※この作品はR-18です。

ああ無情、私は潮っぱいで尊厳を失った!   作:MTDKC

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第17話 夕雲の居ぬ間に —後編—

 私は提督専用の机の前で正座したまま、立っている夕雲から唇を重ねられていた。

 

「んちゅっ——うふふっ、もっと気持良くしてあげますねぇ」

 

 夕雲は一度私から唇を離すと、当たり前のようにスカートの中から桃色の錠剤を取り出し、唇で艶やかに加えた。

 

「何を加えたのだ?」

「ふふっ……提督の元気が出るお薬よぉ——くちゅっ——ぬぷっ」

「んうっ——!?」

 

 再び唇を重ねて舌が入って来たかと思えば、私の喉奥へスルリと錠剤が入っていく。

 

「むうぉっ——!」

 

 徐々に体が芯から熱くなっていき、興奮しすぎて思わず膝立ちになる。

 

「ぴちゃっ——うふふっ。提督、お体の具合はいかがですかぁ?」

 

 唇を離した夕雲は、悪戯な笑顔で私の顔を覗き込む。

 

「ああ、体が熱くて堪らない! 一体どんな薬だ!?」

「はい、大井さんから貰った媚薬ですっ」

「なっ——やはりこれは大井の——ううっ!」

 

 夕雲は、興奮する私のズボンとパンツを下ろし、ストッキングを履いた柔らかい足裏で、媚薬の効果でギンギンに勃ち上がった単装砲を痛くないよう器用に挟み、すりすりと擦り始めた。

 

 同時に夕雲のスカートの中から割れ目が強調されたパンツがチラリと見え隠れし、私の興奮を増幅させる。

 

「いいえ。普通の媚薬では無く、それと併せて男性ホルモンを増幅させるお薬だそうです。大井さんは砕いて少しずつ使わないと危険だと仰ってましたが、これだけ強靭な肉体と精力を持っている提督でしたら、死ぬ事はないわねぇ」

「なんという……! ぐおおっ、息子がたぎる!」

「うふふっ、精巣も沢山頑張っているのねぇ……。これは夕雲を本当に孕ませてくれそうだわぁ♪」

 

 だんだんと足で扱く速さが上がり、弾薬庫が破裂しそうになる。

 

「駄目だっ——出る!!」

「きゃっ!?」

 

 呆気なく絶頂した私は、夕雲の足裏を子種でたっぷり汚す様に射精し続ける。

 

「ぐううっ……止まらぬ!」

「あっ、やだぁ……まだ出てる! それにこの強烈な香り……あはぁっ!」

 

 数秒後にやっと止まったが、単装砲が萎える事を全く知らない。

 

「はあっ……はあっ……!」

「ああ、この香り駄目ぇっ……あんっ——!」

 

 私の子種でドロドロに塗れたストッキングを夕雲は脱ぐと、自分の口元へ持っていき匂いを嗅ぎながらも、くちゅくちゅと淫らな水音を掻き立てて割れ目を弄っていた。

 

「提督、好きよぉ、誰よりもぉ!」

「夕雲! 私もお前を愛しているぞお!」

 

 私は媚薬の力で疲れる事も忘れ、勢い良く立ち上がり、何故だか愛おしくて仕方ない夕雲を力強く抱き締めた。

 

「あぅんっ——私もう、我慢するなんて無理ぃ」

「ああ、ベッドに行こうか!」

 

 興奮している私は、夕雲の腕を力強く引っ張ってベッドに引き連れ、乱暴に寝かせてしまう。

 

「やんっ! 提督、そんなに焦らないで。夕雲は逃げないわぁ?」

「す、すまん! か、体が熱すぎて、言う事を全く、き、聞かぬのだ!」

「うふふ……。ですがそんな提督も……野生的で好きよぉ?」

 

 夕雲は仰向けのまま制服を淑やかに脱いで床に落とすと、彼女のやや小振りだが美しいお椀型の乳房の頂天に立つ乳首が露わになり、私の理性を崩そうとする。

 

「夕雲、ブラをしていないのか!?」

「はい、私そこまで大きくないですから……。提督はこのおっぱい、好きかしらぁ?」

「ああ、大好きだ!」

「んやぁっ——提督ぅ!」

 

 我を忘れて夕雲の片乳を掴み、乳首を激しく舐めたり強く吸ったりと執拗に攻めた。

 

「やだっ——激しいわっ——淫らすぎますぅっ!」

「ちゅぶ——ずちょっ!」

 

 舐めては吸う度に、夕雲の乳首が硬くなっていく。

 

「あっ、やだっ——ウソっ——提督っ——少し待ってぇ!」

 

 どうやら夕雲も気持ちいいようで時々体を震わせつつ、挙げ句の果てには自分で割れ目を激しく擦っていた。

 

 私も負けじと、固くなった夕雲の乳首を転がす舌の速度を上げる。

 

「ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ——ずちゅっ!」

「あっ、ダメぇっ! イキますっ——あはああぁぁ〜んっ!」

 

 絶頂してしまった夕雲は、がくがくと全身を痙攣させながら、パンツの中で潮を噴き続けた。

 

「あぁっ——すごいよぉ……あうぅんっ!」

「すまん、夕雲の乳首があまりにも可愛すぎて貪ってしまった!」

「んふぅっ! いいのよぉ……」

 

 蕩けている表情の夕雲は体を起こして正座し、私と目線の高さを合わせて見つめてきた。

 

「提督、今度は夕雲が、提督の大好きな乳首でイカせてあげます。私の膝にお尻を置くように寝そべって?」

「ああ、是非とも頼む!」

 

 私は夕雲に甘え、彼女の膝に尻を置き、彼女の腹部を挟むように足を伸ばして寝転んだ。

 

 すると、夕雲の乳房のすぐ前に私の単装砲がそびえ勃つ。

 

「うふふっ。提督のおちん○ん、本当に大きくて逞しい……。少し咥えさせて頂くわぁ」

「ああ、是非とも頼むっ——ぐうっ!」

 

 夕雲の口内は熱くねっとりしており、死ぬ程気持ち良い。

 

「ぐぷっ——ずちゅっ——ぐちゅっ!」

「ヤバい、気持ちよすぎる……出そうだ!」

「ちゅぽっ——!」

「うごっ——!」

 

 私が宣言した瞬間に夕雲は勢い良く抜き出し、単装砲の竿を強く握り締めた。

 

「もうっ、勝手に先走っては駄目よぉ?」

「だが、私ももう限界だあ!」

 

 なんでもいいから早く射精しないと、私の精神が壊れてしまう。

 

「これからたっぷり乳首でイカせてあげますから……ね?」

「すまなかった、是非とも頼む……。ぐうっ、イカせてくれ! 先程から玉が破裂音しそうなのだ!」

「落ち着いて、私が処理してあげますから——んぅっ!」

 

 夕雲はカチカチに硬くなった乳首にカリ首を押し当てながら乳房に竿を埋め、柔らかい手の平で固定し、上下に激しく動かした。

 

「ぐおおっ——夕雲の硬い乳首と柔らかい乳房がっ——私の息子を淫乱にっ——執拗に攻めるう!」

「あんっ——提督のエッチっ! そんな淫らな言葉っ——叫ばないでぇ!」

 

 柔らかくも硬い刺激をじっくり堪能していたいが、2分も経たないうちに限界を迎えてしまう。

 

「夕雲っ——このまま射精するぞおお!」

「はいっ——提督の精液でっ——夕雲のおっぱいにっ——たくさん、たくさんかけてぇ!」

「出るううぅぅ!」

「きゃぁっ——」

 

 私は、今日で6度も射精したにも関わらず、夕雲の乳首と乳房のあまりの気持ち良さに、どくどくびゅるびゅると激しく射精し続けてしまう。

 

「あっ、やぁっ——何この量っ——全然止まらないわぁ!」

「うおおっ、気持ち良すぎるっ! なんと凄い感触なのだあ!」

 

 やっと射精が収まった頃には、夕雲の片乳は白い絵の具で塗りたくられているかの如く、私の子種でどろどろに塗れていた。

 

「わぁ……本当におっぱいが孕みそうな程かかってるぅ。温かくて気持ち良いわぁ……」

「駄目だ——まだ萎えないぞ!」

「とても凄い効果ねぇ……。もっとしてあげますから、安心していてぇ」

「すまぬ、これも私の性欲が悪いのだ!」

「そんなに自分を責めないのぉ。今度は私のお口で……ね?」

「ああ、頼むっ!」

 

 夕雲は一度、私の尻を浮かせてから膝を後ろに伸ばし、四つん這いになる。

 

 それから単装砲の根元を片手で握り、ズレないよう固定していた。

 

「それでは、失礼するわぁ……」

「おうっ——ぐぬおおっ!」

 

 夕雲は淫らに口を大きく開け、私の単装砲を一気に根元まで咥え込む際に、「ぐぷっぬぽっ」と淫らな音が立った。

 

「ぐぽっ——じゅぽっ——ぐぷっ——じゅぶっ!」

「ぬぐううぅぅ——ぐあぁっ!」

 

 夕雲は単装砲を咥え込んだまま、激しく頭を上下に動かしながらも、カリ首を舌先でチロチロと突ついたり、竿に巻き付けたりして、射精を促してくれる。

 

 それが2分も続けば、もう発射寸前にまで陥ってしまう。

 

「夕雲っ——なんて上手いのだっ——もうっ、我慢できぬ!」

 

 宣言すると、更に夕雲が頭を動かす速度を上げてくれた。

 

「出すぞおお!」

「んんむぇっ——!?」

 

 私は夕雲の頭を両手で掴んでは、カリ首を喉奥に突っ込むように押さえ付け、凄まじい量の子種を食道に向けて発射し続けてしまう。

 

「んうぇっ——ぬちゅぽっ! んやぁんっ——あぅっ、提督のぉっ——まだまだ収まらないわぁ〜っ!」

 

 あまりにも子種の量が多すぎて苦しそうに飲んでいた夕雲は、途中、押さえている私の両手ごと力尽くで頭を上げ、口から単装砲を離した。

 

 私は未だに射精が止まらず、彼女の髪や顔に目掛け、まるでシャワーの様に浴びせ続けてしまう。

 

「ぐううっ——何故止まらないのだあ!」

「あんっ——すごいですよぉっ——嬉しいわぁっ」

 

 およそ10秒もの時が経ってやっと射精が収まるが、未だ単装砲はガチガチだ。

 

「提督ぅ……夕雲、もう駄目ぇ……。早く挿れてぇ♡」

 

 体中が濃厚な子種で塗れた夕雲は、パンツを脱ぎ捨てては私の目の前で股をガバッと開く。

 

 それから、ぬらぬら光る割れ目を中指と人差し指で、ぬちゃりと水音を立てがらパックリと開いた。

 

「夕雲っ——今すぐ挿れてやるからな!」

「あんっ、早く来て——んやああぁぁっ!」

 

 もはや子種を欲望のままに発射するだけの機械と化した私は、夕雲の淫らすぎる姿に魅了されて性の衝動が抑えられなくなり、彼女の股の間に座り込んでは、ズブズブと割れ目へ単装砲を押し込んだ。

 

「んやあぁっ! 痛いよぉっ! ひぅっ——!?」

 

 夕雲は痛がりつつ割れ目から血を流し続けるが、媚薬で気が狂った私は気にも留めず、ただ盛りのついた犬の如く腰を振り続けた。

 

「夕雲っ——夕雲おおお!」

「あうっ——やらっ——らめっ——わたひっ——こわれぇっ——」

「出すからな! このまま全て出すぞおおお!」

「ひああぁぁぁっ——ぁ……」

 

 甲高い喘ぎ声を上げながら絶頂した夕雲の締まり具合があまりにも良すぎ、私は彼女の膣内へ容赦無く、たっぷりどぷどぷと子種を射精してしまった。

 

「はあ……はあ……っ!」

「ああっ……あううっ……ひうっ……ぐすっ……うえぇっ!」

「ぐうっ——! うあ……私は何を暴れて……夕雲?」

 

 8回も射精してやっと正気を取り戻した私は、割れ目から大量に鮮血とと子種を流しながら辛そうに愚図り泣く夕雲を前にし、全身から血の気がどっと引いてしまう。

 

「何故……。何故、私はここまで!」

「ぐすっ……ていとくぅ……?」

「うおおお!」

 

 私は自分の顔を何度も殴り、自分勝手に夕雲の痛みと思い込んでは受け止めてしまう。

 

「ひっ——提督やめてっ!」

「ぐっ、ぬうっ……」

 

 顔中ボコボコになった私の体を夕雲が力強く抱き締め、私の自傷行為を止めてくれた。

 

「私が悪かったの……。媚薬に頼ったばかりに……提督の顔をここまで傷付けてっ」

「夕雲……。いや、お前は何も悪くない。そもそも私が皆を犯したのが始まりで……」

「それでも、提督が全部悪いわけではないわっ!」

 

 夕雲は涙を流しながら怒号を上げた。

 

「そう言われてもな……」

「もうっ……!」

 

 夕雲は涙を拭い、怯む私の顔をキッと睨んだ。

 

「提督、この際ですからはっきり言わせてもらいます。実は夕雲、提督が私達だけでなく、他の子にも手を出している事ぐらい知ってましたから」

「なっ——!」

 

 私は爆弾発言を聞き、頭が真っ白になりそうになる。

 

「だって提督が、秘書の方といつも何を話しているのか気になってドアを少しだけ開け、聞き耳を立ててましたもの……」

「そう、だったのか……」

「それは本当にごめんなさい……。でも半年程前からは聞き耳を立てる度、皆さんの淫らな喘ぎ声が聞こえるんだもの……ズルいわ……」

「ぐぬうっ……」

「でもね。もはや怒りを通り越して、変な笑いが自然と出てきたわ」

 

 段々と、夕雲の顔が悲しみに沈み始める。

 

「だから私は……少し提督にお仕置きする為、大井さんから媚薬を貰い、本当でしたら今日の深夜にでも夜這いを仕掛け、種無しにしようと思っていたの」

「夕雲、そこまで計画して……」

「でも、正直に言うとね……。私は皆が羨ましくて仕方なかったわ」

 

 悲しみ続ける夕雲の頭を無性に撫でたくなったが、今はその時ではない。

 

「うむ……」

「だって、皆さんは提督からあんなにも心から愛されて……見ているこちらが興奮してしまう程でしたもの」

「しかし私は……お前達を平等に愛するだけなのだぞ?」

「ええ、分かってます。ですが、それでも夕雲は……いつもの優しくてかっこいい提督に愛されたくて仕方なかったの!」

 

 悔し涙を流しながら本心を叫んでくれた夕雲の頭を、私は優しく撫でた。

 

「うむ、ならば私も夕雲の愛に応えなくてはな!」

「提督……好きよ! どこの誰よりも愛してるわ!」

 

 夕雲は嬉し涙を流しながら、私の胸に抱き着いてくる。

 

「私も夕雲を愛しているぞ!」

 

 私は媚薬の力に負けないよう彼女の愛に応え、力強く抱き締め返した。

 

「提督、改めてキス……して欲しいわぁ」

「ああ、失礼する」

 

 年頃の乙女の様に目を瞑っては恥ずかしがる夕雲の唇に、私はそっと重ねた。

 

「んっ……」

 

 少しだけ夕雲の喘ぐ声が漏れるが、それが可愛くて堪らない。

 

 舌を滑り込ませた私は、夕雲の舌を優しく絡ませる。

 

「あふっ——ぬちゅっ——ぴちょっ」

 

 そうやって長い間お互いに求め続けていると、先に夕雲が離れて寝転び、再び股を拡げては、どろりと子種が溢れる割れ目を見せ付ける。

 

「提督、今度は優しくしてぇ……お願いねぇ」

「ああ。勿論だが、もう痛くないのか?」

「はいっ。寧ろ、提督の顔の方が痛そうよぉ?」

「痛っ!」

 

 夕雲は心配そうに、私の顔を優しく撫でるが、たまたま生傷に爪が当たった。

 

「提督、ごめんなさい!」

「いや、大丈夫だ。こんなもの夕雲の

痛みに比べたら全然、な?」

 

 私は再び夕雲の股の間に座り込み、単装砲の先端を割れ目へ押し当てた。

 

「やぁんっ——!」

「では、挿れるぞ」

「はいっ。来てぇ——んはあぁっ!」

 

 挿れるのが2度目であり、すんなり入るかと思ったが、予想外に夕雲の膣内は窮屈に締まり、単装砲の侵入を少し抵抗してくれた。

 

「夕雲、痛くないか?」

「あぅんっ——ええ、私は大丈夫よぉ。提督は恐れず、お好きなように腰を動かしてぇ〜♡」

「分かった、少しずつ激しくするからな!」

 

 私は夕雲を怖がらせないよう、まずはゆっくりと腰を前後に振った。

 

「んやぁっ——とってもっ——気持ちいいわぁっ!」

「ぐうっ——私も気持ちいいぞ!」

 

 夕雲が痛がっていない事を確認し、更に腰を動かす速度を上げた。

 

「あんっ——んやぁっ——すごいっ——激しくなってますぅっ!」

「まだまだっ——これからだ!」

 

 早くも理性が飛びそうになった私が腰の速度を上げると、唐突に夕雲が肩に手を回し、がっちりと密着する様に抱き着いてくる。

 

「んやあっ——提督ぅっ——私もうっ——らめぇっ——イっちゃいましゅぅ♡」

「ぐうっ、私ももう——限界だ!」

「ていとくぅっ——なかっ——中にらしてぇっ!」

 

 私は全力で腰を激しく動かし、射精する寸前に夕雲の腰をがっしりと両手で押さえ付けた。

 

「夕雲、出すぞおおお!」

「あやぁっ——あにゃああぁぁんっ!!」

 

 発射された大量の子種が夕雲の子宮を目指して、どっぷりと流れ込んでいく。

 

「あっ、やらぁっ——あかちゃんのもとぉ——こぼれてもったいないよぉ!」

 

 あまりにも出し過ぎた為に、夕雲の割れ目からぼとぼとと子種が零れ出しており、それを見た私は興奮して、更に射精量を増やしてしまう。

 

「ぐううっ——夕雲のま○こにっ——残った子種全部っ——搾り取られるぞお!」

「んやぁっ——恥ずかしいよぉっ!」

 

 あれから20秒と言う、今までしてきた中で一番長い射精を、夕雲の中出しで記録してしまった自分を恐ろしく感じる。

 もう、人間を超越している様な気がしたのだから。

 

 それから私と夕雲は体の手入れを簡素にし、協力してベッド周りのみ綺麗に片付け、仲良く横になって休憩を取っていた。

 

「ねえ、提督」

「どうした?」

「明日のクリスマスですけど、やっぱり提督は潮さんと過ごすのかしらぁ?」

 

 明日の秘書艦が潮である事は、夕雲にはしっかりとバレていた。

 

「ううむ……漣から聞いたのか?」

「あら、漣さんが何か関係あるの?」

「す、すまぬ。今のは忘れてくれ」

 

 私は墓穴を掘ってしまう。

 

「そう、提督が教えてくれないのなら本人から直接聞きますね?」

「わ、分かった、教えるから勘弁してくれ!」

 

 もしも漣と夕雲の2人が協力したのならば、私はもっと絵月の無い仕打ちを受けていた筈だ。

 それだけは絶対に回避したいが為に、漣から潮に手を出した件で脅されている事を伝えてしまう。

 

「——そういうわけなのだ」

「そうだったのね。まったく……提督って、どうしようも無いおバカさんよねぇ?」

「面目ない……」

「ですが、提督はそれでいいと私は思います」

「なんとも……」

 

 流石にそこは、少しだけでも否定して貰いたい。

 

「うふふっ。ここまで来ましたら、100人斬り……いえ、100人伽を目指して突き進まなくてはダメよぉ」

「それは流石に私の体が持たぬな」

 

 終わる頃には、単装砲が勃たなくなるに違いない。

 

「それでは、提督の座席もごたごたも全部捨てて、私と一緒に駆け落ちしましょう?」

「ううむ、それも悪く無いな。……とまあ、簡単にそう言えたら楽なのだがなあ」

「うふふっ。では、こういうのはどうかしら?」

「どういった事だ?」

 

 夕雲は左手の薬指を弄りながら、妖しく微笑む。

 

「腹を括って潮さんに結婚を申し込み、絶対に浮気をしませんと皆さんの前で誓えばいいのよぉ」

「それだけは勘弁してくれ! もしも潮に断られたら、私はもう生きていく自信が無い!」

「うふふっ、今の提督は守りたくなる程に可愛いわねぇ」

 

 夕雲はくすくすと笑いながら、私の頭を撫でてくれる。

 どうやら彼女は、私をからかっては遊んでいるようだ。

 

「くう、してやられたな……」

「うふふ。どちらにしても、これからの道を決めるのは提督よ?」

「ああ、分かっている」

 

 そう、これからも歩き続ける皆を平等に愛する道が、茨の道であると分かっていても、私は歩くしかない。

 

「頑張ってね、夕雲の大好きな提督さま?」

「ああ、歩き通してみせるさ。茨の道を」

 

 そう自分に言い聞かせ、秋雲達が帰ってくるまでの間、私は夕雲と共に楽しい休憩を続けた。

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