色々修正してたら長くなりましたー。
というわけでオリキャラ×オリキャラの話です。第17話の続きです。
ではどぞー。
あと若干書き方変えてみました。
たぶん分からないと思います。
いつの間にかUA5000超えててびっくりした…。
これからも宜しくです!
12/22 2:25 追記:文章の修正を行いました。
第1話 彼女の覚悟
祢々ちゃんと妖夢ちゃんと別れ脱衣所に入る。
かけ湯をし、軽く体と頭を洗ってから湯船に浸かる。まさに日本のお屋敷のお風呂といったようなとても綺麗な造りの檜風呂。所謂源泉掛け流しというものだろうか。お湯の排出口から絶え間なくお湯が流れ出ている。
お湯の色も若干濁っていることからやはり温泉か何かを引いているのだろう。
「ふぅ~…。」
思わずため息が漏れる。ただし疲れたなどというため息でなく、純粋にリラックスしているがために出たため息である。
浴槽に背中を預け天井を見上げ目元に手拭を乗せる。極楽極楽とよく言っている人を見かけるが、確かにこれはやばい。出来ればこの状態でずっといたい。まぁのぼせるだろうから駄目だけど。
と完全にリラックスしている状態でお風呂に入っていると不意に脱衣所の扉が開く音がする。
洗濯物でも置きにきたのだろうか。…ん?たしか脱衣所に洗濯機とかは無かったな。
だったらなんだ?そう思い手拭を顔から退けてそちらを見る。すりガラスの為向こう側は良く分からないが誰かいることは確かだ。身長からして妖夢ちゃんか祢々ちゃんだろう。
「何をこそこそして…っ!?」
不意に開いた口を手で押さえる。
すりガラスで良くは分からないと言ったが色は分かる。戸の向こうの人は今、肌色。つまり裸だ。なぜ服を脱いでいるのか。まさか僕が入っていることに気付いてないなんて事はあるまい。
…一応声を掛けてみるか。
「は、入ってますよー。」
なぜかトイレでノックをされたときの対応みたいになってしまったが別に構わないだろう。
するとガラスの向こうの影はビクッと体を跳ねさせた。
そしてこちらに声を掛けてくる。
「す、すみません!」
祢々ちゃんの謝る声がする。
まさか本当に入っていることに気付いていなかったのだろうか。
だが明かりは点いているしそれは外からでも確認できる。何よりさっき別れたばかりだ。それを忘れるだろうか?
そう頭の中で考えていると、風呂場の戸がガラッと勢いよく音を立てて開いた。そこには手拭で申し訳程度に自分の局部を隠して顔を赤らめている祢々ちゃん。
「な、なななんで!?」
予測できなかった事態に言葉が詰まる。
おそらく僕より年下であろう女の子の裸も同然の姿に僕は動揺を隠せないでいた。
そして反射的に後ろへ顔を向ける。
「わ、わた、わたしも、は、恥ずかしいんですよ。」
「なら今すぐ出て行くことをおすすめするけど!?」
僕に出て行くことを勧められても祢々ちゃんは出て行く気はないらしい。
なぜ恥ずかしいのに入ってきたのだろうか。
誰かに一緒に入るよう言われ………幽々子さんか。
「もしかして幽々子さんに入るよう言われた?」
顔を後ろへ向けながら祢々ちゃんへ問う。
ここで「そうです。」と言ったならば今すぐに僕は出よう。そしておそらく自室にいるであろう幽々子さんへ問いただしに行こう。
そう思っていたのだが祢々ちゃんから帰ってきた答えは待ったく別のものだった。
「い、いえ。わ、たしの意思です。」
今にも消え入りそうな声で祢々ちゃんは答えた。
恥ずかしいのに一緒に入る?…なぜだろうか。
と、考えていたのだが僕だけ湯船に浸かり祢々ちゃんはほぼ裸でずっと立っていることに気付く。
時期的な問題なのかこちらの世界だからなのかは分からないが気温はそこまで寒くないし暑くもない。
だからと言って女の子をそのまま裸で待機させるのは些か気が引ける。
…少し離れれば大丈夫。そう自分に言い聞かせて祢々ちゃんに声を掛ける。
「あ、あのさ。さすがにそのままそこにいるって言うのはどうかと思うから、…入る?」
「………はい。」
少しの間をおきちょっと嬉しそうな声で言う。
壁のほうを向いているためどこに祢々ちゃんがいるのかは分からないがなんとなく気配で今近づいていることが分かる。そして背中越しに「失礼します。」という声が聞こえると共に湯船に桶が入れられる。
まぁいくら自分の居候させてもらっている家とはいえさすがに掛け湯をするのだろう。
後ろでザバァッという床にお湯が叩きつけられる音がする。その際祢々ちゃんが小さい声で「んっ。」と言っていたことから少し熱かったのだろうか。少し水を追加したほうがいいかな。だが、そういった杞憂はいらなかったらしい。もう一度「失礼します。」と祢々ちゃんが背中越しに声を掛けてきたので「入りたい」、ということなのだろう。
「う、うん。」
少しどもっちゃったけど気にしない。今更だし。
僕の返事を聞いて祢々ちゃんが深呼吸をする息遣いが聞こえる。その際にすぐ後ろで祢々ちゃんが深呼吸をしたため僕の背中に吐息がかかりビクッとしてしまった。そして小さい声で「よし。」と言う声が聞こえてきた。覚悟を決めたということなのだろう。
僕は少し横にずれる。少しでもスペースは確保したほうがいいだろうと思い出来る限り浴槽へ体を寄せる。
その行為に気付いたのか開いたスペースへ祢々ちゃんが右足を恐る恐る入れる。先程の掛け湯の後だ。温度の具合も見ているのだろう。
そして大丈夫と判断したのか右足を完全に湯船へ入れる。そのあと同じように左足。
すぐ横で年頃の女の子のお風呂シーンが展開されていると思うと否応にも反応してしまう。…どことは言わないが。
「…ふぅ。」
すぐ横で祢々ちゃんのため息が聞こえる。先程の僕と同じため息だろう。
チラッと横を見ると後ろでポニーテールにしていた髪はお団子状に後ろでまとめられていた。さすがに湯船に髪が浸かるのはマナー違反だと思ったのだろうか。
先程からそういった祢々ちゃんの行動を見ていると、この子は真面目で回りに気が配れる子なんだなと思う。
しかしどうしていきなり一緒に入るなんて行為に及んだのだろうか。
「に、にしてもなんでいきなり一緒に?」
文法が滅茶苦茶な気がするがなんとなくニュアンスで伝わるだろう。出来る限り祢々ちゃんのほうは向かないで聞く。
「入り、たかったじゃ、駄目、ですか?」
そう控えめに言ってくる祢々ちゃんのほうを思わず見てしまう。
少し僕のほうが座高が高いためか祢々ちゃんが少し上目遣いで僕のほうを上気した顔で見ている。
お湯が濁り湯だったために体のほうは見えなかったが手拭で隠すというようなことはしていなかった。
そんな祢々ちゃんがとても扇情的に見えてすぐに目線を逸らす。
「ぼ、僕は、構わないんだけど、祢々ちゃんのほうこそいいの?」
「は、はい!あ…いえ、その。」
食いつくように勢いよく答えた祢々ちゃんだったがすぐに語気を弱めどもる。
「そうか。ならいいんだ。」
まぁ祢々ちゃんが無理をして入っていないと言うのが分かればそれで十分だ。祢々ちゃんの気持ちが少し分かりちょっと心に余裕が出来る。
先程までこの空気を支配していた微妙な空気は少し和らいだように感じた。
そしてどちらともなく雑談を始めた。
こちらの世界に来たときのこと。困っているところを妖夢ちゃんに助けてもらったこと。変える方法が無いということで白玉楼にお世話になるようになったということ。
色々話してもらった。
そして急に恋人の話になった。
「雪茂さんって元の世界ではお付き合いされてる女性はいらっしゃったのですか?」
入ってきたときとは打って変わってどもる事もなく普通に祢々ちゃんが話しかけてくる。
僕としては話しやすくてとてもいい。だが、ふと横を見れば一糸まとわぬ祢々ちゃんの姿。その姿にずっとドキドキしっぱなしだった。祢々ちゃんが手や体を動かすたびに湯はゆれる。その際に胸がチラッと見えたりして僕としては結構危ない状態だった。
しかしそれを気にせず祢々ちゃんは話を続ける。
「私はそういった関係の方はいませんでした。なのでもし経験があればどのような感じだったかお聞きしたいのですが。」
「…うーん。残念ながら生まれてこの方一度も女性とお付き合いをしたことは無いよ。まず告白されたことも無いしね。もちろん僕からしたことも無いよ。」
「そうなんですか。」となぜか少し嬉しそうにする祢々ちゃん。
そして再び訪れる微妙な空気。
話す話題が切れたというわけではない。ただ、なんとなくそう言う空気になってしまった。
「あ、あの。」
たったの1分も経っていないはずなのにとても長く感じた空気は祢々ちゃんが破った。
「ん?」
話すことに慣れてきたためか短い返事で返す。
だがすぐに祢々ちゃんから言葉は返ってこない。「どうしたの?」と言い何気なく祢々ちゃんのほうへ顔を向ける。今は動いていないから大丈夫だろう。そう思ってそちらを向いた。
その瞬間顔を両手で挟まれ祢々ちゃんのほうへ引かれる。目の前には祢々ちゃんの顔。
もうすぐでくっつきそうだ。そう思った刹那、唇に柔らかいものが押し付けられる。正体は分かりきっている。祢々ちゃんの唇。つまりキスをしていた。
続く
閲覧ありがとうございます。
まぁ今回はやんわりと言う感じで。次回から少しずつ過激にしていこうかなと。
なんというかオリキャラ同士の話だともう東方関係なくなっちゃいますね。
そう言うのも書いてみようかなぁ。
まぁまた考えてみよー。
ではまた次回宜しくですー。