※この作品はR-18です。

闘技場~囚われの性少女~   作:ルーラー

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第九話   第三ラウンド―封じられた抵抗―

 純白の下着に覆われたミリアの割れ目に沿って、アシモフが指を前後に往復させる。

 じっくりと、丹念(たんねん)に。

 休息の時間を経たことで少しばかり収まってしまったであろう性感を、もう一度引き出さんと。

 

「……んっ……くぅ……はあ……んんっ……」

 

「お? もう感じ始めてきおったか? 休息の前にはイきかけていただけあって、早いのう」

 

「……別に……ふっ……感じて……んん……なんか……」

 

「声を必死に抑えながら否定されても、説得力に欠けるぞ? 娘」

 

「抑えて、ませっ……ふああっ……くふうっ……」

 

「おお、腰までくねらせ始めおったわ。よもや、敵であるワシの指などで、これほどまでに悦(よろこ)ぶとはのう」

 

 言葉で、秘裂に這わせている指の腹で、アシモフは少女の性感を巧(たく)みに煽(あお)っていく。

 むろん、彼の余裕はミリアの抵抗が完全に禁じられているからこそ生まれているものだ。

 それが解ければ――時間にして、あと四分もすれば、なんの対策も講じずに彼女の肉体を弄(もてあそ)び続けるなど、できなくなることだろう。

 だが逆に言うなら、それまでは、

 

「む? 娘よ。少しばかり、下着が湿ってきてはおらぬか?」

 

「そっ、そんなことは……っ!」

 

 それまでは、動揺と快感に瞳を揺らしながらこちらを見上げているミリアを、好き放題嬲(なぶ)ることができるのだ。

 

「いいや、確かに湿ってきておるぞ。まだ染みにこそなってはおらんが、しっかりとワシの指に応えて濡れ始めてきておる。いやはや、下の口は正直とはよく言ったものじゃて」

 

「そ、そんな……んっ!」

 

 往生際悪く否定の言葉を口にしようとしたミリアを黙らせるべく、アシモフは指を割れ目の上あたりに移動させた。

 そしてそれだけに留まらず、陰核に指を添えて軽く押し込んでみせる。

 

「――あっ……!」

 

 そこは、第二ラウンドの最中にミリアが自ら認めた『弱点』だ。

 そのことに思い当たったのか、少女の全身がかたかたと震え始める。

 だが、彼女に心の準備をさせてやる義理など、当然ながらアシモフにはなく。

 

「時間がないからの。恨むのならば、早々に蜜を垂らしおった自らの下の口を恨むのじゃな」

 

「ま、待って! 待ってください……!」

 

「それは聞けぬ頼みじゃな。ワシはあのとき、ちゃんと言うたはずじゃ。情けをかけるのは今回限り、とな。

 お主とて、ここを狙われる覚悟は、交換条件を呑んだときから固めておったじゃろう?」

 

「そ、それは……確かに……」

 

 最後の一言が、ミリアの闘争心めいたなにかに火をつけたのだろうか。

 震えが完全にやむことこそなかったものの、少女はアシモフの責めを受け入れようと深呼吸をし始めた。

 むろん、それが終わるのを待つ理由などない老人は、早々にミリアの秘芯を指先で圧迫しにかかる。

 

「――んんっ!」

 

 そしてもちろん、不安と怯えを増幅させるための言葉をかけることも忘れない。

 

「さあて、観客お待ちかねの『弱点集中責め』開始じゃ。布越しとはいえ、いつまでイかずに耐えられるかのう?」

 

「……や、やっぱりもう少し待っ――ああっ!」

 

 懇願(こんがん)の声を押し潰し、アシモフはミリアの陰核をグリグリと刺激していく。

 

「……あ、や、だっ……! だめ、そこ……そこはっ……!」

 

 闘技場内に蔓延(まんえん)している媚薬(びやく)の他に、『そこは自分の弱点である』と彼女自身が自覚してしまっているという心理的な効果もあるのだろう。

 責めるアシモフの予想よりも早く、ミリアは快感の波に呑まれ始めた。

 だが、まだ絶頂に至るほどではない。そう判断し、彼は指を『弱点』にあてがったまま振動させる。

 

「……んっ……ふうぅっ……! そんな、ブルブルさせないでぇっ……!」

 

 圧迫と振動。

 どうやら彼女は、前者よりも後者の責めに弱い体質らしい。

 そうと知ったアシモフは、指先を――より、強く震わせる!

 

「こうか? こうされると弱いのか? どれ、ならばもっともっと激しくしてやらなければのう」

 

「やああああっ……! だめっ、それ、だめですからぁっ……!」

 

 ミリアの瞳が強く閉じられ、首も左右にぶんぶんと振られる。

 そんな彼女に、残酷な正論を突きつける老人。

 

「なにを言っておる。追い詰めねば意味がなかろう? これは戦闘なのじゃから」

 

「そんなっ……そんなあぁっ……! ……ああっ……待って、これ以上……そこ、そこはぁっ……!」

 

 もっとも、この期に及んでもまだ、アシモフには少女を絶頂させる気はなかった。

 彼女が切羽詰っているのは事実だろうが、振動にはちゃんと強弱をつけ、間違っても達したりなどはしないように加減しているのだ。

 むろん、ミリアが絶頂を迎えたあとに溢れ出てくる蜜を、そろそろじかにすすってみたいという思いもありはするが。

 

「やめてっ……! 一度、やめっ……! だめ……! これ、だめっ……!」

 

 ありとあらゆる『抵抗』の禁止。

 その条件を呑まされたときと同じように、彼女は再びアシモフに懇願する。

 だが、二度目となるそれを聞き入れてやる彼ではない。

 

「情けをかけてやるのは一度きり、じゃ。ほれほれ、もっと大きな声で鳴いてみせい」

 

「……は、あ……ああっ……! や、もう、もう……ふぅんっ……!」

 

 とうに声を抑える余裕など失っている少女の陰核に、振動と圧迫を繰り返す。

 そうしているうちに、こみあげてくるなにかに耐えるためなのか、すべすべとした太ももがアシモフの身体を挟み込んできた。

 老人はこれにペナルティの発動を期待したが、行為の阻害には至っていないと判断されたか、審判からは注意を促す言葉ひとつ飛んでこない。

 

「……ああんっ! ……ふあっ! ……あ、ああ……やああっ……!」

 

 そんなことをアシモフが考えているうちに、ミリアの腰が浮いてきた。

 つい先ほど新しくしたばかりだというのに、下着のほうにも楕円(だえん)形の染みができている。

 それを見て、そろそろ頃合いかと合成獣(キメラ)は愛撫の手を止めた。

 

「……はあ、はあ……ああ……ん、ああ……」

 

 呼吸に合わせて上下する胸元。

 そこを守っているのは、銀色の胸当てだ。

 それを外すよう命じれば、ミリアは再び柔肌と乳首をこの場で晒(さら)さなければならなくなる。

 そこにある桃色の蕾(つぼみ)は、おそらくすでに尖りきってしまっていることだろう。

 それを、敵に命じられてのこととはいえ、今度は自分の手で観客たちの目に……。

 

 だがアシモフは、それを敢えて命じなかった。

 むろん、情けをかけたわけではない。

 ただ単に、彼自身がいまは股間責めに集中してしたかったというだけのことである。

 

 そして、おそらくは達するまで責め続けられるものとばかり思っていたのだろう。

 気づけば、快感の涙を目の端に浮かべたミリアが、とろけたような瞳でアシモフのことを見つめていた。

 そこにあるのは、戸惑いの色。

 おそらくは、身体がうずいて、火照(ほて)って、どうしたら収まるのかわからなくなってしまったのだろう。

 

 無理もない。

 強制的なものとはいえ、与えられていた快感が、そのまま続けられていれば絶頂へと至っていたはずの責めが、唐突に中断されてしまったのだから。

 

 このまま放置してやったら、果たして彼女はどのような行動に出るのだろうか。

 プライドや羞恥心、そういったものをすべてかなぐり捨ててでも、イかせてほしいと口にするのだろうか。

 ふと、そんなことを思いもしたが、残念なことにアシモフには時間がない。

 

 ミリアがそんな姿を晒すようになるまで追い込むのは、あとの楽しみに取っておくことにしよう。

 そう結論し、次に彼はミリアの脚のつけ根部分――股間に限りなく近いところへと目を向けた。

 

「――あっ……」

 

 それに対する少女の反応は、恥じらいに頬を染め、内股をもじもじさせるというだけのものだった。常識で考えれば、かなり際どいところを見られているというのに、である。

 おそらく、直前までの陰核責めが功を奏したのだろう。

 あれに比べれば、視姦(しかん)されるくらいは大したことではない、と。

 

 しかし、見るだけで満足するようなアシモフではない。

 内ももを撫でながら、下着のほうへと向かって右手を伸ばしていく。

 

「……あ、ちょっ……」

 

 当然のことながら、それにミリアは身体を固くした。

 しかし、後退するようなことはしない。

 小刻みに震えながらも、彼女はアシモフの手の動きを受け入れている。

 あるいは、うずく身体をどうにかしてくれるのは彼の手しかないのだと、本能的に理解しているのかもしれない。

 

 やがて、合成獣(キメラ)の右手が脚のつけ根から下着の中へと侵入した。

 

「ふうっ……!」

 

「――どうじゃ? じかに触れられるのは?」

 

「……はっ……はあ……はああっ……」

 

 柔らかな恥丘(ちきゅう)に指を這わせながら、アシモフが問う。

 それにミリアは、吐息を漏らすだけで返した。

 

「いかんのう、無反応は。不感症を疑われてしまうぞ?」

 

 いまに至るまで何度となく感じさせておいて、不感症もなにもないものだが、反応が薄いのは彼にとって大問題。

 なんとか喘ぎ声を引き出すべく、闘技場のサーヴァントは恥丘の上で指を踊らせた。

 

「……んっ……はっ……ふぁ……んふぅ……」

 

「うむうむ。人間、やはり気持ちのよいときには素直に態度で示さんとな」

 

 ふっくらとした恥丘の感触を堪能(たんのう)し終え、続いてアシモフは秘裂のほうへと指を動かす。

 

「……ひゃっ……んん……あぁん……ああ……」

 

 辿りつくと同時に、ミリアの口から甘い声が漏れた。

 指先にまとわりつく液体は、少女の秘密の部分から溢れ出た愛液だろう。

 それを絡め取るように指を動かし、さらにくちゅくちゅと音もさせる。

 

「……はあ……音、やああ……。恥ずか、し……んんぅっ……」

 

 羞恥に頬を染めながらも、ミリアは抵抗の色を示さない。

 ただただ、とろんとした瞳で嬌声(きょうせい)をあげ続けている。

 

「おお、おお。ずいぶんと気持ちよさげによがりおってからに。表情のほうも、すっかり『女』のものになってきておるわ」

 

「……そんな、ことぉ……。……はあ……んああ……ぁん……」

 

 敢えて優しい愛撫に徹する老人。

 そうして、甘く切ない声をもっと引き出そうと試みる。

 それにうっとりとした表情を浮かべ、身体を弛緩(しかん)させていくミリア。

 そして、とろけきった彼女の口から、ついに決定的な一言が漏れた。

 

「……ふうぅん……あ、そこ……もっと……」

 

「ほほう? もっと、とな?」

 

「――っ……!?」

 

 アシモフの問いかけに、否、思わず口にしてしまったのであろう自分の言葉に、心地よさげに喘いでいたミリアが目を大きく見開き、青ざめる。

 

「うん? どうした? ワシの指がそんなによかったんじゃろう? 遠慮はいらん。ほれ、もっとよくしてやるから存分に溺(おぼ)れるがよい」

 

「んんっ……。よ、よかったわけが……ふあっ……」

 

「なにを言う。もっと、とワシにねだりおったではないか、お主」

 

 そこまでの反応を引き出すことは不可能だろうと読んでいたアシモフは、ここぞとばかりに言葉で責める。

 もちろん、割れ目に這わせた指のほうでも。

 ミリアの口から出てくるのは、当然ながら否定の言葉。

 

「ねだってなんか……ふあっ……ませんっ……! 気持ちよくも……ああっ……くちゅくちゅ、音させないでぇっ……!」

 

「しかしのう、感じてないというのなら、この愛液の量は異常じゃぞ? ちょいと絞れば水溜まりができてしまいそうじゃ。……どれ、試しに絞ってみようかの?」

 

 ニヤニヤと笑いながら、純白の下着から手を抜くアシモフ。

 それから有言実行とばかりに下着の股布(またぬの)部分をずらしてから、両手で掴んで力強く絞ってみせる。

 途端、下着から大量の液体が流れ出し、地面に水溜まりならぬ愛液溜まりができあがる。

 ぽたりぽたり、という控えめなものを予想していたのだろう、その量を見て沸きたつ観客たち。

 

「あ、ああっ……!」

 

 一方、ミリアは軽い放心状態に陥っていた。

 アシモフの責めで、これほど大量の愛液を溢れさせてしまったという事実。

 それを、大勢の観客に教えられてしまったという現実。

 そして、下着の股布部分がずらされたことで、無毛の恥部がまたしても晒されてしまったという現状。

 それらのことが、彼女の羞恥心をこれでもかというほどに刺激していた。

 

 しばしして、紐(ひも)のようになってしまった股布部分からアシモフが手を離す。

 言うまでもなく、その両の掌にはミリアの愛液がたっぷりと付着しており。

 

「……や、やあぁぁぁぁ……」

 

 それを見せられた彼女は、弱々しく声を漏らしながら真っ赤になってしまった。

 そして、いやいやと首を振る彼女をさらに辱(はずかし)めんと、老人は少女にニヤニヤと笑いかける。

 

「しかし娘よ。お主、ソフトな責めだとよい喘ぎっぷりを披露してくれるのう。むろん、『弱点』を責めてもよい反応が返ってくるが」

 

「もう……もう、そういうことは言わないでください……」

 

「それはできぬ相談じゃよ。これも『攻撃』の一環じゃからな。

 さて、まだ多少といえ時間は残っておるか。一体、次はどんな責めをしてやったものか……」

 

「ううっ……」

 

 思案の表情を浮かべながら舌なめずりするアシモフに、ミリアはずりずりと退がっていく。

 その頭の中は、きっと『次はどんな責めを加えられるのか』だけで一杯になっていたに違いない。

 それ以外のことは、すべて消し飛んでしまっていたはずだ。

 そうでなければ、

 

『えー、ただいまミリア選手に『抵抗』の意思がみられました』

 

「――えっ!?」

 

 そうでなければ、どれだけ恐怖を覚えようとも『後退』だけは絶対にしなかったことだろう。

 審判の言葉は無情にも続いていく。

 

『よって、『抵抗不可』の時間を一分延長させていただきます。異存はありませんね? ミリア選手。納得がいかないようでしたら、そう仰ってください』

 

「……い、異存は――」

 

『何度も申しあげておりますが、当闘技場は可能な限り挑戦者に有利となるルール運営を心がけております。

 ですので、もしミリア選手に異存があり、それを私が検討させていただき、『ペナルティを課すほどのことではない』と判断した場合は、時間延長の宣言を速やかに取り消させていただきますが?』

 

「…………」

 

『それを念頭に置いた上でお答えください。――ミリア選手、ただいまの判定に異存はありますか?』

 

「――ありません……」

 

『申し訳ありません。声が小さくてよく聞こえなかったのですが……。異存ありですか? なしですか?』

 

「……っ! 異存はありません! 大人しく時間の延長を受け入れます!」

 

『承知いたしました。では、心苦しいですが『抵抗不可』の時間を残り二分と延長させていただきます』

 

 つまり、本当ならあと一分で『抵抗不可』の時間は終わっていたということだ。

 まさにギリギリだった、と内心では冷や汗を掻きながら、初のペナルティ発動にほくそ笑むアシモフ。

 なにせ、いまのでペナルティを課すという審判の言葉が嘘偽りではないとわかったのだ。

 

 ミリアを後退させる方法もみえてきた。

 快楽を与えることで思考力を奪い、その状態で『弱点』を責めるそぶりをみせるなどして脅せばいいのだ。

 むろん、そう簡単にはいかないだろうが、残されている制限時間はあと二分。それだけあれば、もう一度くらいは彼女から『抵抗』を引き出せるはず。

 

「――では、次の責めに移ろうかの」

 

 手についた愛液を、これみよがしに舐め取りながら。

 思考を終えた彼は、ミリアに次の指示を飛ばした。

 

「そうじゃな……。次は、うつ伏せになってもらおうかの。むろん、ワシのほうに尻を向けてな」

 

 などという、十七歳の少女が大人しく受け入れるには抵抗がありすぎる命令を――。

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