雪茂「なんか今日のうp主真面目だな」
紫「なにか思うところがあるのよ。そっとしておいてあげなさい」
うp主「はぁ~堅苦しいのつかれるわぁ~。それにまた微妙な書き方の変更とかして慣れんし」
雪茂、紫「「あ、いつも通りだったわ」」
ちなみに話としては本編第14話の続きらへんです。
本編どぞー。
UA6500超えました!ありがとうございます!
第1話 思いの丈を
~妖夢と戦って勝利を収めた後のif story~
ドサリと妖夢ちゃんが庭に倒れこむ。おそらくダメージを受け過ぎて気絶してしまったのだろう。
その様子を能力を解いて呆然と見ていると部屋の中から幽々子さんが出てきた。
「あらあら気絶しちゃったわね」
平然と幽々子さんはそう言った。あまりの言葉の軽さに心から心配しているような様子は言葉からは取れない。
だが僕としてはやはり心配だ。
「…妖夢ちゃんは大丈夫でしょうか」
内心ちょっと大人気ないことをしたな、と思う。相手は刀。こちらは馬に刀に銃だ。まぁ妖夢ちゃんは刀で剣気を飛ばしてきていたため大差は無いのかなとは思うがでもショットガン3連フルヒットさせたのはどうかと思う。
なので少し罪悪感に駆られていた。
そんな僕を見て幽々子さんは「大丈夫よ。あの子強いから。命に関わることは無いわ。」と慰めるような言葉をかけてくれた。
「ありがとうございます」
素直に心からお礼を言う。死闘を繰り広げていたわけではないが女の子を傷つけてしまったのだ。怒られるかなと少しばかり思っていたのだがまったくそんなことは無かった。むしろ僕を肯定してくれるような言葉ばかりをかけてくれた。「今回はあなたのほうが戦略的に上回った」「妖夢の注意不足だった」そのような感じだ。そう話していると幽々子さんがポンと手を叩くしぐさをする。何かを思いついたようだ。
「あ、そうだわ。妖夢の看病でもしてあげたらどうかしら」
「看病…ですか。…そうですね。そうします」
幽々子さんの案に乗り倒れている妖夢ちゃんの下へと駆けつける。と言ってもそこまでの距離ではないので駆け足程度だが。近づいてみると呼吸で胸が上下しているのが分かったので安心する。やはり実際に見てみないと本当に安心は出来ないものである。
呼吸も確認できたところで妖夢ちゃんを抱きかかえる。横抱き。まぁ所謂お姫様抱っこと言うやつだ。妖夢ちゃんは意識が無いためこの抱き方が今の僕にとっての最適解だった。
抱いてみると良く分かるが妖夢ちゃんはとても軽い。そんな華奢な体から先程のような斬撃が放たれていたのを思い出すと未だに信じられない。どこにそんな力があるのだろうか。
「妖夢を見つめるのは部屋に行ってからよ~」
「見つめてないです!ちょっと考え事をしてただけです!」
些細なことでもいじってくる幽々子さんを尻目に縁側にから部屋に上がる。その際に幽々子さんから「この部屋を出て三つ目の左側の部屋。そこに連れて行きなさい。後は任せたわ。屋敷のものは自由に使っていいから」との言付けを貰った。それに対し返事をしてから部屋を出る。
「三つ目の部屋っと…ここか」
先程の茶の間から少しばかり歩くとおそらくここだろうと言う部屋を見つける。襖の上には「妖夢」と書いてあることから多分妖夢ちゃんの部屋なのだろう。女の子の部屋と言うことで少し気が引けるが今更だ。深呼吸をして襖に手を掛ける。ちなみに手を掛けるというのは言葉の綾で、実際は足を引っ掛けて開けている。
「おじゃまします」
人の家にお邪魔するわけではないのだがなんとなく口からそう漏れてしまう。中は女の子の部屋と言っても特に飾りっ気があるわけでもなくごく普通の書斎のようなイメージだ。部屋の片隅には机。その上には本が並べられている。後は
「多分押し入れの中だな」
そう思い押入れの襖に手を掛ける。しかし少し思いとどまる。もし「秘密のものとかがあったらどうしよう」「人には見せられないものとかはいってたら」そう考えてしまったのだ。だが妖夢ちゃんの看病の為。そう自分に言い聞かせ襖を開ける。
中には布団と毛布が入っているだけだった。内心安心したのともし出てきたときの事を考えて心臓はバクバクしっ放しだった。
布団にはいい素材を使っているのかとても軽く押入れから出すのには何の苦労も無かった。無事布団を敷き終わり妖夢ちゃんを布団に寝かせる。
…しかし、目のやり場に困る。先程のショットガンの所為で服が破けてしまっているのだ。先程は色々考え事をしていたためにそちらには気が回らなかったが改めて見ると中々に危ない。
真正面からショットガンを3連発。と言うことは言うまでも無く体の真正面に歪な円形の形の穴を開けていた。穴とはいっても小さい弾痕の集合体なのでぽっかり空いているわけではない。ただその小さい弾痕の数が多いために大きい穴に見えるのだ。
で、そこから見えるのは健康的な白くきめ細かい肌と白い下着。言っちゃえばスポーツブラが見えていた。こちらの世界になぜそのような下着があるのかという突っ込みはもう無しにしておこう。
「っと危ない危ない」
さすがに相手に意識が無いとはいえまじまじ見るのはどうかと思い目を背ける。それと同時に部屋につれてきただけで未だに看病らしきことを一切していないことに気付く。
幽々子さんは屋敷のものは自由に使っていいと言っていたので早速桶と手拭を借りよう。服は…幽々子さんに聞いてみよう。
そう簡単にこれからやることを決めると後は早かった。
お風呂場のほうへ行き桶と手拭を入手。桶には水を汲み一旦部屋に戻り、妖夢ちゃんの顔を軽く濡らした手拭で拭く。その後で幽々子さんに服のことについて聞くと「服は部屋にあるのを使うといいのではないか」と言うことだった。だが部屋に戻って気付く。
「服を着せるのもしかして僕?」
尚その質問をしてきて意気揚々と帰っていった雪茂を見て幽々子が笑う姿は簡単に想像出来るだろう。
だが今回は幽々子に分がある。雪茂はあくまで服の場所を聞いたのだ。そのあとのことについては何も聞いていない。
「どうしよう。妖夢ちゃんが目を覚ますのを待つのがいいのかな」
妖夢ちゃんの服を見て唸る雪茂。パッと見れば少し変態チックに見えてしまうかもしれない構図だ。
よし、と少し気合を入れる。
「待とう」
と、襖の向こうでズテンという誰かが転ぶような音がする。
足早にそちらへ向かうと幽々子さんがひっくり帰っていた。そしてこちらを向き「このノンケ!」と罵倒してきた。いきなりのことだったのでびっくりしたが幽々子さんにその意味を問おうとしたところすぐさま立ち上がり歩いていってしまった。
「一体なんなのさ」
そうぼやきながら部屋の中へ戻る。すると先程の騒ぎで目が覚めたのだろうか。妖夢ちゃんが体を起こしていて顔を赤らめ手拭を手に持ちこちらを見ていた。
「あ、目を覚ましたんだね。よかった」
看病らしきことはほとんど出来ていなかったが無事目を覚ましたのなら良かった。
と妖夢ちゃんが俯く。
「……したか?」
「ん?」
妖夢ちゃんがなにか言ったが良く聞き取れなかった。なので聞き返す。
俯いた顔をこちらに向け妖夢ちゃんがもう一度口を開く。
「見ましたか?」
「何を?」
さすがに主語が無いため分からないのでまた聞き返す。
もしかしたら部屋の中に見られたらまずいものがあったのだろうか。しかし帰ってきたのは予想とは違っていた。
「下着です」
「………」
あ、そうか。自分の服の状態に気付いたのか。
ってそれどこじゃない。答え次第によってはやばい。妖夢ちゃん後ろにゴゴゴゴって効果音ついてそうなオーラ出してるもん。やばいって。これ。
たしかに見てしまったけど白を切ったほうがいいのだろうか。それとも白状して謝ったほうがいいのだろうか。
…よし。謝ろう。下手にウソをつくよりいいだろう。
「ごめんなさい。見えてしまいました。」
そういって頭を下げる。妖夢ちゃんのほうから「はぁ…ぐすっ」というため息と共に鼻をすする音が聞こえる。
…泣いてる?やばいな。よく考えると女の子の下着を不可抗力とはいえ見てしまったのだ。しかもこんなどこの馬の骨とも分からないやつが。ショックだろう。なので妖夢ちゃんのほう見ずに頭を下げながらもう一度謝る。
「そん、なに…グスッ…謝らないで、ください」
「だって泣いてるじゃないか」
「それはそうですけど」と鼻をすすりながら泣いている妖夢ちゃんが言う。じゃあ何で泣いているのだろうか。
「理由を聞かせてほしいな。もし僕に非があるのならいくらでも謝るし、何でも言うことを聞くよ」
「…子供っぽい下着だったからです」
小さい声でまた俯きつつ妖夢ちゃんはそう言った。一瞬聞き間違えかな?と思ったが多分それは無いだろう。いくら小さいとはいえはっきりと聞こえた。聞こえたのは良かったしかしその答えに余計混乱してしまう。なんで子供っぽい下着は見られたくなかったのだろうか。
「ごめん。こういうのもなんだけどさっきの答えは捉えようによっては「もっと大人っぽい下着だったら見られても良い」って捉えられちゃうんだけど、違うよね?言葉の綾だよね?」
なんで僕はこんなに必死なのだろうか。僕は見たほうなのに。
その僕の言葉を聞いて妖夢ちゃんはこちらへと顔を向ける。
「だって雪茂さん紫様や幽々子様といった大人な女性が好みなんですよね?」
「へ?」
さっきの質問と少し食い違った答えが妖夢ちゃんが返ってきたので思わず聞き返してしまう。にしてもどこで僕が大人の女性が好みという考えに至ったのだろうか。…というかなんでその話の流れに?
「初めて雪茂さんと会ったとき私は何か心に来るものを感じました。それはきっと一目惚れなのだろうと後々実感しました。それに気付いたのは幽々子様や紫様に嫉妬している自分がいると分かったときのことです。幽々子様や紫様と話している雪茂さんはとっても生き生きしてます。とても楽しそうに話しています。ですが私とは何か少し距離がある気がするんです。それが私は悲しいんです。もっと私を見てもらいたいんです!」
顔を真っ赤にした妖夢ちゃんは捲くし立てるように言葉を並べていった。その言葉の節々に僕に対する感情が入っており少し気恥ずかしくなる。さらっと僕のことを好きと言ってきた妖夢ちゃん。意外と積極的なんだなと思っていると息を整えた妖夢ちゃんがまた口を開いた。
「雪茂さんここまで言えば分かりますよね?私はあなたが好きです。大好きです!我侭な女と思われるかもしれません。ですが、私を、私だけを見ていてほしいんです!私をあなたのものにしてほしいんです!」
目に涙を浮かべながら妖夢ちゃんは僕に自分の心を打ち明ける。ここまで僕に思意を馳せてくれる人が今までいただろうか。そう思っていると自然に体が動いた。気付けば僕は妖夢ちゃんを抱きしめていた。見ているほうが痛くなるぐらい力をこめて握りこぶしを作って自分の思いを伝えてくれた女の子。今までの自分を殺してまで僕に接してきてくれた女の子。自分でも信じられないが、今、僕は目の前の子に恋をした。
続く
閲覧ありがとうございます。
感想下さった方ありがとうございます。一応返信のほうをしていますが改めてこちらでも御礼をば。
とすこし硬い挨拶もそこそこに、いや~妖夢書いてて面白いです。
イラストのほうも描くかな~。
あ、妖夢編の続きは今週中に上げる予定です。
また次回宜しくです~。