「んしょ、んしょ……あー、やっぱりこの辺りが怪しいな~」
「大丈夫、のほほんさん? 大分奥の方で作業してるみたいだけど」
「平気平気~。それよりまっひー、レンチ取ってー」
IS学園に点在する、整備室。
ISの装備はもちろん時に実機すら運び込まれ、生徒たちの手で整備分解組み立て調整が行われる、学園内でも極めて重要かつ実践的な教育と経験が行われる場だ。
当然、利用者は多い。学園保有の量産機や、最近では特に増えた専用機の運用に携わるメンバーもいるため、なんだかんだといつでも人がいる。
今日この時もそうだ。数人ごとにぽつぽつと点在し、それぞれのハンガーに懸架されたISやその装備のガワを剥がしたり組み立てたりとあれこれやっている。
その一角で、布仏本音が最近受領した自身の専用機、九尾ノ魂の整備を行っていた。
お供は真宏。そこら辺をうろうろしていたのを捕まえて手伝ってもらっている。
今の本音は車輪つきの台に背中を預け、ハンガーに吊るしたISの下に潜り込んで作業中だ。
「……ところで、のほほんさん」
「な~に~」
ただし。
「……なんでISスーツ着て作業してるの?」
IS学園の制服でも作業着でもなく、ぴっちりと体に張り付きラインが浮き出るISスーツ姿で、である。
カラリ、と車輪を滑らせてISの下から体を出した本音の、柔らかな曲線が露わになる。影を作らないよう多角的に配置された整備室の証明の下で輝くようだ。
「え~? それはもちろん、途中でISに乗って調子を見るからだよー。そのためには着替えずに済むこっちの方が楽だし~」
「……そうなんだ」
にぱっ、と笑って答える本音。片手に工具を持ち、すでに心は機体の方に向いているせいか真宏と目は合わせず、自分がどんな状態にあるかも埒外にあるのか……台が滑らないよう、両足を大きく広げてしまっていることにも気付いた様子はなく。
「……ところで、のほほんさん」
「な~に~」
真宏の瞳を過った炎の揺らめきにも、素早く目線だけで周囲の様子を確認したことも感じられず。
「俺もISの整備について知りたいからさ、一緒に見せてもらっていいかな?」
「……っ!」
そう言って真宏の体もISの下に、そして本音の体を組み敷くように潜り込んできたときでさえ、逃げることも声を上げることもできなかった。
「……うん。いい、よ」
否、しなかった。
◇◆◇
「へぇ、九尾ノ魂ってこうなってるんだ。……ねえ、のほほんさん。今日調整してるのはこの辺り?」
「んっ! はぁっ……んぅぅ……! そ、そう……だよ。なんだか反応が固いみたい、だから……ハードの問題かなって……ぁあっ!?」
真宏と本音、二人はそろってISの下に潜り込んでいる。
教えを乞う側の真宏が上になり、体を反らせて展開されたISの内部構造の中に首を入れて観察する。
真宏は、一夏ほどではないがまだまだISの構造や機能についての知識が多いとは言えない。自身の専用機、強羅についてはいろいろと勉強してもいるが、こうしてまた違った専用機について見ることも多いに勉強になるので、より一層体を反らし、頭を持ち上げ、内部をしげしげと見ているのが、IS内部に組み込まれた黄金立方体から放たれる光に浮かび上がる。
「んんんんんっ! ま、まっひー、指、力入れす……ひぃぃぃぃぃぃん!?」
持ち上げる体を支えるために、本音のおっぱいに手を置いて。
二人は今も当然整備室の中にいる。
この部屋にいるのもまた二人だけではなく、近くのブースでは別のISを相手に作業中の生徒が複数いる。
だが、当然ISの下に潜り込んでいる二人の姿は周囲から見える状況になく、せいぜい目をやったとしても二人分の足がISの下から伸びていると見える程度。
その奥で何をしていてもバレることはない。
本音が受け入れて、声を殺している限り。
「やっぱり内部機構は複雑だな。のほほんさんの専用機は天候を操るし、強羅じゃ見たことないような部品ばっかりだ」
「そ、そうでしょ……? それに、IS学園で組み上げた、機体だしぃ……独自に作ったパーツも多い、のぉ!?」
そう、つまりこれは、合意の上でのプレイである。
その証拠に、調子に乗った真宏がついに両手を本音の胸に乗せ、さらに体重をかけても本音は健気に声を抑えた。
ふーっ、ふーっ。
両手で抑えた口から声が漏れることはないが、荒い呼吸が溢れる。
両目に溜まった涙が耳まで伝う。
本音が自分の胸元に目を向ければ、そこにはとんでもなく卑猥に形を変えた自身の豊丘があった。
真宏の体重、鋭く曲げて食い込む指。それらが本音の柔らかな肉の形を歪める。押しつぶされた風船のようにひしゃげ、張り詰め、真宏の指の間から余った肉があふれ出ている様が、ISスーツの薄く肌に張り付く生地のせいで隠しようもなく露わになっている。
当然、そんな状態であれば本音としても平然とはしていられない。
一部とはいえ真宏の体重がかかり、柔肉に指先が埋もれるほどに握り締められ、痛い。
両足の間には本音が足を閉じられないよう真宏の膝があり、羞恥を煽る。
「……ねえ、のほほんさん」
真宏の手は本音の胸を芯から捕まえている。逃げられない。
身をかがめて来た真宏の体の動きでさらに揺れる。掌に当たる乳首の硬さは、きっともう気付かれていて。
「……みんなの近くでおっぱいおもちゃにされて、気持ちいい?」
「……っっっっっ♡♡♡♡♡」
耳元で囁かれ、小さな絶頂に腰を震わせた。
◇◆◇
ガタン、と物音がしたような気がして、整備室にいたその生徒は周囲を見渡した。
が、特に変わったものは視界に入らず、色々と物が置いてあり、機器の振動と移動でそれらが落ちて崩れることが日常茶飯事の整備室ではよくあることかと思い直し、作業に戻った。
そのすぐ隣のブース、少し覗き込めば見える場所で、ISの下から伸びる本音の足がピンと伸びて震えていることに、気付くことなく。
◇◆◇
「……っはー……っふー……」
ISの下、二人が潜り込む狭い空間。
普段なら金属とオイルの匂いがしてしかるべきその場がいま、むせ返るような女の匂いに満ちている。
真宏の下、腕の中。肌をしっとりと汗で湿らせた本音が熱く息を吐いている。
二人の間に言葉はない。鼻先がこすれ合う距離、足は絡み、手と指でさんざんいじめられた胸は今、真宏の胸板に軽く押しつぶされている。
「……これから、どうする?」
「……う、うぅ~」
汗で額に張り付く前髪をそっと撫でられる心地よさにうっとりする暇もない鬼畜の問い。
満足に声も上げられない状態で、イったとはいえ中途半端は嫌だと、本音の口から言わせようというのだ、この男は。
だが、そんなことを言うのは恥ずかし過ぎる。
ただでさえ、誰かに見られるかもしれない中でのこの状況、当たり前のような顔をしてそれを強いて来た真宏に、一矢報いてやろうという気が起きるのは当然のことで。
目の前には無防備なほど近くに真宏の顔。乙女心がキュンキュンうなり、復讐心が鎌首をもたげ。
ようやく自由を取り戻した腕を(本音的には)素早く伸ばし、真宏の首を絡め取り。
「んっ」
その唇を、奪った。
「ちゅ、ちゅっ……ちゅぅ」
「んー……ぷは、んっ」
舌を絡めはしなかった。唇同士で、しかし精いっぱいに相手を求めるようなついばむキス。顔の向きを変え、唇が擦れる位置を変え、形も柔らかさも熱も味も匂いも全てが欲しい、と心が通じ合う。
それだけなのに、蕩けるほどに快感が弾ける。もっと、もっとと求めてしまう。
しかしだからこそ本音の体からは徐々に力が抜けていく。真宏の首を抱きしめていたはずの腕が、ずるずると崩れていく。真宏に縋って持ち上げていた上体が落ちる。肘が重い。腕まで重力に強く引かれる気がする。
真宏はだんだんと落ちていく本音の顔を追いかけてきてくれているのでキスは続いているが、もっと繋がっていたい本音にとってはもどかしい。
最後まで首にかかっていた指先が滑る。頬に手を添えていることすらできず、くたりと両手が床へと落ちた。
「ん、んんー! まっひー、もっろ……ちゅー、しへぇ……!」
「……よろこんで」
そうして失われた分の距離を取り戻すように、舌を絡めた。
我慢していた分その心地よさもひとしおで、もっと触れていたいという本音の思いに応えてくれた真宏がより密着してくれたこともうれしい。
離れてしまった手のことも、寂しくないよう恋人繋ぎで掴み、ひとしきり濃密なキスを楽しんだ。
「ぷはっ。……こういうところでのキス、気に入った?」
キスに、少し夢中になり過ぎた。
唇を放した二人はともに息が荒い。舌先どうしを唾液の糸が光になってつなぐ。
真宏の問いには、答えるまでもない。
だが、それとは別に。
本音には、言わねばならないことがある。
「……ねえ、まっひー」
「なに、のほほんさん?」
微笑みながら聞いてくる真宏。
優しく頭を撫でられると、性的な意図がない接触だというのに本音の腰からつま先にぞくんと甘いしびれが走る。
そして、体の奥が訴える。
この愛しい熱を自分達にもよこせ、と。
逆らえるはずもない、煮えたぎるような欲望が、下腹から湧き上がってくる。
だから本音は切実に。
視線で視線を絡め取り。
すっかり汗で湿ったISスーツの脇に手を入れ、生地の伸縮性に任せて引っ張って。
「……えっちして」
IS学園、昼の整備室。
他の生徒がまだ多数いる中、ISの下という一応人目につかないというだけの場所で。
ぷるんっ、と音がしそうなほど思い切りよく。
本音は白く、豊かな胸を真宏の目の前に晒した。
淫靡、とは言えない。
だが切実で、真宏を求める気持ちだけに突き動かされ、恥ずかしさに涙を溜めながら、懇願したその行為に。
「まっひーも、ね? これじゃあ外に出られないでしょ? だから……して。私の体を使っていいから、お願い。えっちして。このままじゃ、誰にも顔見せられないよぉ……!」
ズボンの下で凶悪な硬さになっている真宏を片手で撫でさすり、ISスーツの股布をズラして秘部を晒す、本音の誘惑に。
「……のほほんさんの、えっち。んっ」
「ん、ん……んんんん!!!」
応える程度の優しさは、真宏にもあった。
キスで口をふさぐ。露わになった胸をキツく揉みしだく。そしていつの間にか出していた肉棒で、本音の中へと分け入っていった。
二人の姿勢はほとんど変わらない。狭い隙間で重なり合っているだけだが、その距離は確かにゼロすら超えて、繋がっている。
ずぶぶ、ぐにゅり、ずっ、ずっ……ずぶうぅぅぅぅぅぅ~~~~。
「んんーーーーーーーーーーー!!」
「だから、声は出しちゃだめだってばのほほんさん。いい加減バレるよ?」
キスでは埒が明かない、と気付いた真宏は片手で本音の口を塞いでいる。まるで本音のことを犯しているような状況だが、本音に拒絶の意志がないことは、真宏に絡みついていく本音の足からも明らかだ。
ISスーツは足を覆わない。おかしを食べに食べてむっちりと肉の乗った本音の柔らかく吸い付くような肌が、肉が、真宏を楽しませる。口を塞いでいない方の手を太ももに這わせると、汗でしっとりとした肌の下に燃えるような火照りを感じた。
「あー、のほほんさんの中、あったかくて気持ちいい。ひだはぷりっぷりなのに柔らかくて、ぐじゅぐじゅに濡れてて、根本から先までたっぷり締め付けてくれる。嬉しいよ、のほほんさん。お礼にもっとしてあげる」
「んんんん~~~~~~♡♡♡♡♡」
そのまま手を滑らせて、台と尻の間へ無理矢理ねじ込む。そのまま揉みしだけば、胸に負けない量感がたっぷりと掌に味わえて、指先がどこまで沈み込むのか、その不思議を確かめたくてたまらなくなる。
ついでに耳元で本音の膣内の感触を逐一囁いてやれば、口を覆う掌に感じる声の震えが甘く響いた。
願った通りの反応に、真宏はにんまりと笑みを浮かべる。
そのまま口を本音の胸の先端へと近づけ、ふうと一息吹きかけ、すぐに舌を這わせる。
コリコリに固くなった乳首は真宏の舌の熱さと弾力に晒され、本音にくぐもった悲鳴を上げさせる。
熱く、硬く、しかしその土台は柔らかく、汗のしょっぱさとどこか甘い香りのするそれに、真宏は夢中になった。
「まっ、ひ……して、ひてぇ……」
「……うん、そうだね。この場所じゃ思い切りできないし、早く済ませて部屋に行こうか」
だがそんなお楽しみも、このままではさすがに危険が大きい。
真宏と本音は揃ってなけなしの理性を発揮して、ひとまず終わらせることにする。
……他の生徒もいる整備室で最後までスるという選択肢を取ることがそもそも頭おかしいということに気付けるほどの理性は、残っていなかったが。
ずっ、ずっ、ぐ、ぐりり!
「んっ、んっ! ……んんぅ、奥ぅ……! まっひーの、ぐりぐりして……えひぃ!?」
真宏の動きは、状況を鑑みて小刻みだった。が、深い。
根本まで本音のぐずぐずに潤いきった膣内に埋め、腰をぐりぐりとひねる。先端が突き刺さる子宮口はその動きから逃れられない。背を預けているのは不安定ながら硬い台、声はこぼすわけにはいかない。発生した快感は全てが本音の体内で反響し、蓄積され、密着した二人の下腹が際限なく熱くなる。
焦らしも寸止めもない、ただただ本音をイかせ、真宏がイくためだけのセックス。
見つめ合うのは至近距離。二人にはもうお互いしか見えず、自然と唇が重なり。最後の瞬間は、二人の体が溶け合うように抱きしめ合って、本音の最奥に容赦なく熱い精液が放たれ。
「~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
幸い、本音の声はほとんど漏れず、台ががっくんがっくん揺れて、IS本体にいろいろぶつかりガツンガツン音がした程度であった。
「……」
「…………ねえ」
「しっ! 気付かないふりするの!」
だから、ISの整備に勤しむ乙女たちは、ちょっと尋常ではなく顔を赤くするだけで、済んだ。
◇◆◇
その後。
体調が悪いみたいだから、と真宏が本音を連れてIS整備室を出た。
足にキているらしい本音をISスーツ姿のまま背負い、寮の自室へ連れて行く。
ぐったりと真宏に体を預ける本音は確かに自力で立てる状態にはなさそうで、真宏の肩口に顔を埋めて運ばれるがまま。
そして、1人部屋にして防音も完璧な「都合のいい」真宏の部屋に運び込まれ。
「んっ、んっ……はぁんっ、んんんぅぅぅ……!!」
「うーん、やっぱりのほほんさんの騎乗位はいいなあ。目の保養になる」
第二ラウンドが、始まっていた。
部屋に着くまでが、二人の我慢の限界だった。乱暴にベッドに降ろされた本音。そこに飛び掛かるようにして重なって来た真宏を本音は拒絶せず、待っていたとばかりに受け入れた。
その後、くんずほぐれつ脱ぎ脱がせ、本音は一糸まとわぬ裸体を真宏に跨った姿でさらしていた。
喘ぎ声は高らかに、何も我慢する必要がない。男の上で、肉棒を深く咥えこみ、自ら体を弾ませて愛欲に耽る本音の目に、もはや正気の光はなかった。
「やぁん、まっひー……おっぱい、掴まないれぇ……!」
「思いっきり揺れてて、動きづらいかなと思って。支えててあげるからもっと腰振って、ほらほら」
「ひぐぅ!? つ、突き上げないで! らめ、子宮、開くうぅ!?」
本音の腰が落ちるのに合わせて突き上げられる真宏の下半身。
ぱぢゅ、ぱぢゅ、と溢れた愛液と汗とが弾む音を立て、自分の行動のあまりの卑猥さに本音は脳まで茹る気分にさせられる。小指を噛んで色々な感情の本流に耐えようとする本音だが、焼け石に水。後頭部の髪の毛が逆立つような快感がぐつぐつと脳髄を沸騰させる。
なのに、上下に弾みながら見る真宏の顔が満足気だと、イイ所を擦られて膣内が締まるとその顔が歓喜に歪むと、本音の胸には喜びが満ちてしまう。さらにドキドキと高鳴っていく。
本音の胸を思い切り揉みしだいて楽しんでいる真宏には、それもきっと伝わってしまっているはずで、でもその恥ずかしさが決してイヤではなかった。
体を起こしてきた真宏が胸に吸い付いてくれば、自然とその頭を抱きしめてしまう。赤子のように、と言うには激しい吸引と歯であまがみしてくる痛みと快感の配合が絶妙過ぎるが、愛しさだけは尽きない。この人になら、この胸をいくらでも捧げられる。掛け値なしに、本音はそう思った。
ああ、もう、イク。
整備室でもイかされたが、色々と我慢に我慢を重ねて到底満足できるものではなかった。
だが今なら、ここなら。下腹からせり上がってくる大きな波の予兆に身を任せ、体を声を震わせていいという開放感。
本音はただただそれに身を任せ、真宏が胸を揉みしだく手に自らの手を添えて、もっととねだり。
「ァ……あ……んんんんんっ!!!」
限界まで激しく振った腰を、最後に抜けてしまう限界まで引き抜き、そのまま。
「――ッ、~~~~~~~~~~~っっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
容赦なく、体重に任せて振り下ろし。
衝撃でイき、それによってざわめく膣内の蠕動で真宏をイかせ、子宮を犯す精液の勢いと熱さで再びイって、溢れる愛液が二人の結合部をぐじゅぐじゅと流れ落ちていく最中、本音はもう、声も出せなかった。
◇◆◇
「……やっぱりのほほんさんって、えっちだよね」
「ふぇ!? な、何言って……んあぁ! ダメ、そこいじらないでぇ!」
その後。
さすがに汗とか色々ヒドいことになりすぎたよね! ということで風呂に入ることになった本音と真宏。当然のように二人で一緒に入り、言うまでもなくお互いの体を洗いあい、その時タオルなど使わずボディーソープを泡立てた手だったりおっぱいだったりするのは自然の成り行きで、今は真宏のターンとして本音の背中側から手を回し、泡塗れになった巨乳を揉みまくっていた。
騎乗位のあとのお掃除フェラで顔と髪を精液まみれにされた本音としては早く髪も洗っておきたいのだが、そんな気力は刻一刻と萎えていく。
行為のときはなんだかんだと二人そろって切羽詰まっていたが、ひと段落着いた真宏には技術を弄する余裕と意地の悪い攻め方をする落ち着きが出て、本音は浴室の壁に悲鳴を反響させている。
「だって、今日もISスーツで脚広げて俺を誘うし。そういえば、この前レースチームの応援に行った時も誘ってきたよね。制服の下にレースクイーンの衣装着てるからって、いきなり服脱ぎだして」
「あ、あれは……暑かった、からだし……!」
IS学園が擁する、広報と実践の場たるレースチーム。本音と真宏がその手伝いに駆り出されたとき、天気は幸か不幸か快晴で、炎天下に耐えられなくなった本音は真宏を道連れにして日陰に逃げ込み、アイスを食べたいとねだった。
それだけならまだしも、本音は暑い暑いと服を脱ぎだす始末。レースクイーン衣装を下に着込んでいるとはいえ、汗の珠が浮く胸を大胆にさらし、溶けたアイスの滴が垂れて胸の谷間に吸い込まれるのを見せられて、黙っていられる男などいない。
結局、そのとき本音はトイレの個室に連れ込まれてパイズリフェラからの抜かず3連発で、レースチームの手伝いに復帰できなくなるほどこってりと中出しをされた。
「でも、そのあとナニされるかはわかってやったんだよね?」
「……まっひーのいじわる」
「のほほんさんがそれを望んでるってわかるからやってることさ。例えば今は、しばらく触らずにいったこっちを奥まで埋めて欲しいって思ってる」
「あっ、あっ……! 指、入って来るぅ……!」
そして今は、そういう話で気分を盛り上げつつ指で膣内をかき回され、最後はお互いの舌を絡め合いながらイかされた。
◇◆◇
色々あった入浴が終わった。
体を洗う、つもりが結局もう一度洗う羽目になり、湯船の中でも一悶着あって大分時間はかかったがようやく髪も体も人様の前に出られるようになった本音は。
「あああぁぁぁぁ♡♡ まっひー、後ろから……激しいぃぃぃ♡♡♡♡♡」
服を着る前に、洗面所で我慢しきれなくなり立ちバックにもつれ込んでいた。
真宏を擁護するなら、湯上りの本音のほこほことした裸体がエロすぎたせいであるが、二人とも多分そうなるだろうなーと思いつつ揃って風呂から上がったので酌量の余地はない。
立地を生かした真宏は、本音を洗面台の前に引き出した。
本音の背後に立ち、両手首を掴んで引き、支えも隠しもできない胸肉が重力に従って紡錘形に下を向き、真宏に後ろから突き刺される度に激しく揺れる。それを本音の肩越しに、本音と一緒に鏡を通して見るのが楽しい。
特に、その状況のせいで羞恥に染まる本音の様子が。
「いいよ、のほほんさん。もっと揺らしてあげる。その方が、『こっち』も俺を気持ちよくしてくれるしね?」
「あ、あぁぁぁぁぁ!? 奥、奥うぅぅ! スゴイ所来るうぅぅぅぅ!? も、もうこれ以上揺らさないでぇぇ!!」
ただ挿入するだけではなく、勢いをつけて本音の腰に、いやむしろ体に叩きつけるような突き込み。胸に負けず劣らずたっぷりと柔肉の詰まった尻を波打たせ、そんな肉付きの良さからは信じられないほど細い腰に汗を伝わせ、その道筋を指でなぞる。
「そんなこと言って、思いっきり有効活用してるくせに。クリスマスの時なんて、おへそから下乳までほとんど見せて誘ってきたじゃないか」
「あ、あれはぁ……!」
IS学園で盛大に祝われたクリスマス。生徒たちが着飾る衣装も個性的であったが、その中でも本音は特に露出が多かった。
というか、ほぼ水着だった。
というか、下に水着を着ているということが周囲に分かるようにしたデザインだった。
水着の上にスカートを履き、胸元は腋より少し下まで程度しか丈のないシャツ的な何か。少し動くだけでひらりと舞い上がり、水着を着ていることを見せつけるような衣装。しかも、上に着てるから水着は布面積小さくて大丈夫だよね! とばかりに本音には小さめのサイズで、生来の天真爛漫さで本音が無防備な姿勢を取る度に双丘の南半球が真宏の視界に飛び込んできたわけで。
当然、クリスマスパーティーを二人して抜け出し、誘惑に乗ってのパイズリは1度で終わるはずもなく、その時もこうして本音の胸の揺れを楽しむ立ちバックに勤しんだ。
その後真宏は本音を連れてパーティー会場に戻った。ただし、衣装の下の水着を没収したうえで。
正真正銘の痴女スタイルになった本音は以降さすがにおとなしく恥ずかしそうにしていたが、その様子は真宏を興奮させるのに十分すぎるほどであり、聖夜のあとの性夜は大変熱く燃えたそうな。
「そうやって、いつもいつも誘惑ばっかりして……! 仕方ないから、たっぷりしてあげるよ。この後もベッドでたっぷり膣内射精してあげるから、覚悟してて」
「あう、あうぅぅぅ~~~~♡」
「でもっ、その、前にっ! ……もう一発!!」
「――う、うぅぅぅぅぅぅぅん♡♡♡♡♡♡」
つまり、この辺のあれこれは、二人にとっていつも通りのことなのだった。
「はぁっ、はぁっ……」
「う、ぁう……ぁ、んっ」
本音の尻に腰をぴったりと密着させ、背中に覆いかぶさる真宏。
その手は本音の胸から放そうとはせず、今もやわやわと感触を楽しんでいる。
洗面台にもたれかかるようにする本音の耳元へそっと顔を寄せ、可愛い耳たぶをひと舐め。それを気付け代わりに、ぴくんと震えた本音の脳まで蕩かすような声で。
「……ベッド、行こうか」
「……うん♡」
そして、このあともめちゃくちゃセックスした。
◇◆◇
「んしょ、んしょ……あ、あー、やっぱりこの辺りが怪しいな~」
「大丈夫、のほほんさん? 大分奥の方で作業してるみたいだけど」
「へ、へへへ平気平気~。それよりまっひー、あれ、その……えっと、レンチ取ってー」
「めちゃくちゃ動揺してるみたいだけど」
ある日。
本音はIS学園に点在する整備室で自身の専用IS、九尾ノ狐の整備を行っていた。
車輪付きの台に仰向けになって、固定したISの下に潜り込んで。
お供は真宏。いろいろと手伝ってもらっている。
ただし、ISスーツ姿で。真宏に説明したところによれば、途中で機体を操作して調子を見ては調整してを繰り返すので、作業着よりこの方が都合がいいからとのこと。
本音はISの下で整備の手を止めないままに、いつものごとくのんびりと答えた。
ただし、真宏から見えない位置にある顔は超真っ赤で。
作業に集中してるからしかたないよね、と真宏の視線を感じながら足を大きく広げて。
「――のほほんさん」
「!?」
真宏がふいに膝をつき、体を寄せて来たときにはめっちゃびくっとして、既に爆発寸前にまで高鳴っていた心臓の鼓動は痛いほどに胸を叩き。
その手がゆっくりと本音へ伸びて来たことを察したときは思わずきつく目をつぶり、でも決して逃げ出すことはなく。
「この部屋涼しいから、これ羽織っておきな」
と、真宏が来ていた作業着をそっとかけられて。
なんか思っていたのと違う、という現実に何とも言えない気分を味わいましたとさ。
「……うん、ありがと。あ、これはちゃんと洗って返すね?」
「お気遣いなく」
だが、悪くない。
そう思った。
身を焦がすほどに求められることと、身を気遣ってくれるやさしさ。
どちらも質は違えど、胸に満ちる喜びだけは、変わらなかった。
◇◆◇
「ちなみに、このあと布仏本音は『洗うから! 洗うだけだから!』と神上真宏の作業着を持ち帰り、めちゃくちゃハッスルしたそうです。翌日寝坊するほどに」
「まあ気持ちはわかるね。束さんもいっくんのパンツを手に入れた日は眠れなかったし!」