※この作品はR-18です。

IS学園の中心で「エロス」を叫ぶ   作:葉川柚介

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真宏専属メイドのほほんさん

「調子良さそうだな、簪。安心した」

「もう、そんなに心配しないで? 別に、具合が悪くて実家に帰ってるわけじゃないんだから」

 

 広い和室。卓に乗った茶の香りも芳しく、ししおどしの音が高く響く庭を見晴らす縁側。歴史ある日本家屋の一室にて、真宏と簪、そして本音が語り合っていた。

 

 ここは更識家の本家。現在妊娠中の簪が世話を任せている実家でもある。

 

「本音、真宏の生活はどう?」

「ばっちりだよ~。毎日ちゃんと起きて、ご飯食べて……寝てもいるよ、うん」

「そ、そうそう。簪こそ体は大事にな」

 

 簪の妊娠判明により、更識家は喜びに包まれた。

 当主たる楯無が狂喜乱舞したのは当然のことながら、分家からなにから親族一同それを制止することもなく連日の宴会が繰り広げられたりしたのもしばらく前。

 なんとかかんとか落ち着きを取り戻した本家でどうか簪の世話をさせてくれ、と泣きつかれて簪は実家で起居することとなった。

 

 そして、そうなると心配なのが真宏の生活。

 元々幼いころから自活していたため生活能力という面では全く心配がないのだが、それでも離れていると不安なのは当然であるし、もう一つ別の事情もあって簪は本音に真宏の世話を依頼した。

 

 布仏本音。

 代々更識家に仕える布仏家の次女で、簪の専属メイド。IS学園在籍時から簪とも真宏とも親しく、やたらおっとりした性格でテンポが常人よりも遅いが能力は優秀そのもの。その気になればメイドらしい家事その他も一通りこなせる才女なのだ。

 

「もう、真宏ったら。……でも、会えて嬉しい。また、来てね?」

「ああ。本当なら毎日でも会いに来たいくらいだけど、長居しちゃ悪いからな。また今度」

 

 簪に会いに来る頻度は高いが、時間は短い。

 真宏のように出自も定かでない人間はどうにも居心地の悪さを感じてしまうほどの格式高さがそうさせる。更識家の人間からは疎んじられていないどころか今後もぼんがぼんが子宝をもたらしてくれそう、と期待とお土産をたっぷり持たされている。

 果物の盛り合わせやら米やら野菜やら肉やら魚やら黄金立方体やら、今日もしこたまもらってしまった。大層ありがたいことではあるのだが、嫁の実家から際限なく出てくるどれもこれも高級そうなおみやげもまた、小市民的な真宏の価値観では恐縮の種にしかならない。

 だから、今日もまた簪の元気そうな顔を見られただけで良しとして、家へと帰る。

 

「本音も。真宏のこと、『よろしく』ね」

「……うん、任せてかんちゃん」

 

 その背で視線を交わし合う簪と本音の眼差しの色に、気付かないまま。

 

 

◇◆◇

 

 

「ふう、ただいまっと」

「おかえり、まっひー」

 

 帰り着いた自宅の空気に、肩の力が抜ける真宏。

 更識家には全力で歓迎されているとわかっているが、それでも緊張は避けられない。そういう空間だった。

 リビングのソファに腰を下ろしてようやく落ち着いた。

 

「はい、まっひー。お茶淹れたよ」

「ありがとう……というかまたそのメイド服なんだ」

「うん。私は今、まっひーの専属メイドさんだから。形から入らないと」

 

 ふんす、と自慢げに胸を反らす本音の服は、帰ってくるなりメイドのそれへと変わっていた。

 派手さはない、クラシカルなデザインのメイド服だ。基調は濃い紺色。縁をフリルが彩るエプロンは腰から下を覆うタイプで、胸元は本音の巨乳がシャツごしにたっぷりと強調されている。

 そして当然のように余る袖。本音として、ここは譲れないらしい。

 

 真宏も、こうして本音と一つ屋根の下で暮らすようになり、メイドとしてあれこれ世話をされるようになってからしばらく経つ。だから今更慌てることもなく、自宅の安心感を本音の淹れてくれた茶と共に飲み下す。

 ほう、と茶の温度と香りのため息。いいものだ。

 

「……まっひー」

「のほほんさん?」

 

 その背に、本音が覆いかぶさる用に抱き着いてきた。

 首に両腕を絡め、耳に頬を擦りつけるようなスキンシップ。背中で潰れる二つの柔らかさにドキンと心臓が跳ねて、首筋を撫でる吐息が甘い。

 

 そして、本音はきっと自分にしか見せない蕩けた表情をしているだろうな、と思える声で。

 

 

 

 

「まっひーの精液で子宮をぱんぱんにした私を連れてかんちゃんに会うの……興奮した?」

 

 

 

 

 そう言って、耳たぶを唇で噛んだ。

 

「……っ」

「あむあむ。……んふふ、どうだった?」

 

 囁く声が、耳を通って頭の中で響く。その声に宿る艶が、簪に会う前に聞いた本音の喘ぎ声と重なって、真宏の体に熱が灯る。

 

 

 そう、真宏は今朝、本音を抱いた。

 

 この関係は不倫ではない。簪公認のもの、というかそもそもIS学園に通っていたころから簪の割と強引な勧めもあって、真宏は本音とも付き合っているような状態と体の関係にあった。

 

「……というかあれ、ほぼのほほんさんに襲われただけだよね? 目が覚めた時にはもう入れられてたし」

「まっひーがいけないんですー。かんちゃんに会いに行くっていう日の朝からあんなに大きくしてたら、久しぶりに会ったかんちゃんを襲っちゃうかもって思うでしょ?」

 

 そうなれば、簪が一時的に実家に滞在し、本音と二人暮らしに近い状況のいま、こうなることは必然だったと言えるだろう。

 本音の側が積極的に襲ってもいるのだが、真宏もそれを拒否したことはなく、最終的に乗り気になるので同罪である。

 

「いや、俺はそんなこと……」

「しないってわかってるけど、本家の人たちは心配なんだよ。……だってまっひー、かんちゃんと結婚するなりあっという間に孕ませちゃうし」

「うぐっ!?」

 

 それもこれも、真宏の自業自得であった。

 

 真宏と簪は、順調に交際を続け機を見て入籍。新婚生活を開始した……のだが、即簪の妊娠が判明した。

 その報を受け、更識本家は大フィーバー。特に当主たる楯無が狂喜乱舞の勢いで、そりゃあもう祝いに祝い、ついでに少々過保護になって簪を本家で世話させてくれと真宏に泣きつく一面もあったりしたが、先述の通り割とどうでもいいので割愛する。

 しかし、いずれにせよめでたい子宝は確実。真宏と簪の最初の結婚記念日は既に子供が生まれていて、それどころかそのころ既に二人目が簪に宿っていても不思議はないというのが、更識本家で冗談半分、本気半分で語られていることだったりする。

 

「だから、かんちゃんは私にまっひーのお世話を頼んだんだよ? 学生のころから私とかんちゃんを二人まとめて足腰立たなくなるまでひぃひぃ言わせてたまっひーが、かんちゃんとえっち出来なくなって我慢しすぎたりしないように、って」

「そ、それはわかってるけどさ……!」

 

 その意見には、本音も同意していた。

 なにせ、真宏は絶倫だ。

 IS学園で初めてを真宏に捧げてからこっち、学生時代は一人で真宏の相手をする度に本音も簪も体の中と外をドロドロにされていた。

 二人がかりで真宏にごめん許して死んじゃうと言わせてやろうと3Pを挑んだ時も、優勢だったのは最初だけ。最終的には二人で尻を並べて抱き具合の感想を述べられながら鳴かされるのがオチだった。

 いまでこそ互いに成長して満足させられるようにもなってきたが、だからこそ簪の妊娠期間中に禁欲を強いることは色々よろしくない。そう判断したわけで。

 

「んっ」

「ちょ、ま……のほほんさ……んんー!」

 

 いつの間にかソファの上、真宏の隣に移動していた本音がキスをする。真宏が距離を離そうとしてもその分抱き着き、体を絡みつかせながら舌を真宏の口内に深く差し込む。

 歯茎を舐めているうちに本音の意志が固いことを悟ったのだろう。真宏も抵抗をやめ、舌を差し出す。

 

「ちゅ、じゅる。んふ……まっひー、舌だして。れえー」

「し、舌だけ絡めるの好きだよね、のほほんさん。れぇ……ぁ」

 

 ディープキスの後、長く伸ばした舌を擦り合わせることを本音は好んだ。

 真宏の腕を胸の間に挟み、太ももの間に導いた手は袖の中で恋人繋ぎに。甘い甘いキスに酔いしれる。

 

「……ぷはっ。はーっ……はーっ……。ねえ、まっひー」

「……うん。のほほんさん」

 

 息が続かなくなってようやく離れた二人の唇。舌の間を銀色の糸が名残惜し気につなぎ、絡めた視線は逸らせない。

 

 本音はうっとりとほほ笑む。

 真宏が喉を鳴らす。

 

 二人の体が、重なった。

 

 

◇◆◇

 

 

「ふふふ……ぎゅーっ。まっひー、気持ちいい?」

「むぐぐ」

 

 場所は変わらず、リビング。ソファの上。しかしそこに座っているシルエットは一つだけ。

 真宏が腰かけたその膝にまたがるようにして、本音が正面から向かい合っている。

 本音はメイド服の胸元をはだけ、学生のころからさらにサイズと柔らかさを増した巨乳に真宏の頭を抱き寄せている。

 むにむにと真宏の顔が当たるたびに形を変え、興奮に熱くなった吐息が当たるだけでも気持ちいい。真宏も興奮していることは明白で、苦しくないようズボンから出してあげた肉棒がスカート越しに本音の下腹をぐりぐりとなじるのも溜まらない。

 

「ねーえ、こんな風にされっぱなしでいいの? 私のおっぱい、まっひーなら好きにしていいんだよ♡」

 

 今日の真宏は少し反応が薄い。

 きっと、簪に会ってきた帰りだからだろう。簪に一途で、どこまでも大切に思っているのが真宏という男で、だからこそ本音も好きになった。

 そんな真宏に愛してもらえる今の境遇が嬉しくて仕方がない。そんな思いを込めてますます真宏の顔に自慢の胸を押し付けて。

 

「……言質、取ったからね?」

 

 真宏がつぶやいた声の低さに、わずかな恐怖と大きな期待を掻き立てられた。

 

「ひゃんっ!? ま、まっひー! いきなり指、強っ……ひぃぃぃぃぃん!?」

 

 真宏の反撃は、指。

 左右両手10本の指が、本音の胸を刺す。

 強く、指先を突き立てるようにして握り締められる乳肉。

 卑猥な形に歪み、真宏の指の間からはみ出る柔らかさを余すところなく堪能され、ずぶずぶと沈む指先は胸の奥にある芯まで届きそうなほど。

 

 当然、そうまですれば痛みが本音を襲う。

 鋭く走った刺激が体を登り。

 

「……へああぁぁ! ひぐぅ、んん!」

「こんなに強くされても感じるんだ。さすが、のほほんさんのおっぱいってすごいよねー」

 

 本音の口から零れたのは、だらしない喘ぎと力なく垂れる舌だった。

 痛みを感じるはずの胸は真宏の手から離すどころかむしろ突き出して甘える。

 握って、解放し、場所を変えてとマッサージするように、あるいは胸全体に自分の指の痕をつけるように揉みしだく真宏。そうすると、まるで楽器のように本音の喉から歓喜の声が迸る。

 

「や、あぁぁぁ……! 私のおっぱい、潰れちゃうぅ……!」

「潰して欲しいくせに。その証拠に、乳首もこんなに硬くしちゃって……あぐ」

「っひぃぃぃぃ――――――!!」

 

 乳首に、歯が立てられた。

 噛み千切られるような強さではない。だがこれまでの蹂躙で硬くしこった先端には十分すぎる刺激となって、本音のスカートがじゅくりと湿り気を帯びる。

 

「ほら、のほほんさんも一緒に乳首いじめて」

「え、えぇ……?」

「出来るでしょ? こんなに大きいんだから」

「あ、ぁ……れる」

「いい子いい子。じゅぷっ、じゅるるるる」

 

 しかも、今度は真宏のさらなる無茶ぶりが襲う。

 根本から掴んだ胸をぐいと持ち上げ、乳首を本音の口元に。自分自身の口でしゃぶれと、そう言ってきた。

 本音の体なら、それができる。真宏の手に収まりきらないほどの大きさと、荒々しい愛撫さえ受け止める柔らかさを兼ね備えた本音のいやらしい体であれば。

 結果、乳肉の芯から揉み解されている先端を自分の舌で慰める羽目になる。加えて真宏の舌もそこに加わり、乳首を交えたディープキス。

 嬉しくて、痛くて、気持ちよくて、恥ずかしくて。もう訳が分からなくなって涙がこぼれる。少ししょっぱく感じながら、それでも自分の胸と真宏の舌を求めてしまう。

 

「ちゅ、れる、んー……。はぁ、プリプリで美味しい。のほほんさん、そろそろイきたい?」

「んっ……ん! だ、だめぇ……ちょっと待ってぇ!」

 

 このままでは、胸だけでイかされる。

 そういう経験も何度もあるし大変魅力的だったのだが、ちょっと待てそうじゃないと自分の使命をなんとかかんとか思いだす本音。

 本音は真宏の専属メイド。この体を好きなように使ってもらうのもアリだが、しっかりご奉仕しなければ布仏家の名折れ。簪と会った直後の背徳感まで使ったのだ。生オナホ扱いしてもらうのは次の機会に取っておきたい。

 

「ね、まっひーもイきたいでしょ? まずはそっちをしてあげるよ……ね?」

「くぅぅ!? さ、先触られると……!」

「あは。まっひーもたくさん興奮してくれてたんだ? 嬉しい♡」

 

 ここで逆転の一手。

 スカートの中に手を入れ、これまで積極的には触らなかった真宏の肉棒に手を出した。

 袖越しでもいいが、ここは肉棒を袖の中に包むようにして、直接手で。

 指で触れるだけでビクンと跳ねるかわいらしさと、先走りでドロドロになっていた荒々しさ。自分との行為でこうなってくれたというのは、本音としても冥利に尽きる。

 だから、たくさん愛してあげよう。

 真宏の好きなこの口と、胸で。

 

 

「んふふ……まっひーのおっきい。硬いし熱いし、ステキだよ」

「お、おう……」

 

 本音の目の前にはいきり立った真宏のそれ。

 根元を袖で優しくこすると、熱気すら伝わってきそうなほど。頬擦りすると顔をどろどろと真宏の先走りが彩って、吸い込む空気にはオスの匂いしかしない。

 真宏はこうして奉仕されるのが好きだ。簪のことも本音のことも無理な束縛はしないが、独占欲や支配欲は確かにある。その証拠に、自分の精液で、先走りで女の顔が濡れると目が釘付けになる。

 本音もそれがうれしい。独占されたい、愛されたいという欲情が否応にも増し、奉仕したくて仕方がなくなる。

 

「じゃあ、まずはお口でするね? あー……む」

「んくっ!」

 

 そして、そんな気持ちを我慢するつもりはさらさらない。

 大きく口を開け、しばらく焦らし、ぱくりと一気に亀頭を咥えた。

 

「じゅるるるるるる! じゅっぽ、じゅっぽ、んちゅうううぅぅ!」

「ぃひい!? 最初から激しいねのほほんさん……あぁ!」

 

 準備したつもりはなかったのに、本音の口の中にはたっぷりと唾液が溜まっていた。

 しかしそれはそれで好都合。舌で満遍なく真宏の亀頭に塗りたくり、口の端から零れるのも構わず唇でカリを弾きながら頭を振ってやる。

 真宏は余裕ぶって本音の頭を撫でてくるが、腰が軽く浮いてしまっているのを見逃すはずがない。もっと褒めてもらえるように、感じてもらえるようにと目にハートを浮かべて奉仕に熱を入れる。

 

「あぁん、まっひーのおいしいよぉ……♡ 口の中まっひーの匂いでいっぱいで……ちゅぱっ、頭くらくらしひゃうぅぅぅん♪」

「あああぁぁ、喉の奥で締まるぅ!?」

 

 口の中もこなれてきたので、唇で根元を締め付けながら、先端を喉の奥へとお迎えする。

 苦しくて自然と涙が出るが、その分真宏が感じてくれていると思うと嫌ではない。がんばって上目遣いに表情を窺うと、こちらを見ていた真宏と目が合って視線が逸らせない。

 ぐぷぐぷとくぐもった音をさせながら、しかし本音の口の中では舌が、粘膜が、喉が真宏を愛してやまない。

 隙間なくぴったりと柔らかく温かくぬめった粘膜で包み込みながら、舌の先端を尖らせて根本、を通って裏筋をぐりぐりといじめる。

 本音の頭を撫でていた指がいつの間にか掴むように力強くなり、歯を食いしばる真宏の限界が近いことが知れる。

 このまま一瞬も我慢させることなく射精させてあげたい。

 そう思う気持ちも本音の中に確かにあるが、まだ駄目だ。

 

「んん~~、ぷはっ! はーっ、はーっ……」

「の、のほほんさん……?」

「もー、そんなに寂しそうな顔しないでまっひー。私のお口も好きだけど……おっぱいも好きでしょ?」

 

 口だけで射精させてしまうのはもったいない。

 本音は自分の胸の下に手を入れて、重さを誇示するようにゆさっと揺らして見せる。

 足の間に傅き、服の間からそこだけさらけ出した胸を真宏の腰に乗せる。

 白く、大きく、丸く、柔らかい。真宏に曰く「プリンより好き」というわけのわからない評価をされた本音の胸は、確かにプリンのように柔らかい。

 本音自身は少しだらしないくらいに育ってしまったかと思うほどに大きく、中に入っているのは脂肪ですらなく液体なのではと思うほどに広がる柔肉。

 だが今は、これこそが本音の誇りだ。さっきまでフェラで奉仕していた肉棒が、本音の胸の間に挟まれてますますギンギンに反りかえってくれるのだから。

 

「えへへ、むぎゅー」

「あああぁぁ! それ、それいいよのほほんさん!」

 

 まずは単純に、肘で両側から胸を寄せてみる。それだけで本音の胸は柔軟に形を変え、卑猥にひしゃげる。

 外側は肘に押されてむにゅりとへこみ、真宏の肉棒を包む中央は乳肉同士が押し合ってぴっちりと縦線が伸びる。

 真宏はコレが好きらしく、瞬きすら忘れてガン見している。

 

「じゃあ、こういうのは? よい……しょ、よいしょ。ずりずり~♡」

「くうううううぅぅぅ!!」

 

 本音のサービスは終わらない。胸を両手で掴み、寄せながら持ち上げ、落とす。たぱんっ、と汗をかいた下乳が真宏の腰にぶつかるほどの強さで繰り返すそれは、胸でセックスをしているのと変わらない。

 本音自身真宏の熱を心臓の近くで感じる喜びに乳首を尖らせながら、左右の胸を交互に上下させ、上体をひねって捻じるように真宏を翻弄し続ける。

 時々胸の谷間から顔を出す亀頭は必死に息継ぎをするように先端から涙をこぼす。その様があまりに愛しい。自分の胸に顔を埋めるようにして、舌でぺろりと。

 

「ひぃん!?」

「まっひー、もう射精そうなんでしょ? いいよ、我慢しないで。私に全部射精して。ほら、ほらぁ♡ ちゅっ♡ じゅる♡ れろれろんっ♡」

 

 真宏も、もう限界であることは明白。

 むにむにと両側から押し付けられ、形を変える胸の中で熱くなり、腰まで震えている。だから本音も最後の仕上げ。これだけ気持ちよくなってもらったのだから、最後の射精も最高にしてあげなければならない。

 具体的には、精液を冷たい空気の中ではなく温かくてやわらかくてぐちゅぐちゅな最高に気持ちのいい空間。

 

「はむっ。じゅううううううううううう♡」

 

 本音の口の中に、出してもらうことによって。

 

 

「出る、出るううううううううう!?」

 

 真宏は叫ぶなり、本音の頭を掴んだ。

 股に押し付けはしない。だが最高に気持ちのいいこの口が離れないようにはしているようだ。

 

(優しいなあ、まっひーは)

 

 両頬に自分の汗と真宏の先走りで濡れた胸の弾力を感じ、口の中に遠慮なく吐き出される精液の臭いに頭をくらくらさせながら、本音は思う。

 簪を世界で一番愛している、真宏。

 それでありながら本音の気持ちにも応えて、可愛がってくれる大好きな人。

 えっちで、絶倫で、ちょっと意地悪。それでも簪を、本音を苦しませたり悲しませたりすることは絶対にしない人。

 

 だから、愛しい。

 だから、全てを捧げたい。

 真宏がくれる全てを、受け止めたい。

 

 

「ん、んむうううううぅぅ!」

「の、のほほんさん!? そんな無理して吸い付かなくても……くぁっ!?」

 

 パイズリをやめて、真宏の腰を抱く。

 射精している最中の暴れまわる肉棒で喉の奥を突かれるまで飲み込んで、頭の中を真宏の精液で満たしてもらう。

 苦しくて、吐き出しそうで……でも、この上なく幸せだった。

 

 

◇◆◇

 

 

「ふーっ、ふーっ……ぢゅ、ぢゅずずずずずずずずっ、じゅうぅぅ~~~~~♡♡♡」

「くぁっ!? の、のほほんさん吸い付き過ぎ!!」

 

 射精が終わり。

 名残惜しいがいつまでも真宏のモノを咥えているわけにもいかない本音は、せめて真宏のそこを綺麗にしようと丹精込めて吸い上げる。

 強く吸い付き、唇が伸びるのも気にせずバキュームのように密着させ、いやらしい音もあえて高らかに唇を引いていく。

 てらてらとぬめり輝く真宏の肉棒に本音の唾液はあっても精液は一滴さえ残らず、最後に亀頭をちゅうと吸って口を離すと、そこには射精前と同じ立派な姿を取り戻した肉棒があった。

 

「んぁー……んっ。んくっ、ごくっ、ごきゅ……はぁぁ~~♡ ごちそうさま、まっひー♡♡」

「……もう。無理はしなくていいって言ってるのに」

「でも、我慢もしなくていいって言ってくれたよね?」

「そうだけどさあ」

 

 真宏の体をよじよじとのぼり、胸板に生乳を押し付けながら口を開けてため込んだ精液を見せ、そのまま飲み込む本音。

 そんなサービス精神旺盛な本音に、真宏は困ったように笑いながら頭を撫でる。

 が、言葉ほど困っていないこと程度本音にはお見通しだ。さりげなくスカートをはだけてこれまた胸に負けず劣らずむっちりした太ももを擦りつけた真宏の肉棒が熱く、硬く、少しも萎えていないのだから。

 きっと、これからもたっぷり愛してもらえる。

 今こうして頭を撫でてもらいながらいちゃいちゃと抱きしめ合うのもたまらないが、本音の方も割と限界だ。

 触って確かめるまでもなく愛液があふれ、きっと太もものあたりまでぐっしょり濡れているだろう。

 これから真宏の手ずからスカートをまくり上げられ、女の子の一番大事な場所を晒し、自分からご奉仕しただけで濡れたことを卑猥な言葉でなじられながら愛されるのだろう。たまらない。

 メイドとして、ご主人様へご奉仕することと、ちょっとダメなところをお仕置きされるのは基本である。少なくとも本音はそう確信している。

 

 

 ところでこのとき、本音は一つミスを犯している。

 それは、主の心情を推し量り損ねたこと。

 真宏の胸板でおっぱいをこねまわすことに夢中で、真宏の目に灯った真剣な光を、これからどうやって本音をいじめるか考えているのだと誤認した。

 

「そう、だね」

「あん、今度はまっひーが上になるの?」

 

 ソファの上で体勢が入れ替わる。本音を組み敷くようにして真宏の手が本音の手首をつかみ、ちょっと無理矢理っぽい雰囲気を出しつつのキス。

 本音は形だけ抵抗して見せてから口の中に差し入れられた舌を受け入れる。手籠めにされるメイドごっこだと思っていた。この時までは。

 

「ちゅっ。のほほんさん」

「ぷは、なぁにまっひー? 何でも言って。まっひーが私にしたいことは全部させてあげるし、私にして欲しいことはなんでもしてあげるよ」

 

 本気だ。

 本音はこのとき「なんでもしてあげる」と本気で言った。

 

 だがわかっていなかった。

 

「ありがとう。じゃあ、してもらおうかな。俺がのほほんさんにしてもらいたいこと……」

 

 あくまでこれはプレイの一環。

 どんなお仕置きでも嬉しいし、どんなご奉仕でもしてあげる。

 専属メイドとしての務めを果たす、そのための言葉であった、のだが。

 

 

「妊娠、してもらおうか」

「……………………え?」

 

 

 真宏の体の重みを感じながら、耳元でささやかれたその意味を、本音はしばらく理解できなかった。

 

「んんっ!? ゆ、指、いきなり……深いぃ!」

「しっかり準備しなきゃいけないから……と思ったんだけど、なにこれ。もういつでもセックスできるくらい濡れてるね?」

 

 真宏がスカートの中に手を入れて、下着も付けていない本音の秘所に容赦なく指を突き立てる。本音が真宏の弱点を知り尽くしているように、真宏もまた本音をすぐに鳴かせられるところを全て知っている。というかそのうちの半分くらいは真宏の開発によって弱点にさせられたところなのだから、当然だ。

 人差し指と中指。揃えて根本まで挿入された指は膣内で広げられてり、指でもギリギリ届く本音のGスポットを指先で容赦なく擦って来る。

 差し込まれていない親指も遠慮なくクリトリスをぐりぐりと押し込み、重く響くような刺激が本音の体を翻弄した。

 

「あ、ああぁ! ひああぁぁん!?」

「うわ、もうイっちゃった。……これなら、いいかな」

 

 あっけなく絶頂を極めさせられ、全身から力が抜ける本音。

 荒く息を吐きながら、スカートをめくりあげられてむわっと本音の淫臭と熱気が広がり、反対に熟しきっていた膣口と太ももに涼しい外気が当たる。

 だがその中央部分。ひくひくと男を受け入れる準備を整えたそこだけは熱く、完全復活した真宏の肉棒がそれすら超える熱量をもって裏筋で擦って来る。

 それだけで太ももの内側が痙攣にも似た震えに襲われ、これがもたらしてくれる快感と幸福を思って子宮がきゅうきゅうと疼いてねだる。

 しかし今は、今だけはそう簡単に受け入れるわけには行かない。我慢、我慢だ。

 さっきの言葉の意味を問いたださなければ。

 

「ま、待ってまっひー。い、いま言ったことって……」

「うん、のほほんさんに、俺の子供を妊娠して欲しい。……いつも、セックスした後に避妊の薬飲んでるよね? 今日からはそれ、飲まないで」

「そ、それって……!」

 

 真宏が言う薬とは、更識家秘伝の避妊薬。成分は布仏家にも知らされていないが、妊娠するもしないも割と自在な更識家脅威のお薬事情の一端であり、本音はいつもこれを使っていた。

 真宏のことは好きだが、立場というものがある。いずれもし機会があればという思いは本音の中にもあったが、今は簪が妊娠している大事な時期。万が一のことがあってはいけないと、そのあたりは十分に気を付けていた。

 いたのだが。

 

「本気だよ。本気で、のほほんさんに俺の子供を産んで欲しい。……ダメ、かな?」

「ダメとかじゃなくて、……んっ、ちょっとまっひー腰動かさないで……じゃなくて、どうして……!」

 

 真宏が腰を振って愛液を自分の方に塗り広げながら聞いてくる。

 掌で優しく頬をさすり、髪をもてあそびながら。

 軽く、しかし本音が大好きな愛撫だ。ずっとそうされていたい、言われるがままにしたいという欲望がごぼごぼ湧いてくる。普段ならこのまま目の中にハートを浮かべて、望むがままに淫語を口走り、真宏にこってりと愛してもらうのだが。

 

 

「本音のことが、好きだから」

「…………………………!?」

 

 

 こんなのは、反則だ。

 

 

「俺は簪のことが一番好きだ。だけど、簪と出会う前に可愛いなって思った子が誰か、知ってる?」

「……まっひー、だめ……だめぇ……!」

 

 これ以上、聞いてはいけない。

 愛おしげに髪を撫で、優しく本音の目をのぞき込んでくるこの眼差しをこれ以上見てはいけない。

 そうでなければ、戻れなくなる。

 

 くぷり、と亀頭が本音の入り口を捕らえた。

 そのままじわじわと腰を進める真宏。

 抵抗することは出来るはずだ。

 

 本音の心に、そんなつもりが一切ないことを除けば、だが。

 

「本音。君を俺のものにしたい。俺と、家族になってくれ」

「まっひー……あ、あっ……あぁぁぁぁっ!」

 

 ず、ずぶぶぶぶ、ずんっ!

 

 重い衝撃とともに、真宏と最奥で繋がった。

 ゴムをつけないのはいつものことだが、その後の避妊薬まで禁じられたセックスははじめてのことで、それなのに真宏は最後に本音の子宮を突きあげるようにして抉った。

 こんな女泣かせのことをされてしまえば、本音が心から悦んでしまうことを知った上で。

 

「本音のことが好きだ。簪も、本音の気持ちに応えてあげて欲しいと言ってた。更識家も布仏家も、本音を孕ませるのはアリって認識なんだろう? 俺もそうしたい。なら、何も問題ないよね。……本音の気持ち以外は」

「あっ、あんっ! ず、ずるいぃ……! 奥、ぐりぐりしながらそんなこと言わないでぇ!」

「ダメ。もっとする。本音が俺の子供を産みたくなるまでする。……ほら、言って。俺の子供を産んでくれるって。簪の子供と一緒に兄弟みたいに育てますって」

「う、うぅぅぅぅぅうう!」

 

 真宏はあまり腰を引かず、しかし勢いよく腰を突き出して本音の子宮を集中的にいじめてくる。本音が大好きで、いつもこうされるとロクに抵抗も出来ず、可能なご奉仕と言ったら膣肉で最高の締め付けを献上することだけ。イきながらの半ば無意識なものではあるが、だからこそ真宏のお気に入りでもあり、褒めながら何度も射精してくれる。

 今日も、きっとそうされる。

 このまま子宮口を亀頭でこじ開けるような勢いで、避妊を禁じられた子宮の中を濃くて元気いっぱいの精子で満たされてしまう。

 

「まっひー……いいの? 私なんかが、まっひーの子供のお母さんになって……本当に?」

 

 真宏に、家族はいなかった。

 今は簪がいる。その縁で楯無も、更識家も真宏の家族だ。

 だが幼いころに祖父を失って以来、真宏はずっと一人だった。

 だから誰かと友になり、好きになり、愛すること以上に「家族」としての絆の意味は重い。

 本音はそれを知っている。そう思ってくれることの意味をわかっている。

 

 

 生まれて初めて好きになった人。

 大好きな人が愛する人。

 抱いてもらえて、そばに居られて、でも最後の一歩は踏み出せないと思っていたその境界を、この人は飛び越えてこの手を取ってくれた。

 

 涙があふれて止まらない。

 真宏が優しく微笑みながら指でぬぐってくれて、それでもじゅぷじゅぷと本音を責める腰遣いは激しく、イキっぱなしで止まらない。

 着ていたメイド服は激しく乱れ、じっとりと汗を吸って重い。行為の激しさでソファに押し付けられたまま本音の体が浮き、それにつられてぶるん、ぶるんと汗の滴を散らせて揺れる胸の先端で赤い乳首が弧を描く。

 

「言ったでしょ。……好きだ、本音」

「まっひー……! ううん、……真宏!」

 

 それなのに、本当に大事なことだけは心を込めて、まっすぐに言ってくる。

 ずるい人。本音は心の中で負け惜しみを唱える。

 

「私も……大好き!」

 

 両腕を首に回して。開ききっていた足に力を込めて真宏の腰を抱く。

 膣内射精以外はあり得ない、最大の密着。二人の体の境界が溶けてなくなるようなゼロより近い距離。

 激しいセックスで荒くなった吐息が甘く混じり合う距離。絡みつく二人の視線を邪魔するものは何もなく、切ない声が漏れる喉が言葉を発さなくても思いはしっかりと通じている。

 

「んっ」

「んふ、ぅん」

 

 だから、このキスは誓いだ。

 これからは、奉仕ではなく愛を捧げるということを、何より強く誓うための。

 くちゅくちゅと互いの舌を唾液を粘膜を交換し合う。歯茎に舌を這わせ這わされ、喉の奥まで求めてしまう。

 その間も真宏の腰は止まらない。ソファの弾力があってもなお本音の腰を沈みこませようとするような力強い打ち込みで、子宮にずんずんと衝撃が走るたびに軽くイく。

 本音はもう、自分の体が何をしているのか意識できない。

 真宏の舌を吸うのも、絶対に離さないとばかりに腕も足も強く抱きしめていることも、真宏に犯されやすいよう腰を振っていることも、膣肉がぴっちりと真宏の形に媚びて、愛しい大好きと吸い付いていることも。

 

「本音、本音……! イくよ、子宮に直接射精すよ……!」

「うん、うんん! あっ、あっ……! 私も、私もイく……一緒にイくぅ!」

「イくとき、俺のことを好きって言って……言ってくれ、本音!」

 

 唇を離し、しかし吐息は交わらせながらのラストスパート。

 この期に及んでの真宏のお願いが愛おし過ぎて、本音はそれだけで妊娠しそうな気がしてしまう。

 こんな人に愛されるなんて、幸せだ。

 本音は心からそう思い。

 

 

「……好き。大好き。あなたのことが好き。ずっと好きだったの……真宏ぉ!」

「俺も、大好きだよ。本音」

 

 

 微笑みを交わしたその幸せが、トドメだった。

 

 

 びゅる、びゅううぅぅぅう! ずびゅぶぶぶぶぶ! びゅるぅ!

 

 

 二人の顔が同時に反った。

 しかし押し付けられる腰と絡みつけた足は決して離さず、最高に気持ちよく、最高に幸せな一瞬が、過ぎ去った。

 

 

◇◆◇

 

 

「ぁ、あ……あは♡」

 

 本音は幸せに浸っている。

 恍惚に蕩けた表情で片頬をソファに押し付ける。

 意識が飛びそうなほどに激しい膣内射精のあと、一度体を離した二人。

 本音はそのまま力が抜けて、ずるずるとソファを滑ってソファに凭れつつうつぶせに。

 だが、悪くない気分だった。

 

 真宏に抱かれたことはこれまで数知れず。

 だがこんなにも満たされた気持ちになったのは初めてだ。

 言われた通り、避妊のための薬を飲むつもりはない。もしかしたら、今日この日に真宏の子供を授かるかもしれない。

 そう思うだけで、胸の奥がぽかぽかと温かくなるような幸せに包まれる。

 少し気が早いかもしれないと思いながら、それでも本音はそっと自分の下腹を撫でて。

 

「よいしょ」

「きゃっ!? ま、真宏……?」

 

 いきなり腰を抱え上げられ、思わず悲鳴を上げる。

 振り向けば真宏。ケロッとした顔で、いそいそと本音のスカートをまくり上げてまるい尻をガン見している。

 

 イヤな、予感がした。

 

「本音はやっぱりお尻が綺麗だね。……本当に、犯し甲斐がある。俺、本音をバックからガンガン突いて尻をバチバチぶるんぶるんさせるのが大好きなんだよね」

「……ね、ねえ真宏? なんでこの状況で好きなセックスの仕方の話してるの? どうしてさっきたっぷり射精したのにおちんちんギンギンになってるの!?」

 

 なんかこのままほっこりピロートークに流れ込むかと思っていたのは本音だけだったのか。真宏はニコニコと笑っている。

 ちなみに、睦み合いの場で真宏が朗らかに笑っているときは一番ヤバい。性欲にまみれた真顔ならまだマシで、こうなってくると自分の欲望を最大限満たしつつ、女の側にも最大の快感をくれる。

 

 すなわち、真宏が満足するまで延々無限絶頂コース。

 翌日足腰立たなくなるのはデフォで、IS学園に通ってた頃はそれでよく学校休みました。

 

「せっかく本音が俺の子を孕んでくれるって言うし、もっとしっかり種付けしておこうかなって」

「いやいやいや、さっき散々膣内射精したよね!? あれ確実に妊娠するレベルだよ!?」

「んー、でも万が一ってことがあるし。それに、俺は本音ともっとセックスしたい。……だめ?」

「っ!」

 

 傍若無人なくせに、こういう時は不安げに聞いてくる。

 本当に、ずるい人。

 

 本音は心の中で簪に詫びた。

 

――ごめん、かんちゃん。たぶんどころじゃなくて今日確実に、私は真宏の子供を孕みます。

 

 

 くぱっ♡

 

「……んっ」

「入れやすいように広げてくれるんだ、ありがとう。じゃあ……さっき射精した分が抜けないようにがっつりハメて、おかわりもたっぷり注いであげるから……ねっ!」

 

 ずん、という容赦のない挿入。

 一瞬で白く飛ぶ意識。

 バチン、と肉の弾ける音がする尻。

 

「あ、ああぁ……ぁぁあああああああ!! イく、イくイくイくううぅ! 真宏大好きいぃぃぃぃ♡♡♡♡」

 

 

◇◆◇

 

 

 その後。

 バックでするのがお気に入り、という真宏の言葉通り本音はこってりと種付けされた。

 

「ひっ、ひぃん♡ 真宏らめぇ! イってるのに! 膣内射精でイってるのにお尻の穴いじっちゃらめえぇぇ!」

「でも、妊娠したらセックスは控えなきゃいけないから。そんなときでも満足できるように今のうちからあちこち開発しておかないと」

「お尻は昔からさんざん躾けてるでしょ!? もう私もかんちゃんもお尻を指でされるだけでイけるんだからね!?」

「知ってる。だからほら、本音もイって?」

「いじわるううううぅぅ!?」

 

 ついでにそれ以外のところもきっちり責められて、興奮した真宏は抜かずの3発をキメた。

 

 

 

 

「うぅ……いつの間にこんなえっちな下着用意したの……んっ! ふっ、はぁ……んんん!」

 

 その次は、エロ下着をつけての騎乗位を命じられた。

 真宏がどこからともなく取り出したのは、黒く、レースの模様も煽情的なリボン、あるいは紐的なナニカ。ブラジャー部分には布地がなく、三角形の紐が乳首も露わに本音の胸に少し食い込みながら彩って、ただ身に着けているだけで卑猥だった。

 ショーツも当然穴あきでそのままセックスが出来る形。ガーターベルトに二―ソックス。フェチを煮詰めたような代物で、嬉々として渡してきた真宏は本当にどうしようもない男だと思う。

 しかしそんな男に惚れた本音も大概で、真宏にお願いされたメイド服ストリップ&下着着用ショーをしっかりこなして見せるあたり末期である。

 

「本音って、騎乗位してるときは本当にエロいよねー。おっぱいこんなに揺れると痛いでしょ。押さえてあげるよ」

「くひぃぃぃぃん!? 乳首つねらないで! おっぱい握りつぶさないでへえぇぇ♡♡」

 

 こんないたずらにも甘い声を上げるほど。

 本音の体を知り尽くした真宏の力加減は完璧で、爪すら立てられた乳首は鋭く痛むがすぐにじんじんと更なる刺激を求めて尖り、握りつぶされた胸からは今すぐ母乳を出したいという倒錯した感情がだばだば湧く。

 

 

◇◆◇

 

 

「はぁ……♡ あへぁ♡♡♡」

「ふーっ、ふーっ……じゃ、もう一回ね」

「おぉふっ!? おぐ、おぉぉ……!」

 

 湯気が籠り、音が響く浴室。

 周到に用意されたマットの上に寝そべる本音にのしかかるようにして、寝バックの体勢で犯しぬく真宏の姿があった。

 

 たくさん汚れたから、ともっともらしいことを言って連れてこられた浴室で、いつの間にか湧いていた湯船に連れ込まれて後ろから胸を散々揉まれて出来上がり、標準装備のマットの上でのくんずほぐれつに及んだのは言うまでもない。

 既にたっぷり膣内射精は済ませたからとぶっかけも交え、温められて朱が差した肌に散る白濁を、一夏直伝という無駄に性感を刺激するマッサージをかまされ、それだけでイった。

 肌に刷り込まれた真宏の精液はきっと本音の体に深くしみ込んで、ずっと消えない真宏の女になった証となるだろう。

 

 本音は、正直すごく興奮した。

 そして興奮した本音は大層エロく、萎えるということを忘れた真宏に抵抗も反撃の奉仕もできないようにされたうえでのセックス、セックス、セックス。

 新鮮な精液が絶え間なく注がれる子宮は完全に屈服し、真宏が入ってくれば本音がどれだけイっていようと、死んじゃう許してと泣き叫んでも媚び吸い付く。

 

「ああもう、この尻っ! 何度しても飽きない! こんなにむっちりした肉つけて……最高だよ、本音っ! お尻にかけるよ!!」

「あっひぃぃぃぃん!? あ、熱いぃぃぃぃ♡♡」

 

 その後、どろりと白濁まみれになった尻はマッサージという体で芯まで揉みつくされ、精液を徹底的に擦り込まれることとなった。

 

 

◇◆◇

 

 

「真宏、真宏ダメ、許して! ここは……ここでするのはダメぇ!」

「なんで? いままでで一番まともな場所だと思うけど。……ベッドの上だし」

「ここ普段真宏とかんちゃんが寝てるベッドの上だよね!? 真宏の鬼畜!」

 

 そしてこれが最後、と聞かされてほっとした本音の心をきっちり上げて落とした真宏が選んだ次なる場所が、寝室だった。

 まだ新婚と言っていい真宏と簪、二人の寝室であることは言うまでもない。

 

 多分、簪と真宏は結婚早々こんな感じでガッツリ子作りしたんだろうなーと思ってはいたが、まさかこんなところにまで連れ込まれるとは。

 

「でも、興奮するでしょ?」

「……っ! うーっ、う~~っ!!」

 

 真宏の指摘に、本音は反論できない。枕を抱えて必死に声を押し殺しているが、珍しく正常位で足は限界まで開いて真宏を受け入れている。

 結合部からは激しいピストンの隙間からじゅくじゅくと愛液をこぼし、シーツをじっとりと濡らしていく。

 もしも事情を知らない人間が見れば、仲睦まじい夫婦のセックスと思われることは間違いない、当たり前の交わりだった。

 

(真宏、ずるいぃぃ♡)

 

 最後に、こんなことをするなんて。

 ただの性欲処理の相手では決してない、一人の女として本音を愛し、自分の子供を産ませようと思っている。そんな心がひしひしと伝わってくる。

 愛されると実感するたびに本音の体は幸せに震え、体の中で一番正直な膣襞はどこまでもきゅうきゅうと忠実に締めつけ、尽くす。

 

「はぁっ……はぁっ……! 本音」

「ん……キス、しよう」

 

 真宏の息が荒くなってきた。ピストンが深いところで小刻みに、速くなってきた。

 亀頭が膨らんだことすら感じ取れるほど敏感になった本音は、真宏の猛りをキスで全て受け止める。

 

 愛しい人。大切な人。

 その人が自分にぶつける全てを受け止めたい。

 

 もう、すぐにも真宏がイく。

 その時、同時に本音もイく。

 

 その時から始まるのだろう。

 真宏と本音と、そして誰より簪の、子供たちに囲まれた幸せな日々が。

 

「あぁ、あああああああぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡」

 

 

 びゅぐぅ、びゅるるるるるるるるるるるる♡♡♡♡♡

 

 

◇◆◇

 

 

「……ねえ、のほほんさん?」

「なあに?」

 

 夜、IS学園1年生寮の廊下、真宏の部屋の前。

 夕食を終え、入浴も終え、ひとしきり雑談にも興じてさあもう寝るか宿題なにそれ美味しいの、と部屋の扉に手をかけた真宏が、さすがにそろそろスルーできないよなと振り向く先には本音の笑顔。

 さも当たり前のようにそこにいて、なんかもうここが私の部屋ですという顔をしている。

 

「もう消灯時間までそんなにないけど、遊びに来る? お菓子もあるけど、さすがに控えた方がいいかな。お茶くらいなら出せるけど」

「……ふぇ? えーと……。んー。…………あ゛」

「のほほんさん?」

「あ、あはははははは! そ、そうだねもう遅いもんね! ごめんごめんそれじゃあ真宏おやすみ!」

「あぁ、うん、おやすみ。走って逃げてるつもりなんだろうけど普通に遅いねのほほんさん」

 

 が、それもつかの間。

 真宏に問われて退散する様は大分慌てているようで、ちらりと見える耳が赤いような。まあ常のごとく走るのが大分遅いので一体なんだったのかと真宏は首をひねるばかりなのだが。

 

「それにしても、のほほんさんが俺のことちゃんと名前で呼ぶのって珍しいな」

 

 

 

 

「……うわー、やっちゃったー。そうだよあれ夢だよ。あまりにも私の未来予想図とそっくりだったから勘違いしてたけど、学生のうちから真宏……まっひーのお部屋に一人でお邪魔するのはマズいって」

 

 その後。

 廊下の片隅でうずくまり、真っ赤な顔を余った袖で隠し、一人反省会にいそしむ本音の姿があった。

 

「でも、割といいところまで行けたってことはもう一押しで夢が現実に……? よし、今度もう一回チャレンジしよう。かんちゃんも一緒に連れて行けば喜んでもらえるしセーフだよね」

 

 ひとしきり自己弁護を終え、袖の隙間から出てきた目に宿っているのは狡猾にして理性的な計算の色。

 本音は夢にまで見た理想の未来を現実のものとするため、今日も元気に主である簪をダシに使う気満々でありましたとさ。

 

 

◇◆◇

 

 

 ちなみに、そのころ。

 

「くっ、一度恥じらったかと思えばすぐに自分の欲望に適した形に方向修正を……!? 布仏本音、強敵です!」

「なに競ってるのくーちゃん」

 

 クロエ・クロニクル(趣味:ワールドパージで送りつけたエロ妄想で悶絶する女性の様子を見ること)が本音のあまりの手ごわさに戦慄していたのでありましたとさ。

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