※この作品はR-18です。

stay nightでエロSS   作:月影57令

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前書き
 やっとエロ。(独自設定あり)





☆2月7日 ~ 2月8日(セイバー)

「悪い、藤ねえ。俺、しばらくの間、学校を休むよ」

 

 朝食の後、出勤する藤村先生に衛宮がそう言った。一日遅れだけど原作通りだな。衛宮はやらなければならないことがある、と言って先生を説得している。不器用だなぁ。桜のことを持ち出せばもっと楽に説得できるだろうに、それを

 

「桜のことは関係ない。いや、少しは関係あるけど、これは俺自身の問題なんだ。しばらく学校には行けない」

 

 多分、桜を殺した奴含め、一般人に犠牲を出すようなマスターを許さない。その為にもセイバーとの戦闘訓練を頑張らねば、とでも思っているのだろう。

 

「……わかった。昔から士郎は言い出したら聞かないからね。その代わりズル休みなんだからその辺を出歩いたりしないこと」

 

 藤村先生はそう言って先に出た。

 

「……わたしは行くわ。いつまでも休んでいられない。今日はうちにも寄りたいし。遅くなるかもだけど、夕飯までには戻るわ。留守中に軽率なことはしないでね」

 

 そう言って師匠も登校する。さすが遠坂の魔術師だ。一日で精神を立て直したらしい。

 

「んじゃ俺も行ってくるよ。セイバーがいるから敵襲があっても大丈夫だと思うけど、くれぐれも気をつけて」

 

 俺は学校を休む理由がないので普通に登校だ。

 

 

     §

 

 

「――結界が消えてる」

 

「ん。確かに。つまりこれは間桐邸にいたライダーが犯人だったってことかな」

 

「早計な判断は危険だけど、そう思ってもいいんじゃないかしら」

 

 学校の結界は綺麗さっぱり消えていた。当然だな。結界を張っていたライダーを俺が殺したのだから。直接手を下したのは催眠状態のセイバーだが、殺したのは俺だ。その意識だけは殺人犯として最低限持っておかなければならない。これで学校のマスターは俺達三人だけになった。もう登校中に戦闘になることはないだろうな。と、油断は禁物、禁物である。

 

 昼時になった。飯をむしゃむしゃと食べる。今頃衛宮はどうしているだろうか。俺の記憶が正しければ、選択肢でイリヤと会うかどうか決まるはずだが。まあ昼間のイリヤは心配いらない。……ま、それに最悪衛宮が殺されても、数時間以内に俺がセイバーと契約すればすむ話だ。セイバーも衛宮を大事にしているだろうが、殺されてしまっては聖杯が手に入らない。俺との再契約も承諾してくれるだろう。原作通りならそうはならないだろうが、「全てが原作通りになる」なんて甘い考えは抱かない。衛宮がイリヤに殺されたりすることも、イレギュラーの一つとして行動計画表に記載ずみよ。

 

 午後になり、衛宮邸に帰るのだが、今日は柳洞一成が家に寄るはずだ。少し時間をおいてから帰ろう。俺は商店街でカニクリームコロッケなぞをつまみぐいし、帰宅するのだった。

 

 夕飯の準備を衛宮がする間、ぼけーっとTVを眺める。特に興味を引くようなニュースはやっていないな。事件・事故も起きていない。いいことだ。そうしていたら藤村先生も来た。

 

「ただいま。お、晩御飯作ってるのね士郎。えらいえらい」

 

 この人は元気だなあ。すぱーんと座布団に座る藤村先生。いつもこんな調子の人といて衛宮は疲れないのだろうか? 藤村先生もショックを受けているだろうに。さすがFateの良心、半端な精神ではないぜ。頑張っていつも通りに振る舞おうとしているのだな。

 

 夕飯の席、帰って来た師匠と一緒に夕飯をつつく。

 

「それには間違ってもマヨネーズなんてかけちゃ駄目だぞセイバー」

 

「そうですか」

 

 藤村先生、よくあんなにマヨネーズをかけられるもんだ。味覚も激烈かぁ?

 

 さて、夕飯も終わって魔術講座の時間である。しかし俺にはやることなどない。先ほどと同じくぼへーっとTVを見るだけだ。セイバーも一緒だが。「衛宮が寝るまで起きている」とのこと。正しく忠節の人だなぁ。ということを言ってあげたら、

 

「これくらい当然のことです。感嘆するにはあたりません」

 

 バッサリ。さすがのセイバーである。今頃衛宮は物凄く基本的な間違いを正されているところだろう。頑張れ主人公。俺は応援しているぞ。TVを見てお茶をすすりながらね。

 

「駄目、すっごく駄目。あいつ才能ないわ」

 

 ――以上、セイバーに概要を聞かれた師匠の所感でした。

 

 今夜もアーチャーによる衛宮への皮肉が炸裂することだろう。魔術で覗いちゃれ。

 

 そんなことをしながら、また一日消費した。

 

 

     §

 

 

 2月8日の朝。聖杯戦争が始まってから大体一週間が経過する。脱落はライダーだけだ。そして俺は全てのサーヴァントと接触済み。後一週間もあれば片はつくかな? まあのんびりしよう。原作ならここら辺はライダー戦で手一杯だからな。そのライダーが消えたのだ。余裕も生まれようというものよ。

 

 衛宮が魔術のスイッチを入れられっぱなしで寝過ごすことを知っていたので、朝食の簡単な下ごしらえだけしておいた。師匠は基本的に朝食べない人間だから平気だろうが、俺はそうはいかないので準備しておいたのだ。

 

「アンタって、こういう細かいとこにばっか気がつくのよね」

 

 うるさいぞ師匠。と、衛宮がやってきたので後を引き継いでもらう。

 

「悪い佐藤。助かった」

 

「構わんよ」

 

 鷹揚に頷く。朝食は俺と藤村先生とセイバーにとって大事なことだからな。

 

 原作と違うことが発生した。といっても大きなことではない。原作で師匠も学校を休み始めるのが今日なのだが、この世界では休まなかったのだ。一体何が影響したんだろう? まあ大勢に影響はないと思うから大丈夫だろうけど。

 

 で、今日は原作なら間桐が衛宮を学校に呼び出す日だ。学校で結界が発動したりライダーが宝具を使ったりする日でもある。だがこの世界では両者とも死んでいるのでそれは起きない。普通に学校で過ごし普通に学校から帰ってきた。その際師匠に一つ催眠をかけさせてもらったが。

 

「大事な話がある」

 

 夕食が終わって四人(霊体化が一人)でいる時に切り出した。

 

「大事な話……なんだ? 佐藤」

 

「セイバーの魔力についてだ」

 

 そう、今まで棚上げしていたその問題に触れた。

 

「…………っ」

 

 忸怩たる思いなのだろう。無言でうつむくセイバー。既に彼女の魔力が謎の減少をしたということはみな知っている。

 

「…………なんでかわからないけどセイバーの魔力が減っていたってことね。――確認するけど、明。アンタホントに何もしてないんでしょうね」

 

 微妙に疑いの目を向けてくる師匠。そりゃあ疑われるよな。もし俺がサーヴァントなら令呪を使われて、真偽を告白して無罪を証明する場面なんだろうな。

 

「――潔白を主張するよ。師匠、衛宮、セイバー。あの夜俺は柳洞寺に特攻したセイバーを連れて、キャスターの転移魔術で家に連れてきて運んだ。それしかしていないよ」

 

「…………」

 

 場に沈黙が下りる。限りなく怪しいが証明する手段はないからな。三人にはどうしようもなかろう。最終手段として魔術による催眠で俺の意識を催眠状態にして聞き出すという手がある。だがそれにも絶対催眠を自分にかけて対策済みだ。もし魔術をかけられても俺が間桐家を襲撃したとは告白しないようにしてある。だがその心配は杞憂だったようだ。弟子であり同盟相手である俺に魔術は使わないらしい。二人とも甘いねぇ。

 

「で、俺を疑うならそれでもいいよ。けど、それより今はセイバーの魔力だ。この同盟の中でアタッカーを務める彼女の魔力が底をつきそうなんだ。これは俺達の同盟にとって大問題だぜ」

 

「……セイバー、ホントに平気なのか?」

 

「……………………はい。戦闘には耐えられませんが、食事で少しだけ補給するのと、眠って魔力の消費を押さえていることで、こうして現界していることは、この身を保持していることは可能です。ですが、明が言う魔力を補充する方法があるなら是非お願いしたい」

 

 はぁ。とため息をつく師匠。

 

「なんだ、どうしたんだよ遠坂?」

 

「……いえ、なんでもないわ。ちょっと眩暈がしただけ」

 

「?」

 

 師匠は気づいているし、「そうなること」を容認するように催眠をかけたから静かに認めてくれている。

 

「とにかく、セイバーの魔力を補給するあてが俺にはあるんだ。ただ、これはちょっと厄介な方法だから、本人であるセイバーとマスターである衛宮に許可をとりたい」

 

「……? なんだかよくわからないけど、セイバーの魔力を補充する方法があるんだろ? 佐藤にそれができるっていうなら俺もセイバーと同じ気持ちだ」

 

 ……今は賛成してくれていても、実際にその内容を知ったら激怒するんだろうなぁ。

 

「ってことは賛成してくれるんだな。……はぁ、しかしホントに厄介な方法なんだよこれが、師匠はそれに気づいているから眩暈がした、なんて言ったんだ」

 

 俺は覚悟を決めてその内容を話す。

 

「簡単なことだよ。衛宮とセイバーの間には、本来通っているべきパスが通っていないんだ。召喚に不手際があった影響だろうな。魔力を補充するってのはつまりそういうことだよ。『俺が』セイバーに魔力を与えればいい。それで問題は解決だ」

 

「佐藤が魔力を与えるのか?」

 

「抱くのよ。明が、セイバーをね」

 

 師匠の言葉で、瞬間、空気が凍った。

 

「――は?」

 

 まあ予想通りの反応である。

 

「だからな衛宮。性交、セックスだよ。魔力量が多くて譲渡の魔術師である俺がセイバーを抱くんだ」

 

「――――」

 

 固まってる固まってる。

 

「セイバー、君は女の子で俺は男だ。だから簡単にできる。とはいえ本人の意思が最優先だ。どうだ? 君は俺に身を預けてくれるか?」

 

 セイバーはわずかに赤面している。

 

「ちょっと待て! そんな……っ!」

 

「悪いけど衛宮くん。他に選択肢はないわ。これが最も効率のいい方法よ。明の魔力量は桁違いでね、私の二倍近くの魔力量なの。しかもこいつの魔術起源は譲渡。無駄なロスなく相手に魔力を送ることができるわ」

 

「っだから! ちょっと待てって! そんな、そんな方法認められるか!!」

 

 往生際が悪いな衛宮。

 

「最初は衛宮に行ってもらおうかとも思ったがね、俺と衛宮じゃ魔力量が違いすぎる」

 

「衛宮くん。これは効率の問題よ。貴方がセイバーを抱いても、魔力は回復するわ。魔術師の精は魔力の塊だしね。でも、貴方が十回セイバーを抱くより、明が一回セイバーを抱いた方が魔力を回復できるとしたら? 貴方、食事以外の時間も使ってセイバーを抱きまくるような生活を送りたい? そうでもしなきゃ貴方じゃ明の魔力量に敵わないわ。そんな真似がしたいの? セイバー、貴方はどう?」

 

「私は……」

 

「駄目だっ! そんなこと!」

 

 衛宮は興奮して反対してくる。やっぱ駄目か。

 

「――私は、構いません。シロウ」

 

 爆弾が投下された。

 

「なっ――――」

 

 絶句する衛宮。まあ当然だわな。

 

「いいんだな? セイバー」

 

「はい。覚悟などとうに決まっています。それが最良の手段だというなら選ぶだけです」

 

 そんな、と呟く衛宮。彼にとっては手酷い裏切りのようなものだ。しかし――。

 

「わかった。じゃあ早速今夜からしよう。セイバー」

 

「じゃあ決まりね」

 

「ちょっと待てセイバー! おまえ、本当にそれでいいのか!?」

 

「何をためらうことがあるのですか。それを行えば魔力を補充できるのです。それとも、他に方法があるのですか?」

 

 それは、と目に見えて勢いが落ち込む。

 

「――やっぱり駄目だ。セイバーは女の子なんだぞ。そんな方法、俺が許さない」

 

「往生際が悪いわよ衛宮くん。大体今こんなことになってるのは、貴方が不完全な召喚をしたからじゃない。魔力を送ることができない貴方は黙っていなさい。本人が了承したことよ」

 

 師匠はどこまでも合理的だ。

 

「衛宮。悪いが諦めてくれ。これが一番の方法なんだ。それとも、他に魔力を回復できるあてでもあるのか? ――ああ、セイバーに人を襲わせて魔力を奪うって方法があるな。でもそんなの高潔なセイバーは絶対了承しないだろうな。それとも令呪でも使ってみるか? 俺と性交してはならない、とか人を襲って魔力を奪えとか」

 

「そんなこと……だけどっ!」

 

「シロウ。やめて下さい。私は一振りの剣。性別など関係ないと何度言えばわかるのですか。――貴方のそれは無用な感傷だ。」

 

 ぐ、と詰まる衛宮。そしてとどめの一振りが下ろされた。

 

「――正直、迷惑です」

 

 うわぁ。今のは効いただろうな。迷惑ですときたもんだ。

 

「――ああそうかよっ! 勝手にしろっっ!!!」

 

 衛宮は怒りにまかせて部屋を出ていった。土蔵にでもこもるのだろう。

 

「……はぁ。こうなるのは予想してたけど、やっぱり気分のいいものじゃないわね」

 

「だな。すまないセイバー。俺の提案で君とマスターに仲たがいをさせてしまった」

 

「気遣いは無用です明。貴方が魔力を回復してくれるというなら、それで戦えるというなら私に否やはありません」

 

 こちらもどこまでも冷静に徹しようとしている。

 

「わかった。それじゃ師匠、俺達は俺の部屋に行くよ」

 

「了解。優しくしてやんなさいよ、明」

 

 そうして、決まった。

 

 

     §

 

 

 服を脱がせる。着衣の上から感じさせられるほど俺にテクはない。

 

「セイバー」

 

 その体を抱きしめる。ぎゅっと。

 

「ホントに、悪かったな。これで衛宮と君に亀裂が走りでもしたら、全ておじゃんだ」

 

「……気にしないで下さい。生き残る為です」

 

 そう言いながらも、セイバーはうなじを赤く染めている。

 

「わかった。なら俺ももう気にしない。……あいつのことは、今だけ忘れてくれ――」

 

 言って、唇を重ねる。師匠もキャスターも衛宮もいない。ここにいるのは俺達二人だけだ。

 

「ん……」

 

 セイバーの鼻息があたる。くすぐったさは興奮に消し去られた。今からこの可愛い女の子を抱くのだ。本当は部屋に着いたときから興奮しっぱなしだった。

 

「ン……ふぅ」

 

「はぁ……そう言えば、聞いていなかったな。セイバー、君、経験は?」

 

「…………女の身では、一度もありません」

 

「女の身では?」

 

「いえ、なんでもありません」

 

 確か、王のお役目(夜)を果たす為に魔法で男になったんだっけか。

 

「セイバー。俺は、セイバーのことが好きだ。前から、好きだった。セイバーは俺のこと嫌いか?」

 

「え……。わ、私は、貴方のことは、嫌いではありません。むしろ、少しだけ好ましいと思っています」

 

 それはきっと、まだ好意とも呼べないものだろう。だがそれでもいい。

 

「そっか、なら俺達は両思いだな。……ちゅ」

 

「そんな……んちゅっ……ゃ……ん……」

 

 裸で抱き合い、キスをする俺達。

 

「こうしていると、恋人同士みたいでドキドキする……」

 

「こっ、こいびと、など……わたしは……」

 

「セイバー、好きだ……好きだぞ……」

 

 優しく後頭部を撫でる。そしてキス。どこまでも優しく。セイバーの息が乱れる。少しは興奮しているのだろうか? なら嬉しいな。

 

「セイバー……俺。君を助けるとかそういう機械的な気持ちでは抱きたくない。ちゃんと、好きな女の子として、真正面から抱きたい」

 

「そんな……ン……ふちゅ」

 

 慣れていないセイバーの為に、俺は優しく愛撫を開始した。

 

「明……」

 

 セイバーが俺の名を呼ぶ。それが嬉しくて俺も、セイバー、セイバーと繰り返す。

 

「……あ、ん……つぷっ……ちゅ……あまい……」

 

 俺の唾液を飲むセイバー。愛おしさが全身に広がる。舌を入れ、ざらつくそれを絡めた。

 

「んむ! ……つ……ちゅっ……」

 

「ん……セイバーも、舌、出して……」

 

「……は、い……あ……んちゅ」

 

 ぬちゃぬちゃと舌が絡まる音がする。それだけで俺は既に臨戦体勢になっていた。手を、なだらかな丘に這わせる。セイバーの、胸。

 

「柔らかい……セイバー」

 

 全身で求めたかった。左手でセイバーの背中を抱き寄せる。

 

「あ……」

 

 セイバーが少しだけ反応を返した。それを受け止め、さわさわと触っていく。

 

「セイバーの胸……ふにふにして気持ちいい……」

 

「やっ……言わないで、下さい……明……」

 

「嫌だ。もっといっぱい言いたい。セイバーの体、凄く綺麗で可愛くて……興奮する」

 

「うぅ……」

 

 恥ずかしがるセイバーも可愛かった。手を下にもっていく。

 

「あっ、だめ、ダメです明……そこは――」

 

「そこは何だって? ちゃんと言わないと聞いてやらないぞ、セイバー」

 

「ぅ……いじわる、しないでください……」

 

 なんて可愛いんだろう。

 

「可愛いな……セイバーは。ぷちゅっ」

 

「んちゅぅ……私は、可愛くなどありません……」

 

「俺にとっては最高に可愛いんだよ。セイバー、もっと体の力を抜いて……俺に任せてくれ」

 

「はぁ……ふぅ……はい……」

 

 セイバーのそこに触れる。熱をもっている。

 

「う、あ……指、が……はぅっ……あ、ん……」

 

 潜り込ませていた。指を。傷つけないように丁寧に愛撫する。すると、セイバーはすぐに液を漏らし始めた。

 

 くちゅっ……。

 

 部屋に淫らな音が響く。

 

「やぁっ……」

 

 わずかだが、滴ったものが太ももを伝う。その滴を追いかけて、手を伸ばす。太ももの内側も撫でる。

 

「あ……。優しいのですね。明」

 

(ん? 弱すぎたか?)

 

 その声に俺は少しばかり力を込めた指先で中を探る。

 

「は……う、明……私に気遣いは無用です……もう、して下さい……」

 

「ダメだ。セイバーのここ、まだ全然濡れてないじゃないか。今入れたら痛いだろ。俺は、好きなセイバーに優しくしてやりたいんだ。感じて、欲しいんだ」

 

「そ……んな……はぷっ」

 

 くちゅりくちゅりと秘穴を弄ぶ。やはりまだ早い。これではお互い痛みしか感じないだろう。俺はもっとセイバーを感じさせるべく全身を使った。

 

「ちゅぷ……れろ……れろ……ちゅぱっ……ちゅぅう」

 

「ん……明……」

 

 彼女の腕が、俺の背中に回された。俺を信頼してくれたようで嬉しい。

 

「セイバー、っちゅゆぅ……ぺろぺろ……もっと……してあげるな……」

 

「ぁ……は……ん……い、いです……私は、痛みには慣れています……明のそれを……」

 

「ダメだ。もっと感じさせてやる」

 

 セイバーの願いを切り捨てる。もっと気分を出してしたかった。愛し合う恋人のように。

 

「セイバーのこと、好きだから……痛くなんてさせたくない……大切にしたいんだ」

 

 セイバーの顔が羞恥に染まる。

 

「明……どうして……そんなに……」

 

「セイバーが好きかって? こんな可愛い女の子なら誰でも好きになるよ……でも、誰にも渡したくないけどな……ちゅ、ふ……」

 

 俺も大概独占欲が強かったらしい。誰にもこの体を触れさせたくない。

 

「んんぅ……そんな……」

 

「指、強くするぞ」

 

 宣言して触り始める。はっきりと刺激させるように。

 

「はぁあ……ンあっ……」

 

 中で指を折り曲げる。セイバーの感じるところを探り当てたい。

 

「あ……ふかい……そこ……だめです……明」

 

「ダメじゃないぞ。セイバー。もっともっとしてやるんだからな」

 

「あ、ん……く、はっ……」

 

 ちゅぷ……ちゅぷ……。

 

 既に陰唇の周りが濡れるほど滴っていた。それをかき混ぜて秘部を触る。

 

「セイバー」

 

 体を抱き寄せ、ベッドに押し倒した。寝転がったセイバーの胸に左手を、アソコに右手を伸ばす。柔らかな膨らみ、ぐにぐにと揉み、先端に口付けた。

 

「ちゅ……れろ……ちゅう……ん……セイバーの胸、美味しい……」

 

「――な、何を……!」

 

「れろれろれろ……ちゅうううう」

 

 先っぽを強く吸う。

 

「はぁん……っ、や、ふぁっ……」

 

 セイバーの息が乱れてきた。

 

「は、あふぅ……胸、そんな……そんなに……だめ、です……」

 

 起き上がろうとする体を手と頭で押さえつける。

 

「セイバー、暴れないで。痛くしないから」

 

「痛くは……けど、だめです……」

 

「どうして? どうしてダメなんだ?」

 

「そ、れは……」

 

 感じるから、とは答えられないのだろう。セイバーの体は着実に熱を帯び始めていた。

 

「ん……ふぁ……あ、あ、あ……っ」

 

 うめき声を上げるセイバー。駄目だ。まだ喘いでいない。

 

「俺から言おうか? 感じるから、気持ちいいから駄目なんだろう? セイバー」

 

「そんな……いや……言わないで……私、違います……」

 

 セイバーのお腹が汗ばむ。筋肉もしっかりついているセイバーの体。だけどしなやかですべすべだ。

 

「は……や、だ……嫌です……明ぁ」

 

「セイバーのここは嫌だって言ってないよ」

 

 そう言ってくちゅくちゅとアソコを弄ぶ。

 

「嘘ついちゃ駄目だぞセイバー。ホントはもう気持ちいいんだろ?」

 

「ちがう……ちがいます……」

 

 ぶんぶんと頭を振る様が可愛い。俺はもうセイバーにメロメロになっていた。

 

「明……貴方、は……」

 

「乳首、勃ってきたぞ、もっと舐めてあげるからな……ちゅばっ、ちゅばばっ」

 

「はゥん! ……あう……はあ……明……だめです……ほんとにだめ……」

 

「ちゅうぱっ……ちゅる……じゅりゅりゅう……じゅぶ……」

 

 執拗に胸を責めつつ、アソコをいじる手も休めない。快感に身悶えるセイバーをもっと追い詰めてやりたかった。

 

「ふぁ……ッ。や、はぁ……や、め――っ」

 

 ぐちゅ、ぐちゅ……。

 

 粘っこい粘着質な音に変わった。感じやすい方なのかな。手のひら全体と手首まで愛液に濡れている。

 

「うん……だいぶ濡れてきたな、セイバー」

 

「はぅ……明、だめです……それ以上奥は……」

 

「わかっている、するのは俺のモノでするから、それまで奥はおあずけだ」

 

 トロトロに濡れたセイバーの秘穴に指を二本入れる。温かく濡れた膣壁をなぞる。

 

「あっ! んぅっ! は、はっ……はっ……だめ」

 

 だめ、だめと繰り返すセイバー。愛おしくなって。口を塞ぐ。

 

「ホントはもっとして欲しいのに、駄目だなんて嘘を。悪い子だな、セイバーは……ん」

 

「ちゅ……れる……ちゅうっ……や……嘘じゃ……あん……」

 

 俺はセイバーの目の前に右手を差し出した。

 

「あ、あアっ!」

 

「ほうら、セイバー、もうぐしょぐしょだ」

 

「そんな――私、違う……違います……明……私は」

 

「違わない。セイバーはエッチな女の子だよ。だけど恥ずかしがらなくていいぞ。俺はエッチなセイバーが大好きだ……っちゅぅ」

 

「んふ……ちゅ……ちゅ……あ、ひあ……だめ、いじめないで、ください……」

 

「ふふ、もっともっといじめてやるよ、セイバー」

 

 限界が近いようだ。

 

「は……や……あぅ……ッ! んふぅ……はぁ……はぁ……あきら……もう、わたし――」

 

「ん……もう……イキそうか? セイバー」

 

「いや……イクなんて……だめ……はっ……はっ……」

 

「イって、セイバー。俺の手で、イってくれ――」

 

 ぐちゅりぐちゅり。

 

 膣に入れた二本指をかき回す。イケ、イケっ。

 

「あ、あ、あ……ああああっっ!!!!」

 

 セイバーはビクンビクンと体を波立たせた。

 

「…………あ……は……わた、し……」

 

「ん、イったんだな、セイバー。可愛かったぞ……」

 

 両腕で体を抱きしめてやる。

 

「は……そん、な……ああ、あああ……」

 

 俺はセイバーの太ももの下に両膝をいれ、股間を近づけた。

 

「セイバー、入れる、ぞ」

 

「あ……はぁ……はぁ……する、のですね……明」

 

「ああ、セイバーのここに、俺のモノを入れるんだ……さっきからずっとセイバーに欲情していたんだ。見てた、だろ?」

 

「ああ、明が……私で……」

 

「そう、セイバーで興奮したんだ」

 

「はぁぁ……………………きて、下さい……明」

 

「――!!」

 

 それで理性が飛んだ。あのセイバーが俺を求めていてくれる。怒張は完全に張り詰めていて、だらだらと汁をこぼしている。

 

 ぐ、ぐぐっ。

 

「セイバー、痛いかも知れないけど、少しだけ、我慢してくれ――」

 

「はっ……はっ……平気、です……明の、したいように……」

 

 ぐぐぐっ。

 

「あ、うぅっ」

 

 余りの温かさにうめき声が漏れる。先っぽが気持ちいい……。今にも暴発しそうだっ。

 

 ずぬぬぬぬっ。

 

「あ、明……私の、中に……」

 

 ゆっくりと挿入していく。濡れた柔肉はしっかりとほぐれて、俺のモノを迎え入れてくれた。

 

「あ・あ・あああっ」

 

 ぶ……ちぃっ。

 

「――――!!!」

 

 破った。セイバーの、膜を。そのとたん、先ほどまでの柔らかさが嘘のように、きつく、ぎゅっと肉棒を締めつけてきた――。

 

「あき、ら――は、や、あ――!」

 

 接合部に目をやると、確かに破瓜の証しである赤いものが垂れてきていた。

 

「ぜん、ぶ、入った。セイバーの、初めて、もらったぞ……」

 

「は……あ……私の……初めて……」

 

 我慢できなくなり、唇を吸った。愛おしかった。抱きしめたかった。

 

「あきら……」

 

「セイバー……」

 

 俺達はしばらくの間、はぁはぁと息を荒げながらもそのままの体勢でいた。

 

「あ、明……私は、慣れて、ますから……動いて、下さい……」

 

「……あまり、セイバーを痛い目に合わせたくないんだ。セイバーの頼みでも聞けない」

 

「わたし、私なら……いいんです」

 

「良くない。女の子の初めてなんだから、大切にしてやりたいんだ。そ、それに……俺も……動くと、出そうなんだ……」

 

「で、る……なら、出して下さい……貴方の、精を……お願いします……」

 

「嫌、だ……。大好きな、セイバーの中にもっといたい……感じてたいんだ……セイバーを」

 

「そ、そんな……」

 

 精を放ち魔力を譲渡する行為なのに、俺はそれを拒否していた。本末転倒なのはわかっている。でもこの快楽をもっと感じていたかった。

 

「それと、感応して、一つにならないと駄目なんだ。だから、もう少しこのまま……」

 

「はぁ……はぁ……は、ぁ……」

 

 しばらくそうしていたが、ようやく射精感が遠のいた。

 

「悪い、もう大丈夫だ。動くぞセイバー」

 

「は、はい……きて下さい」

 

 腰をゆっくりと引き抜き、再度入れる。ぐちゅっとした感覚。柔らかくて、でも締めつけて……たまらない。感覚に流されないように気をつけて、肉壷をぐしぐしと動かした肉棒で押し広げる。

 

(少しでも気を抜くと出ちまうぞ、こりゃあ)

 

 俺は暴発に気を付けながら、抽送を開始する。

 

 ぐちゅ、ぬちゃ、ぬちゅ……。

 

 淫音が部屋に響く。心地いい。

 

「んく……あ……ふぅ……明……もう少し、ゆっくり……」

 

「あ、わ、悪いセイバー」

 

 慌てて腰の動きを制御する。優しく、なぞるようにゆっくりと。

 

「……っ、は……あ、はぁ……ん……くぅ……ふぅ」

 

「セイバー、痛いだろ。ごめんな」

 

 痛みを感じさせたくないと思っていたのに。

 

「だい、じょうぶです。明……私に構わないで……」

 

「馬鹿、そんなことできるか。優しくするから……」

 

「ん……こんな……ゆっくり……あ……明の……形が……わかります……」

 

「っ……」

 

 そんなエッチぃことを言われるとは思っていなかった。

 

「なか……こすれ……はう……ん……んぅ……わたし……おかしく、なる……」

 

「いいんだぞ、セイバー。もっとおかしくなってくれ。……俺で、感じてくれ――」

 

 突き入れる、ゆっくりと、こちらも中の感触を楽しむように。

 

「あ、ん……はぁ……明……優しい……だめ、です……こんな、されたら……私……」

 

「セイバー、一緒に、気持ち良くなろう」

 

「は……ふ……一緒に、いっしょ、に……」

 

「ああ、一緒にだ。俺も気持ちいいからな」

 

「明、も……わたしで……よく、なってるのですか……はぁ」

 

「ああ、もう蕩けそうだ……セイバーの中、暖かくて、キュウキュウ締まって、ぐちゃぐちゃに濡れて……」

 

「そんな……恥ずかしいこと……言わない、で……ふ、く……下さい……」

 

「セイバーも、気持ちいいんだろ? 言って、くれよ」

 

「や……わたしは……悦んでなんて……いません……」

 

 ぐちゅぐちゅぎちゅ!!

 

 嘘をついたので、罰として思いっきり激しくピストンする。

 

「あ――あああああっ!!」

 

「嘘はいけないぞセイバー。ちゃんと気持ちいいって言うんだ。じゃないとこれ、もっとするぞ」

 

「そ、な……は……」

 

 乱暴に突く。突きまくる。激しく責めたてた。

 

「あああああ……はぁっ! ……い、言います……いいますから……」

 

「ん、言ってごらん」

 

「は…………どうして……こんな……はぁ…………………………きもち、いい、です」

 

「何が気持ちいいんだ?」

 

「そんな……そんなこと言えません……あきら……ゆるして……」

 

「わかったよ、許してあげる……」

 

 ピッチを緩くして、セイバーの負担を減らしてやる。

 

「は……あん……」

 

 上体を倒してセイバーに抱きつく。抱きしめて腰を使う。

 

「あ……明……こんな……」

 

「抱きしめながら、したいんだ。セイバーをもっと感じたい……セイバーも、俺を抱きしめてくれ」

 

「は……はい……わかり、ました……」

 

 セイバーの両腕が背中に回される。胸と胸が合わさり体温を分け合う。

 

「あぁん……はぁ……はぁん……あ……なに……これ……っこんなの……わたしは……」

 

 セイバーはだいぶ感じているようだ。

 

「セイバー。セックスはお互いが気持ち良くなる行為なんだから、何もおかしくないぞ。俺もセイバーの中、凄く気持ちいいから……」

 

「はぁ、はぁ……明も……気持ち、いいのですか……私の、中……」

 

「セイバーも中が気持ちいいだろ?」

 

「やあ……やめて下さい……こんなの……私は知らない……あっ」

 

 セイバーが感じている。もっともっと感じさせてやりたかった。気持ち良くさせてあげたい。俺は腰をズンズンと奥まで突き入れてやった。

 

「ああぁう……はぁ……ぁ……ぁん……や……これ……奥に……」

 

「奥に、当たっているな。セイバーの子宮の入り口と、俺のモノがキスしているんだよ」

 

「は……あ、ん……やだ……いやです……あきらっ……」

 

 快感を否定しようとセイバーがいやいやする。それが可愛くて俺は更にいきり立った。腰が動いてしまう。

 

「セイバー、好きだ……好きだぞ……ちゅっ」

 

 キスをしながら愛を囁く。

 

「ふぅ……ん……明……明が……私を……」

 

「ああ、好きだ……セイバーが好きだぞ……」

 

 限界が近づいていた。

 

「明……私……もう、だめです……あ……」

 

「んっ、俺も、もう……出すぞ……セイバーの中に、子宮に、精液を注ぐからな……!」

 

「ああっ、そんな、明の、精液が……」

 

 もう我慢できなかった。欲望に任せ腰を突く。

 

「セイバー、セイバー!」

 

「明、きて、きて下さい……私の、中に……!」

 

 抱きしめ合い、唇を重ねて、俺はセイバーの中に放っていた。

 

 ドクッ、ドクッ、ドクン!

 

「あ――んあ、あああああぁぁぁあっ……!!」

 

「う、く……で、てる……セイバーの、中で……はっ」

 

 俺は余りの吐精の気持ち良さに、全ての力が奪われ、セイバーの体に倒れ込んでいた。

 

「はぁ……はぁ……はぁーっ」

 

「はぁ……ああ……明の……熱いものが……中に」

 

「ん……全部、出したぞ……セイバーの中に、注いだからな」

 

 施術も完璧だ。俺は自分の魔力をごっそり持っていかれて、かなりの負担から体が重くなっていた。

 

「セイバー……ちゅ……ちゅう……」

 

 キスをする。モノをセイバーの中に入れたまま。そうしたら、むくむくと欲望が鎌首をもたげてきた。

 

「悪い、セイバー。俺、また……」

 

「あ、謝らないで下さい明。男性のことは、理解しているつもりです。そ、それに、精を頂ければそれだけ私は回復します。して、下さい」

 

 嬉しすぎる言葉。

 

「……! ああ、もっと、もっとしよう、セイバー」

 

 そうして俺達は、夜を通して肌を重ね続けた――。

 







後書き
 セイバーとの初エッチ。セイバーはきっとそれが最良の手段なら迷いませんよね。士郎は拗ねると思います。こんな感じですが原作の人物をちゃんと描写できていますかね? まあエロSSなのでそこら辺はどうでもいいっちゃいいのですが。

 ちなみに、原作に魔力量の多い魔術師なら性交で与える魔力も多くなるなんて設定はありません。譲渡の性質を持っているとロスが少ないというのも捏造です。信じる人なんていないと思いますが、年の為記述しておきます。
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