ろーちゃんとの一生の想い出を作った2週間後。
いつもの様に提督室で万年筆を走らせている私は、本日の秘書艦である川内型1番艦軽巡洋艦の川内から、妙な話を聞いてしまう。
「ねー提督、ちょっと耳貸してよ」
「なんだ、どうしたのだ?」
何か大事な話でもあるのか川内は私の耳に口を近付け、ヒソヒソと囁き始める。
「なんかさ……うちの那珂がアイドルやめるって五月蝿いんだー」
「なんだとっ!」
あの那珂がアイドルを止めるとは、もはや天変地異の予兆に違いない。
娯楽の少ない鎮守府では、1ヶ月に一度、少ない休憩時間を利用して彼女を提督室に案内し、彼女の歌を聞きたい艦娘もその時だけ自由に入室させ、歌や踊りを披露してもらっては士気を上げつつ、盛りあがっているのだ。
1ヶ月に1回とは言ったが、彼女や私の本来の任務に支障がある時は開催しないので、そこは安心して欲しい。
「わっ——ビックリしたー。夜戦に不意打ちは付き物だけど、今はやめてよ」
「すまなかった。だが、あまりにも非現実的過ぎてな」
「あはは、そうだよねー。なんだろ、嫌な事でもあったのかな?」
私は首を捻り、考えてみる。
「うーむ、皆目検討もつかない」
「そーだね、ファンクラブ会長の神通に話を聞いてみる? 良かったら呼ぶよ?」
「待て。今、彼女は補給任務に出てるのではないか?」
彼女は本日、我が鎮守府の食糧や弾薬等を補給する任務の指揮艦として5人の駆逐艦を引き連れ、近場の港町へ出航している。
「でも出航したのは朝7時だし、港町も割と近いから、流石にもう帰ってきてるんじゃない?」
ちらりと見た壁時計は午後5時を差している。
「確かにその通りだ。だが荷下ろし作業をしているかもしれないから、仕事の邪魔をしないよう気を付けるのだぞ」
川内は嬉しそうに敬礼をする。
「任せて提督っ、実はちょっと事務仕事に飽き——ゲホゲホー!」
「わざとらしい咳をして誤魔化さなくても良いから早く行きなさい」
「あははっ……はーい!」
現金な川内は、嬉しそうに部屋を飛び出して行った。
「ううむ、それにしても那珂は大丈夫だろうか」
あの子がアイドル卒業宣言するとは、どれ程参っているのだろうか。
直接本人に聞くのが一番早いのだろうが、いつも明るく元気な彼女の心を傷付けない為にも、外堀から埋めなければ駄目だ。
川内が出ていって数分後、神通は静かな怒りを灯した顔で提督室に入ってきた。
「神通、話は川内から聞いたか?」
「ええ、本人からも聞いております。那珂が止める原因はどうも……提督にあるそうです」
「なに、私が原因だと?」
私は何か、那珂に失礼な事でもしたのだろうか。
いや、やはり全く覚えがない。
「提督、那珂はこう言っておりました。『那珂ちゃんは提督と対等になる為、アイドルを卒業しますぅっ!』と。ほろほろ涙を零しながら……」
「私と対等になる為アイドルをやめる? そんな馬鹿な……」
那珂は一体、私とどう対等になるつもりなのだろうか。
「あの子は一見ふざけている様に見えますが、どんな事にでも真剣に取り組む真面目な子です……」
「ああ、知っている。那珂が水雷戦隊の指揮艦を務めている時は、駆逐艦達の士気をうまく上げさせ、卒無く任務を熟しているからな」
「那珂をよく見ていますね……流石提督です」
神通は微笑みながら私を褒めてくれるのだが、どことなく刺々しい。
「うむ、部下を掌握するのが私の最大の任務だからな」
「とにかく提督、那珂ちゃんファンクラブ代表として一言だけ……失礼してよろしいでしょうか?」
「ああ、言ってくれ」
神通は再び、静かな怒りを顔に灯す。
「那珂を悲しませる様な真似をしましたら、私は提督を許せません……」
「ああ、深く胸に刻み込んでおくとも」
「大変失礼しました……。では、私は持場に戻ります」
「頼むぞ、ところで川内はどうした。何処かで遊んでいるのか?」
もう20分は経つ筈だが、一向に戻ってこない。
「申し訳ありません。姉さんでしたら今、私の代わりを務めてくれてまして……」
「うむ、それならば構わない。持場へ行ったら、川内にすぐ戻ってくるよう伝えてくれ」
「畏まりました、では失礼します……」
神通は礼儀良く頭を下げ、部屋を後にした。
「那珂がアイドルを止める……か。明日にでも説得しないと駄目だな」
明日の秘書艦は駆逐艦夕立の予定だったが、代わって貰わなければ。
「夕立も秘書艦の仕事をいつも楽しみにしているようだから、大変心苦しいな……」
夕立に対する埋め合わせは明後日にしようと決心し、私は明日が来るまで仕事に励んだ。
○
翌日、予定通りに私は那珂を秘書艦とし、共に本日の任務を行っていた。
「ちょっと司令官に物申したい事があるんだけどっ!」
「どうした、皐月?」
行ってはいたのだが、那珂と共にやって来た睦月型5番艦駆逐艦の皐月であり、ファンクラブ副会長でもある彼女が、私に言いたい事があるそうだ。
「あうぅ……皐月ちゃん良いのにぃ……」
皐月の隣で、那珂が申し訳なさそうに困っている。
「ボク、神通さんから聞いたんだ。提督のせいで那珂ちゃんアイドル止めるって!」
「ああ、聞いてるさ」
「ええ〜っ! 那珂ちゃんがアイドル止めること、提督も知ってたのぉ〜!?」
那珂は驚愕して大きな声を上げるが、私達は気にせず話を続ける。
「知っているなら言ってあげてよ。アイドルを止めるなって!」
「私だって那珂にアイドルを止めて欲しくは無いが、それは彼女の意思次第だ」
「提督ぅ……」
辛そうに俯く那珂を横目で見て、私は複雑な思いになる。
「それをガッチリ止めるのがファンの仕事でしょっ! これじゃあ……神通さんに顔向けできないじゃないかぁっ……」
「皐月……」
泣いている皐月を見て私は思わず、彼女の頭を優しく撫でてしまう。
「ぐすっ……司令官?」
「分かった、皐月がそんなに気負う必要など何も無い。私が那珂を説得するから後は任せてくれないか?」
皐月は涙を拭うと、私に可愛い笑顔を向けてくれた。
「うん、分かった……。ボク、司令官を信じてるからねっ」
「ああ、任せておけ」
皐月は困惑する那珂に顔を向け、深くお辞儀していた。
「ごめんね、那珂ちゃん……」
「ううん、良いよぉ〜っ……」
「来月も元気が出る楽しい歌、聞かせて欲しいなっ」
「ま……まっかせてぇ〜!」
那珂はアイドルらしく、明るいポーズを皐月に見せ付けた。
「えへへっ、楽しみにしてるっ!」
それに満足した皐月も、満面の笑顔で部屋を飛び出して行った。
2人きりになった私と那珂は、しばらく無言で書類整理を続けてしまう。
「あのねぇ……提督?」
先に口を開いたのは那珂であり、不安そうにわたしの顔を見つめている。
「ああ、どうした?」
「那珂ちゃんがアイドル卒業したら、提督はやっぱり悲しい……?」
「うむ。悲しいのは事実だが、那珂が止めたいと思うなら仕方ない」
那珂は申し訳なさそうな顔で、両手をバタバタさせていた。
「ご、ごめんねっ! でもぉ……アイドル卒業しなくちゃファンの皆を裏切っちゃうしぃ……ぐすっ——」
「な、何故泣くのだ。やはりアイドルを止めたくないのではないか?」
「うええっ——止めたくないけど、止めるしかないもぉーんっ!」
「うおっ——」
辛そうに泣き喚く那珂が、私の胸に顔を埋める様に抱き着いてきた。
とにかく慰めたい一心で、私は彼女の頭を優しく撫でた。
「何故だ。そもそもアイドルを止めて私と対等になるとは、どう言う意味なのだ?」
「ひぐっ……。那珂ちゃんね……提督の魅力に気付いちゃったのぉ……。いつも那珂ちゃん達艦娘を、寛大な心で見守り続けてくれる提督の優しさにぃ……」
「那珂……」
「それからね……漣ちゃんのお話を聞いて、またビックリしちゃった……。こんなに優しい提督が、まさか潮ちゃんに手を出してたなんて……」
私の額から嫌な汗が吹き出てくる。
「ああ、どう言われても構わない……。しかし、彼女を心から愛し——んぬっ!?」
言い訳がましい私の口を塞ぐように那珂が突然唇を重ね、舌を挿れて舐め回してきた。
すると、まるで林檎の様な甘酸っぱい香りが口いっぱいに広がる。
「——ぷはぅっ……提督、ごめんね」
しばらくして唇を離した那珂は目を蕩けさせ、顔中を紅く染めていた。
「構わないが……こんなに汚れた私でいいのか?」
「ううん……。だって提督は汚れてなんかないんだもん」
「私は……潮に手を出した男だぞ?」
「大好きな人に手を出された潮ちゃんが……逆に羨ましいよぉっ!」
「うおおーっ!?」
那珂は凄まじい力で私の両手を掴むとベッドまで引っ張り、柔らかなシーツへ大胆に私を押し倒す。
それから再び私と唇を重ね、舌を挿れてねっとり絡めてきたのだ。
「んっ——にちゅっ——んむっ」
那珂の舌技は恐ろしい程上手く、その快感に単装砲が反応し、ズボン越しに硬くなる。
「あはっ、提督の美味しいよぉ〜っ」
「那珂……これ以上やったら、アイドルとしてのお前を汚して……」
「ううんっ、那珂ちゃんはもう……アイドルを卒業しました〜っ! これからはぁ、提督を心の奥から温めるお嫁さんに就職しま〜っす!」
「那珂……ぬうっ!?」
那珂は私のズボンからチャックを下ろし、勃起した単装砲を開放してくれた。
そんな単装砲を那珂は柔らかく温かい手の平で掴み、蕩けた顔でジッと見つめている。
「うわぁ〜……提督の大きくてぇ……可愛い〜っ」
「可愛いだと?」
私としては、勇ましいとか言われた方が断然嬉しいのだが。
「うん、可愛い〜っ。可愛過ぎて……こうひひゃいまふぅっ!」
「ぬおおっ!?」
那珂は何も恐れる事なく、小さな口をかぱっと開け、私の単装砲を勢い良く咥え込んでくれた。
奥まで咥え込んだ那珂は、先程の舌技を単装砲にも実践する。
「あむっ——にゅち——ねちょっ——ぴちゅっ」
「ぐっ——なんとテクニシャンな——!」
物欲しそうな視線で私の顔を見上げる彼女は、顔を上下に動かさずとも、舌を絶妙に動かすだけで最高に感じさせてくれる。
なんとも、舌技の才女である。
「ぐうっ……気持ち良すぎる!」
「あふぁっ——ほへはははほんはんはよおっ——」
「ぐおっ——咥えながら喋ると余計にっ——ぬおおおっ!」
那珂が何を言ってるのか分からなかったが、すぐに彼女は激し過ぎる上下運動を開始した。
「んっ——にゅちっ——ぬぷっ——んむゅっ——」
「ぐあ——こんな激しいの——我慢など——で、出る!!」
「んむぅっ——!!?」
今まで感じた事も無いと思える程の快感と共に、私の単装砲が暴発した。
那珂の溶ける様に熱い口内へ、思いきり子種を発射してしまったのだ。
「んみゅぅっ……はぁ……はぁ……にちゃ——どぉ、へいほくぅ〜?」
那珂は蕩けきった顔で大きく口を開け、私の子種がたっぷり浸かった舌を見せてくれた。
「うっ、淫らにも程があるぞ……」
「あはぁ〜……んっ……ごくんっ!」
見せた後は目をギュッと瞑り、不味いだろうに必死に飲み込んでくれたのだ。
そんな那珂の従順らしさに私は堪らなくなり、理性を崩しながら彼女を求めてしまう。
「那珂……お前のま○こが舐めたい」
「あうぅっ〜。恥ずかしすぎるけどぉ……いいよぉ」
「よしっ!」
「あっ——ちょっと待っててぇ〜……」
那珂はベッドに上がる前に、いつも着ている衣装のみを丁寧に脱ぎ、自分の机に置いてきていた。
「お待たせしましたぁ〜。では……那珂ちゃん、ベッドインしま〜す!」
戻ってきたパンティ姿の那珂はベッドに乗ると、私に股間を眺めさせる形で、履いている純白パンティを見せ付けてきた。
しかも、そこはとろとろに濡れている。
「提督ぅ……那珂ちゃん恥ずかしいから……パンティは提督が脱がして……ね?」
「そんなもの、お安い御用だ」
そもそも御褒美である。
私はスルスルと、那珂の純白パンティを片方の足首に引っ掛ける様に下ろした。
「うむ……那珂のま○こ、アイドルらしくて綺麗だぞ」
「んやぁっ……那珂は元アイドルなのぉ……」
「すまん。では、舐めさせてもらうぞ」
「あっ、うん……来てぇ——あぁんっ!」
那珂の割れ目に顔を近付け、豆を刺激するよう縦に舐めると、彼女は面白い程に下半身をビクつかせてくれた。
「那珂、感じやすいのだな」
「ううっ……だって提督がぁ——ひうぅっ!」
私は那珂の味をじっくり堪能する為、彼女の割れ目に舌を挿れて、ねっとりと優しく舌で掻き回した。
「らめぇっ——そんにゃっ——那珂ちゃ——おかしくぅ〜っ!」
「ぴちゃっ——いいぞ——ぴちゅっ——快楽に身を委ねろ」
「あっ——何か来るぅっ——来ますぅっ——来ちゃいますぅ〜っ!!」
「ぬおっ——!」
蕩けきった表情の那珂は全身を激しく痙攣させながら、凄まじい量の潮を私の顔に噴き出してくれた。
「ああぅっ——! あにゃあ〜……那珂ちゃんのあそこ……おかしくなってるよぉ〜」
「大丈夫だ、那珂。すぐに私が正常にさせてやるからな」
乱れきっている那珂の表情に堪らなくなった私は、彼女の体に覆いかぶさったまま、勃ちきった単装砲の先端を割れ目に押し当ててしまう。
「あぅんっ——! ああぅ……来てぇ提督ぅ……那珂ちゃんのここ、切なくて苦しいのぉ……」
「ああ、それじゃあ……挿れるぞ!」
「んやああぁっ——!」
とろとろに濡れた那珂の割れ目へ単装砲を挿れると、彼女の初めての証でもある一筋の赤い鮮血が流れ出す。
「ぐうっ……那珂の中、中々にキツい……」
「いやぁっ——駄洒落は止めてぇっ——」
「すまない、別にそんなつもりは……。お詫びに全力で感じさせてやるからな!」
「ひぅっ——!」
本当に悪気の無かった私は、那珂が気絶してしまわない程度に腰を激しく振り、暖かく包み込んでくれる那珂の膣内を堪能した。
「那珂っ——すごく気持ちいいぞ!」
「あっ、あっ——! 那珂ちゃんもっ——提督のぉっ——感じてるのぉっ——!」
善がり過ぎている那珂の表情を見るに、彼女は相当感じている筈だ。
そして、私も彼女同様に感じており、もういつ暴発してもおかしくなかった。
「ぐぬぅ——那珂っ——私ももう限界だっ——出すぞ!!」
「あっ——提督っ、来て——那珂ちゃんをっ——提督で染めてぇ〜!」
「出るっ!!」
私は勢い良く単装砲を抜き出し、彼女の胸と顔目掛けて、残った子種を全部発射し尽くしてしまう。
「んにゃああぁぁ〜っ!」
「ぐううっ……うはあ!」
絶頂した那珂の胸や顔にびゅるびゅると子種が降りかかる度、彼女はびくびくと全身を痙攣させた。
「ああっ——提督のぉ〜……温かくて気持ちぃよぉ〜」
「はあ……はあ……っ! 那珂、愛しているぞ……」
「うんっ……那珂ちゃんもぉ〜……」
那珂の体が子種で塗れていようとも、私は気にせず彼女を思い切り抱き締めた。
私に応えるように、那珂も力強く抱き締め返す。
「あはっ、提督と関係もっちゃったぁ……。これで本当に……アイドル活動は不可能だよぉ……」
「那珂……」
やはりアイドル活動に未練のあった那珂の為、私は必死に考えた。
そして、考えた末に私は大変な事実に気付く。
「ううっ……アイドル止めたく……ないよぉ……」
「なあ那珂、私はとある大変な事実に気付いたのだが、言っていいか?」
「えっ……。うん、いいよぉ……」
私はこんな簡単な事実に気付けなかった自分に辟易しながら、とある事実を彼女に告げる。
「その、お前の男性ファンなのだがな。この鎮守府には私しかいないぞ」
「えっ——それって、つまり……」
「うむ、そうだな……。1人の男を一途に愛するアイドルとしてなら、寧ろファンの艦娘達も応援してくれると思うぞ」
「あっ、そうだよね〜……きゃはっ☆」
那珂は泣くのを止め、どうにか元気を取り戻してくれた。
「那珂ちゃんっ! アイドル活動再開しまぁ〜っす♪」
「うむ、頑張れよ那珂……。私はいつも、お前の歌に元気を貰ってるのだからな」
私は、胸中で満面の笑顔を作る那珂の頭を優しく撫でた。
「あうぅ……それは那珂ちゃんだって同じだよぉ〜っ!」
「ははは、それは嬉しいな」
何はともあれ、那珂がアイドルを止めなくて良かった。
彼女が歌う事を止めたら、私や神通に皐月を初めとする艦娘達の士気が間違いなく下がる。
それに、提督室から沢山の艦娘達が集まって心をひとつにし、賑わい合う歓喜の声が失われてしまうのだから。