた。
「あああっ! だ、だめだ。それ、だめぇ」
ピタリ。
「はい、言って下さい」
「………………抱き合っていると…………その、まるで……恋人同士のようだな、と……」
ははぁ、なるほど。俺は再び両手を彼女の背中に回して抱きしめた。
「千冬さん。それもおかしなことじゃありません。俺はいつもそう思っていますから。抱きしめ合うと、千冬さんはその気になんてなってくれないだろうけど、俺は自分だけ千冬さんの恋人になれたような気がして、一人で嬉しがっていたりしたんです」
安心させるように背中を撫でる。
「お前も……?」
「はい。だから、一緒なんです。一緒、ですよ」
微笑みながら、告げる。
「そう、か。そう、なんだな」
「はい」
繋がったまま、俺達は頷きあった。
「千冬さん。話もいいですけど、俺、したいです」
「うう…………わかった。動く」
「はい。一緒に、気持ち良くなりましょう」
そう言うと、千冬さんは無言で動き始めた。だが、彼女が思っていることは、肌で感じ取れた。やっと、千冬さんと一つになれたような気がした。
「ああぁ……」
千冬さんは先ほどより熱を上げて腰を振った。快楽を、貪る。俺は彼女の体を抱きしめたまま、完全に千冬さんに任せた。このペースでは多分……。
「あっ……んんっ……はっ……はっ……はぁ……ふ、う……くぁ……き、もちいい……気持ちいい……」
快感を口に出しながら腰を振る。そこにはもう脅迫も被害者も無かった。ただ二人の男女がそこにいた。
「あっ……くぅ……ふぁ……はぁ、はぁ、あっんん……んんん……ああん」
「千冬さん……俺も気持ちいいですよ……蕩けそうです……」
「んっ、お前も、いい、のか? ……私も、いいんだ……お前のが、固くって、大きくって……はぁっ!」
やっと、千冬さんが落ちてくれた。嬉しい。喜びが全身に広がる。
「千冬さん。好きです。……ん」
「ね、根鳥……私は……ちゅう」
俺はその後も好きだと言い続けた。そしたら、
「根鳥、あまり、その、好きと言うな」
「? 嫌、ですか?」
「違うんだ。何故かわからないが、少し、嬉しいんだ。私のような女を好いてくれていると思うと」
「千冬さん……」
感動する。ぎゅっと抱きしめた。
「千冬さんっ。千冬さんっ!」
俺は自分でも腰を使いはじめた。
「ああっ根鳥っ、駄目だ、動くなっ、されたら、私……」
「イキそうなんですね? いいですよ。イって下さい。俺で、イって下さい」
「あぁん……イ、ク……根鳥で……イク……あああっ」
「俺も……イキますから……一緒に……」
「あ、ああ……一緒に……いっしょ……」
俺達は互いに激しく腰を振った。快楽を貪る獣がそこにいた。
「あああああ、イク、イクぅぅぅぅ!」
「千冬さん! 出、る!!」
ドクッドクッドピュッ!!
ビュルビュルと、俺の放った精液が千冬さんの中を汚していく。子宮の奥深くまで犯す征服感。千冬さんをイカせたという優越感もある。
「はぁぁん……あ、つい……ねとりの……せ、えき……」
「千冬さん。好き、好きですよ」
ちゅ、ちゅとキスをする。そのまま俺達は、どちらからともなくベッドに倒れ込んだ……。
§
「千冬さん。俺、幸せです。今、これ以上ないくらい幸せです」
「う……」
情事が終わって冷静さを取り戻した千冬さんは相変わらずだった。しかし……。
「お前の言う、好き、というのは……どこまで信用していいのかわからん」
「やっぱり、信用ないですか?」
「当たり前だ! 私の他に、五人の女に手を出している奴が何を言う!」
「うーん。それを言われると痛いですね。でも俺は本気ですよ。本気で、全員好きなんです。順列は……決められないですね。でも、千冬さんを好きだというこの気持ちに偽りはありません。大好き、です」
そう言ってキスをする。
「ん……馬鹿者が……」
「いつか、千冬さんにも言って欲しいです。根鳥が好きって」
「そ、そんなこと言わん!」
「いつか、ですよ。千冬さん……んちゅ」
「む……はぁ、学生と、こんな関係になるなど……」
その後も千冬さんはぶつぶつと言っていた。だけど、彼女の心が俺にあることは充分わかっていたので、俺は嬉しかった。