ちょい短め。
環境依存文字のハートを試験的に導入。
……あー、バトル書きたくなってきた。
発作や。
モー・ショボーの朝は早い。
それは己のサマナーに朝駆けで悪戯をする為だ。
時刻は日が昇る前当たり。
起きるなり素早い身のこなしでモー・ショボーは轍のベッドへと潜り込む。
そして轍の安らかな寝顔にキスを一つ落とし、その頭を己の膨らみかけの胸に掻き抱いた。
(サマナー、すやすや寝てる……。あ、表情が柔らかくなってきた。抱きしめられて安心してるのかな……)
人肌が落ち着くのか、眠っている轍の表情が次第に柔らかくなっていく。
その様子を見て、モー・ショボーは穏やかな笑みを浮かべる。
(多分、無意識下でだけ、なんだろうな、こういうサマナーが見れるのは。普段は勿論、パンツに熱狂してるときも心の柔い所は決して見せない。……でも、睡眠時と寝起きの時は違う。精神の鎧を外したサマナーがそこにはいる)
轍が甘やかされる事に弱いのだと知った情交を行った時以降、モー・ショボーは轍の本質とでも言うべき部分がどういった場面で露出するのかを観察していた。
時には風呂に乱入し肉棒で貫かれ、またある時には端末の前に居る轍に後ろから抱き着き何時の間にかよしよしと甘やかされながら、試行錯誤の末に轍の本質は睡眠時と寝起きに露出する事を突きとめたのだ。
モー・ショボーがここまでする理由は、轍を甘やかした時に感じた胸の高鳴りにある。
上質な生体マグネタイトを与えられた時とも違う充足感、それと同時に来る胸を締め付けられるような甘い痺れ。
それは肉体ではなく精神的な感触であるが、元来物質的肉体を持たない悪魔にとってはとても重要な要素と言えた。
一度感じたそれを、もう一度と求める己が居る事をモー・ショボーは自覚したのだ。
その黒髪の群れに指を潜らせ、頭を撫でる。
撫でられた轍は擽ったそうに笑みを浮かべた。
モー・ショボーは己の胸が更に締め付けられる感覚を味わい、その感覚に没頭する。
(うー、胸がきゅんきゅんするー。駄目だ、癖になっちゃう。……んっ)
赤ら顔に瞳を潤ませ腕の中にある轍の寝顔を見ているモー・ショボー。
その小さな口が甘い吐息を一つ溢した。
原因は寝ている轍が顔を動かし、その鼻がモー・ショボーの胸を刺激したからである
(あっ、んぅっ、サマナーったら、鼻をしきりに、押し付けて。……ひょっとして、おっぱい、欲しいのかな?)
頬を摺り寄せる猫の様に、しきりにモー・ショボーのつつましい胸へ顔をぐりぐりと押し付ける轍。
その様子に、乳が恋しいのかとモー・ショボーは考える。
考えて、その背筋にゾクリと刺激が奔った。
甘えさせることで詳細不明ながらも病み付きになる痺れが獲得出来るのなら、母乳など与えた日にはいったいどうなってしまうのか。
難しい事ではない。
マグネタイトで構成される己の肉体の内部構造をちょちょいと弄ればよいのだ。
女性の姿を模している故、基礎構造の作り変えも最小で済み、普段から上質な生体マグネタイトを己の体内に充実させているため、己の存在が揺らぐ事も無い。
(いつも、貰ってばかりだったもんね。たまには、私から上げるのもいいかなー)
スリップをたくし上げ己の胸を晒すモー・ショボー。
その胸の内では製造された母乳と不活性マグネタイトが交じり合い、今にも溢れ出そうとしていた。
(飲んで、くれるかな……?)
鼓動を高鳴らせ、期待と不安を綯交ぜにしながらモー・ショボーは轍の眼前に乳首を差し出した。
眠ったままの轍は、口に当たる柔らかな感触を受け無意識にそれを口に含む。
(ぅん、咥えた)
轍が己のそれを口に含んだことに胸が躍る。
喜びと共に少し強めに轍の頭を引き寄せると、轍は咥えていたモー・ショボーの乳首を弱々しく吸引し始めた。
モー・ショボーの小さな胸から母乳が吸い出されていく。
与える事で生じるその悦楽と喪失感に、モー・ショボーは断続的に感じる快感を覚え背筋をゾクゾクと震わせた。
(す、ごい。……凄い! 胸の先っぽが熱くって、でもそれが気持ちよくって、どうにか、なっちゃう……っ!)
強く抱きしめすぎて轍を起こさぬ様に気を付けながら、モー・ショボーはそのまま授乳を継続する。
与える事の悦びにその身を震わせる姿は妖艶の一言に尽きた。
「ふ、ぁぁ、んっ! ぃぃ、ょ、さま、なー……。……っ♡」
寝ている轍が一際勢いよく吸うと、母乳が己の胸を駆け抜ける衝撃でモー・ショボーは絶頂した。
悦びに震えながらも、出来るだけ優しく、モー・ショボーは気遣う様に轍の頭を撫でる。
モー・ショボーの向ける視線には快楽の色のみならず、どこか慈しみの様な色も顔を覗かせていた。
暫くして、轍が口を離した事で授乳は終わる。
「……ぁ、っは、ぁ。いい子だね、さまなーは。胸だけで三回もイっちゃった♡ …………あ、れ?」
荒くなった息を整えつつ頭を優しく撫でていると、モー・ショボーは己の中に奇妙な感覚が生まれるのを感じる。
目を瞑り、その感覚を辿れば、それは轍と繋がっていた。
見えない線の様なモノで己と轍が繋がっている。
それを自覚すると、モー・ショボーの胸がまた高鳴った。
「マグネタイトが行ったり来たりしてる。……あ、はぁ、ん♡ すご、い。接触、してないのにっ、さまなーのマグネタイトが、流れてくるっ♡」
その線は轍の霊体とモー・ショボーを深く繋げ、互いの間でマグネタイトが行きかっていた。
轍からは生体マグネタイトが、モー・ショボーからは不活性マグネタイトが流れ、相手を変換機とし形を変えて己の中に帰ってくる、霊的な動脈とでも言うべきものとしての機能を作りだしていた。
「ぁ、はぁ、ひん♡ これ、やだ♡ ショボーの、中、ぞりぞりってぇ、癖になっちゃうぅ♡」
悦びの源泉とでも言うべき生体マグネタイトが次々と入り込み、一定量が取り込まれると余りを尾上の色に染まった不活性マグネタイトに変換し送り返す。低級の悪魔どころか、中堅所の悪魔ですら羨む程の贅沢な悦楽に、モー・ショボーは己を見失いそうになる。
だが紙一重で見失わずに済む。
その意識が、線で繋がった向こう側に居る轍の感情へ触れたからだ。
線で繋がった先にある轍の精神の色は寒色の極みとでも言うべき青黒いモノだった。
(これ、サマナー、の? 冷たい色、してる。ううん、冷たいんじゃなくて、寒いんだ。……だから、かな? サマナーが女の子のパンツを求めたりエッチな事したりするのって。寒いから、温もりを、求めてるのかな)
引っ切り無しに己を内部から逆撫でする快楽を受けながら、モー・ショボーは轍の頭を抱きしめた。
「だったら、……ショボーが暖めて上げる」
その後モー・ショボーは轍が起きるまで卵を温める鳥の様に、優しくその頭部を己の胸に抱きしめ柔らかな手で撫でるのだった。
◇
「……ふぅ。今日の仕事は終わり、と」
「サマナー、お疲れ様。はい、コーヒー」
「ん、ありがと」
その日の午後。
轍は机の上に設置されている端末を弄り、雇い主への報告書を作成していた。
報告書とはいっても、その内容は低級の異界を形成する悪魔をマハマグナスで地形ごと葬り去ったといったいたって簡単なモノである。
簡単な報告書よりも、その前に行っていた学校の課題の方が精神力と体力の双方を削りに削っていた。
「ふはー、疲れたー」
コーヒーを啜ると息を吐き出し、轍は席を離れてソファに寝転んだ。
移動する轍の後ろをふよふよと漂いながらモー・ショボーが付いて行く。
ネコマタは何をしているのかと言えば、皿洗いや風呂掃除等の家事を済ませた後、テレビの前で寝転び視聴しながら煎餅を齧っていた。
「さーまなー!」
「んお、どうしたのさ、モー・ショボー」
「えへへー、何でもなーいっ」
朝から妙に上機嫌なモー・ショボーの様子を怪訝に思いながらも、まあ可愛いから良いかと流す。
そんなモー・ショボーは仰向けに寝転がる轍の胸元に寄り添いその首筋に己の顔を擦り付ける。
顔の動きに伴って揺れる頭髪から女の優しい匂いが漂い、轍の精神にむず痒さを与えていく。
その精神の動きを、今朝方出来上がった霊的繋がりで感じ取ったモー・ショボーはゆったりと身を起こし、慈しみの視線をその瞳に湛え優しく微笑みながら轍の顔を覗き込んだ。
「ねぇサマナー。今朝みたいに頭なでなでしてあげよっか?」
「……どうしたんだよ、いきなり」
「んー、別に? ただ、あたしがサマナーの事を構ってあげたいなって思っただけー」
「構ってって……、まるで俺が、寂しがり屋の子供みたいな言い様だな?」
「ふふー、どうだろうねぇ?」
「……………………」
「もー、むすっとしないでよ。……あ、そだ。じゃあさ、こういうのは?」
ソファから跳ね起きるとモー・ショボーは姿勢よく直立し、己のスカートの裾を掴むと大きく広げ、中に隠されていた下着を晒す。モー・ショボーの履くパンツは、ライトグリーンの下地に黄色の水玉が浮かんだもこもこの女児用ショーツであり、本人のイメージカラーとのギャップに轍のご立派様が鎌首を擡げた。
「こういう、とは……?」
興奮と期待を視線に含んで轍が言う。
その言葉にモー・ショボーは悪戯な笑みで以て答える。
「サマナーの鼻をあたしのパンツに押し付けるでしょ? その瞬間に今持ち上げてるスカートを被せちゃうの」
「――――うん、素晴らしい。ぜひそれで」
「はぁいっ」
手に持っているスカートの裾をひらひらと揺らし挑発するモー・ショボー。
見事に煽られて、轍は鼻面をその下着に突入された。
「んぁっ、ふふっ、いらっしゃぁい、そして幕を降ろしまーす」
ふぁさりと轍の頭にスカートが被さり、モー・ショボーはスカートの上から轍の頭を撫で始める。
傍から見れば、十歳前後の少女のスカートの中へ前から頭を突っ込む高校生と言う犯罪的な光景が広がっていた。
若干暗くなったモー・ショボーのスカートの中で、轍はその鼻を少女の秘所へと擦り付ける。
スカートの内部はモー・ショボーの匂いが籠り、轍の興奮に油を注ぐ。
鼻から匂いを吸い込みながら、鼻の頭でモー・ショボーの秘所を擦る。その刺激を受けて、モー・ショボーは身を捩り艶めいた声を漏らした。
「オー……、凄い、むふー、はふー」
「んっ、んふぁふっ、やん、くすぐったい、ぁん♡」
じゃれつく轍にご満悦といった様子のモー・ショボー。
その二人のじゃれ合いに気づいたのか、煎餅をばりばりとしていたネコマタが寝返りを打つ。
「んんー? ショボー、面白そうな事やってるね?」
「凄く楽しいよ? ネコマタもするー? ふぁん、さまなーにお尻触られちゃった♡」
「混ざるー」
頭をぐりぐりと動かしつつ轍は、両手をモー・ショボーの尻へと回し、鷲掴みにしつつ己の方へと引き寄せる。
片方の手は下着の上から尻を掴み、もう片方の手は下着の中に潜り込ませ柔肌に指を食いこませているあたりに轍のこだわりが感じられる。
その股間は完全に勃起していた。
「あらご主人様ったら、ここ、もうご立派に成られていますね?」
「ふごっ」
「やぁん、さまなーったらぁ」
興奮しふーふーと息を荒くする轍の下半身にネコマタが纏わり付き、ズボンと下着を下げると臨戦態勢となった逸物を柔らかな手で撫で摩る。
その刺激に背筋をぞわりと震わせ、更に強くモー・ショボーを己の方へと引き寄せた。
「ねーさまなー? ショボーの匂いはどうかなー? 聞くまでも無いかなー? んっ、よーしよーし」
「ふふっ、すごーい。おーきくなって、びくびくって震えてる。ネコマタの手、気持ちいですかー? もーっと気持ちよくなっていいんですよー?」
轍へ幼い子を甘やかす様な態度を取るモー・ショボーに合わせ、ネコマタも甘やかす様な口調をとる。
これに堪らないのは轍である。
優しく甘やかされる事に弱い轍は、吸引するモー・ショボーの匂いに脳みそを痺れさせ、股間を摩るネコマタの柔らかい手の感触に腰をひくつかせる。
絶頂へ至る山岳を背中にロケットをくっつけたかのような速度で駆け抜けていく様な錯覚。
匂いを堪能する所ではなくなった轍はモー・ショボーに縋り付く様にその下半身を抱き寄せ、その小さな秘所へとパンツ越しにむしゃびり付いた。
既に余裕などなく、痺れた頭と刺激の奔る股間に身体を揺らし快楽に翻弄されている。
「ふぐぅっ!?」
そして轍は絶頂し、逸物の先端より熱く滾る白いマグマをネコマタの小さな手に吐き出した。
一層力強く身体を震わせ、その身をモー・ショボーの下半身に絡み付かせる。
モー・ショボーはそんな轍の頭を押さえる様に強めに撫でた。頬を赤く染め、霊的な繋がりを辿り轍がどんな風に悦んでいたかを知り満足げに微笑む。
その手に白い欲望を受け止めたネコマタは、それを己の舌で舐めとると悪戯気に笑う。
「ん、美味し♪」
「さまなー、疲れた? じゃあ、ショボーが隣で添い寝してあげるね?」
スカートの中から出た轍の顔は涎を垂らし忘我の境地に達した様子だった。
◇
「ん、おはよーさまなー。いつもの、する?」
「――――宜しく頼みます」
その後、轍は朝起きるとモー・ショボーのスカートへ潜る事が日課となった。
モー・ショボーはそんな轍の頭を優しく撫でるのだった。