「あぁー、もう!本校舎一階総合事務受付ってどこよ!?」
一夏とセシリアの対決から数日たった夜。IS学園の敷地内に小柄な体に不釣り合いなボストンバッグを肩に担いで服を着て歩いている少女がいた。四月の夜風にあおられて肩にかからない位のツインテールが揺れ動く。
少女の名前は鳳鈴音。織斑一夏のセカンド幼馴染であり、中国の代表候補生でもある子だ。鈴は明日からこのIS学園に転校生として入る事となっている。その為早く学園に来て色々せねばならないのだが、鈴の大雑把な性格が災いして、夜に学園に到着し、そして尚目的地の場所に着けてはいなかった。
「道には迷うわ、人が誰も居ないわ、そんでもって学園に入った瞬間に奔った頭痛の所為でテンション下がるし、もう最悪」
人が居ないのは夜なので当たり前なのだが、鈴の言っている頭痛の原因は明人の所為だ。常識改変の力が鈴に働き、その所為で一瞬だけ頭が痛くなったのだろう。クシャクシャになった用紙を片手に持って目的地に向かう。
「あ、誰かいるじゃん。あの人に聞こう」
鈴が学園の敷地内に入って約10分程度。適当に歩いていると、鈴の視界に一人の人間が目に入った。夜の敷地内で見つけた人間。これを逃せば多分誰とも会えない、そう思った鈴は走ってその人物を追いかけた。
「ねぇ、ちょっと!」
「ん?」
いきなり声を掛けられるが、その言葉は荒々しい。顔見知りの人間ならともかく、初対面の人間に対して使う言葉遣いではない。しかし、これが鈴の特徴でもある。さばさばしているというか、なんというか。鈴の声に反応して、目の前の人間が振り返る。
「お、男!?」
「なにか、おかしいか?」
「え、い、いや。そういえば何も可笑しくないわね。うん」
ジャージ姿の人間が鈴の声に反応して振り返る。振り返って顔が見えた鈴は思わず驚いてしまう。女子しかいなかった筈のIS学園で男がいる。だが、なんら可笑しいことは無い。今年はISを動かした織斑一夏が居るんだ。男が普通に歩いていても可笑しくないだろう。
「で、一体なんのようだ?」
「えっと、道を聞きたいんだけど」
目の前の男と話していると、なんか自分が可笑しくなっている錯覚し陥ってしまう。何故かは分からないが、男と話していると、早急になにかをしなければならないと思ってしまう。
「道……ねぇ?」
「な、なによ?」
「その前にする事があるんじゃないか?」
鈴の言い放った言葉に明人は含みのある言い方をする。明人の目には、服を着ている鈴が映っており、なんで、まだ服を着てるのかなぁ?と心の中では思っている。明人のその視線に気づいたのか、鈴は大慌てで服を脱ごうとした。
「あぁあぁあ!!ご、ごめんなさい!今すぐ、今すぐ脱ぐから!」
「いやいや、そのままで良いよ。そのまま脱糞して」
服を脱ごうとしている鈴を止める。明人は服を着たまま鈴に脱糞の命令を下す。ノートの力が学園に入った瞬間に鈴に効いているので明人の命令を断る事は決して出来ない。スカートを捲し上げ、ピンク色のショーツを明人に見えるようにして、お腹に力を入れた。
「うんんこぉぉ!!」
気張りながら声を出す鈴。最近は便秘気味だったのか、モリモリモリとピンク色のショーツに大量のうんこが吐きだされている。大量のうんこが出て来たのにも関わらず、鈴の脱糞は未だなお終わる気配を見せはしない。
「くっさい大量のうんこの匂いが俺の所まで来るぞ」
「くさいうんちでゴメンナサイイイ!でも、まだ止まらないのぉぉぉ!」
中腰になってうんこを出している鈴に明人はニヤニヤしながら声を出す。つい数分前なら決してしなかった人前での脱糞。それを鈴は自ら喜んで明人の前で脱糞している。ノートの力で気の強そうな女が自身の目の前でうんこを垂れ流しにして、尚且つそれに悦びを感じている様は何度見ても愉しい。
転入生の鳳鈴音。中国の代表候補生の鈴。ノートを手にする前の明人なら決して出会う事等出来はしなかった美少女。そんな彼女の汚い姿を見る事が出来て、明人は改めて自身が授かったノートは素晴らしい物だと再認識した。
「あ、ふぅぅ……4日分のうんこ全部でたぁ」
ブチャと生々しい音が明人の耳に入る。音の原因は4日分のうんこを出して腰が砕け、床に思わずお尻を付いてしまった鈴からだった。パンツの中から零れ落ちる位に排出されたうんこを押しつぶすように座り込んだ鈴。その所為で真っ白なお尻は茶色一色に、鈴周辺の地面もうんこ色に染まった。
鈴から3歩程離れた場所で鈴の痴態を見ていた明人は、鈴の元に歩み寄り、手を差し出す。鈴は明人からの手を遠慮しがちに握って立ち上がった。
「あ、あの」
「本校舎一階総合事務受付はこの道を真っ直ぐ行って、右手にあるから」
「あ、ありがとうございます!」
明人は鈴の目的地の場所を教えた。教えたのはちゃんとした目的地の場所で、いたずらで嘘の場所を教えた訳では無い。美少女の脱糞姿を見る事が出来たので今の明人は大満足である。
なので、珍しく明人は優しく教えたのだった。
「それじゃあ、失礼します」
ハイハイ、と鈴が90度腰を曲げてお礼を言い放ったのに対し手を軽く振る事で返す。地面に無造作に放られていたボストンバッグを担ぎなおし、再度明人に礼をすると明人に教えられた事務に走って向かった。
元気よく走り遠ざかっていく鈴に向かって明人は一言漏らす
――ようこそ、スカトロ学園へ
改めて自分は気分屋だなぁと思いました。久々に書こうとしてもなかなか指が動かず、最後の書き駄目をしてから約1週間程掛けてこの話を書き上げました。
一度書く意欲が切れると再度書くまでに時間が掛かっちゃいますねw
多分どっかの後書きにも自分は一度書くのが止まると中々書けないとか書いてたような気もするので、大目に見てくださいな。
次話の投稿は未定です