さて、話は一夏のクラス代表就任パーティーの頃まで遡る。少しだけ会話に出ていた凰 鈴音(ファン・リンイン)が転入してきたのだ。ツインテールが似合う(色々と)小さな体。ハキハキした表情。まさに幼なじみって感じだ。
「その情報、古いよ」
そのボール、消えるよ。というネタがあってだな……。ま、まあそれはさておき、彼女は転入早々に一年二組のクラス代表に就任したのだ。模擬戦を行った一組と違って二組の代表はとっくに決まっていたと思うのだが、そこは中国の代表候補生としてゴリ押しでもしたのだろう。二組での彼女の交友関係が心配だ。そして……。
「ひっく、うっく」
俺は今泣いている鈴音を保護してやった訳だ。この頃に一夏と喧嘩するのはわかっていたから、網を張っていたのだ。
「凰、一体どういう事情なんだ? 俺は同じ男ということで織斑と話しやすい。協力できると思うが……」
まあ話は簡単だ。鈴音が遠回りなプロポーズをしたというのに、それに一夏が全く気づいていなかったという訳だ。
「ひっ、がんばって、こくはく、したのに……うぅっ」
女を泣かせる男なんて滅べばいいのである。俺? 俺は喜ばせているからいいんだよ。
「わかった。織斑にその告白がプロポーズだとか具体的なことは言わないで、約束を間違って覚えていたことだけでも謝らせよう。俺が織斑を連れてくるよ」
場所は俺の手狭な部屋である。連れこんだ時はこんなに簡単に男の部屋に入るなんて、彼女も無防備だなぁ、と思った。さて、それはさておき涙に濡れた彼女に催眠暗示をかけますかね。
「この部屋の中に限り、俺のことを織斑 一夏だと認識しろ」
絶 対 催 眠 !
「え? ……いち、か? あれ、なんで?」
鈴から見れば今まで自分が話していた違う男、根鳥の顔や声が一夏に変わったので戸惑っているのだろう。
「俺がこの部屋を出たらそれから一分前までの記憶を思い出せなくなる」
はい仕込みは完了。これで俺がドアを開けて外に出れば、一夏だと認識しろと言われたことが、急に根鳥が一夏に切り替わったことが思い出せなくなる。
絶対催眠は超便利。
さーて、適当に時間を調整して戻ってきますかね。俺は部屋の外に出た。
§
「一夏……」
「
部屋に戻った俺を見て鈴音は暗示の通り俺を一夏だと認識したらしい。フフフ、これが、俺が考えた凰 鈴音の落とし方だ。俺の部屋でだけ一夏と認識させ、体を貪ろうという訳だ。
「だ、ダメよっ。ここは根鳥の部屋でしょ。あいつがいつ戻ってくるか……」
「大丈夫、あいつには俺の部屋で待っててもらっている。俺が行かなきゃ戻らないよ」
そして、俺は一夏として鈴音に謝罪した訳だ。約束を間違って覚えていてすまないと。同時に「あれ、遠回しのプロポーズだったんだろ? 気づいて嬉しくなったよ。俺も、鈴が好きだ。できれば将来は結婚したいよ」と囁いた。そしたら落ちましたー! 簡単にコロッと落ちました―! そして今は抱きしめていて、キスをせがんでいる所だ。
「鈴……ん」
「ん……一夏ぁ」
ハハハハハ。一夏君。君が喧嘩している間に鈴の唇は俺がもらった! 君はそのまま鈍感系主人公として突っ走ってくれ。おこぼれとしてお前のことが好きな女子を片っ端から寝取っていくから。
「ん……ちゅ……ちゅ、ん、ふぅ……ぴちゃっ……」
唇を甘噛みし、舌で舐める。さすがに口内に舌を入れるのはまだだ。
「んんんっ!」
「んふ……ちゅっ……ぴちゃ……はぁ、はぁっ……ちゅちゅうぅ」
吸ったりもする。我ながら酷いファースト・キスである。鈴はされるがままだ。
「はぁっ、はぁ……ちゅ、ちゅるぅ……んんんっ……」
甘美な感触と味。文字通り味をしめていた。
「んっ……ちゅうぅぅ……じゅっ、ちゅるぅ……ん……ふぅぅん」
「い、一夏」
「ちゅっ、ちゅっ、じゅぱっ、れろ」
鈴の甘い唇をなぞっていく。
「はぁ、はぁっ……んふぅ……ちゅっ、じゅじゅう……ぴちゃっ、ぴちゃ……」
息が熱い。抱きしめている体は小さく、自然、見下ろす形になる。体は、かすかに震えている。
「ん……んじゅ……くちゅ……ちゅっ……ぱ……っ」
たっぷりと、舐めていた。興奮してとまれなくなっているというのもあるが、どうせ一夏のやったことになるのだ、という思いもあった。外道ですまん。
「じゅるふぅぅ……ちゅぱ、ちゅうう……んっ」
そこまでしたところで、ようやく離した。
「ぷはぁっ。一夏、こ、こんな」
「悪い鈴、とまれなかった。俺、ホントはずっと鈴とこういうキスをしてみたかったんだ」
「そ、そんな……」
「嫌、だったか?」
「う、ううん! そんなことないよ。ただ、びっくりして……」
「そっか。じゃあもっとしていいんだな……じゅるっ、ちゅぱっ」
「え? いちか……んんー!」
その後、たっぷりと鈴とのキスを堪能したら、鈴に口止めしておいた。「俺達が付き合うことになった、恋人になったことは伏せていよう」と。理由は男子生徒とそういう関係にあると知られたら、鈴がやっかみを受けたり、一夏の周囲の女子が騒いだり冷やかしたりする。また、中国の代表候補生である鈴が男性操縦者の織斑 一夏と恋人関係にあると知られたら、世界規模で影響がでるかも知れないから。とまあ適当な理由をでっち上げといた。これで鈴は他の女子に俺と付き合っているとは言うまい。プライベート・チャネル、ISの個人通信はどうしようもないので、緊急時以外は禁止。恋人として繋ぐのは駄目と催眠をかけた。一組で一夏と親しい箒やセシリアに対し、影でこっそり優越感にひたる鈴……ククク、全て勘違いなのにな。……それにしてもひでぇなぁ。俺は死んだら地獄に落ちるだろうなぁ。
§
また別の日。
「鈴……んちゅっ」
唇を寄せていく。受け止められる、唇で。
「一夏ぁ……んぁ」
箒は一週間に一回。セシリアは気が向いた時、そして鈴は結構毎日というペースができていた。正直これには困った。俺の体は一つしかないのである。しかも休日は「用事」があるし、これから新ヒロインたちも転入してくるのだ。鈴のペースは何とか落としたいなぁ~というのが現状だ。え? 贅沢? ごもっとも。
「ちゅ……ン……」
軽く、また軽く。
「ンッ……ふ、う……」
次第に、口づけている時間が長くなる。あるいは、時間の流れの方が遅く感じている? 鈴は、キスを交わすたびに自分が主導権を取ろうとするきらいがある。しかしそれはいつも俺によってすかされる。こっちは既に二人と経験済みだコンニャロー。
「んっ、はぁ、はぁっ、はぁ……っ」
舌。唇を舐め上げてくる。必死、という言葉が似合うほど。
「フフッ……」
そんな鈴を可愛いと思う。まるで子犬のようで。鈴の頬が赤くなった。
「……ンッ!?」
舌を入れた。熱く柔らかい。
「ちゅふっ……ちゅぱ……じゅっ……んふぅ……」
すると、悔しそうな雰囲気を感じつつも受け入れてくれるのがわかる。こじ開けるというより、解きほぐすような舌使いで。とろけるような香りと味が広がる。
「んじゅっ……じゅぱぁ……」
唾液を吸い上げられた。中々やるじゃないか鈴。舌で口内を洗うように舐め回された。積極的だなぁ。
「んふ!?」
逆に舌を割り入れていった。激しく口内をかき回す。
「じゅる……んじゅっじゅうっ、ちゅぱっ、んふう……じゅううぅぅ……はぁ、ぷはぁ……」
口内の唾を吸い尽くすほどに吸引する。
「はっ、はぁ、んはぁ……あっ……あ……」
舌の裏も撫で上げてやる。すると息を乱し始めた。体をしがみつかせるように抱きついてくる。
「じゅるう……ふう……」
ようやく解放してやる。
「はぁ……はぁ、はぁ……っ、ふううう……」
「……どうだ? 気持ち良かったか? 鈴」
「む~~~」
むくれてるむくれてる。俺は頬を膨らませている鈴の手を取ると、股間に当てさせた。
「え……」
「暴れないでな」
そういいつつ片方の手でファスナーを下げる。
「……っ」
取り出していた。モノを。
「あ……い、いちか」
「悪い、鈴。お前とキスするといつもこうなるんだ」
「あ……えぇ……その」
鈴の手を上からぎゅっと握り、モノを握らせる。
「~~~~!!」
叫び声を上げたいのをこらえるような様子。そのまま上下にさする、鈴の手というより俺の手になっている。
「あ……あぁぁ」
声を上げる、いかにも気持ち良さげに。実際気持ちいい。まったく男を体験していない女子を騙くらかして触らせているというのは。
「いちか……きもち、いいの?」
「ああ。鈴の手……すべすべしてて気持ちいい。……実はずっと前からこうしてもらいたかったんだ」
「そ……そう、なの?」
「鈴……握って、くれないか」
「え、えぇぇ~~!!」
「鈴にして欲しいんだ。頼むよ」
そう言って頼むと、おずおずとだが軽く握ってくれた。
「こ、こんな……なんだ。男子って」
「うん……あぅっ……」
亀頭に触れていた。指。
「あっ! い、痛かったの?」
おきまりな台詞。いかにも経験がないのが丸わかりである。
「いや……気持ち良かったんだ。鈴、その先の膨らんでいる所が男の感じるとこなんだ」
モノが勃起し、ヘソまで反り返る勢いだ。
「!? な、ななななな、なんなのよぅ、これぇ!」
「驚かせて悪いけど、これが男のモノなんだ。できれば早めに慣れてくれ」
他人のフリをしているからって好き勝手言ってみる。いや、意外と大変なのよこれ。一夏が言いそうにない台詞とか喋り方とかしたらアウトだし。それに鈴の方は付き合っているつもりなんだから、本物の一夏と二人きりにするのもまずい。まあ組が違うのでそう簡単に二人きりになる機会はないけどね。その分この部屋での密会が接触の機会になっているんだけど。
「慣れろって、あ、あんたねぇ」
「さっきも言ったろ。俺は鈴にしてもらいたいんだ。して、くれないか?」
「うぅぅぅぅ、わ、わかった、わよ」
再び手が伸ばされる。怖いのか亀頭はさけているようだ。しかし軽く添えられただけで、心地よい感覚が走る。脈打つ肉の竿に指が絡みつく。太さを確かめるように二度、三度と握りなおす。
「な、なんかこれ、熱くて硬いんだけど。すごい、わよ。今にも破裂しそう……」
「その表現、正しい。実はもう結構良くて、出そうになってる」
「出る?」
「イクってことだよ。射精、精液が出るんだ。先っぽから」
「うぇえええ!?」
ホントに、経験がないのもアレだけど免疫がなさ過ぎるな。本当に一夏と付き合ったり結婚することになっていたら、どうなっていたんだろ。
「あ……な、何? 先からなんか出てきたわよ。イっ、ちゃったの?」
「違う、先走り」
俺は男の生態について説明してやった。
「き、もちいいと、出る、んだ……」
「鈴の手、柔らかいからな」
「ばっばか!」
……しかし、俺この学園にきてからこんなことばかりしている気がする。こんなことってのはエッチのことじゃなくて、その知識を女子に説明することね。なんでみんな揃いも揃って知識が無いんだろう。俺は何人に同じ説明をすればいいのだ。
「こ、こう?」
鈴が俺の説明通りに肉棒をしごく。中々飲み込みが早いな。そういえば彼女は中国に行って一年足らずで代表候補生になった天才だったな。
「う……あ……」
思わず声が漏れていた。
「ふぅっ……く、……はぁっ」
普段箒やセシリアとする時にはあまり見せない姿。免疫の無い鈴相手だからこそ、普段より我慢を捨てて感じている姿をさらす。……俺がこの学園で本気で快楽を感じることはあるのだろうか? なんかいつも我慢せずに早撃ちしている気がする。
「ね、ねぇ一夏、ピクピクしてきたよ。これって……」
「ああ、もう、出る」
五本の指が、それぞれ独立したかのように動き、絡みつく。カリの部分をなぞり、こすり上げる。耐えることなく放出してやろう。処女の手のひらに。
「出……るっ! 鈴っ!」
ドクッ……ドクン……!
俺は彼女の名前を呼びながら射精した。その手の中に。あさましいほど大量の、濃いものを。
「きゃっ!」
鈴が悲鳴を上げる。全く経験の無い少女にはきつかったか。
「はぁっ、はぁーっ……はぁ」
「白い、のが、熱くて、すご、い……」
鈴はビクビクと男の射精に怯えている。だがその手はまだモノを握りしめていた。
「……っはぁ、悪い、鈴……お前の手、汚しちまった……」
そうして、鈴の初体験(手)が終わった。
フフフ。このまま鈴にはずっと俺のことを一夏だと認識しててもらおう。そして他の女とは違い、一夏との幸せなキスや奉仕、初体験などをたっぷり経験させた後に催眠を解いてやろう。その時鈴の記憶に残る相手の顔は全て俺になる。クックック。その時、鈴の絶望する顔が今から楽しみだぜ!
せっかく催眠能力を持っているのでこういうこともしてみた。後で後悔することになりましたが。