※この作品はR-18です。

朱が交われば深紅に染まる   作:ですてに

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27日分。

異動があったのでまだ落ち着きませぬ……!
ぐぬぬぬぬ。

なお遅ればせながらエイプリルネタ要素を入れております。

※今話の内容
⇒カリムさんの一件に片をつける
⇒リアスさん○○してまた失言する


第61話 カリム(※)

 聖王教会との顔合わせというか、話し合いは無事に終わった。カリムが教皇様直々の命令による第97管理外世界の調査任務を命じられる──つまり、俺の元でこれまで通り共に過ごせることが確定した。

 ただ、グラシア枢機卿を相当に悲しませることになったし、カリム直属に近しかったヌエラさんという人からは俺自身にも忠誠を捧げられてしまったし……。カリムもこれまでの任務もすぐに外れるものでもなく、暫くは執務室への直接転移による出勤を行うことでまとまっている。

 

 この辺り、殆ど教皇様……つまり、カリムが属する組織のトップが俺の存在を知ったことで、うん……俺に信仰を捧げられた上で、こちらの事情を最大限に優先することをあっさり了承したのが大きい。聖王の鎧を纏って虹色の魔力光を見せた俺を見て教皇様はその場で膝を付き、しばらく祈りの姿勢から戻ってこなかったぐらいに衝撃を受けたらしく、俺に対しては最敬礼の聖王様呼びときている。

 カリムのお父さんである枢機卿も最初はこちらに祈りを捧げてしまっていた。ただ、娘が明らかに女になったのを感じ取ってしまったからか、信仰対象と愛する娘を盗んだ悪党といった二つの感情が交じり合って、ものすごく複雑な思いを俺には抱いているのだそうだ。この辺りはカリムが教えてくれたんだけど、俺は彼に対してカリムを幸せにし続けることでしか応えようがないから……。

 

 教会側と穏便に落着点を決められたのも、結局、俺がカリムを聖王教会と縁を切らせる意思は無いことや、また次元転移の技術を持っているため、住まいは海鳴、仕事場はベルカみたいな反則技が可能なことが大きかった。『預言者の著書』というカリムが持つ稀少技能について、俺も習得してしまったことで精度や記録範囲が広がる目処がついてしまったし、すずかも例のごとくこの技能への理解を深めつつあるようだから、この技能の効果は高まる方向になっていくだろう。

 あとは年に数回の顔出し──お披露目だね、それも了承した。但し、当面は教会でも上層部だけに限ることにはなっている。反響が大き過ぎると予測できる点やいずれ俺とカリムの間に産まれるであろう子供の存在など、まずは影響範囲を絞りつつ、聖王の帰還をどう取り扱うか内部で十分な協議が必要だそうだ。

 

 こちらで施した次元閉鎖の兼ね合いで、行き来が自由なのは俺や俺の家族のみ。俺の意向を潰せば、二度と姿を見せない可能性もあると教皇様達執行部は怖れてしまっている。

 

「心身ともに全てを捧げ、決して聖王様の寵愛を失うことの無いように……そんなことを繰り返し言われました。ふふっ、私が大翔様に全てを捧げるのは当然としても、大翔様のために動く組織が教会であるべきなのに。この辺りは少しずつ内部の意識改革を為していきますわ……はぁ、んっ……」

 

「カリム。俺はこれからも一緒にいられる許可をもらえただけで充分だと思ってるよ……」

 

「あんっ、んんんっ! はっはい、今はそれで充分で、す。ただ、私達は長い時を生きるのですから……教会という組織の中枢が次世代、その次の世代になったとしても、大翔様の足枷にならぬよう務めるのも私の役目と思っておりま……あああっ、そんな強く吸われては、私っ!」

 

「ごめん、カリム。せっかく繋がってるんだから、さ」

 

 テラスの椅子に腰掛けた俺に抱っこの姿勢で繋がり合っているカリム。白地のブラウスのボタンは全て外れていて、同系色のブラジャーもずらされて俺が吸い付いている彼女の勃起した乳首を守る役割を果たしていない。

 そして、クリーム色のフレアスカートの内側では、自ら脱ぎ捨てたショーツの奥に潜む彼女の女性器が休むことなく潤滑液を噴き出し、自身を貫く男性器から精を搾り取ろうと発情の熱気と蠕動、さらに締め付けの強弱を細かく繰り返し、子宮口に触れている突端に吸い付くような挙動を行っていた。彼女を責めることに意識を割かなければ殆ど腰を動かしてもいないのに絶頂へと導かれてしまいそうなぐらいに、カリムの膣内は俺から精を搾り取ろうと蠢き続けていた。

 

「ふふっ、そうですね。でも、私先程から軽く何度かイッてしまってます。大翔様の逞しいモノが私のお腹の一番奥にずっとキスして下さっている、それだけでとても気持ち良くなって……」

 

「俺も話をしてる途中で暴発しないように堪えるので必死だったよ……カリムの中は動いてないのにすごく気持ち良くてさ……」

 

 そう俺が口にした直後、カリムは優しげな微笑みを浮かべつつ、俺の耳元に乱れた吐息もそのままに情欲に駆られるまま……卑猥な言葉をそっと囁いてきた。

 

「……私のおまんこも子宮も大翔様の『おちんぽ様』や『熱くて濃いせーえき』が大好きなんですもの。この熱をいつでも感じたくて、そのためならどこでもいつでも求めて欲しいって疼いてます……。私の心が大翔様を求め続けるように、私の身体も大翔様に支配しされ尽くされたい、犯されたいってすぐに涎をこぼしてしまう……はしたない身体に育ちましたわ……」

 

 誰だ、カリムにこんな淫語を仕込んだ奴はっ!……そんな驚きとは裏腹に硬さと大きさを明らかに増す俺の下半身。そして彼女がさらに深く腰を落として両足を持ち上げる動作をすることで、突端部分への強烈な締め付けが増す。ポルチオと呼ばれる部位──子宮口と膣壁の間にぴたりと隙間無く入り込んだのだ──。

 

「あ、あぁぁぁっ……深いの、大翔様が私の一番深いところにいますっ……」

 

 カリムが強く抱きついてくるのに合わせて、持ち上げた彼女の両足を支えるように腕を回す。揺するように二人の身体を震わせるだけで、俺達二人はほどなく二人仲良く深く達してしまうことになるのだった。

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

「……敷地内とはいえ、あんな野外のテラスで犯されてるのに、なんであんなに幸せそうに……」

 

 この月村邸というのは私の実家には敵わないとはいえ、人間界では相当に広い家。庭に裏山があるぐらいだし。駒王町だとこの規模となると正直一軒あるかないか。だから、無関係の第三者に見られることは無いけれど、それでも外でブラウスの前を完全に曝け出し、両足が持ち上げられたことでスカートの奥まで見られるような体勢であることに変わりは無い。

 

 自分から率先して淫蕩で下品な言葉を囁いて、男の興奮に繋がったことを悦ぶ。いつでもどこでも身体を差し出すというあの発言は本気だろう。……そう、あのカリムとやらに言葉を教え込んだアリシアという小柄な女性の挑発に乗り、感覚同調をしたことで思い知らされた。そもそも出来るだなんて信じられない話だったし。

 感覚同調については本来触れていないとできないものと言われたけど、テラスとのこの微妙な距離──そう、私達は部屋の中から悪魔の五感を働かせて睦言のやり取りを聞きながら、主に魔力で構成された不可視のロープを伸ばし、そのロープを介してカリムと部屋の中の私達と感覚と同調させている。

 ソーナの兵士である匙君が使える『黒い龍脈』という『黒邪の龍王』ヴリトラの魂を宿す神器の能力を参考にしたものの、距離に応じて感覚の同調率が落ちるのが課題というけど。同調率が直接触れ合った時と同じだったら非常に拙い状態になったのは間違いない。……自分の身体をもてあまし慰めたことだってあるから分かるもの。愛する男に抱かれる快楽は、自分で誤魔化す時とは比べ物にならないわ。この距離でもそれが充分に分かるほどに、私のショーツは濡れてお腹の奥がどうしようもなく疼いてしまっていた。こんなの平気な振りを装ってるけど、顔は熱を持ってしまってるだろう。

 

 あの男に抱かれているカリムは演技でも何でもない。多幸感と充足感に包まれたまま、男から与えられた深く長い絶頂に身を委ねているのね。

 ……しかし、こんなのを100%の出力で味わったソーナや椿姫はよく我慢できるわね、色々と。いや、椿姫はあの男の花に加わるべく動いているんだったわ。

 

「……この距離なのに、ものすごく気持ちよいのでしょうね。つられて私も疼いてきてしまいましたわ、うふふ」

 

「正直、私もだよ。カリムちゃん、心も身体も完堕ちしてるから下手に間近で同調したらこっちまで意識飛ばされそう……」

 

「アリシアさん、どうしても寝なきゃいけない時には逆にいいかもしれません。ただ起きた後にすぐにシャワー浴びないといけないですけど……」

 

 嗚呼、私の朱乃。小猫。どうしてそんな雌の顔を隠そうともしないの。麗しく気高い貴女達の姿は無くなってしまったの?

 ああ、全てはあの男が。身も心も蕩けさせる手管を使って二人を虜にして──!

 

「何を言うんだ、こんなにも雌の臭いをさせておいて。私は屈しない振りをしたって説得力がないな」

 

「なっ、勝手なことを言わないで! 私は貴方を認めたわけではないのよ!」

 

 抵抗する私に魔力や気を流しながら背中を一撫でしつつ、耳元で堕天使のように囁くのよ……。

 

「ああ、身体と心は別物だ。強引に発情させられたとしても、心は貴女だけのもの」

 

「そうよ……この身体の熱も貴方が無理矢理感じさせたものだわ……!」

 

 肩を、背中をそっと撫でる手はどこまでも優しく、私の身体の強ばりを確実に解していってしまう。感覚同調で彼の愛撫は心地よいものと知ってしまってる身体は素直に反応していく……私の意思とは裏腹に!

 

「気高きグレモリーの姫。その身体だけでも俺のものにさせて頂くとしよう」

 

 発情し昂る身体が髪や頬、背中に触れる彼の手を。首筋や額への口づけを逆らえずに受け入れて。そして命じられる形を取るものの、強く抗うこともなく私は制服やスカートを脱ぎ捨てて、恥じらいすら全身を駆け巡る快感に変えながら生まれたままの姿を晒していくの……。

 

「ああ、綺麗だ。形も大きさもなんという美しさか」

 

 あくまで優しくどこまでも丁寧に、乳房や臀部に触れる手も宝物のように扱われて、心と真逆の反応を示す身体に私自身も戸惑いを覚えて……。

 

「はぁ……んんっ、身体はぁ、身体は気持ち良くなってもぉ、心は……心までは渡さないんだからぁ……」

 

 喘ぎ声をあげながらそんな強がりを言っても惨めなだけなのに、それでこそグレモリーの姫君だと称えてさえくれる彼自身に心までぐらつかされてしまって、自ら堕ちる言葉を口にしそうになるのを必死で堪えるの。

 こちらの唇を無理やり奪わずに、だけど私をさらに蕩けさせるために指だけじゃなくて唇も私の下腹部に奉仕することで容易く達してしまった私は我慢が効かずに自ら足を開いていってしまい──。

 

「リアス? どうしたの、リアス。顔が赤くなっているのは分かるけど、一人でぼうっとしたり百面相してみたり……刺激が強過ぎたのかしら」

 

「はっ! だっ、大丈夫よ朱乃、これぐらいで私が堕ちるわけないじゃない!」

 

「何を言ってるのよリアス。シャワーを浴びにいきましょうって話なのに」

 

「部長……兄さまは確かに女性に対して紳士的な振る舞いが基本ですけど……優しく導くように自分が堕ちていく想像でもしましたか?」

 

「こっ、小猫! あの男は確かに紳士かもしれないけど、私がどうしてアイツに抱かれる想像をしなきゃいけないの!」

 

 抗議をする私の周りにいつしか集まる絶対零度の瞳を宿した女達。特に朱乃とソーナ、そしてあの男の正妻の瞳が非常に危険なものになっているじゃないっ!

 

「あれだけ大翔さんをけなしておいて、お姫様みたく扱ってもらう妄想に耽るなど……妄想でも許せませんわ、リアス?」

 

「私の得難き友人であり師匠をあれだけ侮辱しておきながら、大翔さんがグレモリーとしてではなく、リアス自身を見てくれる男性と分かった途端に手のひら返しですか。そうですか……」

 

「ひろくんに今更靡こうだなんて都合がいいのにも限度ってものがあるよ……?」

 

「無いっ、無いわよ! イッセーや祐斗に比べて全然イケメンでも何でもないし、好みの顔じゃないも……」

 

 最後まで私は口に出来なかった。ええ、反射的に飛びのいた私が元いた場所には氷柱が出来上がり、避け切れなかった雷光が私の髪を掠め、枝先が炭となりさらさらと落ちていく。落ちると堕ちるじゃ大違い、洒落にならないわ。

 

「ぶ、部長!? アッハイ、小猫ちゃん大人しくしてろって? イエスマム。そうですね、部長の失言癖も直した方が幸福に繋がります分かりま……ぎゃあああ、また小猫ちゃんのおっぱいがミルたんの胸板にしか見えねえぇぇぇぇ!」

 

 イッセーの加勢は望めない、ならば祐斗はっ!?

 

『部長、すいません。僕はまだこの後大翔さんとの手合わせがあるので、大怪我を負うわけには』

 

『待って!? 大怪我は確定なの!? ねえ!』

 

『命は大丈夫ですよ、大翔さんが近くにいるわけですから。部長、グッドラックです』

 

 ああ、視線だけで会話が成り立つこの眷属との関係性……。ねえ、小猫。私は間違ったの?

 

「ギルティです、部長」

 

 ああ、満面の微笑み。小猫、本当にいい顔をするようになったわね──。

 

「足元は既に固めました。もう動けませんよ?」

 

 あのすずかという女が視認できないほどの早さで私の足元を氷で固め。

 

「永久凍土の冷気よ、ここに具現せよっ!」

 

 ソーナが水系の応用で、セラフォルー様のお株を奪うような冷気で今度こそ私を身体ごと氷柱に変え。

 

「轟け雷光よ!」

 

 朱乃の光力たっぷりの雷が氷柱ごと私の身体を貫いた──。滅びの魔力を身体の周りにまとう防御法を空知に教えてもらってなければ即死だったわ……そんなことを思いながら、私は意識を闇の中へと溶かしていった。

 

「部長の慢心は筋金入りですね……兄さまにちょっと教えてもらっただけで滅びの魔力の応用もつかめる辺り、才能の塊なのは間違いないんですけど……はぁ。勿体無いですよね……」

 

 当然、意識を失った私は小猫のそんな呟きだって聞こえてはいなかったのよね。

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