前の執筆ペースに戻れそうです。
「……という感じです。封印状態の父さんも回復し、最近だと母さんに手ずから料理を食べさせてもらうくらい仲が良いです」
「ちょ、ばっ!?」
「……せっちゃん、普通の家のお父さんは封印なんかされないよ?」
「え、マジ?」
甲斐 刹那。
学校から出題された「自分の両親」という課題内にて、デビルチルドレンだという事がばれる。
幼い頃から親父が封印状態な家庭環境で育ってしまったため、それを普通と思い込んでしまったのである。教育下手な大魔王とその天然な妻の、渾身のうっかりであった。
◇
「あら、いらっしゃい。防魔のコートを購入して以来かしら?」
時刻は深夜、場所はアルケニーの洋服店。
サマナーとなった轍はモー・ショボーとネコマタを連れて行きつけの店に来ていた。
目的は勿論、仲魔の服を購入する事である。
悪魔に服など必要ない、奴らはMAGで洋服を編み出すのだから。そう言った意見を持つ者も居るだろう。
だが待て。と、轍は語る。
確かに悪魔独特のセンスにより構成された服も良い。だが、折角の愛らしさなのだから多種多様な服で着飾る様が見たいではないか。何よりパンツ、そう、パンツが大事だ。恐らく彼女たちはどんなパンツを履こうとも似合うだろう。だがパンツの種類があればある程、彼女たちの魅力に多様性が生まれるに違いない。また、彼女たちが自らの感性を以て選び抜くと言う工程も大事だ。そこには即ち彼女たちの意志が反映しており、より一層パンツの魅力を輝かせるのだから。
「とかまあ、そんな感じ」
「坊やったら相変わらずねー」
長々とパンツについて語り始めた轍を見て、アルケニーは六本の腕でやれやれといった趣旨のポーズを取り苦笑した。
轍とアルケニーの付き合いは四年にも及ぶ。
出会いはマグネタイトを狙ったアルケニーが轍を襲い返り討ちにあい、モー・ショボー同様にセクハラされたところから始まる。
アルケニーはその際己に流し込まれたマグネタイトから繊維を作り出し、この生体マグネタイト発生装置とでも呼ぶべき少年を守れるようにと守護の力が秘められた。衣服を編み送った。
その服を見た轍は『凄い! 次はパンツを作ってくれ!!』とかほざいたらしい。
アルケニーもアルケニーで『パンツ作るからMAG寄越せ』と条件を出したとか。曰く、『パンツ一枚で良質な生体マグネタイトが手に入るなら安いモノよ』とかなんとか。
「わー、いろいろあるー」
「あ、このリボンなんか可愛い!」
少女の姿をした悪魔二人は店内に飾ってある衣服やアクセサリー等を手に取り燥いでいる。
その姿を見て、轍は連れてきて良かったと心の底から思うのだった。
「それで、あのお嬢ちゃんたちに服を買いに来ただけって事でいいかしら? 毎度毎度転移魔法使うのは構わないんだけど、事前連絡くらいはして欲しいわね」
「次からは気を付けるよ。今回はそれだけだ。前に貰った防魔のコートはとても重宝しているよ。凄いな、あれ。装着者に害を及ぼす魔法を全て術者へ叩き返すって」
「当然よ、私の作った中で十指に入る程の傑作だもの」
「感謝してるさ」
「知ってる。ま、久しぶりなんだしゆっくりして行きなさいな。今コーヒーでも入れて来るわ」
コーヒーを淹れに席を立つアルケニーから視線をずらし、轍は燥ぐ二体の悪魔を眺めた。
◇
「それで、準備は出来た?」
「うん!!」
「バッチリ着替えたわ!」
自室のリビング。
設置されているソファに座り目隠しをしている轍は、扉を開ける音を聞き二人に尋ねる。
尋ねられたモー・ショボーとネコマタは元気の良い返事と共に轍の傍へ近寄るとその目隠しをゆっくりと外した。
解放された轍の視界には、メイド服に身を包んだ二人の少女の姿があった。
モー・ショボーは抑えめのフリルで装飾されたロングスカートタイプの物を、ネコマタはフリル過多のショートスカートタイプの物をそれぞれ身に纏っている。
静のモー・ショボーと動のネコマタといった所だろうか。
大変目に宜しい光景だと思いながら轍は二人を見つめた。
二人がこの様な格好をする事にしたきっかけは、ネコマタが某動画サイトの存在を知ってしまった事にある。
動画再生時にコメントを流す事でユーザー間の意見や感情の動くシステムは、ネコマタの眼にはとても素晴らしいモノに見えた。
試にと、ネコマタはエロい動画やホラーな動画を検索し、己の実体化を解いて電子の海へ突入する。
そこには人間の様々な感情によって生まれる多種多様な形態の生体マグネタイトが渦巻いていた。
轍をサマナーとしていなかったなら、ネコマタはそこの住人になっていただろう。その膨大な量のマグネタイトは、上位の悪魔を数日は養える程だ。
そこまで考え、ふとネコマタは思う。
これだけの餌場を、他の悪魔が見つけていないなどと言う事があるのか、と。
電子の海を抜け実体化したネコマタは、端末を操作しサイト内の動画を調べていく。
すると幾つかの動画を配信している者の中に悪魔やサマナーなどが居る事が判明する。
どちらも、マグネタイトを確保する為にコンテンツを製作して居るようだ。
傾向を見るに、コンテンツの内容は過激なモノが多い。
笑いを取るにしろ怒りを誘発するにしろ恐怖を植え付けるにしろ情欲を掻き立てるにしろ、感情の振れ幅をより大きくすることに主眼を置く傾向にある事がネコマタの眼には直ぐに解った。
何故ならば、激しい感情から生体マグネタイトを抽出すると言うのは、悪魔が物質世界上で生きるのに必須な技能だからだ。
ネコマタはそれから数日間パソコンの前に噛り付き、様々なコンテンツを研究し感情の動かし方について学習していく。その間モー・ショボーはウグイスの物まねをしていた。
ある程度知識を獲得すると、ネコマタは轍に服が欲しいと提案する。
雑多な人間の感情でも、その種類によって様々な風味を持つのだと知ったネコマタは、ならば己のサマナーの様々な激しい感情はより素晴らしいモノとなるのではないかと考えたのだ。
そして轍はネコマタの提案を受けアルケニーの服屋へと足を運んだ。
ネコマタはモー・ショボーを巻き込み、愛らしさを高める衣装を身に纏い己のサマナーである轍を誘惑していた。
ふんす、と鼻息荒く気合の入っているネコマタに対し、モー・ショボーの方は慣れない衣装を身に纏う事に伴う気恥ずかしさと、轍が己をどのように見るのかという期待が綯交ぜになった表情を浮かべている。
「――――素晴らしい。いつも可愛いが、これは、ああ、良いな。そう来たか。股座が臨戦態勢だ」
轍は表情を変えず、しかしその瞳に隠しきれぬ情欲の炎を宿して言う。
その言葉を聞いてネコマタは得意げに笑い、モー・ショボーは恥ずかしさに赤面し身を竦ませた。
「それで、可愛らしいお二人は俺に何を見せてくれるのかな?」
「まずは私からね。ショボーはソファにでも座ってて。今のアンタの状態だと、雰囲気に慣れてからの方が良いでしょ?」
「う、うん。そうするー」
モー・ショボーは朱い顔のままソファに腰を下ろすと行儀よく両手を膝の上に置いて待機の姿勢に入る。
それを確認すると、ネコマタは轍に向き直り一礼する。
「それではご主人様。貴女の忠実な僕である私めが御眼の楽しめる様、踊りを披露いたします」
「うむ、よきにはからえ」
この轍、ノリノリである。
「それでは……、ミュージックスタート!!」
ネコマタの掛け声と共に、轍のパソコンから音楽が流れだす。
その音楽を轍は聞いた事があった。
某動画サイトのエロダンス動画でよく流れているあれである。
その軽快な音楽に合わせてネコマタが躍る。
激しめの動きは短いスカートとフリルを揺らし、まるで己を売り込んでいる様だ。
その踊りを見る中、轍の目が突如見開かれた。
「――――豹柄、だと……?」
短めのスカートが翻ると、轍の眼に豹柄の下着が映る。
それは柄こそ豹柄でありアダルトなモノではあるが、ネコマタの容姿に合わせた女児用のショーツだった。
そのアンバランスさが轍の中の情欲を掻き毟る。
「――――あ。……んふふっ」
踊りに熱中していたネコマタは轍の熱を帯びた視線が纏わり付いている事に気が付くと、悪戯を思い付いた様に笑う。
回転し、傘の如く広がるスカート。無論、轍の視線は晒される内部へと集中する。
それを見て取るや否や、ネコマタは素早く手を動かし胸元のボタンを外し胸を晒した。
そして再びネコマタの前姿が轍の目に映る。
解放された胸元の奥、そこからはネコマタの身に纏う女児用ショーツと同じ柄の、柔らかそうな素材で編まれたキャミソールが見て取れた。
「上下、セットにしてみました♪」
「お前は素晴らしいッ!!」
片目を瞑り舌を出し得意げな表情を作るネコマタ。
その様子に、轍は思わず賞賛の言葉を叫んだ。
数分の間、ネコマタの踊りは続き、「にゃんっ」と猫っぽいキメポーズで締めくくられる。
ネコマタの踊りが終わる頃には、轍のご立派様はタルカジャハイブースタな状態へ移行していた。
「如何でしたか?」
「とても良かったです。さぁ。ベッドへ行こう」
「にゃおん♪」
素早い動作で轍に抱えられたネコマタは嬉しげに、語尾に音符を付けて猫の鳴き真似をして見せた。
ベッドに降ろされたネコマタの視線が轍に告げる。
己は飼い猫である。
主の気を引くためにあざとく振る舞い、構って頂きたいのだ。
仰向けに寝そべった姿勢から腕を広げ、己の身体へと誘うネコマタ。
轍はネコマタに覆い被さると己の唇をネコマタのそれに重ねた。
そして唾液と共に生体マグネタイトを舌で押し込んでいく。
過剰と言うべきエネルギーの摂取にネコマタが呻く。
己の基礎構造に浸透し、補強するだけでなく更に高い次元へと作り返られていく感覚。
それは悪魔にとってこの上なき快感であった。
強い存在になる為に、悪魔は時に己の存在すらも対価とする。
現在の己が原型を残さずとも、己の有り方が変わろうとも、より強い存在へ至る事を渇望せずにはいられないのだ。
悪魔合体にて強さの次元を跨ぐ快感を味わえるのは一度きりだ。
何故なら、合体した悪魔の意識に連続性が無いからだ。
ネコマタは、その快感を連続性を保ったまま感じていた。
元々そこまで強くなかったネコマタは、何度も訪れるその絶対的な快楽に翻弄され、それを与える轍に心の底から服従している。
それは、今宵も変わらない様だ。
ネコマタは口を吸い合っている主の後頭部へ両腕を回し、その頭を切ないまでの愛しさを込めて撫ぜた。
また、それだけでは足らぬとばかりに、覆い被さる轍の身体へ自らの身体をベッドから浮かせて擦り付ける。
唇だけではない。己はもっと主に楽しんでいただけるのだ。
そう主張する様に、己の幼く柔い身体を執拗に擦り付けた。その間も、ネコマタの魂は快感に揺さぶられる。
擦り付けられる身体の感触に、轍はその興味を唇から身体へと移す。
メイド服のボタンを外すと豹柄のキャミソールで覆われた小さな胸が露わになる。
キャミソールを内側から押し上げている二つの突起。轍はその内に一つにキャミソールごと吸い付いた。
「んにゃ、あぅん……」
胸の先端から生じる湿った刺激に声を漏らすネコマタ。
その腕は相も変わらず、優し過ぎるほどに轍の頭を撫でつけている。
頭を撫でる心地良い感覚と、柔い布とその向こう側にある突起を口に含む興奮が轍の腰を自然に動かし出す。
突起から口を離したくないが己の逸物を擦り付けて快感を得たい。
その願望を姿勢に反映したのか、轍は背中をエビの様に丸めてネコマタの乳首に吸い付きつつもピンクと白の縞模様のニーソックスに包まれた脚へ先走りに濡れた己の逸物を擦り付けていた。
布とその向こう側にある柔い肉の感触がクッションとなり、轍の快楽機構へ何ともいえない快楽を発生させる。
腰を振る度に、腰から背中に掛けて快楽の電流が流れる。
高まる興奮に伴い、轍の口はより多くの涎を分泌していく。
分泌されたそれは、ネコマタの身に纏うキャミソールへ浸透し、轍の匂いをその柔肌へと刷り込んでいる様にも見えた。言うなれば、マーキングである。文字通り唾を付ける、とも言える。
暫らくそうして、少し荒くなった息と共に轍は身を起こす。
その眼下には、涎に塗れ頬を紅潮させるネコマタの姿が有った。
ネコマタはもっと抱き締めていたいのだと言わんばかりに己の両腕を宙に彷徨わせ轍を求める。
そんなネコマタへ顔を近付けながら、ネコマタのパンツの中へ手を突き入れる轍。
ネコマタの秘所は熱気と汁気に包まれ程好く解れている。
「準備は良いみたいだ。入れるよ?」
「はい、どうぞお越しください……。あっ、んくぅ……っ」
ネコマタの了承を得ると、轍はパンツをずらし、脱がさないまま己の逸物を挿入する。
熱い内壁を掻き分け、轍の逸物は進む。
本来ならば大きさ的に痛い程に狭い筈のそこは、己の主を心地良く迎え入れる為に自ら解れていた。
肉襞が、逸物を労う様に締め上げる感覚に轍は思わず息を漏らす。
その下では、内側から押し広げられ息苦しく思いつつも、それを掻き消す程の快感に酔うネコマタが潤んだ視線を轍へと向けていた。
その視線に轍が気付く。
ネコマタは視線が合い見つめ合う形になると気恥ずかしさを感じるが、それでも期待を込めて見詰め続ける。
その視線に応える様に、轍は静かにネコマタへ口付けした。
啄ばみ合う様なキスをすると、舌を突き入れ口内を舐め回す。
舌を動かしつつも背を丸め、ゆっくりと腰を振る。
「はっ、はっ、はっ。……ちょっと、新しい事をしてみるか?」
「あん、やぁ、んぁう、あにゅ? ご主人様、何を? ひにゃん!?」
腰を振っていた轍は、ふと思いついた事を行動に移す。
己の逸物を出し入れするのを止め、ネコマタの身体の向きを反転させる。
仰向けから俯せの姿勢になったネコマタは、その際の回転で己の性器と轍の逸物が擦れる事で生じる刺激に膣を収縮させ甘い声を漏らした。
「ふぁ、やぁ、これっ、違うとこがこす、れてぇぇっ、にゃうぅぅぅ……っ」
後ろから突き動かされたネコマタは、先程までとは違う快感に戸惑いながらも受け入れる。
無意識に轍の腰の動きへと合わせ自らもまた腰を振り、轍が無意識に振りまく微量の生体マグネタイトを感じ取りながらどこが、何が己の主にとって心地良いのか顔を赤く染めながらを健気に探索する。
「はっ、はっ、はっ、くっ、あっ、ははっ。そうだ、こんなのはどうだい?」
「ひにぃっ!? ご、ご主人しゃま、しょれっ、それは……っ」
轍はネコマタの腰、尻尾の付け根の部分に人差し指を当て、尻尾の周辺を指でくるりくるりと撫ぜる。
背中を逆上がるぞわぞわとした快感に抜けそうになる力をどうにか維持し、より一層赤くなった顔でネコマタは轍を見た。
そこを刺激されてしまえば己は主に奉仕できず、只々快楽を甘受するだけの雌猫に成り下がってしまう。
それは許してくれないか、そんな意味合いの視線を向けるも、その視線の先にはネコマタの反応にこれまた背筋をぞくぞくさせ興奮する一人の雄が居た。
ネコマタは悟った。
この先、己は快楽の大海原に投げ出されてしまう事を。
「じゃあ、まずはぁ……、ぽん」
「にゃひんっ!?」
轍は掌で、ネコマタの尻尾の付け根付近を軽く叩く。
するとネコマタは短く啼き膣をきゅうと収縮させ轍の逸物を締め上げた。
「良い反応だ。もっといこうか?」
「やっ、にゃうんっ、ふにゃぁっ!?」
ぽん、ぽんと一定間隔で轍は尻尾の付け根付近を叩き、その度に生じる快楽にネコマタは鳴き声をあげて膣を己の中にある轍を締め上げる。
ネコマタは快楽に震える腰が己の意識とは無関係に上へ上へと移動していくのを自覚し、それを抑制しようとした。
しかしその度に轍が尻尾の付け根を叩き、己の意識して入れた力は抜け本能的な動きが優先される。
膣の収縮もそうだが、痙攣する様に勢い良く上へ移動する際の刺激もまた心地良く、轍はとても心地良さそうな表情を浮かべていた。
与えられる快楽に喘ぐネコマタ。
開きっぱなしの口からは声と涎が漏れ、余裕がないのか悩ましくも切なげな表情を浮かべている。
「そろそろっ、出すか」
「……ぅあ、ぁえ? ……にゃひぃぃ!?」
轍はネコマタを支配する事に快感を覚えながら尻尾を握る。
その衝撃にネコマタは背筋を逸らし悲鳴を上げた。
小さな身体を電流の如き快楽が駆け巡る。
尻尾から脳髄へと駆ける快楽と連動し力強く収縮する膣。
その締まりの強さに轍は呻きながらも激しく腰を振る。
膣内を素早く移動する逸物は時に肉襞を引っ掻き回し、時に子宮口を小突き回してネコマタの小さな身体には大きすぎる快楽を叩きこんでいく。
「にあぁぁああっぁぁっぁっぁああぁっぁぁっぁぁぁあっっ!! ゆるしてぇっ、おみゃんこ、こわれちゃうぅっ!!」
「ふっ、はっ、あっ、いいぞっ、そのまま、飛んじまえっ!!」
許しを請うネコマタは、しかしその声とは真逆の色に蕩けた表情で快楽を貪っている。
腰を振る速度を速めながら轍はネコマタの背中に覆い被さり、片方の手で姿勢を支えもう片方の手でネコマタの胸を乱暴に弄りだす。息は荒く、此方も終わりが近いようだ。
「はっ、はぁっ、ぐ、ぅおっ、ううっ!?」
「にぃぃぃっ、あついぃぃぃっ!?」
ふとした拍子に絶頂へ達した轍はネコマタの身体を抱きしめると腰を密着させ逸物を最奥へと打ち付け、煮え滾る白い欲望を撒き散らした。
ネコマタは己の内側で撒き散らされる情欲のエネルギーに陶酔し、己の中に自分を従えた雄の熱を感じて絶頂する。
背筋を下る様な射精に伴う快楽にネコマタを強く抱きしめる轍と、己も強い絶頂の最中に有りながら両の腕で姿勢を維持するネコマタ。
その己を押し潰しそうな体勢にすら快楽を感じていた。
長い射精が終わると轍は腕の中からネコマタを解放する。
それと同時にネコマタはベッドへ崩れ落ちた。
幼く小さな秘所からは夥しい量の白濁液が漏れ出している。
「ご苦労、さま。とても良かった」
「あ、む。……わらしも、うれしい、です」
射精後も興奮が続き硬度を保ったままな逸物をネコマタの顔に擦り付けて轍が言う。
その行為に、嬉しそうにハニカミながらネコマタは返事をした。
よしよし、と数回ネコマタの頭を撫でると轍は立ち上がった。
その視線はソファに居るモー・ショボーの方へと向けられる。
「ん、…………は、ぁ…………、ぅんっ」
モー・ショボーは二人の醸し出す情事の雰囲気にあてられたのか、右手て己の片方の胸を、左手で己の股座を弄っていた。
それを見た轍は、何事かを思い付いたのかC・アームターミナルを操作する。
すると轍の視界に感情エフェクトが見える様になった。
その視界のままにモー・ショボーを見る。
目を硬く瞑り、息を荒げながらも静かな自慰行為に耽るモー・ショボー。
その周囲には以前見られた大量のハートは見えず、ただただ自慰に夢中になる愛らしいモー・ショボーの姿があった。
自慰行為とは己の思考にその情欲を向けている為に感情エフェクトに反応しないのかと轍は考え、モー・ショボーの感情が己へ向いていない事にイラつきを覚えた。
轍は荒れ始めた感情をそのままにモー・ショボーへ足早に近付く。
「はっ……、んぅっ……、…………あ、さま、なー?」
「お楽しみの最中悪いけど、そこまでだ」
「ああっ、やぁ……」
自慰を行うモー・ショボーの両腕を掴みあげると、轍はモー・ショボーの首元へ顔を埋め、その匂いを堪能しながら甘噛みを始めた。
皮膚を突き破らない絶妙な力加減で歯を立て、時たま舌を出して舐りその白い首筋へ己の唾液を塗りたくる。
肌より熱くぬるりとした感触が、モー・ショボーの背筋へゾクリとする快感を与えていく。
最初こそ自慰の手を止められたことに拒否の意思を持っていたモー・ショボーだが、轍の与える快感を受けそれに意識を集中していく。
「ん、あむ、ふふん、既に出来上がってる様だな?」
「はぁっ、そんな、いき、なりぃっ……」
首筋への愛撫を続けながら、轍は素早くモー・ショボーのスカートの内部へ手を潜り込ませ、下着越しにその秘所を指でなぞった。
轍の指に木綿の布地が水分を多分に吸収した際のグショグショとした感触が伝わる。
己の発情した様子を知られた事とその突然の行動に羞恥心を覚えたのか、モー・ショボーは顔を赤くして瞳を潤ませた。
グショリと濡れた下着越しに、轍は秘所を強く愛撫する。
秘所全体を掌で覆うと、持ち上げる様に手を動かし、手が強く食い込んだところで左右へ小刻みに、勢い良く動かす。
「や、あ、ふぁんっ、さま、なーっ。それぇ、つよ、すぎっ」
グチャグチャという水音が部屋に木霊する。
自らの秘所から鳴り響く音の反響する様に赤面しながらも、モー・ショボーは頤を反らし喘ぎ声を上げただただ与えられる快楽に悶える。
晒される首筋を甘噛みしながら、轍は指先の湿り気が増すのを感じ一度手を離す。
「はぁ、はぁ、ぁ、ん」
息も絶え絶えな様子のモー・ショボーを見る。
視界に現れる感情エフェクトは増量していた。
その事に溜飲を下げた轍は、モー・ショボーの唇に己の唇を重ね、啄ばむ様に優しくキスをする。
「ん、んん、ん、あむ……」
「ふぁぅ、んむぅ、っは、ぁ……」
轍の口付けを雛鳥の様に受け止めるモー・ショボー。
薄目を開けて見れば、眼前には目を瞑りキスに熱中する雄の姿があった。
その様を見て温かい気持ちを覚えながら、モー・ショボーは再び眼を閉じ口付けを甘受する。
暫くして、轍は己の舌をモー・ショボーの口内へ侵入させる。
口内を舌でねっとり味わうのと同時にモー・ショボーの着るメイド服の前を開く。開いた服の向こうには空色の女児用スリップが待ち受けていた。
スリップの柔い感触越しに、轍はモー・ショボーの膨らみはじめと言う言葉の似合う胸をさわさわと触り始める。
その際に感じるくすぐったさにモー・ショボーが身を捩ると、もう片方の手でその頭部を固定し唇が離れない様にし、悶える様に興奮を強めていく。
モー・ショボーの動きが大人しくなると身体を密着させ、モー・ショボーの着るメイド服のロングスカートに己の逸物を擦り付ける。
滲み出る先走り液が紺色の生地に染み込み雄の臭気を纏っていく。
(……やだ、くさくなっちゃう)
その様子を薄目で見て、モー・ショボーも興奮を強める。
轍の腰が振られ逸物が生地の上を往復する度に生じる熱と湿り気が、羞恥と興奮に思考を溶かす。
「……よし、そろそろ入れようか」
「……うん。きて、さまなー」
モー・ショボーの身体が絶頂を欲し細かい痙攣を起こす様を確認すると、轍はモー・ショボーのロングスカートを捲くる。
スカートの中にはスリップと同じカラーの女児用ショーツが待ち受けていた。
しかしそれは多量の水分を含み、空色と言うには少々濃過ぎる青色となっている。
その様子にニヤ付きながら、パンツをずらし秘所の様子を確かめながら己の逸物をモー・ショボーの中へ沈めていく。
「んんっ! ふあぁっ、ああっ、ふぅうんっ!!」
己の内部を掻き分けられる感覚に、モー・ショボーは甲高い嬌声を上げる。
その嬌声に気を良くしながら、ソファに寝転がる姿勢のモー・ショボーへ、己の体重をゆっくりと掛け逸物を奥へと挿入する。
「……っ、……あ、さま、なー、の。奥、まで……っ」
己の最奥を小突く逸物の、膣道を広げる圧迫感に眉を歪めつつも、その瞳は快楽へ酔う。
赤ら顔で息苦しそうにするモー・ショボーの視線に、轍の汗ばんだ首筋が映り込む。
数秒ほどじっと見ていると、己の中に悪戯心にも似た感情が湧き上がるのを感じたモー・ショボーは、轍の脇の下から両腕を通すと両肩を掴み己の身体を引き寄せる。
膨らみかけの己の胸と、割かし筋肉質な轍の胸板が擦れ合う。
鼓動が近い。
早鐘を打つ鼓動が、果たしてどちらのものか判然としない距離に居ると、己の存在が相手と溶け合ったかのような錯覚すら覚える。
引き寄せた身体をより一層強く密着させると、モー・ショボーは舌で轍の首筋を愛撫した。どこまでも優しい動きで、その可憐な舌が轍の首筋を往復する。
「……ッ!! モー・ショボー!!」
「へ? んふぁぁぁぁっ!? はぁっ、んんん……。 はぁんっ、あっ、さまっ、なー?」
その愛撫に情欲を激しく掻き立てられたのか、轍はモー・ショボーを強く抱き返し激しく、そして力強く腰を振るう。
打ち上げる様な突き上げに、勢いよく擦られる内壁がモー・ショボーの脳に瞬発的な快楽信号を伝える。突発的な快楽に若干驚き轍の表情を伺えば、いつもとは違う必死な表情をしていた。
その表情に、胸が一つ高鳴った。
単純に、可愛らしいと思えた。
モー・ショボーは轍の表情の理由を見透かした。
優しく愛を込めた愛撫を行った瞬間、己の中で轍の逸物が強く跳ね上がったのだ。
それは即ち、轍の弱い所であり、弱点を突かれた事を悟らせないようにと、力強く、乱暴という言葉の一歩手前の如き強さで腰を打ち付けたのだ。
それが堪らなく愛らしく、モー・ショボーは眼の前の雄を撫で繰り回したい衝動に駆られていく。
幼く、しかし妖艶な貌に悪戯な笑みが浮かぶ。その笑みは、正しく小悪魔と呼ぶにふさわしいモノである。
その笑みを見て、轍は己の弱点を突かれまいと、あるのかどうか定かではない雄の矜持を守る為にも強く腰を振るう。
行為の本番中に優しくされると、ここまで己は不安定になるのかと轍は驚き焦った。
「くっ、ふっ、はっ、あっっくぅぅ……」
「あん、ふぁぁ、あっ、んっ、さまなー、もしか、して、優しくされるの、好き?」
「…………ッ」
「あ、びくっていった。ふぅん? そーなんだ。……じゃーあー」
轍はモー・ショボーの指摘に腰を振る事も忘れ硬直した。
核心を付かれた事への驚きが原因か、轍の逸物がモー・ショボーの中で再び跳ね上がる。
それを感じ取ったモー・ショボーは己の唇を轍の耳元へと近付けながらその後頭部へ手を伸ばした。
「ショボーがなでなでして、うんと優しくしてあげるね? よしよし」
「――――――――ッ」
微笑みながら轍の頭を撫でるモー・ショボー。その行動と同時に膣が収縮し轍の逸物を引き絞る。
その一連の流れに轍の興奮が最高潮に達し、その逸物は脈動と共に少女の中へ精を吐き出した。
股間から腰、背筋の順に快感が引っ切り無しに駆け昇ってゆく。
大きすぎる快楽に痙攣する轍は、モー・ショボーを縋る着くかの様に強く抱きしめた。
「ん、ちゅ、ふむ、んふ。さまなーの、いっぱい出たね? よしよし」
慈しみを込め、モー・ショボーは轍の鎖骨に舌を這わせながら頭を撫でる。
その愛撫の優しさに、轍は溺れてしまうのだった。
◇
「と、いう訳で。調子に乗ったメイドさんにはお仕置きです」
「やらぁ……、もう抜いてぇ……」
「わー、滝みたいになってるよ、ショボーのあそこ……」
その後轍は、モー・ショボーにしてやられて気恥ずかしい思いを、モー・ショボーを虐める事で発散する事にした。
その内容は、ロープで身体を拘束すると宙刷りにし、結晶化マグネタイトを加工して作ったバイブを突っ込むと言うモノである。
まぁ、赤ら顔に涙を流しながら止めてくれと懇願するモー・ショボーに興奮した轍は、そのまま二回戦に突入してしまうのであるが。