一番難産だったナタリアとのH。特に口調が……。
ティアとの擬似超振動で飛ばされたあの日から、もう三年が経とうとしている。俺はその間にセックスした女達を思い出した。ティア、リグレット、アリエッタ、ノワール、他街で見かけた女性達……。不特定多数の女達とことをなした俺だが、今夜ばかりは緊張していた。だって今日は……。
「ルーク」
「ナタリア……ん」
ナタリアとの初夜なのだから。
§
俺はこの度めでたく成人を迎え、キムラスカの王族として社交界デビューし、同時に王女ナタリアとの結婚及びナタリア女王の誕生する日になった。預言に頼らなくなったインゴベルト六世陛下は、これでやっと肩の荷が降りたような顔をして、俺達の結婚の儀を見守った。俺の母上と父上も喜んでくれている。親父は最近俺に軍元帥の後継ぎをさせる教育が楽しくてたまらないらしい。そこには三年前のような息子に無関心の公爵はいなかった。
さて、バチカルでのお披露目に民衆にも迎えられたその日の夜である。ティア他多数の女性と既に関係をもったり隠し子をもったりしている俺だが、妻となる女性とことをなすのは初めてである。緊張してしまう。
ちなみにティアが一番困った。なにせユリアシティの市長が祖父なのだ。市長の孫でありローレライ教団にとって特別なユリアの縁者であるティアが、誰のものとも知れない男の子供を妊娠したとして、ユリアシティではちょっとした騒ぎになったらしい。ティアは頑なに男の名前を漏らさなかったからだ(既に絶対催眠で話せないのは解除した。ティアならば解除しても問題なく、かつその方が信頼関係を築けると思ったからだ)。だが祖父や他の住民の追求が厳しく困っていると聞かされた俺は、極秘裏に市長にだけ挨拶に行った。市長もまさか相手がキムラスカの王族で王女の婚約者だとは思ってもみなかったようで、俺達は真剣に愛し合っているが、ことを公にする訳にはいかないので、黙っていてくれ、と頼んだら承諾してくれた。まあ今はそれよりナタリアだ。
「ルーク……ん……ンッ」
「ナタリア……ん」
キスをする。だが決して慣れているようにはみせずに。ナタリアの瞳が、濡れて光っているように見える。吸い寄せられるように、唇を重ねる。
「ん……ちゅっ……んん……んちゅ……んうン」
舌。だが口内には入れずに唇の表面を舐めるだけにとどめる。
(慣れている、なんてバレちゃあダメだからな)
「んふ……うぅン……ぷはっ……」
恥ずかしそうにするナタリアを抱き寄せ、ベッドの縁に腰掛けた。ナタリアは俺に身を委ねてくる。
「さわるぞ」
宣言して、乳房を触る。まずは服の上から、ソフトな愛撫。肌触りのいい布地の上から、乳首のあたりを軽くひっかくように。
「あっ……あぁン……あふっ……はぁン」
声が漏れる。毎度おなじみ絶対催眠で感度を上げているが……。
(少し感じすぎじゃね? 感じやすいタイプなのか?)
「ナタリア、痛かったりしないか?」
直接は聞かず、反応をみる。
「だ、大丈夫ですわ。その……どちらかといえば、心地良い、です」
俺の愛撫に反応して、普段は決してみせない顔をみせるナタリア。そんな彼女の乱れるところをもっと見たい。俺は、ナタリアの上着を脱がし、ブラジャーの中に手を入れ直接柔らかな乳房に触れる。
「はあァ……っ!」
びっくりするくらいの声を上げた。
「ナタリア、反応しすぎ。そんなにいいのか?」
「は、恥ずかしいですわ。……ルークだって、手を休めないじゃありませんの」
「だって、ナタリアの胸、凄く触り心地がいいんだ」
柔らかいのに弾力あるいいおっぱいだ。ティアの胸は大きいが、これとはまた別の柔らかさだ。
(って、そうやって比較とかするのがダメなんだろ)
むにっ、むにっ……。
俺の手中で自在に姿を変え、そしてすぐにもとの形に戻る。それを飽きることなく揉みまくる。
「はぁっ、あっ、あぁっ、あぁぁ……」
やはり反応がいい。自分で触った経験はないはずなので(絶対催眠で催眠状態にして聞き出し済み)ほとんど初めての愛撫でこれだけ感じていることになる。
「あっ、はぁン、うぅん」
両手の指で、硬くとがった乳房を刺激する。
「はうっ、ひああン! ああぁンッ!」
ひくんっ、ひくんっ、とナタリアの体が断続的に震える。俺は右手で胸をまさぐりながら、左手でナタリアの裾を割った。真っ白な太ももがあらわになる。
「すげぇすべすべ……触ってて気持ちいい」
もじもじするナタリア。もどかしげに脚の付け根をすりよせる。アソコを触って欲しいのか、期待しているのか。けれどすぐ触ったら面白くない。それに、ナタリアには初めての痛みをできるだけ感じて欲しくなかった。服がだんだんとはだけていく。乳首をいじくり、太ももの内側を撫でる。
「る、ルーク、……その……別の、所も」
ナタリアの精一杯の主張。
「わかった」
頷いて、ショーツの中にいきなり左手を差し入れた。
「きゃうっ!」
「すごいな。濡れてるぞ」
はっきりと愛液で濡れたそこを指でまさぐり、ぐちゅぐちゅとかき回す。すると嬉しそうに俺の指を迎え入れ、さらに熱い愛液をあふれさせた。
「はぁっ、あっ、あぁん……あはぁん」
「気持ちいいのか、ナタリア?」
「いやですわ……聞かないで下さいまし」
両手で顔を覆った。表情を見られたくないのと、触られている部分を見たくないのとでそうしているのだろう。秘部からは、愛液が溢れ出てきていた。俺はナタリアのショーツを脱がした。彼女は子供のように座ったまま脚を上げ、ショーツが脱げるのに協力する。
「見ろよナタリア、こんなに」
愛液で濡れて重くなったショーツを、ナタリアの目の前にかざす……ちとやりすぎか?
「やめて、やめて下さいルーク。恥ずかしくて死にそうですわ」
羞恥に身をよじる。ショーツを傍らに置くと、本格的にナタリアのアソコを愛撫する。
「あうっ! あん! きゃうゥン……ルークが、わたくしに触れて……」
ピンク色の肉襞がいやらしくまくれあがり、ぬらぬらと濡れ光っている。ぷにぷにしたその感触は、触っているだけでも気持ちいい。
(まさか初めてでイったりしないよな?)
感度を催眠で上げたのがまずかったかもしれない。初体験なのだ。これが普通と思われたら厄介だ。まあ、誰かとこんなことについて話すことなんてないだろうから、自分が感じすぎていることを自覚することはないだろうけど。俺は秘裂の上にあるクリトリスを軽くつまんだ。
「きゃうううっ!」
こちらがびっくりするぐらい感じた。ゆるゆるとした愛撫を続ける。
「あ、あん……ルーク……気持ちいいですわ」
素直に言葉に出してくる。うっとりと呟いた。俺の方は股間のモノが臨戦体勢に入っていた。ナタリアの痴態を間近で見せられたのだから当然とも言えた。
(どうしようか)
する前の想定では一発くらい手でしてもらおうとも思っていたが、これならすぐ入れても大丈夫かもしれない。
「ナタリア……俺もう」
俺は急いで自らの肉棒を表に出した。これ以上はないというほど勃起している。
「あ……す、すごい……こ、こんな大きなものが……」
「ナタリアのことが欲しいって、こんなになっちまった」
「わ、わたくしのことを……」
「いいか? ナタリア」
「……はい。好きにして下さってかまいませんわ。わたくしの初めてを、もらって下さい」
恥ずかしそうに、でもハッキリとナタリアが俺を受け入れてくれる。じん、と胸が熱くなった。十年来の仲だからか、やはりナタリアは特別だ。
「できるだけ痛くしないようにする」
「はい。でも平気ですわ。ルークのすることですもの、どんなことでも我慢できます」
俺はナタリアが愛しくなってキスをした。
「うん……んふん……んっ……んんんんんっ……ちゅっ……ちゅぱっ……んちゅ……んふうン」
うっとりとしたナタリアの声を聞きながら、舌を絡めて唇を吸う。既に慣れていることを隠そうという動きは消えていた。
「入れるぞ、ナタリア……」
「はい……」
熱くほころんだ彼女の入り口が、ぬちゅっ……と俺の肉棒の先端に触れた。
「あっ……あ、あつい……」
肉棒の温度にナタリアが声を上げる。ゆっくり、ゆっくりと彼女の中へと侵入していった。熱く、きつい感触が先端から俺を包み込んでいく。
「あっ、あぁん……はぁっ……すご、い……どんどん入って……」
肉棒の先が、ナタリアの純潔に触れた。乱暴にならないよう、優しくそれを貫いていく。
「あ……ああああっ……いたっ……」
さすがに身を硬くするナタリア。
「大丈夫か?」
「はい……ちょっとだけ驚いただけですから……平気ですから、もっと……」
けなげにも、にっこりと微笑む。本当はつらいはずなのに、その気遣いが嬉しかった。
「ごめんな、もう少しだから」
「あっ、あぁあああ……! ルークのが奥まで……あうっ! あーっ!」
ずず、ずずずずっ……!
途中ぷちっとした感触があり、ようやく……奥まで到達した。ヌルヌルとした熱い肉襞が、俺のをぎゅうっと締め付け、包み込んでくる。
「は、入りましたの?」
「ああ、全部入ったぜ」
「嬉しい……」
その感情のまま、俺に抱き着いてくる。
「良かった……あんまり、痛くなかったですわ」
「ホントに?」
「はい」
何にせよ、良かった。ナタリアが痛がるところは、できるだけ見たくない。
「……ルーク。……あまり痛くはありませんが、すごく、ルークを感じますわ……」
うっとりと陶酔してナタリアが言う。
「動いても、大丈夫か?」
「……平気です。ルークの好きなように動いて下さいまし」
俺はわかった、と告げると、ゆるゆると腰を動かす。動かしたい欲求よりナタリアを傷つけたくない気持ちの方が強かった。
「あっ! ……あ、あう……あんっ……!」
ナタリアが俺の服をぎゅっと掴みながら声を上げる。大丈夫か? とはもう聞かなかった。ただ早く終わらせようと思った。ナタリアの声には、甘いものが混じっているようだった。血と共に、新たな愛液が怒張を濡らしている。ふと、数年前に死んだ人物を思い出した。
(もったいねぇなぁ。こんな美味しいマンコと繋がれないなんて。せっかくプロポーズまでしてたのに。まあ、ナタリアは俺が幸せにしてやるよ)
ぐぷっ、ぐぷっ……。
ナタリアのオマンコが俺のを咥えこんでいる。頭がかっと熱くなる。
「あ、あぁん……っ!」
ひときわ甘い声を上げた。
「すごく気持ちいいぞ。ナタリアのここ」
きゅうきゅうと、ナタリアの内側が俺を締め付けてくる。
「わ、わたくしも……ルークが、ルークのが」
「気持ち良くなってきちゃったか?」
「あっ、あぁん……それは……あうッ……! やっぱり、恥ずかしい」
こんなにヌルヌルして何言ってやがる、と言葉責めしたいのをぐっと堪える。
(言葉責めとか絶対ダメだろ)
しかしナタリアは痛みよりも快楽が勝っているようで、続けて甘い声ばかり上げた。そして体をしがみつかせてくる。
「ナタリア、好きだぞ……」
「ルーク、わ、わたくしも、すきぃっ!」
いつのまにか、俺は激しく腰を突きたてていた。
ぐちゅっ! ぶちゅっ! ぐちゅう! ぐちゅ!
ナタリアの愛液がしぶきとなって飛び散る。結合部からは激しい水音がしていた。
「ナタリア、もうすぐ終わる。俺、ナタリアの中で射精、するっ!」
「あ、あああっ! ルーク、ルークぅ!」
ぎゅううう! とナタリアの膣肉が収縮し、俺のペニスを搾り上げて精液をねだる。
びゅるっ、びゅうううう!
「あはぁぁん!」
びゅくんっ、びゅくんっ……。
ナタリアの中で、俺は激しく果てていた。精液が子宮口に向かって発射される。俺は息をすることさえ忘れて、そのすさまじい快楽に呆然となっていた。
「あっ、ああっ」
ナタリアは全身を痙攣させ、ぐったりと体を弛緩させた。その体をぎゅっと抱きしめる。
「はぁーっ……はぁーっ。るー、く」
「ナタリア?」
「いやっ! 顔を見ないで下さいまし。恥ずかしいですわ」
「可愛かったぞ、ナタリア」
優しくキスをする。
「あ……」
俺達はしばらくそのままの姿勢で余韻に浸っていた。
§
「……という訳で、ナタリアとの初夜はとても有意義にすごした訳だ」
「あっ、んっ……どう、して、そういうことを、言う、の?」
「いや、嫉妬してくれるかなーって」
「知らない! ルークの馬鹿!」
ナタリアとの初夜を終えてから一ヶ月後、ようやく時間がとれた俺はティアとの逢瀬を楽しんでいた。ティアのお腹に負担をかけたくないので騎乗位だ。
「悪かったよ。ちゃんと可愛がってやるから」
「……ぅん、ホン、ト?」
「ああ、ティアは可愛いからな」
「も、もうっ」
結婚したのに早速不貞を働いている俺だが、更に酷い事実がある。ティアは現在妊娠しているのだ。初めての子供(二年前に出産済み)の時は遠慮したが、腹ボテセックスというものに興味があったのだ。ティアが妊娠しているのも不貞なら、そんな状態の女性とセックスするのも不誠実だった。だが俺も、そしてティアもそんなことを気にしている様子は微塵もない。
「でも、ナタリアとのセックスでは凄い気を使ったんだ。そこへいくと、まったく気を使わず等身大の自分を出せるのはティアの前でだけかな」
「そんなこと言ったって許してあげないんだからっ」
「まいったなぁ。どうしたら許してくれる?」
「……いっぱい、いっぱい突いて、そして、精液をいっぱい子宮に浴びせて……」
「わかったよ。いっぱい愛してやるから」
「うん、私も。ルーク、愛してるわ……」
後書き
ナタリアの回なのにティアでしめる。……どうしてこうなったんだろう……なんかエロSSを書く度に同じ事を言っているような気がする……。