クリスマス・イブ。第九十七管理外世界で良く知られている祭日である。本来、ミッド住まいのカイトが知り得るものではない。しかし、前世の記憶の中には、クリスマスという概念までも含まれていた。どうやら、カイトの前世は地球住まいの人間だったようだ。記憶が戻ってからというもの、なのはたちへの感情だけでなく、カイト自身の習慣や価値観といった、パーソナリティまで前世に引っ張られていた。だから、地球にやって来た時、カイトはまるで故郷に戻ってきたような感傷を覚えたのだ。特に、海鳴という土地の移りゆく四季や暖かな気候は、彼にとっては心地の良いものだった。
しかし、いつまでも地球にいる訳にはいかない。カイトとその三人の伴侶が住まうべき場所は『パラディース』。そうでなければ、次元世界を巻き込むであろう騒乱に飲み込まれてしまうのだ。
ジェイル・スカリエッティが『闇の書』の解析を完全に終えた時。それは、彼が無限に近い戦力を手に入れる時だ。『闇の書』に付属する守護騎士システム『ヴォルケンリッター』。無限再生の能力と一流の魔導師を上回る戦闘能力を持つプログラムの解析と、コピー。成功すれば、理論上は無限の戦力を有することが出来る。そして、既存の『戦闘機人』、『レリック』、そして『聖王のゆりかご』。これらを自在に扱う事が出来れば、最高評議会は勿論、時空管理局の全戦力を相手にして容易に蹴散らすことが出来る。カイトがジェイルに語った、『この世界全てがお前の遊び場になる』というのは、そういうことだった。
『ククク……なるほど。それは面白い。実に面白いな』
「だろう? 世界征服も恐怖支配も、全てがお前の思いのままだ」
カイトから改めて『ネタばらし』をされた時、ジェイルは哄笑した。今まで脳髄どもの道具として好き勝手に扱われていた彼や、彼の研究成果。それらに自由が与えられ、かつ世界を玩具に出来るほどの力を手にすることが出来るのだ。『無限の欲望』の名にふさわしく快楽主義的な彼にとって、これほど痛快で、面白可笑しい事は無い。カイトとしても、彼らが世界を席巻すれば、彼らの協力者である『パラディース』の航行の安全も確保できるという訳だ。
『だが一つだけ不満点もある』
「対等に戦える敵がいない、か?」
『その通り。ゲームというのは対戦相手がいないとつまらない。次元世界を盤上にするんだから尚更だ。君のことだから勿論そこも抜かりはないんだろう?』
ジェイルというのは強欲な男だった。世界を操る程の力を持ちながら、それと対等に戦うことの出来る相手が欲しいと言うのだから。しかし、この一見無茶な提案は、カイトにとってはむしろ都合の良いものだった。
「ああ。最高評議会には、プロジェクトFの完成形と、なのはたち三人の遺伝子を送っておいた」
『僕が作った「実験体」のデータもかい?』
「プロテクトが緩かったからな。お前のやる仕事とは思えないくらいに」
『偶然油断していたのさ』
「偶然、ね」
用意された『敵役』は最高評議会のことだった。カイトは彼らに、ジェイルが作った戦力以外の直属軍団の必要性を訴えた。そして評議会は、高い魔力資質を持つなのは・フェイト・はやてらのクローンを何万体も量産し、その中から魔力の高い個体を訓練させるという方法を取ったのだ。プロジェクトFの方式で作られるクローンは『よく似た他人』であり、魔力素質の遺伝も確実ではない。しかし『実験体』を生み出すまでのジェイルの研究によって、高い魔力を持つ個体のクローンほど、魔力資質を持つ個体数が増加するということが分かっていた。
これでカイトは、スカリエッティ一味と最高評議会、二つの勢力へ同時に協力することになる。こうすれば、例えジェイルが心変わりをして、カイトを敵視したら評議会を頼ればいいのだし、その逆も同じということになる。一勢力だけに協力するよりも、安全性は高い。最も、ジェイルの方はカイトの行動を全て分かっているのだから、疑いを持つのは評議会の方だけになるが。
かくして、この次元世界はクローンとプログラム体が飛び交い、ひたすら戦火を生み出すだけの末世に変わり果てるだろう。管理局システムは崩壊し、秩序を求める脳髄と、混沌を欲する狂気が世界を支配する。その合間を、白亜の巨船だけが翔ぶ。それが、これから来るべき『すばらしい新世界』だった。少女三人を船に乗せて、好き勝手に暮らすためだけに、全次元世界を巻き込む悲劇と災厄を起こさなければならないのだ。因果だとしたら、それは余りにも大きく、罪深いものだ。
『あぁ楽しい。実に楽しいよ。君と出会えて本当に良かった。運命を信じるつもりはないがこの大いなる偶然には感謝をしてもしきれない』
ジェイルは生まれて初めて、心から満足していた。彼と出会えたお陰で、評議会の鎖を砕き、そして果てない欲望を満たす手段を得る事が出来たのだ。
「礼を言われる筋合いはない。俺だって自分の望みを叶えることが出来るんだからな」
『少女三人と共に暮らすか。老いても一緒にいるつもりかい?意識をクローン体に移すことだって将来的には可能になるんだ。果てなく続く次元の海で、永遠の命を生きるつもりはないかい?』
「興味深いが、断らせてもらうよ。今の三人は美しいが、成長した三人もまた美しいし、円熟し、老いた時でもそれは変わりないんだ」
きっかけを作ってくれた友人に応えようと、クローンを利用した不老不死を薦めるジェイルだったが、カイトは笑って辞退した。カイトたちにとって『パラディース』はゆりかごであり、家でもあり、そして墓でもある。生きるための全てがそこには詰まっていて、カイトの愛する女たちはその中で成長し、老いて、死んでいく。無論、カイトも同じだ。
『花は散る時こそが美しいか。私にはどうにも分からない』
「人それぞれさ。それより、そろそろ失礼させてもらうぞ。限られた時間だ、少しでも皆に触れておきたい」
『どうぞ。私の大切な友人よ。ごゆっくり。お幸せに』
***
「なのはちゃん、セット終わってる?」
「大丈夫。配置も録画準備もバッチリ済ませてあるから」
プレイルームで、少女三人がビデオカメラを設置していた。部屋の四隅や天井など、あらゆる所に据え付けられたそれらは、AV機器好きのなのはが、己の知識とカイトの財力を存分に使って用意した高性能かつ高価なものだ。
「それじゃあ、撮影役は私が引き受けるから。なのはちゃんほど撮るの上手くないけど、堪忍してな」
「はやてちゃんなら大丈夫。さ、早く始めて」
なのはとフェイトが横並びになってソファに座り、はやてはハンディサイズのビデオカメラを持って二人を映す。その両足は、屹立として地面を踏んでいた。半年のリハビリで、彼女の両足は自由になったのだ。
「よぉーし、それじゃあ、三、二、一、はい、始め!」
はやてがカメラ横のボタンを押すと録画が始まり、それに同期して、周囲のカメラも起動し、録画に移る。集音マイクに向かい、なのはとフェイトは元気な声で挨拶した。
「私、高町なのはです。私立聖祥大附属小学校3年生で、九歳です」
「フェイト・テスタロッサ・フォレスターです。学校には通ってなくて、外見の年齢は九歳だけど、ホントの所はちょっと分かりません」
二人、仲良く自己紹介をして、それから今日やることを宣言する。
「今日、私たちは、カイトさんに処女を捧げます」
「おまんこにある処女膜を、父さんのおちんちんで破いてもらって、本当のセックスをしてもらいます」
最初に三人の処女喪失を記録しようと言い出したのは、はやてだった。折角一生に一度しか無いイベントなのだから、思い出として残しておこうと言うのだ。カイトは反論せず、好きにやれと言ったが、残りの二人には若干の反発があった。初体験なのだから、愛するカイトと二人きりでいたい、というのだ。しかし、三人で同じ日に処女を失うのだから、やっぱり皆で一緒に、仲良くしていた方がいいというはやての説得が二人を動かした。
「二人ともー、今の心持ちはどないな感じ?」
「少し、緊張してるかも。ワクワクする気持ちと恥ずかしい気持ちが混ざってるみたい」
「私は、初めてでちゃんと父さんを気持ち良く出来るかな、って不安があるかな」
やると決めたからには、なのはもフェイトも当のはやて以上に気合を入れていた。プレイルームを最適に映す方法を確かめ、撮った物は後で編集して一本のビデオにする予定、という凝り具合だ。恥ずかしがってはいたが、二人にとっても処女を失うことは最高級の思い出になるのだ。
「それじゃあ、まずは二人の勝負下着、拝見させてもらおか」
二人揃って服を脱ぎ、下着だけの姿になる。いや、厳密に言うと『下着』をつけているのはなのはだけかもしれない。なのはが着用しているのは青と白の縞模様のパンティだったが、一方のフェイトはもこもこと膨らんでいる紙おむつなのだ。
「あぁー、フェイトちゃん、やっぱりそれなんやね」
「うん。父さんと私の絆みたいなものだから」
なんとも言えない微妙な表情をするはやて。『女の子』から『女性』に変わる一大イベントだというのに、身に付けるのがおむつという幼児的なもの。それが、どうにも滑稽に思えてくるのだ。しかし、はやて自身フェイトのことを言えるような立場ではなかった。
「はやてだって、ほら、首輪つけてる」
「あ、あはは」
そう、はやてはこの部屋に入った時、カイトにもらった首輪をつけていた。恋人として、保護者としてだけでなく、自分の主人として純潔を捧げたかったからだ。その意味は、親子の絆としておむつを付けるフェイトと似ているものだ。痛いところを突かれたはやては、気を取り直してなのはにカメラを向ける。
「なのはちゃんは、なんで縞パンなん?」
「前につけてエッチした時、カイトさん凄く興奮してくれたんだ。他の下着も色々試してみたけど、これが一番みたい」
「ふぅん、色々考えとるんやな」
この半年で、なのはは随分外見に気を遣うようになっていた。最初は年並のおしゃれしかしていなかったのが、髪型を変えたり、時には化粧や口紅にまで手を伸ばすこともあった。その度カイトに気づいてもらい、努力を褒められるのが嬉しいのだ。
「この前はね、このパンツでおちんちんこすって射精してもらって、それを履いたまま学校に行ったこともあるんだよ」
「うわぁ、興奮して授業とか、まともに受けられなさそうやな、それ」
「うん。アリサちゃんとすずかちゃんに会う時なんか、もうどきどきだったよ」
「なのはも最近、そういうの結構激しくなってきたよね」
「慣れてきちゃったのかな。それに、カイトさんが楽しんでくれていると思うと、嬉しくなって」
他の二人に気後れしている所も、すっかり無くなってしまっていた。余り率先して行動することはないが、それは気性の問題だ。カイトが望むのなら、どのようなプレイでも喜んで行う。それが、なのはの決心だった。それに応じて、カイとの方も段々と自分から要求をしていくようになり、四人のセックスは激しさを増していった。そしてついに、その最後の一線を超える時が来たのだ。
「さぁて、そろそろ主役のご登場や。カイトさん、入ってええよー」
その言葉と同時にドアが開き、カイトがやってきた。すると、三人の顔つきは一斉に変わり、年頃らしくはしゃぐ少女から、発情した女の顔になる。一人の男の一挙一動に六つの目が向けられ、いかにして彼の気を引こうかという、静かな競争が始まるのだ。
「これはまた、随分と本格的だな」
プレイルーム中に配置されたカメラの多さに、カイトは思わず溜息をつく。しかし三人が三人とも、何事にも全力で取り組む性格をしているのだから、こうなるのも当たり前だと納得はできた。
「にゃはは。好きなだけ準備していいって言ったカイトさんが悪いんだよ?」
「私たちだって、折角思い出を残すなら、きちんとした物を作りたいし」
なのはたち専用の口座を確認したら、少なくない金額が引き落とされているだろう。そう、若干冷や汗をかきながら思うカイトだった。
「それでは、主役のカイトさん、意気込みを!」
リポーターのようにノリノリで、はやてはマイクをカイトに向ける。カイトは恥ずかしげに頭をポリポリと掻きながら、それでもはっきりと三人に告げた。
「なのは。フェイト。はやて。私はこれから、君たちを本当に私のものにする。いいね?」
「はい」
「いいよ」
「私もや」
カイトの宣言に、否定する言葉が帰ってこようはずもない。カイトがそのように仕立て上げ、三人もそれを受け入れているのだから。
「じゃあ、まずは誰からにするんだ? それも相談したんだろう」
「うん……だから、私から行くね」
最初に名乗りを挙げたのは、なのはだった。『皆がカイトさんとエッチしてるのを見たら多分気絶しちゃう』というのがその理由だ。ソファから離れ、広い部屋の奥に用意されているキングサイズのベッドに移動する。勿論そこも、撮影用のカメラが完備されていた。
カイトと二人、ベッドの端に座り込んだなのはだったが、どうにもそこから先に進めなかった。いざとなると緊張して体が固まるのだ。その硬直を解きほぐすように、カイトは優しく声をかける。
「なのは」
「は、はい」
「力を抜いてくれ。なのはにはいっぱい気持ちよくなってほしい」
そう言って笑った次の瞬間、カイトは両手でなのはを抱きしめた。体温の暖かさがなのはを包み込む。なのはも、震える小さい体をカイトにしがみつかせた。
「カイトさん……んっ」
互いに繰り返される、ついばむような、小さいキス。それは段々と深くなり、次第に舌が絡み合う。体の中に溜まっていた熱情が、舌先から滲み出し、交換されていくのだ。
「むっ……んんっ、ん、ちゅ、ぢゅぅぅ……」
体格に差があるので、なのはが顔を上向けにし、カイトが頭を下げる形になる。まるでカイトが伸ばした舌に、なのはの唇がしがみついているようだ。
【カイトさん、カイトさん】
【なんだ、なのは】
【好き、好きなんです。大好き、カイトさん】
なのはにとって、キスというのは不思議なものだった。ただ唇を合わせ、舌を絡ませ合うだけのことで、好きという気持ちがどんどん膨らんでいき、同時に淫靡な心が少しずつ開けていくのだ。体温が上がって、頬は真っ赤になり、体が茹でられるように熱くなっていた。
「じゅっ、ちゅぷ、ん、ちゅぢゅぅ、ちゅぅ……」
ディープキスが更に深みを増していくのと同時に、カイトはなのはをベッドに押し倒した。やわらかなスプリングがぎしり、と音を立てた。仰向けになったなのはは、股を広げてカイトの男根の前に秘裂を差し出す。正常位の形だ。
「んぷっ……ぷはっ、あ、あぁ」
カイトの唇が離れた後も、口を開いたとろけ顔で空を見つめるなのは。その下着は、とうに愛液でびしょびしょになっていた。これなら、前戯をする必要は無いかもしれない。
「なのは」
「あぅ……おちんちん」
なのはの目の前に、限界近くまで膨張した男根が姿を表した。なのはくらいに未成熟の女の子には、凶器だとも言えるサイズだったが、しかしなのはの膣内はそれを受け入れる準備を終えていた。カイトの用意した薬のおかげである。
「これから俺のこいつが、なのはの中に入るんだ。なのはの処女膜を破いて、血が付いたまま膣を突いて、射精する」
「うん……私も、そうして欲しいな。だから来て、カイトさん。私の処女、カイトさんにあげる」
両手を前に広げ、首を傾げながらにっこりと笑い、なのははカイトを心で迎えた。後は、実際に挿入するだけだ。
「んっ……」
亀頭を女陰の真ん中にあてがい、少し力を入れたが、中々入ってくれる様子はない。カイトはなのはの腰を掴み、多少力を使って挿れることにした。カイトの剛直は硬く、もう少しだけ力を入れたら、亀頭がすっぽりと膣内に吸い込まれた。
「ふ、んぅっ!……」
いくら愛液という潤滑液が効果を発揮していようと、流石に九歳の膣道は、大人の勃起した陰茎にとって二十分に狭い。ぎゅうぎゅうと締め付ける感触を、先の敏感な場所で堪能しているカイトだったが、すぐに一つの『膜』に引っかかった。これが恐らく、なのはの処女膜なのだ。後数センチも進めば、破れてしまうほど薄いものだった。
「なのは、いくぞ」
そう告げると同時にぐっと力が入り、そしてなのはの処女膜は破られた。
「う゛、あ、あああ゛っ」
ブチッ、と膜が破られる痛みがなのはを襲う。しかしその鈍痛は、かけられた魔法によって反転し、激しい快楽に変わっていった。なのはの全身が快楽に震える。軽く絶頂に至ったようだ。一瞬だけ出て行った悲鳴は、すぐに嬌声となった。
「あがっ、あ、あああああっ!あひ、ひぃ、はあぁぁぁぁぁぁん♡」
「なのは、なのはの中、凄く気持ちいいぞ」
処女膜以外に、狭い膣内に抵抗を受けながら、カイトの肉棒はなのはの膣奥まで潜り込み、そしてゆっくりと前後に動いていく。未だ未発達のなのはの性感だが、この時は頭をとろけさせるような強い刺激をなのはの脳へと送っていた。
……あぁ、カイトさんのおちんちん、本当に入ってる。私、カイトさんとセックスしてるんだ……
結合口からは赤い血が一筋流れ出ていたが、カイトもなのはも意に介さず、互いにゆっくり腰を動かし始めていた。
「なのは。凄い顔してるな。気持ちいいのか? 処女膜強引に破られて、気持ちいいのか?」
「うんっ、気持ちい、気持ちいいのっ! それに、おっきい! カイトさんの、おまんこの中でおおきすぎるの!」
薬で最低限拡張されているとは言え、なのはの体内でカイトの男根を受け入れるのは、やはり物理的にきついものがある。それでも、子宮口の目の前までを使い、大人の性器の全てを受け入れることに成功していた。
「なのは、なのはの奥、分かるぞ。こりっとしている、これが子宮だな」
「そうだよぉ、あんっ、なのはも、そうだもん。カイトさんの先っぽが、奥の奥を突っついてきちゃう、あひっ、ひぃ♡」
その言葉に反応して、カイトは思い切り腰を叩きつける。するとなのはの子宮がずん、と叩かれて、まだ女としての機能を十全に果たしていないはずのそれすらも、切なくなって発情してしまうのだ。
「にゃ、あ、あああっ♡ しきゅう、おく、もっとついて、おかしてぇ♡」
「いいぞ。思う存分犯してやる。なのは、愛してるぞ」
カイトの腰の動きはどんどん早くなって、狭い膣内はすっかりカイトに征服されてしまっていた。一突きされるたびになのはの頭の中はかき回され、ドロドロになり、目の前の快楽をさらに増幅させていく。
「あっ、ん、あっ、はぁん……ちゅ、むぢゅ、ちゅぅぅぅ」
なのはの狭い膣内で、カイトの性器がしごかれるのと同時に、再び二人の顔が近づき、唇を重ねあう。上の口でキスをしながら、下の性器でも激しく触れ合うその体勢は、二人に二重の快楽を与えていた。
……高町なのは。白い天使、そして悪魔。エース・オブ・エース。もう全て、俺のものだ、誰にも渡さない、俺のものだ……
カイトはキスをして、セックスをして、なのはの体内を全て征服したかのような錯覚を覚えた。すると、今度はその体内を、自分の色に染め上げたいという気持ちが、快感を通じて、強烈な射精欲と化して襲ってきた。その欲望の濁流に、耐えることなど出来るわけがない。
「なのは。なのはが良すぎて、もうダメだ。射精するぞ」
「うんっ。私ももう、だめなのぉ♡ あっ、イッちゃうから、はやく、膣内にちょうだい♡」
なのはも、同じようだった。カイトに処女を捧げた幸せと、処女膜喪失の痛みが変換された強烈な快楽。未だ気をやらず、正気を保てていることがおかしいくらいだった。
「ああっ、なのは、なのは、大好きだなのはっ」
「カイトさん♡ なのはも、大好きっ♡ ああっ、おまんこ気持ちいい、気持ちいいの!」
ラストスパート。カイトは汗まみれになりながらなのはの膣内をピストンし、なのはも熱い身体を使ってそれを受け入れる。
そして、カイトが腰を押し付け、ひときわ深い場所に突き入れた、その瞬間。
「くぅ、なのはあっ!」
「あ、イグ、イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッゥゥ! あああああああああああああああっ!」
ドクン、ドクンと、壊れたホースのように止めどと無く精液が溢れだし、なのはの子宮を白濁が満たした。今までで最大の絶頂へと至ったなのはの膣道は、それでもなお収縮し肉棒を押さえつけ、尿道に残った精液までも放出させようとしていた。
……ぁ……セックス、これが、カイトさんとの、セックス……すごいよ……
絶頂の余韻に浸るなのはには、もう何も見えていなかった。気持ちよさの残滓だけが身体に残り、愛する人と結ばれた幸福感と混ざり合い、ゆったりとしたまどろみが生み出されていった。
「なのは」
「はい」
「これから、たくさんセックスしよう。フェイトも、はやても一緒に、死ぬまでこうして気持よくなっていよう」
「……はい♡」
満面の笑みを浮かべながら、なのははくてっと頭を下げ、そして眠りの中に入っていった。するとカイトの意識は、今までカイトとなのはの情事を見ていた、フェイトとはやてに移る。
「あ、なのは、父さん、あ、あ……」
「すごいぃ……セックスって、こんなすごいんや……」
二人共、目の前で起こった光景に圧倒されたのか、顔を両手で塞ぎながら、それでも目をじいっと見張らせていた。
「……さぁ、次はどちらなんだ?」
カイトがそう問いかけると、二人は少なくない時間、顔を見合わせ、そして一人が、唾を飲み干しながら、カイトの前に歩み出た――
ようやく。ようやくここまで行けました。
こんな長ったるいもんを読んでくださった皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。