アイラ×サキュパス
一面氷の大地に、幾つもの体が転がっていた。それはいずれも干からびて骨と皮を残しているのみ。元がなんだったかも分からない。
「ここもか……くそ」
シャイニングフォース。ドラゴニア帝国に対して反撃する者達のひとり、アイラはそう毒づいた。古代兵器による強襲で都市と都市の行き来が封鎖される中、彼女ともう一人エルフのラナ。エルウィンが各地の偵察をしていた。
その中で偶然耳にしたサキュバスの噂。街から出た者を片端から襲っているというのだが。
「食事の後だったとはな……完全に無駄足だ。魔法も使い切ってしまったし」
氷刃の魔女と恐れられる彼女だが、魔力が無ければ戦闘力は大幅に下がる。無理をして、サキュバスの手がかりをみつけようと奥まで来たのは失策だった。
と、その時。
「はぁい」
「ぐっ、しまった!」
妖艶な女性の声に、アイラは後退る。杖を構えたものの、魔力は使い切っている。どこからだと思った瞬間、背後に気配を感じて振り向こうとした。が、遅かった。
「捕まえた♥ あなたが、ドラゴニア帝国に歯向かう悪い子ちゃんですねぇ?」
「ぐっ、罠だったか!」
「馬鹿な子ねぇ。でも、そんなおつむの悪いところがだぁいすき♥」
灰色の肌に赤い瞳、口からは牙と長い舌の突き出た女性が、アイラの体に背後から抱きついていた。サキュバスだと、アイラは一瞬で見抜いた。普段であれば、この程度、全力の魔法でどうとでもできるのだが。
「柔らかい、そして暖かーい」
「や、やめろ、どこを触ってあぁああああん!」
「どこって、わからないのぉ? おっぱいとぉ、おしりとぉ、ここよぉ」
スカートを割って鉤爪のついた手がパンツの中へと入り込、アイラの股間を包み込んだ。爪を二本割れ目に差し込み、ゆっくりと前後に動かした。同時に、舌をアイラの耳の中にねじこみ、中で動かした。
「はぁん!!」
「恥ずかしがらないでぇ、アイラちゃん。ほんとは嬉しいんでしょう? だから声があがるんでしょ?」
胸の辺りを引き裂かれ、露わになったアイラの乳房をサキュバスの大きな手が覆う。爪が乳首の端をいじった。
「抵抗したら、内側から八つ裂きになっちゃうけど、どうするぅ?」
「だ、誰が……あ」
反射的に睨みつけたアイラはまともにサキュバスの瞳を見てしまった。サキュバスの目には魅了の効果がある。同性、異性、種族の例外なく。ここにくるまで倒したモンスター達はアイラを倒そうと必死だったのは、サキュバスに魅了されていたからだった。
アイラをここに呼び寄せ、疲弊させるための作戦。
「私のこと愛してる?」
「あ、愛してます、お姉さまァ。私のことを愛して♥ おっぱいをもっと触って、お尻を撫で回して、めちゃくちゃにしてくださぁい!」
氷刃の魔女としての誇りが、魅了の快楽の前に音を立てて崩れ落ちる。理性は完全に崩壊していた。
アイラは腰を振って、サキュバスの責めを受け入れ、体に触れられただけで嬌声を上げて悦んだ。
――そして。
「うふふ、シャイニングフォースのこと、もう隠してることなぁい? 今まで喋ったことで嘘とかないわよねぇ?」
「あ、ありましぇん、おねえさまにうそなんかぁ、だから、ごほうびくらさぁ、あああああああ♥」
「うふん、このまま私の妹にしてもいんだけどぉ、ちょっと意地悪しちゃお」
パチンとサキュバスが指を鳴らす。同時に、アイラの洗脳が解けた。
「あ……ぇ!? わひゃしは、なにを……きもちわるい!」
「あは♥さっきまで自分の仲間の情報を売ってまであーんなに欲しがってたのを気持ち悪いだなんてぇ」
「え? そんな、わ、わたしが……」
「自分のそのぐちゃぐちゃに愛液に塗れた胸に聞いてごらん?」
「ひゃうん♥ あ、そ、そんな――」
意地悪っぽく微笑んで胸を揉むサキュバスに、アイラは自分がしでかしたことのでかさに怯えた。
「いい恐怖ねぇ。じゃ、その美しい怯え顔にかんぱーい」
「んぅううううううう!!」
言うや否や、サキュバスは甘く吐息を漏らすアイラの唇に自身の唇を重ね合わせ貪った。緩急のついた乳揉みに、洗脳中に調教されていたアイラは無意識のうちに腰を振るのを感じ、そして次第に快楽に身を任せていった。
舌で歯茎を撫で回し、舌を絡ませながら、アイラの中にあるフォースを一滴残らず搾り取っていく。
体の張りも、瑞々しさも吸われ尽くし、干からびたアイラの体が氷の大地に落ちた。突き出された腰を踏みつけ、サキュバスはにやりと完全勝利を宣言した。
「魔女狩り完了っと!」