とは言っても今回は少し短いです。
本編との分岐は第4話からとなります。
サブタイ思いつかないーーー。
あとお気に入り登録、感想ありがとうございます!
UAももうちょっとで2500ですしがんばりたいと思います。
本編どぞー。
第1話 紅い館の銀髪メイド
どのぐらい気を失っていたのだろうか。
真っ赤の部屋の中で目を覚ました雪茂はぼんやりと天井を眺めていた。
そして一つ気になることがあった。
隣のこのメイドさん誰?
目が覚めてチラッと横に目を向けると、銀髪のメイドさんが自分の寝ているベッドの横で椅子に座っていた。
本を読んでいるらしく目を向けた自分には気づかなかった。
かといっていきなり声をかけるのはどうかと思ったので声をかけずに現在に至るというわけだ。
にしても本を読んでいるだけなのにすごく絵になる。
たまに本を読みながら微笑んだりするのだがそのたびにドキッとする。
と、メイドさんを観察するのもこれくらいにしよう。
雪茂は体を起こし銀髪メイドさんのほうを向く。
「おはようございます…であってますか?」
「どちらかというとこんにちはの方が正しいと思うわ。」
銀髪メイドさんは本を閉じ僕の質問に答える。
「体のほうは大丈夫?」
少し笑みを浮かべ銀髪メイドさんが聞いてくる。
「…あ、はい。なんともありません。」
少し見とれてしまいそうになった。
顔を真っ赤にし雪茂は答える。
「本当に?顔真っ赤だけど?」
そういうと銀髪メイドさんはこちらに近づき雪茂の頬に両手をあて顔を近づけてきた。
「え?なにを…っんう!?」
何をしようとしているのか聞こうとした直後唇を塞がれる。
一瞬何が起きているのか分からなかった。
それもそうだろう。
初対面の女性、しかもたぶんここの屋敷のメイドさんであろう人にいきなりキスをされると誰が思うだろうか。
「ぷはっ…っていきなり何を!?」
一瞬呆けてしまっていた意識を取り戻し銀髪メイドさんを取り合えず自分から離す。
そして先ほど遮られてしまった質問をする。
「お、おまじないみたいなものよ。」
顔真っ赤でそっぽ向きながら言われてもとってつけたような理由にしか聞こえないんですけれど。
まぁでも本人がそう言っているのだしきっとそうなのだろう。
「は、はぁ。」
「そ、それより汗とかかいてないかしら。」
そういわれて自分の身体の状態を確認する。
確かにじんわりと汗をかいている。
「あぁ、少しですがかいてます。シャワーとかお借りできますか?」
「あなたは一応身体はなんとも無いとはいえ一応病み上がりのようなものなのよ。だから濡らしたタオルで身体を拭きましょう。」
「…わかりました。」
うーん。本当になんとも無いからそこまで心配してもらわなくても大丈夫なんだけどなぁ。
そう思いつつ了承してしまう。
本当に心配してくれているのならその気持ちを無碍にしてしまうようなことは出来ない。
そう思ったためだ。
…それよりも大切なことを忘れていた。
「すみません。そういえば自己紹介がまだでした。僕は立花雪茂といいます。一応ただの一般人です。」
「自己紹介…そうだったわね。私は十六夜咲夜。ここの館のメイド長をやっているわ。」
そういってにっこりと微笑む。
…やはり綺麗だ。
たぶん年齢的には僕とあまり変わらないような気がする。
しかし彼女はどこか大人な雰囲気を醸し出している。
「えっとじゃあすみません咲夜さん。タオルと水道の場所を教えてもらっても…。」
「私はここのメイド長よ。お客様にさせるなんてことできないわ。私が持ってくるからちょっと待っててちょうだい。」
と言って部屋から出て行ってしまった。
しっかりしてる人だな。
僕の世界に同じぐらいの年であれだけしっかりしている人なんていなかったなぁ。
そう思い出していると部屋の扉がノックされる。
「はい。どうぞ。」
「おまたせいたしました。」
と咲夜さんがタオルと桶を持って戻ってきた。
…随分と早い。
それらの備品が置いてある部屋が近かったのかな。
と深く考えるのはやめた。
「あ、そういえばさっきと少し喋り方が硬くなってるような気がするんだけど。別に僕だったら気にしないし言葉崩してもらって構わないんだけど。むしろそっちの方が話しやすいな。」
「まぁ一応形的にあなたはお客様だから言葉遣いを変えたけど必要なかったみたいね。」
と咲夜さんの周りの空気が少し柔らかくなった気がした。
「じゃあとりあえず服を脱いでもらえるかしら。」
「はい。………え?」
「え?」
いやいやそんなさも当たり前のように言われても。
たぶん服を脱げということは咲夜さんが身体を拭いてくれるのだろう。
しかしどこか怪我をしているわけでもないし調子も悪くない。
「自分でやりますから大丈夫ですよ?」
「背中は届かないでしょ?」
「ま、まぁそうですけど。」
意外と引かないな。
たぶん咲夜さんはあきらめないのだろう。
メイド長としてお客さんをもてなさないと。とでも思っているのだろうか。
…ここは従っておこう。
「…じゃあ脱ぐんで少し待っててください。」
「わかったわ。」
そういって咲夜さんは桶とタオルをテーブルに置いて椅子に座った。
バッと上を脱ぐ。
さすがに下はいいだろう。
というかそこまでさせられない。
「脱ぎました。」
「そこに横になってもらえるかしら。」
横?普通に座ってやるのではダメなのだろうか。
そっちの方が拭きやすいのかな。
深く考えても仕方が無い。
咲夜さんの言葉に従いベットに横になる。
「それじゃ拭くわね。」
「お願いします。」
というかなぜかさっきからちょっと敬語交じりになってしまう。
緊張しているのだろうか。無意識でそうなってしまう。
と考えていると不意にお腹の辺りにひんやりとしたものが触れる。
寝て起きたばっかりなので少し火照っている身体には心地よい冷たさだ。
「大丈夫?冷たくないかしら?」
「えぇ気持ちいいですよ。」
と慣れた手つきで咲夜さんが身体を拭いてゆく。
…今気付いた。
僕が横になっている為に自然と咲夜さんも姿勢を低くしなければいけない。
今、咲夜さんは左手をベットに置いて支えにして右手で拭いている。
つまり前かがみになっている。
辛くないのだろうか。という気持ちもあるが先ほどから胸元から見える下着に目が行ってしまう。
チラチラと白い下着が見え隠れする。
あまり見すぎているとさすがにばれる…っ!?
と少し視線を上げるとこちらの顔を見て顔を赤くし妖艶な笑みを浮かべた咲夜さんがそこにいた。
ばれた…っ!
「ご、ごめんなさい!見るつもりは…んんぅ!?」
また唇を奪われた。
しかし先ほどとは違うキス。
啄ばむように何回も少し離してはまた唇を重ねる。
初めて会った人なのに。そんな考えはとっくに吹き飛んでいた。
「ねぇ雪茂。」
と不意に咲夜さんが声を掛けてくる。
それと同時に僕のモノのほうへ手を伸ばしたのが見えた。
「さ、咲夜さん?」
「あなたさっき私の下着をチラチラ見ていたでしょ。あなたの息子さんが少し反応してたわよ?」
「う、嘘!?ほんとですか!?ていうか見てたのばれてたんですか…。」
自分でも気付いていなかった。
「ほんとよ。それにあれだけ見られたら視線も感じるわ。で、一つ提案なんだけど…。」
それから看病という名の別の何かが始まった。
閲覧ありがとうございます。
というわけで咲夜さんの番外編になります。
まぁサブタイでばれてると思いますが。
感想でもいただいたので魔理沙の番外編が終了しましたが、その後日談を書こうと思います。
ではまた次回宜しくですー。