さて、これで主要な人物とは一通り交わったわけだ。これからも俺はこの能力でエロいことをし続けてやる。それが、俺が生まれた意味だ。
§
「生まれた意味だ……と」
「あら、あなた。何をやっていますの?」
妻であり女王であるナタリアが声をかけてくる。
「最近暇だからさ、十年前までつけていた日記を読み返していたんだ」
「記憶障害の? ……なんだかそれも懐かしいですわね」
「まったくだ」
俺が記憶障害だと診断された年齢の、二倍以上もの時間を過ごしたからな。
「言っておくが、この日記は見ちゃダメだぞ。絶対にダメだ」
「人の秘め事を見るような軽い人間ではありませんわ」
彼女のその物言いに俺は少し笑った。
「はは、そうだったな。それにしても十年か……長かったな。そして、若かったなぁ」
TOAでエロSS 完
おまけ・各登場人物のその後
ルーク
ナタリアを妻に持ちながら、密かにティアやリグレットという情婦を作り、その子供ともども養って過ごす。気に入った女性を、催眠を使ってモノにすることをずっと続けた。
生まれてから七年間の生活で歪んだ性格は生涯直ることはなかった。
ナタリア
ルークの妻として過ごす傍ら、女王としてその辣腕を振るう。特にマルクトとの和平を推し進め、「和平を結んだのはインゴベルト王。和平をなしたのはナタリア女王」と言われた。ルークの浮気には催眠もあり気づくことはなかった。
また、自分の出生や、実の父親であるラルゴ(バダック)のことも知らずに生涯を終える。
ティア
一生涯をルークの愛人として過ごす。結婚できないことが唯一の不満だったが、ルークのおかげでユリアの子孫を残せたことを感謝している。「ルークの子供を生んだのは私が最初」ということをよりどころにした。日陰の人生ではあったが彼女本人は幸せだった模様。
ガイ
ルークと、彼が結婚した後はナタリアの使用人を務めた。原作と大幅に乖離した流れで、女性恐怖症を直すイベントが起こらなかったので、不憫に思ったルークが絶対催眠を使って治療した。その後は結婚もし、子供にも恵まれた良き人生を過ごした。
ジェイド
外殻大地やパッセージリングなどの研究を行った。原作と違いレプリカ技術の再利用などは考えもつかない様子。生涯を独身で過ごした。
アニス
マルクトでの刑期を終えてダアトに戻ると、相変わらず両親は人に騙されて借金をしていた。両親のことは好きだが、自分が不幸であるという意識は変わることなくあり続けた。
ルークの行為がよほど恐怖の対象となったのか、生涯男性と付き合うことはなく結婚もしなかった。
イオン
原作と違い、ダアト式封咒の解呪も
ヴァン
牢屋の中で障気蝕害にて死亡。妹の痴態を見せられ、ルークを作ったことを死ぬほど後悔した。しかし死の間際は、「これも運命か」といってそれなりに穏やかな顔で死亡したらしい。
リグレット
ルークの情婦、肉奴隷として過ごす。ヴァンの死には大きなショックを受け、一時期はルークによる暗殺を疑ったらしい。しかし催眠暗示で疑いは薄められ、最終的にルークを恨むことはなくなった。子供を生んで、戦争で亡くした弟以来の愛する対象ができたことで性格も穏やかになった。
ルークが成人して五年後に、気まぐれなルークに「ダアトに戻る気があるなら戻してもいい」と言われたが、「私は貴方の傍にいます」と答えた。
アリエッタ
ルークの子供を身篭り、牢屋内で母となる。こちらはルークに解放されると、彼からもたらされた「本物のイオンはとっくの昔に死んでいる。現在の導師はレプリカ」という情報を確かめる為にダアトへ行った。刑期についてはナタリア女王結婚の特赦などを受け釈放された。
レプリカイオンから本当のことを聞かされショックを受け、子供をともなってライガ・クイーンの元へ戻った。
ラルゴ
タルタロス艦上の戦闘で死亡。
ディスト
連絡船キャツベルトの戦闘後死亡。
シンク
ヴァンとリグレットが逮捕されたのを知り、彼らを嘲笑った後姿を消す。その後の行方は誰も知らない。
アッシュ
獄中でギロチン刑により死亡。最後まで自分のレプリカであるルークを恨みながら死んでいった。
漆黒の翼・ノワール
リグレットやアリエッタよりも凄惨な凌辱を受ける。飽きたルークに絶対催眠で操られ、政治家などの中年男性に売られて多数の男からの輪姦で精神を病み精神病院行きとなる。その後数年で死亡した。
後書き
これにてTOAでエロSSは終了です。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
明日の朝九時からも次回作を投稿します。同じく中編のエロSSです。だけど、エロはかなり薄いのであまり期待しないで下さい。全17話で同じく一日二回更新します。八日間で終了します。読まれるのでしたらそちらでもお会いしましょう。
それでは、また。