〈トシside〉
銀子の事件から数ヶ月。もう、12月になり今年も残りわずか。今月は、クリスマスがあるので街も
「お父さん♪」
「誰がお父さんだー!!」
自室で書類の整理をしてると、総悟が入ってくる。
「いやだなぁ、もう忘れちゃったんですか?」
銀子が、皆に謝りにいく時俺も着いていったが、神楽と総悟が一緒にいてビックリしたのを覚えてる。後で銀子から聞いた話だが、二人は付き合っているらしい。
「年寄りになると、大変でさぁ。」
「年寄りってそんなに歳離れてないだろ?で、何のようなんだよ。」
「いやー、クリスマスにサンタと言う名になるお父さんにプレゼント貰おうかなぁっと。でも、お父さんセンス悪そうだからどうせなら俺が欲しいのをくれないかなぁって、ささやかなお願いでさぁ。」
「んなもん、自分で買え。」
たく、俺が二人の中を知って以来、“お父さん”と呼ばれるようになってしまった。
「ちなみに俺は、P〇4が欲しいでさぁ。ソフトは戦〇BA〇AR〇4で、伊達政宗をボロボロにするんでさぁ。」
「何か悪寒がするんだけど、気のせいか?」
「たぶん、気のせいじゃないでさぁ。」
言いたい分だけ言って、部屋をあとにした。
「全く~」
ため息をつく。
「お父さん♪」
先程と全く同じ台詞が耳に届く。
「だ・か・ら。」
また、総悟かと思ったら神楽と新八だった。
「お前たちか。」
ため息混じりに言う。
「クリスマスプレゼントください♪」
元気よく抱き付いてくる。
「お前らにはちゃんと考えてるって。」
頭を撫でながら言う。
「そうだと思ったんですけど、銀さんが……」
「銀ちゃんが、マヨラーはセンスないから欲しいものを言っておいでって言ったアル。」
俺は、妻にもそう思われているのかと少し落ち込む。
「で、なにが欲しいんだよ?」
「僕は、お通ちゃんの抱き枕で……」
「変態アル。マジで引くアルよ。」
神楽がいかにも嫌な顔をする。
「神楽はなにがいい?」
「私、新しいチャイナドレスがいいネ。黄色のが欲しいね。」
二人の物をメモ用紙に書く。
「なぁー神楽、
「後で来るからって言ってたアル。」
「今、買い物してるんですよ。銀さん、
「そうか。」
起きている
「マヨラー、キモいね。」
「るぅせぇ。嬉しいんだよ。久しぶりに
「あっ!忘れるとこだった。僕が欲しい抱き枕が載ってるネットのアドレスです。トッシーさんなら知ってると思いますけど……」
丁寧に折られた紙を渡される。
「じゃあ、仕事の邪魔になるといけないんで帰りますね。神楽ちゃん行こう。」
「私、サドの所行ってから帰るネ。」
「あんまり、邪魔すんなよってか仕事しろって言ってくれ。」
「わかったネ。私の色気でイチコロアル。」
二人仲良く部屋を後にする。
「はぁ~やっと落ち着ける。」
独り言を言って筆を走らせた。
「副長、お茶持ってきました。」
二人が帰り数時間後、
「悪いな。そこ置いといてくれ。…………そうだ、銀子来たか?」
「えぇ、もう来てますけど?副長知ってたんじゃないんですか?」
「それを先に言え。どこに居んだ?」
「客間ですけど?」
仕事を放り出し、客間へと走った。
「銀子~♪」
客間の襖を勢いよく開け、抱きつく。
「トシ?仕事は?」
「ママずるい。
「サボってきた。
「ちょっと、ダメじゃん。仕事に戻ってよ。」
「いいんだよ。後、数枚だし……なー
「パパ~♪」
「
「お休み。」
「へぇ?」
「相変わらず、欲ないね。
なんて可愛いんだろう。
「言われなくても、休みは取ってるよ。」
「ほんと?また、お仕事になったりしない?」
「なんないよ。他に欲しいのは?」
うーんと考え出した。
「私はね、P〇4が欲しい♪」
「それ、総悟も言ってた。」
「うん。一緒にやるの。」
「
「まだ……」
悩んでる姿も可愛いから好きなんだけどな。
「
「もう、帰るのか?」
「仕事残ってるんだろう?」
「そうだけど……」
「パパ、お仕事頑張ってね。」
銀子に抱っこされながら、こっちに手を振ってくれる。
「じゃあね。」
屯所を出ていく二人を外で見送る。
プレゼントを買いに行こうか。
で、クリスマス・イブ。
「ママ~これは?」
「持ってっていいよ。」
「パパ、これ重いから持ってって。」
「はい。」
屯所でのパーティーなので、食堂で作っているが、量が明らかに多い。
「他にも来んのか?」
てっきり、家族でのパーティーかと思っていた。けど、銀子は勝手に屯所の食堂を使うことを許可とってるし……。
「皆来るって言ってたの。」
「皆って?」
「真撰組の皆、仕事があるから全員が揃うことはないだろうけど、ここならちょくちゅく皆来れるからっておたくの局長さんが言ってきたんだけど?」
「出来たか?」
「ゴリちゃんだ~」
「
大きめのラッピング袋を渡してる。
「
揚げ物を作ってる銀子が食堂の台所から言ってる。
「ありがとう。開けていい?」
「どうぞ。」
「可愛い♪大事にするね。ゴリちゃん。」
「美味そうな匂い。いただき♪」
総悟や隊士たち数名が、唐揚げを食べてる。
「私も食べる。」
「じゃあ、行こうか。」
近藤さんに抱っこされ、食事を始めた。
「パパも食べよう。」
「今行くよ。」
銀子から、フライドポテトを受け取り皆が待つテーブルに運んだ。
こうして、クリスマスパーティーが始まった。
To be continued
upしたら、ぜんぜんクリスマス・イブじゃなかったので、急遽付け足しました。間違ってupしてしまった(T-T)