※この作品はR-18です。

星刻のアッシュレイ   作:咲良餅

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 傭兵企業(団)があるなら、傭兵ギルドがあっていいよね二次創作。


8.観光

「ふん。愚鈍で愚劣で愚昧な人類がデザインしたにしては、悪くないわね」

 

 

 制服を身に着けたエーコは、スカートの裾をひらひらとさせ、まんざらでもないようだった。

 これで子犬のように従順であったなら、なんてアッシュレイは高望んでしまう。レベッカがおおよそ100点に近い女であるがため、アッシュレイの採点基準は普段よりやや高くなっているのだ。

 

「良く似合っているよ、エーコ」

「ふん。当然よっ」

 

 散々に人類を否定してきた手前、そうするしかないのだろう。レベッカに賛美されたエーコは素直に礼を言うことなく、そっぽを向いた。

 明後日を向いた先で、エーコは何かを思いついたかのように目を瞬かせた。

 

「ねえ。ここって、学園都市アンサリヴァンなのよね?」

「ああ」

「竜種の記憶(ドラグワース)によれば、アンサリヴァンの街にはたくさんのお店があるらしいけど」

「それが?」

 

 ここで“行くか?”とか、“行きたいのか?”。気の利いた言葉が思い至っても口に出さないあたり、アッシュレイの人格が見え隠れしている。

 レベッカは苦笑していた。

 

「……てあげる」

「あん?」

「だから……あんたに、街を案内させてあげるっていってるのよ!」

 

 エーコは頬を真っ赤に染めると、そっぽを向いてしまった。

 アッシュレイは面倒そうな表情でエーコを見ている。

 アッシュレイは、以前より嫌いなモノがあった。それは生意気過ぎるガキんちょである。

 

「クッソ生意気なガキだな……」

「なっ」

 

 直球の罵詈。

 エーコはじろりとアッシュレイを睨み据えてきた。

 肩や腕がぷるぷると震えていることこら、怒っていることが分かる。

 

「なにか勘違いしているみたいだから、今のうちに訂正しておくわ。いいこと? あんたがあたしを飼うんじゃないわ」

 

 限りなく平坦に近い胸を思いっきり反らすと、鋭い眼光をほとばしらせた。

 

「あたしがあんたの飼い主なのよ!」

 

 これには流石のアッシュレイも面食らった。

 金銭がなく、通常手段で得られぬ幼女の身であるにもかかわらず、誕生もそうそうに飼い主発言である。勢いとその場の感情だけで生きている獣そのものではないか。

 はて。アヴァロン聖竜皇家の姫とは。

 良家の出というのは、品格はまだしも教養が備わっているものではないのか。

えぇ? ファザー・ドラゴンよ。どうなっている。

 いや、この場合、マザー・ドラゴンか。

 

「一応、確認しておくが……お前がオレの身体に宿っていたドラゴンだという認識はしているか?」

「確かに、あたしはあんたの肉体を一時的に(・・・・)借りてたわ。それくらいは理解しているつもりよ」

「あれが一時的なのか……こっちは上級課程(シリオス)に進級しているんだが」

「なにか文句あるの?」

 

 エーコがじろりと睨みつけてくる。

 強烈だが密度が無い素人の眼光に、アッシュレイは肩をすくませた。

 張り合っても楽しくないだろう。

 アッシュレイは取り合わなかった。

 

「でもねえ、あたしをそこら辺のドラゴンと一緒にしないで欲しいわ」

「はぁ?」

 

 エーコは不機嫌そうにアッシュを見上げると、両手を腰に当てた。

 

「いい? あたしはあんたをご主人様だなんて、これっぽっちも思ってないんだからね! まったく、何がアルビオンの密約よ……」

 

 エーコが歴史用語を口にしたのは、ちょっとした感心だった。

 ――――アルビオンの密約。

 遥か昔、種の絶滅を危惧した竜種と、竜族が司(つかさど)る魔法の力を欲した人との間で結ばれたという契約である。

 

「……とはいえ、あたしとあんたは一蓮托生。あんたの目には見えないでしょうけど、あたしたちは今も、見えない糸でつながっているのよ」

 

 いや、見ようと思えば見える。それに、さっき興味本位で見た。

 ……とは言わない。魔法は堂々と使う。使うが、それが魔法であるということは伏せておくことにしたのだ。

 それで。

 エーコが言っているのは、星精路(アストラル・フロウ)のことだろう。

 

「人間とつながることで、ドラゴンは星精(アストラル)の供給を受ける。その結果、ドラゴンは地上で生き抜く力を得て、種の絶滅を回避したんだったな」

 

 基礎課程(ユニオス)の授業で学んだ記憶を、アッシュレイはそのままに口にした。星精(アストラル)とは、この地上で生きてゆくために必要な、いわば“気”のようなものらしい。コゼットが使った闘気は、その星精(アストラル)を意識制御下におけるようになった強者にのみ許された業である。そして、星精(アストラル)の保有量には、例外を除いて、多少の個人差がある。例えば先に挙がったコゼットは、心身ともに鍛え上げた猛者であり、一般人の3倍はあるだろう。アッシュレイは、現状で1.3倍ほどか。扱いの上手さを加味すると、とんでもないことになるので記さないことにする。ただ、アッシュレイはこの世界に転生するなり、魔法で身体を矯正している。ただ、負担を最小限にするために時間をかけての矯正となっているため、まだ終わっていない。最終的な星精(アストラル)の保有量がどうなるのかは、皆目見当がつかない状態だった。もちろん、いい意味でだ。

 

 人類よりも遥かに古い種であるドラゴンは、世代を重ねるごとに、少しずつ星精(アストラル)を失っていったと伝えられている。

 その結果、成体になるまでに死亡する幼竜が続出した。

 幼竜が育たなければ、竜種は絶滅するしかない。

 事態を憂慮(ゆうりょ)した竜族は、地上でも最も星精(アストラル)に恵まれた人類とつながることで、種の絶滅を回避したのである。

 

「その通りよ。でもねえ、だからって、あんたに感謝するいわれはないわ。むしろ、そこは光栄に思いなさい!」

「己が何者であるかも正確に認識していない奴に、どうにして感謝しろと?」

「んなつ。し、仕方ないでしょ! 竜種の記憶(ドラグワース)が見せてくれないんだから!」

 

 

 

 

 

 

            ◇  ◇  ◇

 

 

 

 

 

 

 レベッカにエーコについて教員会議に取り上げてもらうよう頼み(レベッカが自ら買って出た)、アッシュレイは市街区に足を向けた。

 別段、エーコの主張に頷いたわけではない。用事を思い出したから、そのついでである。

 して用事だが。

 今目指しているのは、市街区の外れである。

 

「これらを買い取ってもらえるか」

 

 どすん……っ

 

「ま、まぁ……」

「なるべく急ぎで頼む」

「か、かしこまりました」

 

 そんなわけで、アッシュレイは傭兵ギルドに来ていた。

 エーコは表に待たせている。アイスキャンディーを買ってやったので、今頃きっと一心不乱にペロペロしていることだろう。

 ここには、昼間とはいえ仕事にありつけなかった傭兵(荒くれ者)たちがいる。つまりこれは、実は子供の教育に良くないと判断したアッシュレイなりの配慮である。これで、「邪魔だから待ってろ」なんて突っぱねた建前を言わなければ、それはそれでエーコを素直になせる近道のひとつであると思うのだが……うーむ、いかんせんままならぬものであるか。

 

 アッシュレイが傭兵ギルドに何の用かというと、レベッカとのデートで吹き飛んだ金の補充だ。シルヴィアに主従契約の媒体を与えた時には薄々気が付いていたのらしいのだが、アッシュレイの《アイテム・ストレージ》という魔法の中に、アッシュレイが設定した通りの金銀財宝そのた諸々が収納されていたのだ。時間回復性で、実質無限のアイテムもあり、やはりチートである。

 

「こちらが査定額になります」

「ふん……700,000エクルか。良い目をしている」

「いいえ、こちらこそ貴重な経験をさせていただきました。あれほどの上等な竜綺華晶とミスリルを一度に見たのは初めてにございます。

 それで。申し訳ないのですが、一度にお支払することのできる額は100,000エクルまでとなっておりまして……。

 つきましては、本ギルドに登録していただき、ギルド金庫の方に毎月5,000エクルを入金させていただきたく思います。もちろん、登録料金と証明カード発行料金と証明カードの三年間分の更新料金、金庫の開設料金と三年間分の更新料金は私共の方で負担させていただきます。

 よろしいでしょうか?」

「構わない」

「ありごとうございます」

 

 こうして、アッシュレイはいとも簡単に莫大な資金を得たのである。

 

 

 

 

 

 

            ◇  ◇  ◇

 

 

 

 

 

 

「これが、アンサリヴァンの街……!」

 

 市街地に足を踏み入れるなり、エーコは感嘆の声を漏らした。知識を受け継いでいつとは言っても、実物の存在感には圧倒されているようだ。

 しかし一方で、アッシュレイは苦虫を噛み潰したような顔をしていた。

 それは、二日前、彼も初めて訪れたこの街で(騎竜祭はノーカウントとする)今のエーコと同じセリフを口にしたから。まぁ、アッシュレイも知識があって、実物をみた。エーコの状況と全く同だ。……ということを考えると、期待外れかドンピシャか期待以上の三択である。反応が合致する確率は大いにあったのだ。

 

 メインストリートは人込みで賑わっていた。

 寄り道で時間が経過し、騎竜学院が放課後になっていることもあり、往来には学院生の姿も多くみられた。

 道端には様々な屋台が立ち並び、香ばしい匂いを漂わせていた。

 ――――ぐるるるる!

 途端、エーコの腹が盛大に鳴った。

 周囲の通行人たちが、怪訝そうに振り返ったほど、大きな音だった。くしゃみの風圧だけでなく、おなかの音もドラゴン並みというわけか。

 たちまち、エーコは赤面した。

 

「し、仕方ないでしょ! お昼ご飯、まだたべてないんだから!」

 

 裸を見られるのは平気なのに、腹の音を聞かれるのは恥ずかしいらしい。

 本来ドラゴンに服の概念はないだろうからな、っと一人納得した。

 

「まあ昼というより、今はもう夕食よりだが……」

 

 ファザー・ドラゴンのコンタクト。エーコの誕生。シルヴィアの愚行。コゼットの憂い。

 それらの対応で、昼職どころではなかったのだ。腹にあるのは、紅茶のみ。意識した途端、アッシュレイも小腹がすいてきた。

 エーコは頬をふくらませると、アッシュレイに食ってかかった。

 

「ドラゴンの食事は、一日五回なんだからね!」

「基礎課程(ユニオス)で習ったから知っているが……お前が維持せにゃならん肉体は人間のそれだろうが」

「関係ないわ、誇り高き竜族の常識よ!」

 

 アッシュレイはまじまじと、エーコの小柄な身体を眺めた。

 

「それがホントなら、燃費悪すぎだろ」

「なにかいった?」

「いいか。栄養失調は以(もっ)ての外(ほか)だが、逆に栄養多過でもマズいん――――」

「むっ……あれはなに? いい匂いがするわ」

 

 こいつ……。

 冷視するアッシュレイに気付かず、エーコは屋台のひとつを指さした。アッシュレイと同年代の女の子が集まって、キャッキャと華やいだ声をあげている。

 

「クレープか」

「なにそれ?」

「なんだ、竜種の記憶(ドラグワース)には記されていないのか」

「たかが食べ物のために、わざわざ竜種の記憶にアクセスする必要はないでしょ! 検索するのにだって、魔力が必要なんだからね!」

「そうか。クレープは、アンサリヴァンではメジャーな菓子だ。薄く焼いた柔らかく甘い生地で、生クリームや果物などを包む。最近ではたくさんの種類が出てきてな、生クリームではなく、チョコ生クリームやカスタード生クリームなんてものがある。他、果物だけでなく、ガトーショコラを挟んでみたり、触感を楽しむためにフレークなんかを…………」

 

 あえて、アッシュレイは長々と丁寧にクレープの説明をする。

 そして、もちろん、それに耳を集中させるエーコは瞳を爛々と輝かせ、半開きになった口からは涎が垂れそうになっていた。

 紳士であるならば、黙って買ってくるとか、食べるか訊くとか、色々あるだろうに、アッシュレイはそうしない。

 何故なら、アッシュレイの『生意気エーコ育成計画』の一環であるからだ。

 とにかく、どちらが飼い主であるかを理解させるのが先決。飼い主とは、ペットの管理をするものであり、ペットにモノを与えるのが役柄である。

 もっとわかりやすいのは……、

 

 ペット『これがほしい』

 飼い主『よし、くれてやろう』

 

 そう、ペットが頼んで、そのモノをくれてやること。

 そうすれば、いかにアホなエーコ(ペット)であろうと、施しを受けている立場であると、早期に気が付くハズである。

 

「ね、ねえ」

「ちなみにオレは程よい酸味が利いたベリーのトッピングが好みで――――、……なんだ?」

 

 アッシュレイは、如何にも何が言いたいのか分からない、という体を装って聞き返す。

 エーコはもじもじと、なかなか食べたいと言い出せずにいた。

 

「さて、街は広い。案内はするが、足はさして止めんぞ」

「ま、待って!」

「なんだ」

「……てあげる」

「あん?」

「だから……あんたに、クレープを買わせてあげるっていってるのよ!」

「遠慮しとくわ」

「ちょ、ちょっと!」

「なんだ?」

「クレープ!」

「おう」

「買いなさい!」

「いや、お前、飼い主じゃなかったのか? 下僕に施し受けたその瞬間から、名ばかり飼い主になっちまうぞ。いいのか?」

「う、うぐぐぐ……」

「素直に自分が下であると認めるなら、買ってやらんでもないが、どうする? エーコ」

 

 大佐、敵軍は陥落寸前です!

 うぬ。皆の者、あと一押しじゃてー!

 まさにそんな時だった。

 世にも奇妙なことが起きた。

 アッシュレイとエーコの間にクレープが二つ、割って入り、

 

「アッシュレイ、男ならクレープのひとつくらい買ってあげたらどうなのだ」

 

 なんて言ってのけた。

 クレープを持っている手をたどると、そこにいたのはシルヴィア・ロートレアモン。そしてその後ろに、メイド姿でころころと笑(え)んでいるコゼット・シェリー。

 まぁ、菓子が喋る道理はない。

 

「クレープ!」

「あげるぞ」

「わあ!」

 

 エーコはシルヴィアの手からクレープを受け取った。

 

(おいおい、なんつータイミングだよ……)

 

 運命さまから“上げて落とす”を喰らったアッシュレイは、脱力感から、そばにあった公共椅子ベンチに腰を落とした。

 

「んっ……なにこれ! とってもおいしい!」

 

 急いて食べるあまり、クリームがはみ出て頬に付いたが、当の本人は気にしている余裕は存在しないようで、ぱくりぱくり、またぱくりと、クレープの身長は縮んでいった。

 

「(ほら姫様)」

「(わ、わかっている)

 あー、アッシュレイ。その、お、お前の分も買ったのだ」

 

 シルヴィアが手に持っていたクレープは二つ。

 片方はエーコにあげたので、もう一つは自分のかと思って疑っていなかった、というより考えもしなかったが、どうやらそういうことらしい。

 

「…………」

「あ、アッシュレイ?」

 

 突き出された、薄いタンポポ色の生地に包まれているのは、チョコレートソースとイチゴとクリーム。

 問題が発生した。

 

「……オレはな、基本的に甘すぎるものを好まないんだ」

「えっ」

「だがまぁ、」

 

 あむ

 

「ええぇっ!?」

「まあまあだな。――――残りはやるよ」

 

 アッシュレイは、腰を曲げ、シルヴィアの手からクレープのチョコレートソースが少ない端をひとかじり。

 赤面するシルヴィアに残りを押しつけた。

 

「あらあら、まあまあ……」

 

 楽しそうなのは、コゼットだけだった。

 シルヴィアの耳元に口を寄せ、何やらぼそぼそと言っている。ぼそぼそを聞くたびに、シルヴィアの赤面具合は深刻化していた。

 間接キスをそそのかしているのだろう。アッシュレイは鈍感ではない。そのくらい、分かっていた。分かっていたが、彼の感覚で間接キスは、特別嫌な奴と以外なら別に気にも留める必要がないことだった。異性としたとしても、それがどういった意味でも、変わらない。

 そういう概念では、鈍感でないが……肝が据わり過ぎで一般と間隔がズレていた。

 哀れ、シルヴィアである。

 

「決めた!」

 

 もはやアッシュレイの関心は、おもり中のドラゴン幼女に移っていた(横で声を上げられたのだから、当然かもしれないが)。

 

「これ、あたしの主食にするわ!」

 

 自身をアヴァロン聖竜皇家の姫と認識していないアヴァロン聖竜皇家の姫は、だいぶ狂人的な宣言をなさった。

 そして、アッシュレイは容赦がない。

 

「太る、病む、これからもチビ……それでいいのか?」

「むっ……愚鈍で愚劣で愚昧(ぐまい)な人類の分際で、このあたしに意見しようっていうの? いったでしょう? あたしがあんたの飼い主なんだか――――……あふんっ!」

 

 突然、エーコは顔を染めると、舐めかましい声を上げた。

 

「おい……頭イったか?」

「身体が……急に……熱くなって…………」

 

 エーコはとろんと瞳を潤ませて、アッシュレイに身を寄せた。

 肩と肩が、太ももと太ももが密着する。

 布越しとはいえ、互いの触れ合った部分が感じられ、エーコの訴えが真実だと分かった。

 

「おいおい……。誕生から発情にまでが早くねぇか…………っ?」

「だ、駄目なの……もう我慢できない……!」

 

 エーコは切なげにあえぐと、ぐっと身を乗り出してきた。

 アッシュレイは欲求不満を一時的に消し飛ばす魔法を施行するが、全く効果がないようだった。

 胸のあたりに、ほのかなふくらんだ胸の感覚を覚えた。

 そのまま、エーコはアッシュレイの襟元に唇を寄せると首筋をぺろりと舐め上げ――――ようとしたので、アッシュレイは頬を手で押しのけた。その手で、今度は身体の医学的異常を調べる《ケア・サーチ》を試すが、分かったのはエーコの星精(アストラル)と魔力が不安定に揺れているということだけだった。

 

「――――」

 

 柔らかで暖かな感触。

 人間のそれと変わらぬエーコの舌が、アッシュレイの手のひらを撫でた。

 

「どういうつもりだ……?」

「お願い……なんとかしてぇ……このままじゃ……どうにかなっちゃう……!」

「少し辛抱しとけ」

 

 仕方なく、アッシュレイは荒業に出る決断をした。

 エーコの魔力に自分の魔力とリンクさせ、無理矢理揺らぎを抑え込む戦法だ。竜種であるエーコは、星精(アストラル)こそ微小だが、魔力量に優れている。魔力を平常化すれば、星精(アストラル)も平常化した魔力に引っ張られて、安定するハズ。

 アッシュレイはエーコの首筋に指の腹を当てる。そこから正確に魔力の強い流れを探り当てる。

 あとは慎重に波長をリンクさせて、支配するのみ。

 

 その時である。

 エーコの唇が、アッシュレイの唇を捉えた。

 

 

 

 

 

 

 

 




問 えーキスしちゃったのお!? 原作と違くなぁい!?

答 だって二次創作。それもR18。このくらいやらなきゃ怒られると思ったん、私は。ガクブル。

 幼女×青年  ……うぁあああああ

 倫理などとうに捨てた(結構な頻度で戻ってくるけど……)



◇コラム◇
【傭兵】
狩りや護衛、開拓、秘境探索、新地調査を重点に置く何でも屋。

【傭兵ギルド】
傭兵たちに依頼を提供し、その仲介料を主な生業とする国の営利組織。
 なお、傭兵のみで組織が構成されているものはいわゆる傭兵団であり、その代表として“多国籍傭兵企業〈ゲシュペンスト〉”が有名である。だが彼らは法や道徳に反することであろうとも金勘定で動くので、もはや犯罪組織といっても過言ではなくなっている。

【通貨】※古石が勝手に作ってみた。けど、原作を読んでて発見したらもちろん直す。
  銅貨=     1エクル(=      100円)
 大銅貨=    10エクル(=    1,000円)
  銀貨=   100エクル(=   10,000円)
  金貨= 1,000エクル(=  100,000円)
 白金貨=10,000エクル(=1,000,000円)
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