翌日の昼過ぎに村雨似の少女と、彼女の働くファミレスに近い駅で別れた私は、そのまま家に帰り着き、鈴谷似の女性に早速電話を掛けた。
女性の様子を伺いたく、何か悩み事があれば、どんな小さな事でも聞きたかった為だ。
『もしもーし、どうしたの〜?』
意外と元気そうな声が聞き取れ、私は安堵した。
『うん、あれから悩みとか無いかなと思って』
『うーん、そうだねー……。最近食べてばかりで太っちゃったから、それで悩んでるかなー?』
それが今の彼女の悩みならばと信じつつ、少しずつでも解決すれば自然と心の傷も癒せる筈と考えた私は、一緒に公園を走らないか提案した。
『ランニングかー。そう言えばこの頃運動サボり気味だー……。オッケー、やりましょ〜!』
『じゃあ、運動公園に集合で良い?』
『もち! 一時間後ぐらいに噴水広場前集合で大丈夫?』
『うん、良いよ』
予定が決まって電話を終えた私は早速、生地の薄いジャージに着替え、五分掛けて準備運動を済まし、片道二十分は掛かる運動公園まで走っていった。
少し遅めに走ったり運悪く全部の信号に捕まった結果、四十分掛けて運動公園の噴水広場に辿り着いたのだが、まだ集合時間ではないので気にしていない。
『おっ待たせー!』
体を冷まさないよう時折腕や脚を動かしながら待っていると、鮮やかな黄緑色のジャージを着た鈴谷似の女性が、私に手を振りながらやって来た。
『ほぉ〜、気合い入ってるねー』
感心する女性に、そんな事は無いよと伝えた。
『そう言う謙虚な所もかっちょいいなー』
『そんな冗談言わなくても……』
『ははっ、照れちゃって可愛い〜!』
悪戯に微笑ながら私の頬を指で突く女性に、思わずドキリとしてしまう。
とにかく一周二キロの運動公園を三周走ろうと女性に伝え、私達は楽しく会話しながらゆっくりと走り始めた。
『ねえ、君はいつもどんな番組を見てるのー?』
決まったものは見てないけど、今放送している刑事ドラマは毎週楽しく見てると伝えた。
『あ、私も見てるー! あのコンビ、仲が良いのか悪いのか分からなくて面白いよね〜!』
『うん、事件を解決しようとしてる時は、とくに暴走してるよね』
『ねぇ〜! まっ、事件が終わるといつもの居酒屋で乾杯しながらおさらいしてるし、きっと仲良いんじゃない?』
『俺もそう思う。それに——』
私達はついついテレビ話にのめり込んでいると、早くも一周走り終え、二週目の途中を通過する。
『あっ——ファミレス名物イチャイチャカップルだわ!』
一周半を通過中、背後からおしゃまな少女の声が聞き取れたので、女性と一緖に振り向いてしまう。
『んっ?』
女性は不思議そうに首を傾げるだけだったが、私はその薄紫色のジャージを着る少女を知っている。
何故ならばその少女は、雷似の少女と共に私を追い掛けた暁似の少女だったのだから。
『あわわ……大声出しちゃダメだよ』
隣には、橙色のジャージ姿で慌てふためく電似の少女も並走していた。
『おぉ、可愛い女の子達だね〜っ。君の知り合い?』
『そうよっ、私の親友達がお世話になったの!』
少女が私の代わりに、面倒な答えを返す。
『そうなの?』
『うん、まあ少し色々あって……』
流石に全ての真相を語る事は口が裂けても出来ないし、どう説明すれば良いか分からない。
『一応、キョウちゃんを助けてくれたお礼は一人前のレディとしてさせて頂くわ。危険な痴漢から守ってくれて本当にありがとね!』
『ありがとうなのです……お兄さんは勇者様なのです!』
少女達は響似の少女から、痴漢の件を聞いていたようだ。
『そうだったんだー……。全く、君は本当にカッコ良すぎるな〜』
『あの時は偶々だよ……』
寧ろ私が少女を穢しているのだから、褒められると逆に良心が痛む。
『うーん、残念ね。お兄さんの体が後三体ぐらいあったら喧嘩にならないのにねっ!』
『ほぉ、三体ってー?』
暁似の少女の暴論に対し、女性が興味深々に聞こうとする。
『えっとね、まずはお姉さんが本体でしょ。もう一体がライちゃんで、もう一体がキョウちゃん、後は私とデンちゃんで仲良く一体!』
『はうっ、私はいいよぉ……』
暁似の少女から肩を組まれた電似の少女は、顔を両手で隠しながら走っており、少し危なげだ。
『なるほど! 君ったら女の子達にモテモテだなぁ〜!』
女性は楽しそうに私の腕を軽く肘打ちするので、堪らなく恥ずかしい。
完全に私の人権が無いのは置いといて、それが一番である事は間違いない。
ついでにもう一体追加して、村雨似の少女に献上すれば満点だろう。
『でも、それはあまりにもお兄さんに失礼だから謝るわ。ごめんなさいっ』
『いや、構わないけど』
そんな素直に謝らずとも、私は何も気にしていないのだから。
『お兄さんは優しくて、いざと言う時は頼りになるからカッコいいのです……。お兄さんの彼女のお姉さんが羨ましくて本当に仕方ないのです!』
『えっ、私が……彼女?』
やたらと私を褒め称える電似の少女に対し、やはり女性は困惑していた。
『二人とも、悪いけど俺達は恋人同士じゃなくて……親友なんだ』
『あっ……そ、そうなんだー!』
困惑する女性の代わりに答えると、彼女は強めに肯定する。
それで少しだけ、私は心が切なくなってしまう。
『えっ……えぇー!?』
『ウソなのです……こんなに仲が良いのに』
『それはまあ、親友だからね』
『そうだよ〜っ。親友だからこう言う事も恥ずかしげなく出来るんだぞー!』
『おわあっ!?』
女性はがむしゃらに笑いながら私と腕を組んで密着し、その場をグルグル踊る様に回った。
おかげで彼女の甘酸っぱい香りが鼻を刺激し、柔らかな横乳が惜しみなく当たるので、私の心臓が弾けそうになる。
『な〜んだ、本当に親友だったのねっ!』
『これは予想外なのですっ』
愉快に回る私達を見た二人も、我々がカップルで無い事を理解したらしい。
それから少女達は私達の後ろを一緒に走り、二周目を終える頃には学校に戻って短距離走の練習をすると一言残し、手を振りながら帰ってしまったのだ。
『二人とも素直で良い子だったねぇ〜』
『そうだね、知らなかったよ』
第一印象が最悪だったものだから、驚きを隠せない。
『うん……素直で可愛い』
『本当に……』
普通に会話しようとしたのだが、何故か言葉が出ない。
何を話せば良いのか、いきなり分からなくなったのだ。
『ねー……?』
『あっ、うん、何?』
『私ね、今のままの関係じゃなく……君の側に……ずっと居たいな』
『そ、それって……』
戸惑っている私の顔を見た女性は、儚げな表情から朗らかに笑い、私の背中をバシバシと叩きまくる。
『いた、痛い!』
『ごめんっ、今のウソー! 冗談だから信じちゃダメだぞー!』
どうやら女性のお茶目な冗談らしい。
私が本気で捉えてしまうので止めてほしい。
『酷いなあ』
『ふふっ——ごめんちゃーい!』
しかし、その冗談のおかげで自然と会話を出来る様になったし、これで良かったのだ。
そう、今はまだこの関係を保ったまま、女性の心をもっと解さなければならない。
今後とも長く、彼女と付き合って行く為にも。
「うっ……んん……。なんだ……夢だったのか?」
とても長い夢を見ていた気がするが、目を覚ませば午後四時であり、一時間しか時が経っていない。
「むっ……うお!?」
ここ三ヶ月はしていなかったせいか夢精しており、ズボンがパンツを越えてドロドロに汚れていたのだ。
「むにゃむにゃ……提督、ちぃっーすぅ……今起きましたぁ〜……んん」
色気の無いシャツを肌けさせた鈴谷が、目をゴシゴシさせながら私の側に寄る。
「あれ……なんか変な匂——」
「よ、よし! まだ眠いだろうからゆっくり寝ていいぞ!」
「えっ……マジいいのー? じゃあ、また寝まーすっ——すぅ……」
鈴谷は寝ぼけながら秘書艦娘用の机にうつ伏せ、再び寝てしまう。
「あ、危なかった。もしもこんなものを見られたら……私はどうなっていたのだろう?」
それはきっと、私の尊厳が失われる時期が早まるか、それとも鎮守府からいなくなるかのどちらかだろう。
とにかく早くズボンとパンツを洗濯し、咽せそうなほど匂う栗の花の香りを消そう。
不思議な夢を見たあの日から、ちょうど一年経過した熱い真夏の昼下がり。
この日も意図せず秘書艦に鈴谷を当てていたのだが、全く同じように彼女は私のベッドで寝ていた。
「ぐ〜っ……すぴーっ……」
「わははっ、こんな昼間からよく寝られるなあ」
だが昼食を食べた後では、眠りたい気持ちも分かる。
だがこの暑さだけは、汗が止まらないのでどうにかして欲しい。
鈴谷が寝込んでから一時間後、執務を中断した私は彼女を起こす為、ベッド前に移る。
「鈴谷、もう三時だぞ。起き——!?」
「んんぅっ……すごいよぉ……」
鈴谷が着ていた色気を感じない筈の白いティーシャツが汗で濡れて艶やかに透け、しかもブラも外しており、大きな生乳が透けていたのだ。
そのうえ下半身はパンツのみで、股間を弄る鈴谷の両腕に生乳が挟まれ、とても淫らに強調されていた。
思わず私は目を逸らしてしまう。
「な、なんでこんな滝の様な汗を……」
「君の匂い……堪らないよぉ……」
「なんと……」
鈴谷は眠りながら枕に顔を埋め、無意識に匂いを嗅いでいる様だ。
「お、起こさないと……いや、しかし少しぐらい触っても——ああっ、私は何を考えているのだ!」
艶かしすぎる鈴谷の魅力に勝てそうもない私は、とにかく葛藤する。
しかし、私は弱い意思に負けたのだ。
「大丈夫、鈴谷は眠っているのだから……」
暴走した私を止める者はいない。
それに漣からも調教済みなのだから、恐れる事など何もない。
躊躇する事なく、鈴谷の淫らに歪む乳房を鷲掴みしたのだ。
「ひうぅんっ——!!」
「なっ——!?」
その瞬間、股間をたっぷり湿らせる火照り顔の鈴谷が、喘ぎ声を上げて目を覚ます。
「あ、れ……提督なの?」
「す、鈴谷……起きたのか?」
寝ぼけ眼で息を乱す鈴谷の乳房から、私は即座に手を離した。
「提督ぅ……いま鈴谷のおっぱい……揉んでたでしょー?」
「す、すまなかった!!」
血の気が引いた私はその場に土下座し、頭を何度も床にぶつけてしまう。
「あっ、そんなに謝らないでいいってば……なんだか気の毒になるし」
「しかし、私は酷いことをして……」
「いいから頭を上げなよー。ねっ?」
鈴谷に従って上半身を起こすと、彼女が私の頭を優しく撫でてくれる。
「よし、いい子いい子〜。提督ってば可愛いなぁ〜」
「うむ……」
「それで、鈴谷のおっぱいどうだった? 気持ち良かったかなー?」
「シャツ越しでも柔らかいのに弾力があって、とても気持ち良かったぞ……」
「そっかー……。提督ってばスケベさんですなぁ〜、ほれほれっ!」
鈴谷は濡れて透けた乳房を、わざと両腕で挟んで強調する。
おかげで私の単装砲も更に硬く膨らむ。
「ぐうっ……」
「でもさぁ、提督って潮が大好きなのよね?」
「な、何故それを!?」
「そりゃ露骨だもの! あの子もなかなかの巨乳だからねぇ〜。やっぱり目当てはそこなのー?」
「断じて体だけが目的では無いぞ!!」
熱くなった私は、思わず怒声を上げた。
「ご、ごめん……。鈴谷、いま失礼なこと言ったよね」
「いや、こちらこそ怒鳴って悪かった……。実際、あの子のおっぱいも好きなのだから」
「ふふっ……提督ったら本当に素直だなぁー。さて、ここからが本題なんだけど……続きする? それとも止めちゃう?」
「わ、私は……止めるよ」
潮の名前を出されては、そんな気も失せるのだから。
「そっかぁ、残念だなー。もしも続きするのなら……いくらでも生おっぱいを揉ませてあげるのにぃ〜」
「それは本当か!?」
しかし私はつい、男の性に従った。
「おっ、いい食い付きじゃーん」
「う……嘘だ! やっぱりいい!」
「ふーん……。じゃあ一人でしよっと——」
「お、おいっ!」
何を考えてるのか、鈴谷は自分の片方の乳房を鷲掴みし、空いた手で股間を弄り始めてしまう。
「あんっ、提督に見られながらするの……いいよぉっ」
「何をして!?」
「んんぅっ——だってー……提督ってば潮と付き合ってもないのに鈴谷を放置するんだもの——あっ、やぁうっ!」
「ぐっ、うう……しかし鈴谷は私の事など愛しては——んむっ!?」
鈴谷が顔を近付け、間髪入れずに唇を重ねては舌を入れてきた。
「んちゅ、にゅじゅっ——んふふっ!」
「す、鈴谷……?」
鈴谷の離した唇と私の口から、透明な糸を引く。
「あのさー……提督の事を愛してないなんて、鈴谷は一度も言ってないっしょ?」
「じゃ、じゃあ……」
「愛する人じゃなきゃ、こんな大胆なこと出来ませーん!」
鈴谷の気持ちを理解した瞬間、私の理性は完全に事切れた。
「鈴谷……私はお前を壊したくて堪らないのだが……それでも良いのだな?」
「うん、好きにしなよ。鈴谷はぜーんぶ受け入れちゃうからぁ〜」
「鈴谷、すまない!!」
「あにゃ——っ!?」
鈴谷をベッドに押し倒した私は、彼女の汗でずぶ濡れたシャツ越しに両乳房を縦横無尽に揉みしだいたり、顔を埋めながら揺らして堪能する。
「うぁんっ、提督、激し——きゃぅっ!」
「鈴谷、可愛い過ぎて堪らないぞ……鈴谷ああ!」
「あっ! シャツ破っちゃダメ——んにゃあぁ〜っ!」
力尽くでシャツを破り捨てて鈴谷のデカい乳房を解放した私は、再び縦横無尽に揉みしだきつつ、両乳首を吸っては刺激する行為を延々と繰り返した。
「あひっ、そんなのっ、感じすぎてっ、らめっ、鈴谷もぉっ、おかひくなるよぉ〜っ!」
性欲に支配された私は素早くズボンとパンツを脱ぎ捨てて鈴谷の下腹部に跨り、硬く勃起した単装砲を彼女の下乳に押し付ける。
「ひっ……提督——それ怖いっ!」
「鈴谷、お前のおっぱいを借りるぞ!」
「やだやだっ! そんな怖いの近付けちゃ——いやだってええぇぇっ!」
私は鈴谷が相当嫌がっている事にも気付かず、力任せにおっぱいを鷲掴みして谷間を作り、潤滑液で濡れた単装砲を容赦無く突き入れ、激しく腰を振ってしまう。
「鈴谷、気持ち良いぞお!」
「いやっ、怖い! 怖いよ! すぐ抜いて! やだあぁー!」
ボロボロと涙を垂れ流す鈴谷を無視し、私は我を忘れて腰を振る。
柔らかな谷間と単装砲に絡む潤滑液が擦れて淫らな水音が掻き立って興奮度も最高潮に増し、尋常ではない速さで腰を振ってしまうのだ。
「鈴谷、このまま射精するぞ! 口を開けろ!」
「やだーっ、怖い! 怖いからやだぁー!」
「ぐっ、うう……もう——出るううぅぅ!!」
「いやああぁぁっ——!」
最後に思い切り腰を深く入れて鈴谷の眼前に雁首を突き出し、大量の子種を容赦無く発射した。
「ぐおおっ! 鈴谷、気持ち良いぞおお——!」
「やらっ——んぇっ、んぶっ、んううっ……んむぅ!」
みるみる内に鈴谷の顔が、白濁色に染まってしまう。
「はあ、はあ……気持ち良かった……」
「うえぇ……ぐすっ! やらよぉ……怖いからやだぁ……!」
「なっ——す、鈴谷、どうして泣いて……!?」
そんな事は考えるまでも無い。
暴走していた私が、彼女の恐怖を読み取れなかったのが悪いのだから。
「私は……また懲りずにやったのか……」
「ひうぅっ……ずずっ——あぁ、怖かったぁ……。あれ、提督どうしたの……って——ちょっと止めてってば!!」
私は自分に対する悔しさのあまり、無言で硬いコンクリートの壁に何度も激しく額を打ち付けてしまう。
お陰で額から血が噴き出し相当痛かったのだが、鈴谷の心よりは痛くない筈だ。
「止めてって——言ってんでしょ!」
「ぬあっ——!?」
壁に張り付いていた私は、肩を掴む鈴谷から力任せに引き剥がされ、全力で頬を叩かれる。
何が起きたか一瞬分からなかったが、激怒しながら大粒の涙を零し続ける鈴谷の顔を見て理解した。
「提督、お願いだから自分で自分を傷付けないでよ! そんな事されたらこっちが迷惑だよ……提督が壊れていくのが一番怖いんだってば!」
「鈴谷……本当にすまなかった……」
つい一月前にも、私はろーちゃんの時と同じ事をしていた。
今度からは、もっと自分の行動に気を付けなければ。
「んっ、まあ……鈴谷も大袈裟に怖がりすぎたのが悪いよね……ホントごめん」
鈴谷は申し訳無さそうに謝りながら、私が破った彼女の汗まみれのシャツで額を拭く。
おかげで痛みが染みたのだが、彼女の優しさを無下には出来ない。
「いや、怖かったのに無理矢理してしまった私が全面的に悪い!」
「うん……これでよしっ! じゃーリベンジさせて!」
「お、おいっ——」
私の話を聞いていない鈴谷は、血を拭ったシャツで自分の顔に掛かった子種を拭き取ってから屈み、怖がりながら単装砲を凝視する。
「うう、やっぱり怖い……なんでこんな気持ち悪いの?」
「うむ……そうだな。何か苦手な物の形に似てるんじゃないのか?」
「あっ、うん、正にそれ。なんだか酸素魚雷が頭に浮かぶのよね……トラウマなの」
そう言えば鈴谷は昔から、酸素魚雷だけは絶対に装備しようとしなかった。
「そうだったのか。ならば止めた方が——うおっ!」
鈴谷は身震いしながらも、単装砲の竿を力強く握り締めた。
「ううん、良い機会だから克服する! こんなんで怖がってる自分がムカつくし!」
「分かった、無理はするなよ?」
そのまま目を瞑りつつ鈴口に舌を近付け、先端を確かめる様に突いてから一気に咥え込んだ。
「あむっ——んんぅっ……にちゅ、ぺちょ」
「ぐうっ、鈴谷……」
初めは恐怖で震え、涙をポロポロ零しながら舐めていたが、時が経つに連れて涙も止まり、今では微笑みながら奉仕をしてくれている。
「じゅぷっ、ぐぷ、にゅじゅ、ぐぽっ」
「まずい鈴谷、もう出そうだ……離せ」
「んーん、やりゃぁ〜っ——ぐぽぐぽ、ぐぽぐぷ、ぐぷ、ぐぷっ!」
「すまない——出る!!」
「んむぅっ——!?」
私は腰を抜かさないよう鈴谷の両肩を掴んで耐え、彼女の口内へどっぷりと子種を射出してしまう。
「ぐっ、うう——!」
「んむっ、ひゅごっ……ほはらにゃ……ぬぷっ、ちゅぼっ——あはぁ〜っ、へいほふみへへぇ〜……」
子種をたっぷり溜めこんだ口内を、蕩けそうな顔をした鈴谷が大きく開き、艶かしく見せ付けてくれた。
「鈴谷、卑猥にも程があるぞ……すぐに吐き出すんだ」
「くちゅっ……ごくんっ!」
それから涙混じりの目と涎の垂れる口を閉じ、私の言葉を無視して苦しそうに飲み込んだのだ。
「お、おい! 飲まなくていいと言っただろう……」
「んえっ……提督の精液濃ゆぅ……頭がおかしくなりそぉ〜」
「鈴谷……克服は出来たのか?」
二回射精して萎れた単装砲を、鈴谷は微笑みながら両手で握り、上下に擦る。
「ふふーん、全然怖くないぞよぉ〜!」
「うぐっ、それは嬉しいのだが……またやりたくなってしまったではないか」
「ちょっとぉ……提督だけ満足して止めるとか、流石の鈴谷も怒るよー!」
割と本気で怒る鈴谷に対し、私は何度も首を横に振った。
「違う、断じてそんな事はない! ただ、鈴谷の初めてを奪うのが私などで良いのか心配で——」
「提督以外にあげる処女はありません!」
一片の曇りなく叫ぶ鈴谷に、私の目頭が熱くなる。
「鈴谷っ、なんと素晴らしい事を——」
「ちょっ、ごめん! 今のは自分でもマジ恥ずかしすぎるぅ……」
「だが、私は嬉しくて堪らないよ」
「あ……あははっ! じゃーそうゆうわけだから……裸になろ?」
「ああ、早く鈴谷と繋がりたい」
鈴谷は残ったパンツを、私は着ていた汗まみれの上衣と下着のシャツを脱ぎ捨てると、ベッドの上に鈴谷を仰向けに寝かせ、彼女と顔を合わせるよう四つん這いになった。
「はぁ……とうとう提督と繋がれるのか〜……待ち遠しかったなぁ」
「鈴谷と繋がられるなど私は夢にも思って……いや、そんな夢を大分前にも見た様な……?」
私の頭に引っかかる謎の記憶が有ったのだが、全く思い出せない。
「提督ぅ……焦らさないで早くここに……挿れてよぉ〜」
少し考え込んでいると、蕩けそうな火照り顔の鈴谷が二本指でぱっくりと割れ目を開き、私に見せ付けてきた。
「鈴谷——すぐ挿れるぞお!」
「あにゃっ——!」
大胆な鈴谷の行為に我慢出来なくなった私は、ガチガチに硬くなった単装砲の先端を割れ目に押し付け、ゆっくりと挿入し始めた。
「ひぅっ、ウソ——痛いっ!」
「ぐうっ……鈴谷、大丈夫か?」
半分入っただけで痛がる鈴谷の膣壁が、単装砲をキツく締め付ける。
「鈴谷は大丈夫だから……早くぅ〜」
「分かった……一気に行くぞ!」
「ひぐっ——痛……あれ、痛くない?」
そう言うが、鈴谷のぎちぎちした割れ目からは初めての証が多めに溢れていた。
「だが……一度抜いた方が良いのでは無いか?」
「駄目だってばー! 抜いたら潮に泣きつくぞぉ〜!」
鈴谷は子供の様に駄々を捏ねながら、末恐ろしい事を言う。
「うっ——それだけは許してくれ……」
「ふふーん……。許して欲しかったら、たっぷり腰振ってよ〜」
「ああ、動くぞ」
私は鈴谷を気遣いながら、ゆっくりと腰を上下に振った。
「んぁんっ、あっ、これ、一番——感じるよぉ〜」
「鈴谷、私もだ!」
徐々に理性の飛び始めてきた私は、意図せず腰の動きを速めてしまう。
「んやぁ、提督っ、いいよ! 鈴谷、とっても、嬉しいってばぁ〜!」
「鈴谷、鈴谷あー!」
腰を動かす度に鈴谷の膣壁が淫らに吸い付き、単装砲を刺激してくれる。
「んやっ——提督っ、キス! キスしたいーっ!」
蕩けそうな顔の鈴谷が私の後ろ首に両腕を回して抱き着き、貪る様に唇を重ねる。
「んぅっ……ちゅく、じゅるっ……ぬちっ」
求める鈴谷に答え、私は激しく腰を振り続けた。
「あにゃ、んうっ、ほへはめっ、じゅぽっ——らめ、すずやのっ、こわれひゃ、こわれひゃうよぉ〜っ!」
唇を離した鈴谷は私に力強く抱き着いたまま呼吸を整えつつ、呂律の回らない喘ぎ声を上げていた。
「鈴谷、もう駄目だっ、腕を離せ! このままでは中に——」
「いいのぉっ、なかに、なかにだひてぇ〜! すずやぁ、ていとくのあいのあかしぃ……ほしぃのぉ〜!」
鈴谷の純粋な想いを聞いて、彼女を孕ませたく思った私は再び我を忘れ、途轍もない速さで小刻みに振ってしまう。
「鈴谷、私もだ! 愛しているぞおお!」
「すずやもっ、ていとく、だいしゅきぃ! いっぱい——なかにいっぱいだひてっ、はらまひぇて〜っ!」
「鈴谷ああぁぁ!!」
「あびゃっ——!?」
我慢の限界を突破した私は力強く腰を落としては、一緖に絶頂して潮を吹く鈴谷の子宮口に雁首が当たるよう押し込み、我が弾薬庫に残った全ての子種を射出し続けた。
「ぬううう——止まらぬっ、止まらぬぞお!!」
「あにゃああぁぁ〜ん! ていとくのせいしぃ〜、しきゅう、きてりゅっ♡ とまらにゃっ——うびゃっ、ないよぉ〜っ!」
あまりにも出しすぎて、ぎちぎちの割れ目から子種が溢れだし、鈴谷の潮と私の子種でベッドシーツがデロデロに濡れ、快感を刺激する甘酸っぱい香りが部屋中に充満してしまう。
「はぁ……ひゅうぅっ……。あにゃぁ……うちきられたぁ……もっとほしいのにぃ……」
「はあ……はあ……。鈴谷、最早私は思い残す事が無いほど気持ち良かったぞ……」
「ごめん……興奮し過ぎて疲れたから……このまま一緖に……寝よぉ……」
「私も……出し過ぎて辛い……このまま眠らせて貰うぞ……」
「ん……片付けは……また後だねぇ……」
私達は繋がりあったまま横になり、そのまま眠りに就いてしまう。
そして今、とても懐かしく感じる夢を見ている。
いつ見たのか全く覚えが無いが、鈴谷似の女性と若い頃の私に似た青年が、彼女の住んでいるマンションで二人揃って幸せそうに笑い合う夢を。
そんな二人の左手の薬指には、銀色の指輪がはめられていた。
私も幸せそうに笑い合う二人に釣られて微笑んでいると、突如場面が切り替わる。
純白のウェディングドレスを着た女性と、タキシード姿の私がどこかの教会で結婚式を挙げている場面だ。
幸せな二人を祝ってくれるのは、私と女性の家族や親戚に友人、知人。
それに私を女性と結び付けてくれる手伝いを積極的にしてくれた一人の女性と七人の少女達。
皆に囲まれながら二人がキスをした瞬間、再び場面が切り替わる。
どうやら結婚式が終わった後の二次会の場面らしく、そこはお洒落な居酒屋で、八人ならば普通に座れる個室を貸し切っているらしい。
その席の上座真ん中に座る若い私似の青年と鈴谷似の女性を囲んで座っているのは、暁、響、雷、電、白露、村雨に似た六人の少女と、陸奥似の女性だった。
照れ笑いしながら見つめ合っている初々しい青年と女性を、七人とも和気藹々と楽しそうに笑いつつ永遠の幸せを心から願うよう祈ってくれていた。
その場面を眺めていた私が無意識の内に嬉し涙を流していると、目の前がいきなり真っ暗になり、夢から覚めてしまう。
「んんっ……君、なんで泣いてんの……?」
「ううん……す、鈴谷!?」
この子は確か、現実の鈴谷の筈だ。
「あっ、提督ごめん。あはは……なんか夢とごっちゃになっちゃって」
「そうか……そうだったのか」
もしかしたら鈴谷も、私と同じ夢を見ていたのだろうか。
「なんだか……照れくさいねぇ〜!」
「そうだな……とにかく片付けるか!」
「う、うん! えっと、シーツの回収とお部屋の換気と消臭に、それから——」
私は、鈴谷と一緒に手早くも丹念に体の手入れをしてから制服を着用し、破ってしまったシャツやあらゆる体液でずぶ濡れたシーツ、その他諸々を綺麗に片付けてから、いつもの如く仕事を続けた。
毎日ほぼ休みも無い激務で忙しくとも、鈴谷を含める艦娘達から心身共に癒される今の生活を、心の底から大切にしようと思いながら。