※この作品はR-18です。

IS学園の中心で「エロス」を叫ぶ   作:葉川柚介

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モブクラスメートの逆襲(逆レイプ的な意味で)編

 織斑一夏は最近、日々の学園生活の中で妙な違和感を覚えていた。

 はっきりと何がおかしいと言えるわけではない。だがそれでも、確かにこれまでの日々と違う何かが日常の中に混じっている。一夏は今日も、その感覚につきまとわれていた。

 

 漠然とした不安というべきだろうか。何か、あるいは何もかもがこれまでと少しだけ違っている、とでも評するのが最も近いと一夏自身は思っている。

 しかし具体的にはなにが変わっているのか、何故変わったのかについてはさっぱり原因がわからず、一夏はここ数日、ただ首をひねるばかりだった。

 

「そういうわけなんだけど、セシリア。何か心当たりないかな」

「さあ、わたくしから見ると特に変わったところはないようですが……」

 

 積り積ったその違和感、ついにクラスメートであり交友関係も広いセシリアに相談してみたのだが、結果は芳しくない。英国貴族という高貴な生まれもあってか、入学初期こそ尊大だった姿もなりを潜めて、いまや気遣いもできる立派なお嬢様としてクラスの中心に近い位置にいるセシリアでもこの答え。あるいは自分の勘違いだったかと、いよいよ一夏も自分の方を疑うようになってきた。

 

 だが、それでも。

 

「準備……大部屋……防音」

「人数……理周期……危険」

 

「ん?」

 

 囁き声が聞こえた気がして振り向くと、クラスメートがにこにこと笑って手を振っている。いつものことだ。IS学園の生徒は学園の中で男を見る機会などほとんどない。だから必然的に、会うたび声をかけられたり手を振られたりなど珍しいことでもなかった。それは、クラスメートであっても変わらない。ちなみに、珍しいから気にされているだけだ、などと唐変木なことを思っているのは一夏だけなのだが。

 しかし、何故だろう。最近彼女たちのかわいらしい笑顔を見るたび、背筋に寒気が走るような気がするのは、と。一夏はぞくりと体を震わせる。脳裏をよぎるのは、草むらに身を隠すライオンに気付かず呑気に草をはむ草食獣の様。どうしてそんな想像をするのかわからないまま去っていく一夏の背を見送る少女たちの眼差しが、妖しく濡れ光っていることに気付かぬままに。

 

 

 結論から語ろう。

 一夏が感じていた違和感は錯覚ではなく、寒気もまた正常な生存本能からの警告だった。

 そのことに気付くのは、どうしようもないほど罠にはまってからのことだったが。

 

 ただし、その罠の名は「ハーレム」という。

 

 

◇◆◇

 

 

「わ、すごーい……」

「鍛えてるねえ、織斑くん。引き締まってるよ」

「ひゃ、ぴくって動いた」

「初めて、見ちゃった……」

 

「んっ、んぅ……?」

 

 目覚めて初めて眠っていたことに気が付くほどに深い眠りの中にいたようだと、一夏は自覚した。目を開ける前に感じたのは声と、匂い。聞き覚えのあるこれらの声はおそらく、クラスメートたちがしゃべる声。ただ、声色がとろりと甘く熱を帯びているように聞こえるのはなぜかわからない。

 一方匂いは、何が発しているものなのかさっぱり見当もつかなかった。甘いような、酸っぱいような。よく熟れた果実と言われれば納得するが、南国の花のように強い生命を感じる。ただ決して不快なものではなく、嗅ぎ続ければうっとりと心が緩みそうな、そんな蠱惑的な香りだった。

 

 それら全ての原因はなんなのか、いずれにせよすぐわかるだろう。そう思いながら一夏はうっすらと目を開けて。

 

「あ、織斑くん起きた」

「みんな、目が覚めたみたいだよ」

「おはよう。よく寝てたね」

 

「え、あ……みん……な?」

 

 そこに一夏は、花園を見た。

 

 寝ぼけた頭はそう判断を下した。今いる場所は、天井の黄金立方体から放たれる暖色の明りがうっすらと灯る薄暗く見覚えのない室内。背中に感じる柔らかさからしてベッドの上。部屋はそれなりに広いようだが、部屋の中を隅まで照らすには光量がまるで足りておらず、実際にどの程度の広さなのかはわからない。そんな部屋の中に一夏はいて、IS学園でのクラスメートの女子たちもたくさんいるらしい。それも、少女達は一夏の顔を覗き込むようにして。一夏はさっきまで寝ていたのだから寝そべっているのは当然としても、いまだしっかりとは焦点を結ばない目に映る彼女らの顔はやけに近いように見える。

 だが一夏がここを花園と思った理由は花も恥じらう乙女たちに囲まれているからではない。彼女たちが身に着ける衣が色とりどりであったからだ。

 赤、青、黄、薄紅、藍、紫、橙、ピンク、白、黒。およそ思いつく限りの色が、うら若き乙女の姿を彩っていた。随分と着飾っているな、というのは常から唐変木で通る一夏が思ったこと。

 

 しかし、すぐに気が付く。

 彼女らが身に纏うものの一部はやたら生地が薄くひらひらとしていて、寝間着の類ですらなく、その下の若肌を透けて見させる、あまりにも扇情的なものであることに。そして少女達の若さきらめく肌色が視界を占める割合の多さ。

 フリルの裾から除く素肌の色が布地を通してもしっかりと見えること、盛り上がった胸の頂にツンと自己主張する紅の突起がはっきり見えること。それらに気付くに至り、一夏の脳裏から眠気は全て消し飛んだ。

 

 

「……うおわああああああ!? な、なんでみんなそんな格好……って動けない!?」

 

「あはは、驚いてる驚いてる」

「無理もないよね、起きたらこんな状況なわけだし」

 

 こんな状況、とは。

 それは、一夏は自分がいつどうやって寝たかの記憶がなく、目が覚めてみれば見覚えのない部屋にいて、周囲を扇情的なエロ下着やエロ透けネグリジェやいっそ裸の同級生十数人に囲まれて、一方自分は一糸まとわぬ姿で愚息を臨戦態勢にし、これだけの人数の男女が乗ってもなお余りある巨大ベッドの上で大の字になって両手足を縛られた状況のことを言うらしい。

 

「ちょ、ちょっとどういうことなんだ!? 俺は何をされてる!? 誰か説明してくれ!」

「何ってそりゃ……ナニ、としか」

「そういうお約束じゃなくて!」

「あ、大丈夫だよ。まだ味見くらいしかしてないから」

「何の味見を!? ……いやいい、言わなくていい!」

 

 混乱は収まることを知らず、ニコニコ、あるいはニヤニヤと笑いながら事情を説明しようとしているのかいないのかわからないクラスメートの言葉に、一夏はじたばたと身もだえする。が、それしかできない。両手足は思いのほかしっかりと頑丈なロープに縛られていて、おそらくベッドの脚か何かへつながれている。これは多少もがいたところで縄抜けなど不可能だろう。そのあたりはさすがIS学園生か。なにがさすがなのかは、一夏自身よくわからないが。

 

「ふーん、聞かないんだ。っていうことはつまり、これからナニをされるか予想がついてる、ってことだよね?」

「はうっ!? い、いきなり触らないでくれよ!?」

 

 だが呑気に構えてはいられない。IS学園1年1組が悪ノリしたときに決まって中心となって行動を起こす谷本癒子がさっそく、かつさりげなく一夏のペニスを触ってきた。指先から掌へとゆっくりと滑らせて女の子の手の柔らかさを感じさせつつ、体は一夏の顔の方に寄せてくる。いつものいたずら好きそうな笑顔ではない。うっとりと頬を紅潮させ、内からの熱に蕩けているような艶笑を見せながら、もう布なのか霞を纏っているのかわからないほどにスケスケなベビードールの裾で一夏の顔をくすぐってくる。形よく盛り上がった胸の先端で鮮やかに色づく突起はつんと張りだし、そこから紗幕のように垂れ下がってくる薄布と胸、腹の間の空間に思わず一夏の目が釘付けになる。あの隙間には、男がこの世で望む全ての夢が詰まっているに違いない。

 

「いきなりじゃなければいいんだ? 心配しないで、優しーくしてあげるから。今は」

「あ、ずるーい。私もするー」

「私も私も」

「じゃあ私は残った先の方を」

「はぐうううううぅぅ!?」

 

 そして、一夏の口から漏れる悲鳴、跳ねる腰。

 相手は癒子だけではないのだから、当然だ。メガネとカチューシャが可愛らしい鏡ナギが、髪留めがチャームポイントで箒と同室の鷹月静寐が、さらにほかのクラスメートも次々と一夏のペニスに手を伸ばしてきた。細い指が撫でて擦って掻いて握って。それぞれが異なる動きと快感をバラバラに与えてくる感触に、声を抑えられるはずもない。IS学園のいずれ劣らぬ美少女達が寄ってたかって自分の下半身を求めている。一夏も唐変木ながら男であれば、わけがわからず混乱する心のどこかでこの状況に流されてしまえ、と囁く声を聞くのも無理からぬことだろう。

 竿は上下に擦られ、裏筋は指先でひっかくようになぞられる。カリは何本もの指が弾き、先端から溢れる先走りは亀頭に満遍なく塗りたくられた。そして両側から伸びた手が玉を揉む。苦痛を感じる寸前の握力で揉まれると腰から力が抜けるほど気持ちいいなど、一夏は生まれて初めて知らされた。

 

「まあ一応説明しておくと、悪いのは織斑くんだよ」

「お、俺……? うわ、ちょっと相川さん、匂いなんて嗅がないでくれっ!」

「平気だよ織斑くん。変なにおいなんてしないから。私のファーストキスの相手だしね」

「いつの間に!? ねえ俺のそれはいつの間にそんな栄誉を賜ったんだ!?」

 

 そしてようやく始まった説明にも全く集中できない。亀頭にジワリと染み出た雫の匂いをかがれて羞恥を感じるなというのも無理な話で、クラスメートのファーストキスの着弾箇所も頭が痛い。ショートカットが似合うハンドボール部の相川清香の言葉が嘘でないことは、証拠とばかりに軽く裏筋に口付けて見たことからも明らかだろう。ちゅっと音を立てて吸い付き、離した唇を舌で拭う。その躊躇いのない様子、さっき癒子が言っていた「味見」という言葉の意味ももはやごまかしの余地がない。ちなみに唇が柔らかくて気持ちよすぎて、キスをされたほうはびくんと震えてみんなを驚かせましたとさ。

 

「だって織斑くん、いつまでたっても私達の気持ちに応えてくれないんだもん。今の時代、『え、なんだって?』系ハーレム主人公はそろそろ下火になるべきだよ?」

「そ、そう言われても……」

「まあそんなわけで、押してダメなら押し倒すことにしたのよ。私達みんなで」

「なんかとんでもなく力技な理由が!」

「つまり、退路はないってこと。だから織斑くんも楽しんだ方がいいと思うよ? さ、篠ノ之さん達も」

「箒!? セシリア、シャルロット、ラウラ……お前たちまで!?」

「む、まあ……な」

 

 そして人垣の後ろから現れたのは、恥じらいに頬を染めた箒達専用機持ちの面々だった。あるいは、この状況も箒達がISで乗り込めば命の危機と引き換えに、いつものごとくうやむやになることもありうるのでは、という一夏の期待が打ち砕かれた瞬間だった。癒子は一夏のそんな考えはお見通しとばかりに膝枕で頭を支えながら優しく髪を梳き、それが事実上の勝利宣告としか思えない。

 

 箒達四人は、一夏の脚の間に寄ってくる。

 

「こんな形になって済まない。だが、その……私達も色々と、我慢の限界でな」

「ムードがないことはお詫びいたしますわ、一夏さん。その代り……せ、精一杯天国を見せてさしあげますからっ」

「こうなったら、身を任せたほうがいいよ一夏。もう考えることやめよう? 脳細胞をトップギアにしてあげるから」

「嫁の世話は私の役目だ。安心しろ、クラスの皆から借りたマンガで知識は蓄えてある」

 

 乳首も秘所もあらわになったエロ目的でしかない形をした下着のみの箒、ガーターベルトで釣ったニーソックスしか身に着けていないセシリア、マイクロビキニのシャルロットと、薄紫のベビードールの下に胸から腹へのなだらかな曲線を見せつけるラウラ。いずれも一夏の劣情を駆り立てるためだけに存在する姿ばかりで、そんな衣装に彩られた美少女達が、屹立した肉棒越しに濡れた瞳で見上げてくる。

 頭の中の冷静な部分は、逃げろ、抗えと叫んでいる。このままなにもしないでいたら何かとんでもなくヤバいことになる、と確信がある。だがそれでも、どうせ拘束を抜けられるはずもないのだから身を任せてしまえと囁く悪魔の声も確かにあり。

 

「……や、やっぱちょっと待っ!」

「では、失礼する。……ちゅっ」

「はうっ」

 

 抵抗の意思は、四人一斉に肉棒に口付けられた瞬間消し飛んだ。

 

 

◇◆◇

 

 

「あ、あぁぁ……はぁあっ」

 

「ちゅ、れろれろ……ぺろっ。ふふふ、男の子の乳首舐めて立たせちゃった」

「気持ちよくなってくれて、嬉しいです。もっともっとしますからね」

 

「はぁん、この鍛えられた腹筋、たまらないわ。ぺろぺろ! ぺろぺろ!」

「同感。男らしさの塊よね、ちゅううぅっ」

 

「どう、気持ちいい織斑くん? ……って聞くまでもないか。こんなにだらしない顔になっちゃってるもんね」

「はーい、頭を支えるおっぱいクッションですよー。……織斑くんも、このおっぱい好きにしていいんだからね?」

 

「うぅっ」

 

 しばらくして。

 一夏の心と体から反逆するための鉄の意志と鋼の強さは根こそぎ奪い取られていた。

 全身が女体に沈む快感は、いかに唐変木で知られる一夏と言えど若い男ならば逆らえない。ペニスには箒達専用機持ち四人の舌が絡みつき、時折女同士でのキスも交えながら情感たっぷりに唾液まみれにされていく。勃ちきった肉棒に少女の赤い舌が這い、唇がちゅっちゅと音を鳴らして吸い付いてくる。それが、4人分。一夏はもう、自分が我慢をしているのが箒達のことを思ってなのか、少しでも長くこの時間を味わいたいという自身の欲望によるものなのか、区別がつかない。

 

 そして、一夏を苛む快楽はそれだけではない。

 攻めるところは他にもある、とばかりに何人ものクラスメートがほとんど裸の状態で身を寄せてくる。ある者には乳首を吸われ、しゃぶられ、舌でいじめられ、ぴんと立たされたことを自慢げに言われて、羞恥に思わず声が漏れる。また別の少女にはちょっと危ない表情で腹筋に頬ずりをされたり舐められたりして、臍の中まで舌で犯されるむずがゆさに震える。そんな一夏の反応を見ると、少女たちはさらにうれしそうに腹筋を撫でる。

 上半身は全裸になった二人の少女に支えられて起き上がっているが、後頭部には当然のように胸を押し付けられている。どれほど高級なクッションでも実現することはできないだろう極上の柔らかさはそれだけで天にも昇る心地で、体を動かす度にむにむにと当たり所が変わる。時折視界の隅に見える乳首はいつでも吸い付きOKとお墨付きをもらっているうえ、これらすべての責めを受けて、どれだけ引締めようとしてもだらしなく緩む表情をやさしく微笑みながら見守られている。

 

 止めなければいけないという理性。状況に浸ってしまえと囁く本能。何も考えずに溺れたくなる獣欲。一夏はもはや完全に絡め取られた獲物でしかなかった。

 

「ぐ、ぐぅぅああ、ちょ、ダメだ、もう……むぐぐぅ」

「ほら織斑くん、キスしてるんだからしゃべっちゃだーめ」

「私達二人で舌フェラしてあげるから、もっとべーって出して」

 

 だから、限界が近づいてもそれを告げることすらできない。左右から交互にキスをしてくる少女が二人。どちらも薄いネグリジェ姿なので裸よりもエロく、そんな少女たちが積極さにほんのわずかな羞恥を秘めてキスをねだってくるとき、男という生き物は逆らえないようにできている。右にキスをすれば左から嫉妬混じりに激しく舌を絡められ、また右に振り向けばこちらも負けじと甘い唾液を注ぎ込むようにキスをされる。ついには二人同時に一夏の口の中へ舌を入れられ、三人の舌がもはや区別もつかないほどに激しく交わった。

 

 びくびく、と激しく震える肉棒の様子から、箒達には一夏の絶頂が近いことがわかっているだろうに、離れる様子は一向にない。むしろより熱心に、亀頭に集中した4人からの舌奉仕が激しさを増す。ただでさえ敏感な亀頭粘膜が舌で擦られ唾液を塗りつけられ尿道を吸われ。女体の薫香に全身を浸されながらそんなことをされれば、どうなるか。一夏の体に奉仕している者も少し離れて順番を待っている者達も、全ての視線が肉棒に集中するのを感じて、一夏が耐えがたい羞恥に身を焦がしたそのとき。

 

 一夏は、絶頂の瞬間の記憶を持たなかった。

 気づいた時には、いまだかつて感じたことがないほどの恍惚感の中、高々と吹き上がる精液に舌を伸ばして顔を差し出す少女たちの姿を見た。

 

 顔に降り注ぐ熱さをきゃあきゃあと可愛らしく喜び、舌についたものを絡め取り、隣の少女についた精液を唇で拭い、一夏の体に降りかかった分を啜る。一夏の放った精液を一滴も無駄にするまいと、少女たちの熱意と興奮が高まっていくのが、否が応にもわかってしまった。

 自分の体を寄ってたかって貪り食われているような有様だが、何より驚くべきは一夏自身、そんな今に全く嫌悪を抱かなかったことだ。

 

「えへへ、それじゃあ織斑くん。一人目は私だよっ」

「あ、相川さん!?」

 

 飛び散った精液を舐め清め終えたあと、一夏の腰の上に勢いよくまたがってきたのは、相川清香だった。IS学園で初めてのIS実習の時に一夏の相手の一番手を務めたときから何かと縁のあるスポーツ少女なのだが、その特徴を生かしてかこの場での衣装は体操服を選んでいる。それも、上着は柔らかで厚手の布地の体操服にノーブラの乳首を際立たせ、下半身を包むのは少し小さめのサイズのブルマ。IS学園指定の者とは違う、真性の絶滅危惧種を選んでくる清香のチョイスに、一夏はこの場で改めて戦慄を覚えた。エロすぎる。

 ぴっちりと尻を包み込み、形をそのままに映し出した丸みと、すらりと伸びる引き締まった太ももが健康的な美と若さ、そして満ち満ちる性欲を感じさせる。運動着という健全な目的においても機能を発揮するブルマは、性的な意味でも極めてスペックが高い。

 

 見た目だけではなく、実際に清香も発情しているのだろう。男にまたがるという大胆なことをしておきながら清香に気後れした様子はなく、息は荒く顔は赤い。舌なめずりをして獲物を見定めるその様は、さながら野生の肉食獣のよう。まあ、一夏はこの一連のいろいろが始まった瞬間から獲物としてこの場にいるのだが。

 

「い、一応聞いておくけど、何を……?」

「もう、この期に及んでもとぼけるんだ、織斑くん? ……えっちに、決まってるじゃない」

「っ」

 

 おそらく、精いっぱいエロく言って一夏を興奮させようとしたのだろう。クラスメートの女の子に、それもつい昨日まで付き合うだのといった話にすらなっていなかった女の子にセックスをすると宣言され、見下ろされている一夏。目の奥にハートマークが見えるような錯覚さえ覚える清香の興奮は触れる肌からさえ伝わってくる。目が、離せない。

 

「……い、いやダメだよ相川さん、こんなの!」

「えー、どうして? 私とするの、いや?」

「そういう問題じゃなくて、その……こういうことは好きな人とっていうか、段階を踏んでというか……」

「それなら大丈夫。私は織斑くんのこと好きだし、段階は全部キンクリすることにしたから」

「あああ、言葉が通じてない気が!」

 

 一夏は必死の説得を試みるが、暖簾に腕押しもいいところだった。というか、肉棒の上でスタンバイしている清香の顔はどんどん笑みを深めていく。ただそこにいるだけで、天井知らずに興奮が増していっているのだろう。

 

「ね、いいでしょ織斑くん。一杯気持ちよくしてあげるからぁ。多分、すっごく気持ちいいよ? ……んっ。わかる? ブルマの上からでもぐちゅぐちゅ音がするくらい濡れちゃってるの。熱々でぬるぬるな私の中、全部織斑くんのにしていいからぁ。ね?」

「うひぃ!? こ、擦りつけないで……!」

 

 清香はついに、ブルマ越しの素股をし始めた。中から染み出る熱い愛液のぬめりがあるとはいえ、布地が裏筋を擦る感触はとんでもない刺激となって一夏を襲う。だが体が動かせないのはもちろん、どっしりと体重をかけて擦られているため全く逃げ場はなく、今の一夏を支配しているのは清香の腰の動きだけといっていい。

 清香の吐息が正面からかかるほどの距離に顔がある。欲情に染まった瞳が一夏を映せば、性欲まで感染しそうになる。一夏の心の中に今もわずかに残っている理性が、絡め取られていく。

 

「じゃあ、いくね? んっ、おっきい……けど、ぜん、ぶ……!」

「あ、うああああ……相川さん、少ししか入ってないけど、気持ちいい……っ!」

「んふ、嬉しい。もっと気持ちよくしてあげるね、織斑く……んんっ!」

 

 そしてついに。清香はブルマをずらし、秘所で一夏の亀頭に触れ、徐々に挿入されていく。ぎこちなく、それでいて内側の粘膜がすぐに一夏に吸い付いてくる清香の膣内は、女性を経験したことのない一夏には感動さえ覚える快感をもたらした。もっと、もっとと自分から腰を突き上げたくなる衝動を、頑張って一夏を自分の中に収めようとしてくれている清香のために必死で抑え。

 根元まですべてが、清香と一つになった。

 

「入っ……たぁ。……んんんん~~~~~っ!?」

「あ、くううぅぅ!?」

 

 その途端、強烈に締めつけてくる膣壁。清香は全身を震わせ、顎を上げてしまっているのでどんな表情をしているのかは見えない。一夏は辛うじて射精をこらえることができたが、初めて味わう女肉のこの反応の意味を、一夏は理解している。知識として見聞きしたことと、そして何より胸の奥から湧き上がる男としての満足感が何よりの証明になる。

 一夏は、つながるだけで清香をイかせたのだ。

 

「わー、すご。処女を挿入だけでイかせるなんて、さすがイケメン」

「ほらほら織斑くん見て、清香の顔。こんな蕩けた表情、多分両親だって見たことないよ」

「はへ、ひゃめぇ……だらしにゃい顔、見せちゃらめぇ……」

「うわあ、相川さん……エロい」

 

 騎乗位のまま力が抜けて、倒れそうになった体を他のクラスメートが支える。ようやくこちらに戻ってきた清香の顔は言われた通りに絶頂を味わって蕩けきっている。涙が浮かぶ瞳は焦点を結ばず、口の端からよだれまで垂れて緩みきった顔を晒す。

 自分を絶頂させた男に無防備な顔を見られる羞恥と、そしてそれをはるかに上回る感謝と渇望と性欲。今の清香の体には、それらがぎゅうぎゅうに詰まっていた。

 

 これでもう、清香は完全に吹っ切れた。そして、一夏は先ほど射精していない。

 ならば次に清香が思うことは。誰より愛しく思える眼下の男に対して、女が望むことはなんなのか。その答えは清香の頭ではなく、子宮が出している。

 

「むう、そんなこと言うんだ。やられっぱなしじゃ悔しいし、今度は織斑くんも一緒にイってもらうからね!」

「いやむしろヤられてるのは俺の方で……ってぐああ、激しい!?」

 

 抜かずの連戦。清香はさっきまで絶頂に浸っていたのが嘘のように激しく腰を振り始めた。滴る愛液で濡れた腰どうしを打ち付けパンパンと音を響かせ、貪欲に一夏を攻める。それでいて膣内は一度イったせいもあってか熱く、ぬかるみ、それ以上にキツく締め付ける。カリを無数の襞で撫であげ、最奥では子宮口が熱烈にキスをする。上の口も時折舌を絡めるキスを求め、特に激しく体を上下させるときは体操服の中で窮屈そうに胸が揺れているのがわかる。容赦なく男を責めたてる女の姿に、一夏が耐えられる時間はそう長くない。

 

「どう、織斑くん。気持ちいい? 私はね、気持ち、いいっ、よっ。織斑くんの、私のイイとこっ、擦ってぇ!」

「き、気持ちいい……けど、もう駄目だ! 相川さん、出ちゃうから、抜かないと……!」

 

 でなければ、妊娠させてしまうかもしれない。一夏のそんな気遣いを清香はつながる体で正確に察し……目をきらりと光らせた。

 

「んっ、んっ! えへへ、イってくれるんだね。じゃあもっと頑張るよ。イくときまでずっと気持ちよくしてあげるから!」

「え、は……? うわああ、ダメだって相川さん! 相川さん!」

 

 一夏が本当に限界が近いと気付いたのだろう、清香は動き方を変えた。体操服をまくって胸をさらし、一夏の胸板に押し付けながら頬に両手を添えてキスをする。そのまま腰を8の字にくねらせ、膣内で一夏の肉棒を徹底的にこね回した。一夏が挙げるくぐもった声は絡めた舌ごと極上の甘露として飲み込んで、胸板には柔らかい乳肉を擦りつける。全身余すところなく使っての奉仕だ。

 

「わ、清香すごーい」

「あんなの見せられたら、女でも興奮しちゃうよね」

「織斑くん気持ちよさそう。……私も、負けないくらい一杯してあげないと」

「ぐむうぅ~!?」

 

 そして、当然最初からずっと他のクラスメートに見られている。それどころか大の字に伸ばした一夏の手足は、拘束されたまま意味もなく他のクラスメートがのしかかって押さえるようになっている。さっきから腕や足に熱い愛液がこすり付けられ続けているのはただ我慢できなくなっただけに違いない。半ばオナニーのように腰を前後させ、何人もの少女が自分の体を使って快感を得ている状況で、一夏はもはやまともな判断力など維持できるはずもなかった。

 声も出せず身動きもできず、昨日までクラスメートでしかなかった少女の膣内に射精する瞬間が迫ってきていても、もはや抵抗らしい抵抗はできず、むしろ抗いきれないほどの快感によりその事実を受け入れつつあり。

 

「んっ、んっ……んんん~~~~っ!」

「ぷぁっ! あ、来た……織斑くんの膣内射精、熱くてイク、イクううぅ! んんっ!」

 

 一夏は同年代の女の子に導かれる二度目の射精、そして生まれて初めての種付けを味わった。

 清香は一夏の射精に合わせ、それまで以上に腰を落とす。幸せな重みが腰に乗り、二人の腰と腰が溶けあいそうなほどに密着する。

 

 熱い粘膜に包まれての射精。精液は一滴たりとて空気に触れることなく全て清香の子宮に飲み干される。そしてさっき何人もの少女たちに全身を愛撫されてした射精にも負けない快感と、女に子種を注いだという事実がそれをはるかに上回る男の達成感をもたらした。精液を搾り取ろうとする本能によるものか、膣内が激しく痙攣しながらも腰を押し付けて少しでも精液を出させようとする清香に対し、一夏もまた無意識に腰を突き上げてしまう。

 互いの絶頂が収まるまでしばらく。クラスメートたちは顔を赤くして、満足げな表情で余韻を味わっている清香を羨ましそうに見ている。

 

 荒い息を浮かべながら放心状態にあった二人の内、先に我に返ったのは一夏だった。クラスメートに体を支えられてうっとりとしている清香と、つながっている部分、自分のしてしまったこと、それらを一度に認識し、さっと顔が青ざめる。

 

「ご、ごめん相川さん! 俺、つい……!」

「ん、いいよー、織斑くん……。いっぱい出してもらえて、すっごく気持ちよかったし。ありがと」

「いやいや、そんなこと言ってる場合じゃないだろ!? な、中に出すなんて……もしかしたら、その、に、妊娠するかも……」

「やだなー織斑くん、何言ってるの」

 

 夢うつつといった様子で微笑む清香にガクブル状態で謝る一夏。望まぬ妊娠などさせられるわけがない。いっそ責任を取らねばならないか、と半ば覚悟を決めたそのとき。セックス後の空気にそぐわない、あまりにもいつも通りの調子で声をかけたのは、癒子だった。

 

 ずっと一夏を膝枕していて、快感に浸る表情を余すところなく見ていた癒子は、一夏の顔を笑顔で覗き込む。

 目的は果たされた。一夏の目に映る癒子の顔には、そう書いてあった。状況と、癒子の顔と、満足げな清香の吐息。

 額を冷や汗が伝う。すぐに癒子が優しく拭ってくれたが、たしかにたらりと垂れた。

 

 これはもしや、と。 予感はあった。だがさすがに違うと思っていた。

 

 

「妊娠するかもじゃなくて、妊娠『した』んだよ」

「……え?」

 

 

 しかし、予想は的中していたらしい。

 

「言ってなかったけど、今日ここに集まった女の子たちの条件は織斑くんを好きなことともう一つあるの。それは……」

 

 癒子の目が細められる。

 愛おしげな、笑顔だった。

 だがその言葉は、決して軽くない。

 

 

「今日が、危険日であること」

 

 

 一夏は目を見開いて癒子を見る。次に清香を見る。周りのクラスメートを見る。誰一人違わず、期待に爛々と光った目をしていて、癒子の言葉が嘘ではないこと、彼女らが覚悟を決めて、むしろそれを上回る期待に発情し、身を焦がしていることが察せられた。

 

「だからね、織斑くん」

「相川さん……?」

 

 清香は口にする。優しい手つきで一夏の頬を撫でながら、心を絡め取る、最後のトドメを。

 

 

「おめでとう。パパになったね」

「っ!?」

 

 

 跳ねた心臓の鼓動は、決して恐怖によるものではなかった。

 

「清香だけじゃないよ。私達にも一杯精液ちょうだいね」

「織斑くんの子供、産みます。もう我慢できなくてぐちゅぐちゅですから、多分……最高の種付けをしてもらえます」

「ああもう、あんなの見せつけられたらうずうずしてきちゃうじゃない。早く私の順番来てよ~」

 

「あ、ああ……っ!」

 

 受精を確信している清香が子宮の上に手を当て微笑む顔に、一夏は確かな母性を見た。ずらりと取り囲んでいる年若い少女たちも同じだ。これから孕むと心に決めて、男を求めて欲情したメスの顔の奥底には、母になるという確かな覚悟がそこにある。

 

 一夏にもはや逃れるすべはない。今夜、ここにいるすべての女子に種付けをすることになるだろう。無垢な少女達を女にして、母にしてしまう。逃れられないその未来に、一夏は……。

 

「平気だよ、織斑くん。そんな顔しなくても、私達全員で愛してあげるから」

 

 逃げる余地がどこにもないのだと、心の底まで思い知らされた。

 

 

◇◆◇

 

 

「ほーら織斑くん。次は私ね。童貞卒業と一緒に清香の処女を奪って、中出しした後すぐにまた別の女の子とえっちして、今度も孕ませちゃうよ~」

「ま、待ってくれ谷本さん! ま、まだ射精したばかりだし……それに、こんなのよくない!」

 

 清香と同様、一夏の腰の上にまたがった癒子が、透けたベビードールの生地を指でつまんでゆっくりと焦らすように持ち上げていく。ほとんど透明にすら錯覚する薄絹の向こうにある癒子の体は元から見えていたが、直接目にする肌の色は驚くほど白く、むっちりと女性らしい丸みで一夏を誘惑した。

 下着は本来もっとも隠すべきところがぱっくりと開いたセックスにしか使えないようなもの。このまま腰を降ろすだけで二人はつながってしまう。滴る愛液のしずくを受けて震える一夏の肉棒は清香とのセックス直後でありながら全く萎える様子を見せず、むしろ次の獲物を待ちわびているようでさえあった。

 

「もう、まだそんなこと言ってるの? 口ほど抵抗する気なんてないくせに」

「っ!? な、なにを……! そんなわけないだろ!」

 

 癒子の言葉に激しく反論する一夏。しかし癒子はうっとりとした笑みを崩さない。色情の光を宿した視線でねっとりと一夏の顔を舐め、余裕たっぷりに言う。

 

「あるよ。だって織斑くん、童貞じゃなくなっちゃったし」

「それと、何の関係が……」

 

「織斑くんが、もう女の子の味を知ってるからだよ。……わかるでしょ? 私のこのお腹の中に、とーっても気持ちいい穴があるってこと。精液が欲しいってよだれを垂らして準備を整えてるその中を、突きまくって精液びゅーびゅーして織斑くん専用にするのが最高だってこと、知っちゃってるもんね」

「!」

 

 癒子の言葉は催眠術のように、清香とのセックスの感触を蘇らせた。

 一夏と清香、共鳴する喘ぎ声と汗のにおい。ぬるぬるになった下半身に打ち付けられる、たっぷりとしていながらも引き締まった尻肉の感触。時折求められるキスでかわした唾液の甘さは今も口の中に残り、唇の柔らかさはどれだけ吸い付いても飽きなかっただろう。

 そして、清香の雌穴。男を知らなかった未踏の領域を、一夏が貫いた。さんざんに突きまくり、一夏だけの形にした。その奥に口を開ける子宮の中は、今や一夏の精液で満ちている。

 一人の女を自分で染め上げる感触は、たとえ理性が妊娠の危険を訴えていても何ら減じることはなく、むしろ射精の瞬間は本来感じてはいけないはずの満足感すら味わえた。

 

 そんな幸福を与えてくれる穴が、また新しい膣穴が、すぐそこにある。

 

「……んふ、わかっちゃった? それに、織斑くんはもう逃げられないの。手足を縛られて、私達に無理矢理されちゃうから、しょうがないの。今夜一杯セックスして、種付けして、孕ませて……そうなることからはどうやったって逃げられないし、織斑くんのせいじゃないから、楽しんじゃってもいいんだよ? 男の子の体は、女の子を孕ませるときに一番気持ちよくなるようにできてるんだから」

「あ、う……」

 

 ディープキス。

 囁きながら顔を近づけてくる癒子から、一夏は目をそらすことができず、伸ばされた舌は自ら口を開いて招き入れた。ダメ押しの用にされた長い長いキスは呼吸を忘れるほどで、息苦しく、しかし一夏の思考をうっとりと蕩けさせる。

 

 堕ちた。

 キスに夢中の一夏には見えないところで、少女たちはほくそ笑んでいた。

 

 

◇◆◇

 

 

「あっ、ん、織斑くん、いいっ、太くて、私の中ゴリゴリしてるぅ……!」

「すみません、次は私なんですが、まだちょっと怖いから……少しほぐしてくれませんか? お口で、してください」

 

 癒子の膣内は、清香以上に狭かった。それでいて一切の躊躇いなく処女地へいざない、明るく激しく一夏の上で腰を振って膣内射精をせがんでいる。

 しかも癒子の相手をするだけでは済まず、一夏が吹っ切れつつあることを悟ってか、癒子の次に控える四十院神楽が一夏の顔にまたがってきた。一夏の顔をまたぎ、神楽の一番秘すべきところしか見えなくし、一夏の目の前でじわじわと焦らしながら下着を脱いで。

 初体験を済ませたばかりの青年には刺激の強すぎる最高のストリップ。一夏の息が荒く、目が釘付けになっているのを見た神楽はうっとりとほほ笑んだ。そしてそのまま、悩ましく香る愛液で濡れた秘所を、仰向けになった一夏の口へ直接押し付ける。妖しく光る目には、初体験の不安を語る言葉と裏腹に期待しかなかったが、残念ながら一夏の視界には神楽の尻しか映っていないので見られることはなかった。

 一夏が誘われるままに半ば無意識で舌を伸ばして膣内を味わい、ほぐすと、神楽は満足げな表情で一夏の髪を梳くように頭を撫でる。その後、彼女の番が来たときは言葉の通りにほぐれきった膣穴で一夏を受け入れ、旧華族の生まれで普段から楚々とした姿に似合わず大いに乱れ、そのギャップに興奮した一夏にたっぷりと種付けされた。

 

 

◇◆◇

 

 

「あっ、ぐ、きゃふぅんっ! ……少しは、手加減して欲しい。私は体が小さいんだから、のしかかられると、ちょっと重い」

「うぅ、ご、ごめん。でも……!」

「ほーら、そんなこと言ってないで腰動かさないとさゆかがイけないよ? それっ、それっ」

「うわあああ、ちょ、やめて俺の腰押さないで!」

「んふふ、意地悪言ってごめんね? でもいいんだよ。女の子の味を知っちゃったら我慢なんてできないもんね。だから、このまま一杯出してくれたら許してあげる」

「そ、そういうわけじゃ……ああ、夜竹さん! 夜竹さん! ダメだ、出るぅ!」

「んはあああ!?」

 

 一夏に逃げ出す意思はなくなったと見なされ、手足の枷は外された。

 だが、少女たちはむしろ一夏の方から自分たちの体を貪ってくるくらいが理想だ。なのでひとまず形だけでも一夏からしているように見せようと、ラウラ並みに小柄な夜竹さゆかが相手に選ばれ、半ば強制的に一夏がさゆかを押し倒すような形でさせられた。

 体を丸め、真上から突きこまれる一夏の肉棒に対して小さすぎる膣穴を懸命に広げて受け入れる姿には、既に何人もの処女に種付けをしてきた一夏にさえさらなる背徳感と興奮を覚えさせる。ましてやそれが別の少女に後ろから抱き着かれ、腰の動きを支配されてのことともなれば。

 

 

◇◆◇

 

 

 一夏もさすがに十人を越える人数を相手にすれば疲れがたまることはある。だがそれでも休むことは許されず、まだ相手をしてもらっていない少女達からのご奉仕が待っている。

 

「ちょ、ちょっと待って、さすがにキツいから……!」

「そんなこと言わないの。ほら、私たちがパイズリしてあげるから」

「二人に両側から挟まれるなんて早々できる経験じゃないよー」

「がんばれ♥ がんばれ♥」

「じゃあ、私は空いてるこっちの穴を……」

「ぐううぅ!? 尻なんて舐められたら……ああああ!」

「あ、勃った。もう、やっぱり元気なんだから織斑くんってば」

「織斑くんのタマ、まだずっしり重いよ。IS学園で女の子に囲まれてぱんぱんに溜まっちゃったんだよね。大丈夫、私たちが責任を持ってぜーんぶ気持ちよく吐き出させてあげるから」

 

 四つの柔球に四方八方から揉みしだかれ、その上尻穴まで犯されて復活しない男はいない。何人もの少女に射精して、疲れても休むことは許されず、その結果心が萎えるのも一時のこと。この部屋に満ちる淫臭をかぎ、目の前で3、4人並んで尻を振られれば、またふらふらと誘われてしまうのは男の性だ。

 

 

◇◆◇

 

 

「はーい織斑くん、かゆいところはないですかー?」

「うっ、あう……な、ないです」

「そう、よかった。じゃあ気持ちいいところは……って聞くまでもないか。ここだよね」

「ひぃっ!? ち、乳首はやめて……ああっ!」

 

 行為の舞台となるのはベッドの上だけではない。度重なる少女達との交わりでさすがに全身ドロドロになった一夏は、数人の少女達に抱えられるようにして風呂に連れてこられた。熱い湯で体にこびりついた様々な体液を清められて気分一新……するだけならよかったのだが、それらの行為は当然少女達に手取り足取り行われた。自分で洗える、と言ったところで聞いてもらえるはずもない。柔らかいスポンジで優しく、焦らすように体をぬぐわれる感覚はさすがに一夏も経験がない。時折偶然を装って胸を触らされたりして赤くなるのも好材料になってしまったらしく、一夏は始終おもちゃにされていた。

 しかもそれだけでは終わらず、浴室に当たり前のように備え付けられていたマットに横たえられ、今度は少女達自身の身体に泡をぬりたくり、女体を擦りつけて体を洗われる羽目になった。

 

「ねーえ、織斑くん。気持ちいい? ちゃんと言ってくれないとわからないよ?」

「あ、う……で、でも……」

「返事がないってことは、気持ちよくないのかなー? それならもっと気持ちよくなれるところをしてあげないといけないかも」

「っ!? き、気持ちいい! すっごく気持ちいいから! みんなに胸も、太もももこすりつけられて全身を洗われて、気持ちいいに決まってるだろ!」

「はい、よく言えました。それじゃあ、はちきれそうなおちんちんイかせてあげるね。このままじゃ暴発しちゃいそうだし」

「はぐうううう!? さ、三人で!?」

 

 泡まみれになりながらのソーププレイは一夏の身体に絡みつく3人も興奮させてしまったらしく、最終的には3人の手が一度に肉棒に殺到し、めちゃくちゃにしごきあげられた。根元を強く握られ、先端は裏筋をひっかくように擦られ、玉をぐにぐにと弄ばれる。

 その時の一夏が、肉棒を包む泡を貫く白濁を高く飛ばしてしまったとして、誰が責められよう。

 

「ありゃ、また汚れちゃったね織斑くん」

「やっぱり、おちんちんは専用の場所で洗わないとダメなのかな」

「専用の、場所……?」

「もう、わかってるくせに。コ・コ。誰のを使ってもいいから、一杯きれいにしてね♪ 使い心地を比べてくれてもいいよ」

 

 そう言って、3人は浴槽の縁に手を突き、一夏に向けて尻を突き出す。風呂場に充満する熱気と湿度によってぷりんと音がしそうなほどに張りつめた尻肉の間、湯船よりも熱い最高の穴が並んでいる。その中に挿入すればどれだけの快感が与えられるかを、一夏はもう二度と忘れられない。

 

「う、うう……我慢、我慢……。ごめん、無理っ!」

「きゃあん♪」

 

 そして結局、一夏は3人全員に綺麗にしてもらうこととなった。

 

 

◇◆◇

 

 

「すーっ、ふう……ん?」

「あ、相川さん……」

 

 最初に一夏の相手を務めてから、あまりの快感に疲労困憊してベッドの上で休んでいた清香は、物音に気付いて目を開けた。仰向けで寝ていた彼女の視界に映るべきものは天井。だが実際には、一夏の顔が間近にあった。頭の横には一夏の腕。いわゆる押し倒された格好になる。

 

「……んふ。なあに、織斑くん。もしかして、また私とシてくれるの?」

「あ、いや、その……っ。……相川さんが、嫌じゃなかったら……もう一回、いいかな」

 

 清香はうっとりとほほ笑み、一夏の手を取り、頬ずりしながら聞いてみる。問われた一夏は面白いほどうろたえているが、風呂上りで火照った体のまま、寝ている少女に覆いかぶさっておきながら、言い訳の余地などありはしない。

 ちらりと見れば、清香と初体験をしてからも何人もの少女を泣かせてきた一夏の肉棒はいまだ萎えることを知らない様子。なるほど、これなら自分にもう一度お鉢が回ってくることも納得だ、と清香は冷静に観察する。もっとも、内心は既にふつふつと興奮し始めているのだが。

 

「イヤなんかじゃないよ。もちろんOKに決まってるじゃない。……でも、織斑くんはいいの?」

「えっ?」

 

「織斑くん、知ってるよね? 私が今日危険日だってこと。さっきまでは私達にされてばかりだったけど……今度は織斑くんからしちゃうんだよ? 昨日までただの同級生で、さっき危険日なのに膣内射精させられた子に、今度は織斑くんからしちゃうの」

「うっ」

「私のお腹の中、織斑くんの精液でたぷたぷ。多分もう孕んでるだろうけど……そこにもう一回溢れるくらい射精して、念入りに子宮に擦り込んで、確実に妊娠させちゃう。織斑くんがしようとしてるのは、そういうこと。……それでも、したい?」

 

 清香は一夏の首に腕を絡めながら聞く。

 確かに、清香の言う通り。つい欲望のままに覆いかぶさってしまったうえ、できることなら清香ともう一度と思ってもいたのだが、改めて事態を突きつけられると一夏とはいえ尻込みする。これまでは流されていただけだから、と言い逃れができる状況だったこともあり、なおさらだ。

 しかし、一夏の目の前には清香がいる。体操着の上着はまくり上げられ胸まで露わになり、ズラされたブルマの奥、秘所からは真っ白な精液が零れ落ちている。そこがどれほど気持ちいいかを一夏は知っている。この世でただ一人、一番最初に知ったのが他ならぬ一夏なのだから。あの感触を、もう一度。想像しただけで喉が鳴る。

 同時に理性もまた残ってはいる。二度と言い訳の出来ない、自分からの行為。ましてただでさえ妊娠の危険が高い日に、また清香とするなど言語道断である、と。

 

 せめぎ合いは、決して長い時間ではなかった。

 一夏の本能と意思の戦いは、頬に添えられた清香の掌一つで終わる。

 

「したいんだよね。わかってるよ……私も一緒だから」

「相川、さん……」

「清香って呼んで。さっきは私が逆レイプしたみたいになっちゃったから……今度は織斑くんが私のことをいっぱい犯してね。……そして、赤ちゃんつくろ? ちゅ」

 

 清香からのキス。初体験の最中のような貪るものとは違う、唇同士が触れるだけの優しい口づけ。

 それが最後の一押しになったのだと一夏ははっきり自覚した。

 自覚して、離れる唇を追いかけ貪り、清香の中へ躊躇なく挿入した。

 

「清香っ!」

「一夏くんっ! ……っはああああぁん!」

 

 

 一夏を襲い、クラス総出で子作りをするために用意されたこの部屋は、この後も一晩中少女達の喘ぎ声が絶えることはなかったという。

 

 

◇◆◇

 

 

「ぜっ、はぁっ……もう無理。もう出ない」

「でしょうね。なんだかんだで全員に種付けしたし。絶倫過ぎるよ、織斑くん」

 

 カーテンの隙間から朝日が差し込む時刻。よくよく見れば巨大なベッド以外に家具らしい家具はほとんどない、まさに子作りのためにしか使えないようなこの部屋の全容がようやく一夏の目にも映るようになった頃、一夏は見事クラスメート全員への種付けを成し遂げた。

 最初に目が覚めた時と同じ大の字の仰向けで、しかし今度は自分の意思で少女を侍らせる一夏の周りには、例外なく一夏の子種を胎内に受け止めた少女達がいる。息も絶え絶えに膣穴から精液をしたたらせ、ぴくぴくと震える少女もいれば、愛おしげに下腹を撫でまわしている者もいる。一夏に侍る少女たちは艶めかしく手足を絡め、一夏と温もりを分け合ってうっとりと目を細める。爛れた夜を共に過ごしたとは思えないほど、穏やかな時間がそこにはあった。

 だが、この部屋にいる少女たちは全て例外なく一夏の精を受け、おそらく孕んでいる。いまから1年ほどの後、何人の子供が生まれることになるのか、一夏はかなり早い段階で考えることを放棄した。胸板を枕に眠る清香の頭を撫で、箒とセシリアが足を抱き枕扱いして胸で挟んでくる感触にほっこりしつつ、ラウラの薄い胸を大きくなあれと念じながら撫でて、一夏は妙な満足感に浸っている。

 ようやく、終わったのだ。狂宴の夜が。とんでもないことをしてしまったという罪悪感もあるが、それ以上に男としてことを成したという思いが強い。責任や父親になる覚悟も必要だが、今この時だけは視界に入る全ての少女の膣内が自分の精液に満ちているという感慨にふけるのもいいだろう。そうため息をつき。

 

「お疲れさま、織斑くん。……じゃあ明日、ていうか今日は2組の子達とね」

「………………………………………………………………なんですと?」

 

 またしても当たり前のように突きつけられた癒子のとんでもない言葉に、一夏の脳は言葉の意味を理解することを放棄した。

 

「やだなー、織斑くんのことを好きな子がたったこれだけなわけないでしょ?」

 

 たったこれだけ。癒子がそう評した人数は、1年1組に在籍する生徒30人以上、のことなのだが。よくよく考えてみるとこれだけの人数全員に最低一度、人によっては複数回は射精しているのだ、と一夏は自分の底無し具合に改めて恐れを抱く。

 

「いや、でも集まった条件は1組の生徒で、今日が、その……」

「危険日、ね。危険日の女の子たちにあれだけ中出ししたんだから、今更恥ずかしがらなくても。……でも、それはつまり『今日以外の日に危険日が来る子は日を改めて』ってことだよ?」

「……うそーん」

「うおっしゃー! 日付も変わったし太陽も昇ったし! 今日の一夏は私達2組のものよ!」

 

 勢いよく扉を開けて飛び込んでくる鈴と、そのあとにぞろぞろと続いてくる2組の少女達。彼女たちの顔に浮かぶ色はつい昨日から今日にかけてとても見慣れたものだ。発情と期待と興奮に彩られることにより、メスとしての魅力を最大に引き出され、一目見た男を滾らせる魔性の色香。

 たとえ夜は終わっても、夢のような時間はまだまだ終わらないらしい。

 

「あ、言うまでもないけど2年や3年の先輩も控えてるから」

「……うん、大体予想できてた」

 

 夜を徹して体力を振り絞った一夏はその言葉を最後に倒れ込み、柔らかく受け止めてくれる少女達の体の感触に包まれ、今だけはあらゆる面倒を忘れ、眠りについた。

 目が覚めたとき、周りにいる少女達のお腹が大きくなっていたらどうしようという不安に意識を引きずられながら、であったが。

 

 

◇◆◇

 

 

「……てなわけで10年もしたら男性IS操縦者が山ほど増えるかと思ったけど、別にそんなことはなかったらしい。夢だったから」

「どういうわけなのか説明してくれないと全くわからないぞ。だけどまあ、いい夢見られたみたいだな」

「そう……なのか?」

 

 そんな夢を見た翌日、一夏は徹底的に言葉を濁しながら真宏にだけ相談した。というか女の子にはたとえ具体的な話を避けたとしても言えるはずがない。一夏自身途中から自分が何を言っているのかよくわからなくなったが、真宏は付き合いの長さから察してくれたようで、言葉こそ皮肉げに、しかしいたわるように肩を叩いてくれた。涙は出なかったが、目じりは熱くなった。

 あの夢を見た後だけに、一夏はIS学園に自分以外の男子生徒がいてくれたことを心から感謝した。ついでに、なんかいろいろ溜まっているからあんな夢を見たのだろうかと一夏はしばらく悶々として、クラスメートの顔をまともに見られなくなったという。

 

 

「その夢の何が怖いって、ちょっと焚き付ければ正夢になりそうなところだと思う」

「同感です。あなたが現実で誘導し、私が淫夢で織斑一夏の性欲を高めれば……おそらく、一週間ほどであなたとあなたの恋人たちを除いて、IS学園は織斑一夏のハーレムと化すでしょう」

「むしろ昨日見せたヤツを他の出演者にも同時配信すれば手っ取り早くね?」

「……あなたは天才ですか」

 

 そして真宏はどっかのメル友とこんなやり取りをしたというが、一夏が見た夢が現実になるかどうかは、今後の一夏の心がけ次第であろう。

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