※この作品はR-18です。

淫次元ゲイム ネプギア~孤軍奮闘のコロシアム~   作:ルーラー

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第二話 わたし、変な声出してる……

 ネプギアが身をよじる。

 絶対領域への侵攻を阻止せんと、腰を振って抵抗する。

 だが、それは即座に、肩に乗ったスライヌによって封じられた。

 

「――ひゃんっ!?」

 

 首のあたりに感じたのは、柔らかくも生温かい舌の感触。

 そう、頬やら耳やらを舐めていたスライヌが、ネプギアの『感じるところ』を探り当てようとでもいうように、首筋へと舌を這わせてきたのだ。

 

「やっ! やめっ、んんっ……」

 

 むろん、耳もそうなのだが、首筋は比較的敏感なところだといわれている。

 そこを集中的に舐められれば、自然、ネプギアの身体は大げさなほどに跳ね、男性の喜ぶような反応を返してしまう。

 そして、おそらくはこちらこそが本当の狙いだったのだろうが、当然、足元にいるスライヌたちへの注意もおろそかになってしまった。

 

「ヌラーッ!」

 

「ヌラヌラッ」

 

「ヌー、ヌーッ!」

 

 ほどなくして、ネプギアの太ももに辿りつくスライヌたち。

 

「や、だっ……! そこ、だめっ……や、やめてぇっ……!」

 

 そんな制止の声を聞き入れることなどむろんなく、スライヌたちはすぐそこにある美味(おい)しそうな太ももを思い思いに堪能(たんのう)し始める。

 

「……んっ……だ、だめ……それ……本当に、だめ……。……んっ、ゾクゾクしちゃうっ……」

 

 軽く食(は)まれ、舐められ、ぬめぬめの身体で這いずり回られ。

 女性の身体は全身が性感帯という説のとおりに、全身を快感に震わせるネプギア。

 

 だが彼女はまだ、その感覚が『性感』だと知らない。

 知識としては知っていても、『性的な刺激』をその身で感じたことがない。

 ただ、『これに気持ちよさを感じるのはいけないこと、はしたないこと』という漠然(ばくぜん)とした思いがあるだけだ。

 

「あっ、はあっ……ふ、ぅんっ……ああっ……」

 

 ゆえにネプギアは、羞恥(しゅうち)と戸惑いに瞳を潤(うる)ませる。

 正体不明の気持ちよさに、淡(あわ)く小さな吐息を漏らす。

 そして、そんな少女をさらに刺激するように、コロシアムに何人もの男性の声が響き渡った。

 

『こ、これはヤバい。マズい……』

 

『あ、ああ。なんかこう、見ちゃいけないものを見てるような気になってきた……』

 

『けど、これはこれで……』

 

『そ、そうだな。見ちゃいけないってことはない……よな?』

 

 ごくり、という生唾(なまつば)を飲む音。

 それすら、ネプギアの耳には鮮明に聞こえてきた。

 そしてそれらは彼女の羞恥心に火をつけ、ネプギアの感覚を鋭敏(えいびん)なものへと変えていく。

 

「は、あ……あふっ……ん、んんっ……や、ん……」

 

(やだ……。わたし、変な声出してる……。変な声、聞かれてる……。このままじゃ、もっと、もっと……)

 

 淡い吐息は、熱く切ない、狂おしいものへ。

 漏れ出る声は、より艶(なまめ)かしい『女』のものへ。

 このまま首筋を、太ももを舐められ続けたら、遠からずそうなってしまうに違いない。

 

(そんなの、いやっ……!)

 

 だが、いまのネプギアにできることはあまりにも少なかった。

 スライヌが分裂するのにかまうことなく、シェアブレイドを振り続け。

 ときおり耳にも舌を伸ばしてくるスライヌを、どうにかして振り落とそうと身体を揺らす。

 

 文字どおりの、本当に文字どおりの、儚い抵抗。

 ともすれば、自分の身をいま以上に追いつめかねない、無策(むさく)の攻撃。

 だが、仮にそうと冷静に考えられるだけの頭があったとしても、ネプギアは同じ行動をとったことだろう。

 ただ大人しくやられているだけの未来など、彼女には絶対に選べないのだから。

 

 やがて、いくらかのスライヌが地面に落ちた。

 肩に乗っかっているスライヌは変わらずそこに残っていたが、少しは状況がマシになる。

 

 むろん、それはネプギアの錯覚(さっかく)だ。

 剣で斬り払って落としたぶんだけ、スライヌの数は増えていく。

 そのスライヌたちは遠からず、彼女を足元から呑み込んでいくことだろう。

 だがそれでも、この瞬間においてだけは――

 

【お、スレ立ったのか】

 

【『ネプギアがスライヌにエロいことをされてる件について』って、直球だなwww】

 

【いいんじゃね? わかりやすいほうが人も集まるでしょ】

 

 唐突に。

 そんな文字列が空に浮かびあがった。

 それも、複数の男性の声と共に。

 

『なんだなんだ? この動画見てるやつがスレ立てたのか?』

 

『行ってみるか?』

 

『俺、タイピングしながら動画見れないんだよなあ……』

 

『書き込みたいやつだけ書き込めばいいんだって』

 

 この戦いを見ている人間たちの会話から推測するに、どうやら『某巨大掲示板』に実況用のスレッドが立てられたようだ。

 それも、このコロシアムでの戦いに関してのスレッドが。

 

【ところで、この動画を保存してるやついないか?】

 

【俺、保存してるけど?】

 

【マジか! ちょっとやり方張ってくれ。次のスレでテンプレに加えとくから】

 

【素直に『保存の仕方がわかりません』って言えよw】

 

「……ちょっ!?」

 

 スレでされている一連のやり取りに、吐息よりもなによりも、驚きと焦りの混じった声を真っ先に出してしまうネプギア。

 当然である。

 スライヌ片(へん)があちこちにへばりつき、肩に乗ったスライヌに耳やら首やらを舐められて、いやらしい声が口から出始めてしまっているところを、見知らぬ男性たちに見られている。

 それだけでもたまったものではないというのに、それに加えてこの戦いを『動画』という形で保存され、後々まで残されるなど。

 

「やっ、やめてください! お願いですからっ!」

 

 空に浮かぶ文字列に向かって、ネプギアはそう懇願(こんがん)する。

 だが、スレッドに書き込んでいる住人たちの反応は冷たかった。

 

【やめてくださいって言ってるぞ?】

 

【やめるわけないじゃん。この動画、正式なものじゃないんだろうし】

 

【明日には絶対削除されてるよな、これ】

 

【いつ保存するの? いまでしょ!】

 

【でもオカズにするには微妙じゃねw まだ15禁程度?】

 

【ネプギア可愛いよネプギア】

 

【もっとエロく頼むよ、ネプギアちゃんwww】

 

【俺にはこれで充分だけどな。配信したやつ、GJ!】

 

 直接口にしていないせいなのか、はたまた巨大掲示板の匿名性(とくめいせい)が気を大きくさせるのか。

 書き込まれる内容は、先ほどの会話のそれと比べて、あまりにも遠慮というものがない。

 

「そ、そんな――きゃふっ!?」

 

 そして、辛うじてそれだけを絞りだしたネプギアの首筋に、スライヌが再び舌を這わせた。

 むろん、太もものあたりでしばし大人しくしていたスライヌたちも活動を再開。

 まるで、『休憩は終わりだ』とでも言うように、舌で、身体で、少女の素肌を責めたてる。

 

「ひゃっ!? はっ……ん、くっ……はぅんっ……」

 

【始まった始まった】

 

【なんかネプギア、思いっきり感じてねえ?】

 

【間違いなく感じてるだろ、これw さっきから喘(あえ)ぎまくりwww】

 

【これはネプギア、絶対イくぞ! ――野郎ども、HDDの空き容量は充分か?】

 

【AUOwwwww】

 

【武器の貯蔵wwwww】

 

【俺、いまだけスライヌになりてえw】

 

 ただの文字列であれば無視することもできただろう。

 だがネプギアの耳には、おそらくリアルでタイピングを続けている人間たちのそれと同じ声が届いており。

 

「ひゃっ、ふっ……みなっ、見ないでくださいっ……! やっ、んんっ、はっ……」

 

 それに性感をくすぐられたネプギアの漏らす吐息には、少しずつではあるものの、切ない響きが混じり始めている。

 もはや紫の少女は隙だらけ。

 スライヌたちが、太ももよりもさらに上を目指して這いあがり始めても、それを止める術(すべ)などない。

 

 幼い性感を絶えず刺激され、悩ましげに身体をくねらせるネプギア。

 そんな彼女は、とうとうスカートの中に一匹のスライヌの侵入を許してしまう。

 

「――ひゃあっ!?」

 

 その衝撃に、小さく跳ねるネプギアの身体。

 そして、それを目の当たりにしたスレ住人たちの反応は。

 

【入ったーーーーーっ!!】

 

【キタ(・∀・)コレ!】

 

【さあ、ネプギアのアソコを舐めるんだ!】

 

【早く舐めろ! 俺が許す!】

 

【ぺろぺろしちゃえ!】

 

 誰もが歓喜の声をあげ、ネプギアの恥部を舐めるようスライヌに促す。

 そして、その反応に応えるように、スライヌは少女のまだ幼い秘所を目指して這いずろうと――

 

「そ、そこだけは本当にだめえっ!」

 

 したところで、ネプギアがスカートの上から両手でスライヌを押さえつけた。

 

【あー、惜しいっ!】

 

【ここは大人しくされるがままになっておけよ!】

 

【でも抵抗してるネプギアたんも (・∀・)イイ!!】

 

【うはw これサイコーwww】

 

【無駄な抵抗、萌えるね!】

 

 スカートの中からスライヌを追い出そうと必死になるネプギアに、そんな言葉の数々がかけられる。

 だが、いまはそれに耳を傾けている場合ではない。

 秘部を目指して蠢(うごめ)くスライヌを、どうにかして――

 

「――ひああっ!? んあっ……や、そこはっ……!」

 

【耳に舌突っ込まれたw】

 

【やっぱり無駄な抵抗だったなwww】

 

【喘がされてるネプギアたんエロ杉(すぎ)!】

 

 耳に舌を突っ込まれた、だけではない。

 背中から這いあがってきた二匹のスライヌが、それぞれ逆の耳と首筋を刺激し、さらに数匹のスライヌが太ももの内側に殺到(さっとう)、ぬめぬめの身体を活かして愛撫(あいぶ)してきたのだ。

 ここまでされて『感じるな』というのは、いくらなんでも酷だろう。

 

「……だめっ、だめっ……! あふっ……あっ、あっ、あっ……」

 

 内股になり。

 

「やあっ……ひゃうっ……ん、ふあっ……あ、くぅっ……」

 

 背中を丸めて、顔をうつむけ。

 

「……や、だっ……やだっ、や、あっ……ああっ……ふああっ……」

 

 目と口を、強く閉じ。

 

「……ん、んんっ……ふ、くぅんっ……は、あぁんっ……ん、んぅっ……」

 

 ネプギアはなんとかスカートの前を押さえ続けるも、そこにはもう、力などほとんど入っておらず。

 

「……だめ、だめ、だめ……そこだけは、だめぇ……。――ふあっ!?」

 

 当然の流れとして、とうとう彼女は、女の子の大事な場所にスライヌが到達するのを許してしまった。

 

【よし、いけ! 舐めろ! 女神が許さなくても俺が許す!】

 

【ネプギアたんのアソコぺろぺろ】

 

 それに応え、ついにスライヌがネプギアの幼い恥部に舌を這わす。

 

「や、あ……あっ……ひゃんっ!」

 

 唾液をたっぷりと乗せ、下着越しに舐め回す。

 

「……んっ、くふっ……はう、ああっ……」

 

 ストライプ柄の下着を、ぐっしょりと濡らしながら。

 

「……やっ、そんな、そんなっ……ふあっ、やああっ……!」

 

 下着越しにでも形がわかるようになってきたそこを、割れ目に沿ってなぞりながら。

 

「……それ、だめっ……! 変にっ……変に、なっちゃうっ……んぅっ……ん、あっ……」

 

【悶(もだ)えてるネプギアちゃんの表情、イイヨイイヨー!】

 

【さっきからネプギア、喘ぎすぎだろwww】

 

【だが、それがいい!】

 

 スライヌの責めに翻弄(ほんろう)されるネプギアを見ながら、勝手なことを言い合う視聴者たち。

 しかし、『なにが『いい!』なのか』と思う余裕など、彼女にはもう残されていなかった。

 ゆえにネプギアは、下着越しにクンニを続けるスライヌに、ただただ赦(ゆる)しを乞(こ)い願う。

 

「もう、やめっ……はぅんっ…おねがっ、あふっ……ゆるっ、ゆるしっ……ひゃああんっ!」

 

 だが、スライヌの責めがやむことはなかった。

 それどころか、女の子の大事な場所をもっともっと苛めてやろうとでもいうように、下着越しながらも、ふっくらとした恥丘(ちきゅう)を軽く食(は)む。

 

「だ、だめっ……! それ、ひゃううっ……こすれっ、擦れてっ……!」

 

 咀嚼(そしゃく)され、下着越しゆえの快感に襲われるネプギア。

 

「ふああっ……! これ、おかしくっ……おかしくっ、なっちゃうっ……!」

 

 首を左右に振り、いまにも倒れそうなほど脚をガクガクと震わせて。

 

「ヌゥーラァ~?」

 

「――ひあぁんっ!? しゃべらっ、しゃべらないでぇっ!? ……はうっ、んあっ……!」

 

 股間に走る甘い痺(しび)れに。

 幼い秘部を蹂躙(じゅうりん)する口の動きに。

 ネプギアは、たちまち限界まで追いつめられていく。

 そして、とうとう、

 

「……ひあっ、ふああっ……なにかくるっ、きちゃうっ……! きちゃい、ますっ……! これ、なにっ……?」

 

【こ、これはっ……!】

 

【イっちゃうのか!? ネプギアちゃん、俺らに見られながら早くもイっちゃうのか!?】

 

【見られてるから早いんじゃね?】

 

【真面目でしっかり者な優等生ほど、快楽の味には正直なものなのだよ】

 

【間に合った! これでネプギアがイくところを保存できる! 当分オカズには困らないぞ!!】

 

【まだ保存方法わからないやつがいたのかよw】

 

【お、そろそろイきそうだぞ!】

 

【頑張れ○ャイアーンっ! じゃなくてスライヌーっ!】

 

 だが、スライヌたちが視聴者の期待に応えて動いたのは、そこまでだった。

 ネプギアが絶頂を迎えそうになっているのに気づくと同時、モンスターたちは全員ネプギアから離れ。

 彼女を円(まる)く取り囲みつつも、紫の少女が落ちつくのを待ち始めた。

 

 そう、身体の中で『なにか』が弾ける予感に、ネプギアが半ば覚悟を決めていたにもかかわらず――。

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