大井の心を知る事が出来た数日後、私は本日の秘書艦である漣と、いつもの任務をしていた。
「ねえ、ご主人様ぁ。最近元気良いよね〜」
漣は猫撫で声を上げる。
「はは、お陰様でな」
「そっか〜、なんだか漣寂しいにゃん☆」
「その言葉が本音なら、大変嬉しいのだがな」
笑顔の漣は、悪戯に私の肩へ抱き着いてきた。
そして、私の耳元で艶やかな声色で囁く。
「ねぇご主人様ぁ。また……漣を堪能したい〜?」
「バカを言うな……そんなの決まっているだろう」
答えは無論肯定だが、直接口には出来ない。
「えへへっ……。でも、今日は我慢してね?」
「そうか……残念だ」
漣の温もりを感じる事が出来ないのは本当に残念だが、これでいいのだ。
私は彼女の上司なのだから、本来は厳正で在るべきなのだ。
漣は私から離れ、秘書艦用の席に戻る。
「だけどね、ご主人様〜。今日はご主人様とどうしても話したいってゆースペシャルゲストを呼んでるのっ☆」
「なん……だと?」
それがどういう事なのか検討も付かない。
「大淀さ〜ん、どうぞご入場くださいませ〜!」
「まさかっ——!」
漣のふざけた呼び掛けと同時に、提督室のドアから俯き気味の大淀が入ってくる。
「提督……その、おはようごさいます」
「ああ……おはよう」
私が漣を感じている場面を見られてから、大淀とは個人的な話を一切していない。しかし、いつもは仕事の関係上、私事を切り捨てて命令するわけである。
とにかく今は、どういった話をすればいいのか全く思い浮かばない。
「じゃあ、邪魔者の漣は消えるね〜! さよならなのだ☆」
「あっ、おい——」
こういう気まずい時こそ天真爛漫でお喋りな漣の出番なのだが、彼女は空気も読まずオサラバした。
それから私と大淀は、しばらく何も言えず黙り込んでしまう。
「……あの、提督」
先に口を開いたのは、申し訳なさそうに尋ねる大淀であった。
「今日は、どうしたのだ?」
「はい。その……ひと月前に提督がその……漣さんとしていた事は、やはり淫らな行為だったのですか?」
大淀の頬が徐々に紅くなる。
「ああ、その通りだ……」
「やっぱりそうでしたか。それで……提督が私に下着の色を聞いたのは、漣さんの指示なのですか?」
「否定はしない」
私としては、その漣の指示は自分の殻を破る切っ掛けなのだから。
「それで提督は……漣さんと気持ち良くなれたのでしょうか?」
「ああ、漣の情熱が私の欲望に火を点けたよ」
「ふふっ——そこまで正直に話されると笑いたくなります」
私はてっきり軽蔑されるのかと思っていたが、大淀は実に楽しそうに笑っている。
「すまないな。基本的に嘘は吐けない性格なのだ」
「いいえ、それなら良いのです。私、なんだかスッキリしました」
大淀のあどけない笑顔が、私の心を癒してくれる。
これならば、もっと早く彼女と打ち解けたかった程に。
「それなら良いのだ」
「ところで提督は、眼鏡を掛けた女性——俗に言うメガネっこはお好きでしょうか?」
「ん? ああ、好きだな。いつも眼鏡を掛けている子が、外すと実は物凄く可愛いかったら、私は興奮してやまないぞ」
「うふふっ——それなら私でも、大丈夫ですよね?」
「うむ、そうだな。だが、大淀はそのままでも可愛いしな」
率直な意見を述べただけで、大淀の顔が耳まで紅く染る。
「そんなっ! 私、別に可愛くなんてありませんし……」
「すまん、少しキザ過ぎたな。別に大淀を困らせるつもりは——!?」
大淀は唐突に私に抱き着き、唇を重ね、油断している私の口内へ舌を入れ、ねっとりと動かしてきた。
その数秒後、大淀はうっとりとした表情のまま唇を離す。
「はう……提督」
「大淀……いきなりどうしたんだ?」
私は心臓をバクバク鳴らしつつ、理性を壊さないよう、あくまでも冷静に尋ねた。
「私、あの日からひと月の間……とても我慢しておりました」
「何を我慢していたと——ぬおっ!」
大淀は私を無視し、少し膨らんだ単装砲をズボン越しに摩り始める。
「提督の渋い声、逞しく強靭な肉体、そして……勇ましい男根」
「大淀っ——!」
大淀はズボンのチャックを下ろし、隙間から単装砲を解放した。
そして、柔らかい手の平でギュッと掴み、淑やかに擦ってきた。
「提督の男根……とても硬くて大きい……。どうでしょうか、気持ちいいですか?」
「ああ、気持ちいいぞ……。大淀の手、
柔らかくて最高だ……」
「ふふっ、お世辞で無ければとても嬉しいです」
「お世辞なものか」
実のところ大淀の擦り方はあまり上手く無いが、その分、清純らしさが伝り興奮してしまう。
「でも、嬉しい……。失礼致します」
屈んだ大淀は単装砲の裏筋根元に舌を押し付け、先端に向かってぬちょりと舐めてくれた。
「んむっ……にちゅっ」
「うむっ、いいぞ」
「嬉しいですっ……あむっ——」
「ぐうっ!」
その後、私の顔を見上げながら単装砲をゆっくり喉奥まで咥え込み、舌を絡めながら上下に顔を動かす。
「んっ——はむっ——ちゅぷっ——」
「すごく気持ち良いぞ……大淀」
私が褒めると大淀の頬が紅潮し、恥ずかしそうに視線を逸らすが、それが尚更私の欲望を掻き立てる。
「ちぷっ——ぬちゅっ——んむっ——」
大淀の口淫が段々上達しており、私はもう耐えられなくなる。
「すまない大淀っ——口に出すぞ!」
「んむぅっ——!!」
大淀の絶妙な口淫に呆気なく絶頂した私は、彼女の口内で単装砲をビクビクと蠢かせながら子種を発射してしまう。
大淀は私の子種を頑張って飲み干そうとするが、あまりの量に堪らなくなったのか、口からぬぽっと抜き出した。
そして、残った子種が勢いよく彼女の顔と眼鏡にたっぷり掛かり、ぬとぬとに汚してしまう。
「ぐぬうっ——うはぁっ!」
「あぅっ——やんっ! ああ……提督の精液……あまりにも濃厚で多過ぎます」
「すまない、久しかったものだからな……」
「いいえ、構いません。では綺麗にしますね……」
「ぬおっ——!」
大淀は、蕩けそうな表情で単装砲に残った子種を搾り、口に含んだ。
「ごくんっ——美味しい……」
「すまなかった……。大淀の大事な眼鏡を汚してしまったな」
「はふぅっ……いいえ、構いません。後で洗えば良いのですから」
大淀は微笑みながら、眼鏡を取る。
「大淀……やはり、お前は可愛い」
「えっ、えっ——? そ、そうなんですか!?」
大淀のあまりの可愛さに私は魅了され、彼女の虜となってしまった。
「大淀、続きをしてもいいか?」
「あっ……はい! 喜んでお受け致します!」
「では、ベッドへ行こうか」
「はい——」
私は大淀をベッドに誘い入れ、彼女に目の前で全裸になるよう命じた。
すると大淀はベッドの上に立ち、今にも泣きそうな顔で全て脱ぎ捨ててくれ、華奢な肢体を露わにする。
「提督……あまりじっくりと見ないで……」
「大丈夫だ。大淀の体は美しいぞ」
「恥ずかしくて溜まらないのに——きゃぅっ!?」
大淀が愛おしくて堪らなくなった私は、間髪入れずに彼女を力強く抱き締め、体を密着させた。
「大淀の体全部……温かくて柔らかいな」
「提督——っ」
大淀は私を求めるよう唇を重ね、舌と舌を絡めて濃厚な接吻を行ってきた。
それだけで私は興奮が増し、大淀の触り心地の良い下腹部に、ガチガチに勃ち上がった単装砲をぬちゃりと密着させてしまう。
「ぬちゅっ——きゃんっ……提督の硬い男根が私のお腹に当たって……」
舌を抜き出した大淀が、惚けた表情で単装砲を覗き込む。
「大淀……もう我慢出来ない。挿れていいか?」
「ふふ……構いません。寝ますね?」
「ああ」
大淀は喜んで自ら仰向けに寝転び、濃厚な接吻で感じていたのか割れ目をとろとろに濡らし、私を誘うように両腕を広げていた。
「提督、あなたを感じさせて……」
「無論だ」
誘惑された私は大淀の上に覆いかぶさり、腰を突き出して彼女の割れ目に先端を押し当てた。
それだけで大淀の「あんっ——!」と言う敏感な声が漏れる。
「大淀……挿れるぞ」
「はい、来てくださ——んやあぅっ!」
私は大淀が痛くない様に気遣いながら挿入を続けるが、やはり彼女は痛がり多量の鮮血を流してしまう。
初めて自分の意思のみで艦娘の1人である大淀の処女を奪った自分自身の愚かさに畏怖したが、欲に呑まれた私には最早止める術など無い。
「ううっ……凄いです……提督ぅ」
「痛く無くなったら言うのだ。それから動くからな?」
「提督……心配しないで。私は大丈夫ですので……お好きな様に動かしてください……お願いですからっ」
「分かった、動かすぞ!」
あまりにも従順で愛おしい大淀に堪らなくなった私は、遠慮する事なく激しく腰を振って膣内を犯し続けた。
「やあっ——うあぅっ——すごいっ! 提督——嬉しいっ!」
「大淀っ——気持ちいいぞ!」
大淀の膣内は少し特殊で、奥まで挿し込むと急激に締め付け、戻る時に強く吸い着くのだ。
その贅沢な刺激を繰り返す度、単装砲が点火しそうになる。
「提督っ——もっと私をっ——感じて!」
「ああっ——大淀の名器をっ——もっとっ——味わわせてくれ!」
「そんなっ——やぅっ——名器なんて——言わないで!」
大淀は名器と呼ばれる事を嫌がるが、彼女の膣内は私を飽きさせぬ名器に違いなく、彼女自身もまた無自覚に、私を積極的にさせる魅惑の魔性を秘めている。
だから私は腰を止める事が全く出来ない。
ただ、大淀の膣内を求めて独り善がりに腰を振り続けてしまうのだ。
「大淀っ——大淀!」
「提督——私、もうっ——イきそうっ! うやあっ——あふうっ!」
火傷しそうな程に全身の熱い大淀が私の背中に両腕を回し、力強く抱き締めながら喘ぎ続ける。
「ぐうう——私ももうっ——! 大淀っ——出すぞ!!」
出す寸前、大淀の奥深くで私は腰を止め、子種を容赦無くびゅるびゅると欲望のまま発射してしまった。
「んやああぁぁうっ——提督の熱いよぉっ!」
しかも、子種が大淀の子宮を求めるあまりに全然止まる気配が無く、10秒にも渡って出続ける。
「大淀っ——気持ち良過ぎる!」
「んやぁっ……提督の赤ちゃんの素……私の子宮で暴れてますっ……」
大淀は私の子種を膣内で感じてくれているらしく、蕩けた顔のまま痙攣している。
やっと子種が落ち着いた頃には、大淀の表情が蕩けきり、目を虚ろにしながら絶頂していた。
「ああ……私と提督の赤ちゃん……出来るといいなぁ……」
その言葉はあまりにも重く、魅了された私を一気に現実へと引き戻してくれた。
「大淀……もしもその時は責任を……取るからな」
「はい……っ。とっても嬉しい……ですっ」
そうだ、私は犯してしまった皆の責任を取らなければならないのだ。
艦娘達を絶対に悲しませない為にも。
それにしても大淀はとても眠たそうだ。
初めての行為に余程疲れたに違いない。
「大淀、このまま眠りたいか?」
「はい……。このまま眠らせて……ください」
大淀は横を向き、私の胸に顔を預けるように抱き着いて眠りに就いてしまった。
その寝顔は安堵しきっており、見ているこちらもホッとしてしまう。
「良い夢を見るのだぞ、大淀」
完全に眠りに就いた事を確認した私はそっと離れ、自分の机へ移動した。
「漣、先程から見ていたのだろう。入ってくるといい」
少し開いている提督室のドア越しに私が声を掛けると、顔を真っ赤にさせた漣がそろりと入ってくる。
「えへへ……。大淀さんの求める声がとてもエッチだったから……漣も興奮しちゃいました」
股をモジモジさせている漣は明らかに私を求めているようだが、今だけは受け入れられない。
「すまんが……今日は答えてやれん」
「はい……漣、我慢します。本日のご主人様の想い人の大淀さんに悪いですもん」
漣は義理堅い性格らしく、1日だけ私を恋人として認める権利を、大淀含む艦娘達に与えているようだった。
私の意思など関係無く、だが。
「だが大淀がこれでは仕事に身が入らぬ。起こさないよう彼女に服を着させ、起きるまで看ていてくれ」
「はいっ! 漣、ご主人様の為でしたらどんな事でも請け負いますっ☆」
「はは、頼むぞ」
なんであれ漣は、私に従順なのだから憎む事など出来やしない。
例え、私に残っているちっぽけな尊厳の欠片を奪おうとしてもである。