※この作品はR-18です。

男は楽園を目指す   作:凍結する人

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(注意)
(ふたなりでの性行為注意です。それでも許せるという方のみ御覧ください。)


アルフ編(interval)

 フェイトとアルフが『パラディース』で暮らし始めて一ヶ月が経った。どうやら二人共、此処での暮らしにはかなり慣れてきたようだ。船内を二人で仲良く歩きまわり、暇があれば訓練用にセッテイングされた運動場でガジェット相手に模擬戦をしている。

 

 模擬デバイスを使って空中戦を繰り広げる時のフェイトは、今までアルトセイムの実家でリニスと訓練してた時とは少しだけ違っている。使い魔であり、一緒に戦っているアルフには、その変化がよくわかった。

 

 今までと同じように表情は真剣そのものであるが、実はその中に、戦うことへの楽しみや余裕が表れているのだ。勝った時や記録を更新した時は飛び上がって喜ぶし、上手く行かなかった時は悔し気な顔で「次はがんばる」と気合を入れる。前だって確かに喜びや悔しさを感じていたのだろうが、ここに来てからそれを如実に表に出すようになったのだ。

 

 また、戦い方に「遊び」が増えたようにも見えた。教科書通り、プログラム通りの戦い方だけではなく、その間々に自分なりの工夫を作るようになったのだ。これも、リニスに与えられた課題をクリアすることだけに全神経を傾けていた、前のフェイトには考えられないことだった。

 

 普通の生活でも、フェイトはよく笑うようになっていた。何気ないことを可笑しがり、落ち込む。カイトには無邪気にじゃれつくし、時に暴走するアルフのノリにも、一歩引くことはせず逆に積極的についていくようになった。二人でやんちゃをして、トラブルを起こしカイトに叱られた時、自分の隣で自分と同じように頭を下げているフェイトに、アルフは心底「フェイトは変わったんだ」と感じた。今までは、アルフが一方的にトラブルを起こして、フェイトが叱るリニスを抑えていたのに。ただ、変わったといっても、それはネガティブな意味ではなく、むしろ明るさが感じられる変化だった。フェイトが今の生活を楽しんでいるからだ。あのままプレシアの元にいるより、こっちで暮らす方が良いのかもしれないと思える程に。だから、アルフは、この環境を作ってくれたカイトに感謝していた。

 

 最初はどこの馬の骨かと疑っていたのだが、フェイトにもアルフにも優しくしてくれる姿を見て、それはすぐに消えた。出してくれるごはんはおいしいし、艦内は見たことのないものだらけで面白い。訓練用ガジェットはサンドバッグ代わりにピッタリだし、高級客室のお布団もふかふかだ。しかし、それらは些細な事だ。何よりも、フェイトを明るく変えてくれたのが、カイトを信じ、そして付いて行こうと思った一番の理由だった。

 

 そう、アルフはカイトを信じていた。だから、夕食の途中に、カイトの目の中に突然魔法陣が現れると、アルフはそれを見てぽろっとフォークを落とし、目を虚ろにして、よだれを垂らしたままそれに見入ったのだ。

 

 

「どうだ。凄いだろう、フェイト」

「うん。これを使って、私を幸せにした(おとした)んだね」

 

 自分がカイトのものになった、いわばその仕組みをばらされたはずのフェイトは、全くといっていいほどカイトへの愛情を崩していなかった。

 

……確かに、私はこれで変えられた。でも、それがどうした。私は今幸せなんだから、それでいいんだ……

 

 フェイトは、己の真実を曝け出された時でも動揺はしたが壊れはしなかった。だから、この程度の衝撃では、カイトへの愛は揺るぐわけがないのだ。そうだとしても、やはり危険な行動ではあった。しかし、カイトはためらいもなく、むしろ真実を知ることを望むかのようにフェイトの前で「意識操作」を発動したのだ。物事を隠し通すよりも受け入れさせ、それでいて自分への依存を失わせないという、カイトの方策であった。

 

「これで、私は父さんのものになったんだ。父さんのおちんちんを舐めて喜ぶ女の子になって、おむつにおもらしする赤ちゃんになって」

 

 正確にはけしてそういう訳でもないし、そこまで万能な能力でもなかった。これまでされたことを、言葉に出して振り返るフェイト。その声には艶やかで熱い吐息が混じり、その手は自然にスカートをめくり、指は下着の上から秘裂に差し込まれた。

 

「あぁん……嬉しい。父さん、今度はアルフを幸せにして(おとして)あげるんだね」

「そうだな。俺とフェイトの関係も、そう長くは隠せまい。だから、アルフにも仲間になってもらおう」

 

 その言葉を聞いて、フェイトは更に興奮していった。

 

「ふぅ……んぅ、アルフにも、私と同じ事するの? ……はぁっ……涎掛け着せて、ガラガラ持たせて、哺乳瓶からミルクを飲む、赤ちゃんにするのぉ……ゃん」

「それもいいがな。アルフにはまず、別の方向で幸せになってもらおうと思う」

「え……」

「どうした、少し落ち込んでるな」

「だって、アルフのおむつ替えたかったから」

 

 フェイトはすっかり赤ちゃんプレイを気に入ったようだ。薬の副作用としてのおもらしが治ってからもしきりに、おむつを着せて、赤ちゃんにして、とせがんでくる。カイトとしては、あそこまで濃いプレイばかりやると、フェイトのイメージとして完璧におむつが固定されて、他のプレイを楽しめなくなってしまうと危惧していた。だから、あの後フェイトをベビールームに入れたことはない。また時間を置いて、ゆっくり楽しもうと提案し、ようやくフェイトをなだめたのだ。その代わり、毎日一緒にお風呂に入って、互いに局部を舐め合ったり、頭から爪先まで全身を愛撫したり、ローションを使って絡みあったりと、爛れた行為を思い切り楽しんでいた。

 

「安心するんだ。アルフを幸せにするには、フェイトが必要だからな。頑張ってもらう」

「任せて。父さんとアルフのために、精一杯やるよ」

 

 フェイトはぐっとガッツポーズをした。気合満々、意気揚々だった。やはり、主であるフェイト自身で、使い魔を幸せにしたかったのだろう。いつの間にか意識を失い、倒れ伏していたアルフを担いで、カイトとフェイトは一階のプレイルームに向かった。

 

 

   ***

 

 

……なんだ? あたしは、ご飯食べてて、カイトと目をあわせて……それで……

 

「アルフ」

 

 フェイトの声に反応して、アルフはゆっくりと目覚めた。

 

「ぅ……フェイト? あれっ、ここは」

「ふふっ、気がついた、アルフ?」

 

 アルフは、此処が大広間でなく、個室で、ピンク色の壁紙に覆われた部屋だということに気づいた。大きいソファとそれ以上に大きく広いベッド。明かりは、客室のように天井の大きなシーリングライトではなかった。天井に埋め込まれたダウンライトが室内をぼんやりと照らしていた。そして、アルフを呼んだフェイトは、ベッドの上に足を組んで腰掛けていた。アルフを見下ろし、単純な笑みというよりは悪戯を考えている子供のように歪んだ笑い顔をしている。そして、なんと服を着ておらず、その身体をアルフの前に曝け出していた。しかも、アルフがふと目を下に向けると、自分の体までも生まれたままの姿になっていた。

 

「フェイト……私たち、どうして裸なんだい?」

「それはね、アルフ。私たちが幸せになるための準備だよ」

「準備?」

「そう。私と、父さんと、アルフの三人で幸せになるの。じゃあ、これから最後の準備をするよ」

 

 フェイトは、側においていたビニール袋から、一粒の錠剤を取り出す。そして、それを口に含み、アルフに向かって顔を近づけた。不意に目の前に出された主人の顔を見て、アルフは一瞬ドキッ、とした。

 

「フ、フェイト、いったい何をするんだい」

【とーっても気持ちよくて、幸せなことだよ】

 

 そのまま、フェイトは目をつむり、アルフの唇を、自らの唇で塞いだ。

 

「ん、ん、んむ――!?」

【ちょ、フェイトッ!】

 

 アルフが制止しても、もうフェイトは止まらない。そのまま舌でアルフの唇をこじ 開け、歯茎を舐め、頬の内側をこする。アルフは離れようとしたが、フェイトの両腕がアルフの頭をがっちり掴んでいて、離れられない。腕力任せに無理やり引き離すことも出来たが、主人相手にそれをするのはためらわれた。

 

……うぁっ、な、何だこれ!? 何だ、これ……

 

 しかも、唇の無慈悲な侵略を受けている内に、アルフは自分の体温が、徐々に上がっていくのを感じた。こすられた所がじんじんしびれ、それが段々快感になっていく。アルフ自身はこんなのおかしい、と思っていたが、そのじんじんが、どんどん大きくなって、全身に渡っていくにつれ、頭の中がぼやけ初めた。

 

「ん、んん、んむ、んぅ……」

【なに……これ、気持ちいい……】

【どぉっ? 口開けて。もっと気持ちよくしてあげる……】

「んぁっ……ん! んんう!んぐぅ!」

 

 言われるがまま、開けられたアルフの口腔内に、フェイトの舌が入ってくる。そして、閉じこもってたアルフの舌を引っ張り出し、深く、大胆に絡め合わせた。

 

……うわぁ、フェイトの舌が、生き物みたいに……すごい、なにこれ、すごい……

 

 アルフの思考は、更に鈍り、熱々のフライパンに乗せられたバターのようにとろけはじめた。それと同時に、抵抗も止み、完全にフェイトの為すがままになっていた。

 

「ん……んぷ、ちゅっ……んっ、んむ……」

 

 フェイトの唾液とアルフの唾液が混ざり合い、交換される、そして、フェイトが口に含んだ錠剤――媚薬も、それに流れてアルフの口内に入り、そのまま体内へと入っていった。フェイトはこれで一応、『下準備』を達成したことになるが、まだまだアルフと唇を重ねて、ディープキスをしていたかった。アルフもろくに抵抗せず、カイトの止めもなかったので、キスは更に深く、熱くなっていった。

 

「んぁっ……ん、ちゅぅぅ………んぐ、んんっ……はぁっ、ん、んぷっ……」

 

――アルフ。

――フェイト。

 

 念話で互いに名前を呼び合いながら、二人の頭も、身体も熱くなっていった。アルフは、ようやく自分が裸である理由が分かった。二人が今しているキスのように、無防備な身体を簡単にくっつけあえるからだ。なら、服なんていらない。フェイトと、もっとたくさんくっついていたかった。二人はぎゅっと抱き合い、身体のあちこちを重ねあった。胸を、肩を、腹を、腕を、手を、足を。そして、そのままベッドにひっくり返った。

 

「ぷぁっ……アルフ、もっとしよ……」

「うん……あたしもフェイトといっぱい、くっつきあいたいよ……」

 

 一回唇を離して、今度は互いに顔中を舐めあった。フェイトの柔らかい唇はほんのり暖かく、アルフの唇は狼だからか少しじょりじょりしてくすぐったく感じられた。熱くなった身体からは、汗が滲み出た。しかし、そのしょっぱさも二人にとっては、互いの体という甘味を味わうためのちょうどいいアクセントだった。

 

「ん……あはっ、やんっ、あぅん……」

「あぁ……ひんっ、あ、くすぐった、いぃ……」

 

 ごろごろと転げまわりつつ体を舐め合い触り合うそれは、犬や狼のじゃれあいに見えなくもなかった。ただし、決定的に違う点があった。二人の頬が上気し、息が熱く、股間が濡れそぼっていることだった。アルフは、自らの知らぬ間に性に目覚め、発情していたのだった。

 

……なんでだろう。こんなに興奮して、くらくらするのなんて初めてだ。フェイトと一緒にこうしてると、もっとくらくらして、どこかに落ちていくみたい……

 

 カイトの「意識操作」は、アルフの心に「フェイトに対する性的興奮」と「モラルの開放」を命じていた。そして、フェイトが少し突き落とせば、後は自分から簡単に、快楽と悦楽へと落ちていくようになっていたのだ。

 

「ああっ、フェイト、フェイトぉ、あたし、とまらないっ」

「いいんだよアルフ。このまま二人で行っちゃおうよ、幸せになろう(おちよう)

 

 耳元で囁くフェイトは、表情こそ優しく微笑む天使の様な顔だが、アルフにはそれがどこか悪魔のようにイタズラっぽく感じられた。突然、フェイトが、アルフの局部を触る。するとその全身が、電流のように走る快感で一瞬ぴんと伸び、その後に来る熱と麻薬じみた陶酔感でふにゃっと緩んだ。

 

「あんっ! フェイト、気持ちいい、ゾクゾクするよぉ!」

「そう? 良かった。アルフも、私のここ、触って? ぐちゃぐちゃになってるの、触って?」

 

 片手を陰部に伸ばし、まだ隙間なく閉じられているスリットに指を当て、こじ開ける。それが何を意味するのか、アルフにはまだよく分かっていなかった。しかし、猫なで声で催促するご主人のために、何かをしなければいけない気がして、体勢を反転させ、吸い寄せられるように秘裂から見えるピンク色へと顔を近づけた。

 

「あっ……舐めるの? いいよ、舐めて」

「フェイトの、おまた、すごい……んっ、ちゅぱっ」

 

 舌を伸ばし、淫肉に触れる。それだけで、フェイトは体をのけぞらせ、愛液を流し始めた。

 

「ふあぁっ! そう、そうだよアルフ、もっと舐めて」

「こうかい、フェイト……じゅる、ちゅぷ、んじゅる………」

 

 アルフは、お気に入りのアイスを舐めるように、小刻みに舌を動かした。そして、割れ目から出てくる愛液を飲み込むと、それは少し甘酸っぱく、お酒のようにアルフの頭へ刺激を送るのだ。フェイトの方は、アルフの拙いながらも激しい責めを感じながらも、自分だけが気持ちよくなってはいけないと、アルフの秘所を開き、包皮に隠されていたクリトリスをそっと剥き出しにして、思いっきり吸い付いた。アルフは余りの快楽に絶えられず、仰け反って嬌声をあげる。

 

「んぁあ!? いゃ、あ、あ゛ー!」

「ぢゅゅう、ぢゅ、じゅるる……どう、アルフ」

「あ゛、ちょっと、まって、きもちよすぎ、う゛、あぁ」

 

 アルフの花弁から流される蜜を、全て吸って飲んでしまうかのように激しいクンニだった。はぁ、はぁ、と息が荒くなる。どうやら、アルフは軽くイッてしまったようだ。目は虚ろであらぬ方向に向き、口からはだらだら涎を垂らしている。

 

「アルフ、凄いだらしない顔してる。でも、可愛いよ」

「あぁ、フェイト、フェイト……」

 

 アルフはもはや何も考えずに、ねだるように腰を動かした。その動きだけで、フェイトにはアルフが何を求めているか分かっていたが、これで一区切り、とも考えていたので、とっておきの手段を試そうと、アルフを仰向けにさせてその上に乗っかった。

 

「フェイト……はやく、おねがいぃ」

「わかってるよ。一番気持ちいい方法でイカせてあげるからね」

 

 フェイトは自分の股間に魔法陣を展開し、とある術式を唱え始めた。すると、フェイトの女陰、その尿道あたりから、むくっ、と小さいながらも雄々しい肉棒が姿を表した。

 

「うわぁ、フェイト、それ……」

「うん、おちんぽだよ? アルフはね、今からこのおちんぽを、おまんこに入れられちゃうの」

 

 魔法で作られた、仮想の男根。しかしそれは、フェイトの快楽中枢に、きちんと刺激をもたらすことの出来る、優れものであった。フェイトはまだ半勃ちであるそれに右手をあてて、しごき始める、すると、今まで感じたことのない種類の快感が、頭に上り始めた。

 

……あっ、これが男の感じ方なんだ。父さんがいつも感じてる、気持ちよさなんだ……

 

 そう思いながらしごいていると、どうにも止まらなくなってそのまま射精まで上り詰めそうだったが、なんとか抑え、目をアルフへ向ける。アルフはフェイトの股間に生えた異物に、怯えながらも興味津々のようだった。ベッドの端まで下がりながらも、じいっと陰茎に目を向けていた。

 

「アルフ」

 

 綺麗な女の子であるご主人の股間に生えた、グロテスクな肉棒に目を奪われていたアルフだったが、フェイトの一言で現実に引き戻された。

 

……挿れる? あたしのおまんこに、これを?……

 

 とても想像できない光景であったが、何故だか「気持ちいい」んだとは本能で理解できた。あれだけ大きい、太い棒を挿れられたら、どうなるのだろうか。舌が中に入っただけでも、よがり狂いそうなほど気持ちよかったのだ。

 

「ねえ、アルフ、どうするの? おちんぽ挿れる?」

 

 ここぞという時に、判断を相手に委ね、心に圧力を与え震える。フェイトがカイトの真似をして、覚えた手法であった。ドクンと、心臓が震える。口が開き、そこから吐く息は荒く、肺の中まで火傷するぐらい熱いものだった。

 

挿れたい。

おちんちんに体、めちゃくちゃにされたい。

 

 アルフは立って、座っているフェイトの目の前まで近づく。ちょうど、前のめりに勃起している男性器の先端がアルフの女性器のすぐ下にある形だった。

 

「あ、あたしは……」

 

 竿をそっと手にとって、亀頭を自分の股間にあてがいながら、アルフは答えた。

 

「気持ちよくなりたいよ。おちんちん挿れたい」

「うん。じゃあ、いこ?アルフの処女、私が貰うね」

 

 瞬間。アルフは、一気に腰を降ろし、フェイトの肉棒に貫かれた。

 

「はぁぁぁぁあん!」

「う゛、いあ゛、あ゛ぐうううううう゛!」

 

 二人同時に喘ぎを吐き出す。一方は純粋な快楽のみで。もう一方は快楽と苦痛に。

 

……あ゛あ゛あ゛、凄い、痛い――あれ?……

 

 しかし、処女膜が破られる苦痛は一瞬だけで、すぐに掻き消えるように去っていった。

 

……どうして? なんか一瞬破られるみたいに痛かったのに……!?……

 

 後を引かずに落ち着いた痛みを、流石に訝しんだアルフであったが、しかしその後に来る電撃的な快楽に、呆気無く思考を手放した。

 

「ふぁああん! くぅ、うああああああっ!」

 

 処女喪失の痛みが、そのまま反転して快感になったのである。これも、「意識操作」で仕込まれたものの一つだった。凄まじい苦痛の代わりに訪れる、素晴らしい快感と衝撃は、アルフを絶頂まで押しやって、なお余りあるものだ。びくん、びくんと痙攣し、がくっとフェイトに向かい倒れるアルフ。そのだらしなく緩みきった口元からは、ほんの僅かに唾液の泡が出来ていた。

 

「アルフ、気持ち良かったんだね」

 

 優しくそう呼びかけるフェイトは、アルフの幸せを喜びながらも、若干の羨望を感じずにはいられなかった。

 

……まだ私、父さんに処女、捧げてないのに。アルフだけ先に大人になるなんて、少しずるいな……

 

 しかし、そう思うのは脳内のほんの僅かな部分で、他の大半はアルフの膣内の快楽に耐えるので必死だった。腰は止まっていても、ニュルニュルとして暖かく気持ちのいいその空間は、フェイトの肉棒にとってはまさに天国だ。フェイトが止めようとしても、勝手に腰が動き、射精へ進もうとしていた。

 

……あぁ、凄い。女の子のおまんこって、こんなに気持ちいいんだ……私のおまんこも、父さんのおちんぽを、これくらい気持ち良く出来るのかな……

 

 もしそうだったら、フェイトとしてはすぐさま股を開いて父親の剛直を幼い膣内で鎮めてあげたい所なのだが、どうやらカイトはある機会を待っているらしい。指を入れたり、ローターで責めたりはするものの、一向にフェイトの処女を奪おうとはしなかった。

 

……どうしてなのかな。父さんも、それだけは一生懸命に我慢するんだよね。こんなに気持ちいいってことくらい、分かってるはずなのに……

 

 そんな、とりとめのないことを考え、暴発すまいと必死に堪えていたフェイトだったが、未だ意識を取り戻していないアルフが、「フェイト……」とうわ言を呟きながら無意識に腰を動かし始めると、もはや我慢の限界であった。

 

「あぁ、もう無理、アルフっ!」

「ふぁぁ……っ!? や、あ、あぁ!」

 

 アルフを思い切りベッドの上に押し倒し、猛然と腰を振り、アルフの奥へと進み始める。突然の刺激に覚醒したアルフは、わけも分からぬまま、自分の中に分け入る肉棒を感じ、またすぐに何処かへ吹っ飛んでしまうくらいの快楽に流された。

 

「アルフ、アルフ、うぁ、気持ちいい、おちんぽ気持ちいいよぉっ」

「あ、あんっ、あん、ひぁあ゛、あ、あ、あ、あ」

 

 リズムも何もない、只荒々しく絶頂を求める、交尾のようなセックス。

フェイトはまるで、アルフを大きいオナホールか何かのように扱っていた。それが本来やるべきことと違うというのは分かっていたが、すぐそこにある快楽には勝てなかった。

 

 その時、アルフの中の狼としての本能が、それを善しとして、男根を射精へと導くために膣肉をきつく締め付けた。

 

「ひぁあ!? それ、だめ、だめだよアルフ、すぐイッちゃう、女の子おちんぽ射精しちゃうから!」

「……あ゛、ぅ、ふ、ぐぅ」

 

 せめて、アルフの意識が戻った後に射精したいという、フェイトの悲痛な叫びは、アルフに届かなかった。アルフは、獣のように腰を動かし、言葉にならない喘ぎ声を上げるだけだった。その思考は、半分以上野生の雌狼に戻っていたのである。そして、フェイトの腰も、本人の意志とはまるで逆に、射精へとラストスパートをかける日のごとく激しく動いていた。

 

「ああぁ、これだめだよアルフ。とまんない。もうイク、おちんぽイッちゃう、アルフの中に出しちゃう、おまんこに白いおしっこおもらししちゃうぅ!」

 

 その言葉を最後に、フェイトは思いっきり腰を打ち付け、アルフの子宮口を亀頭でこじ開け、その先へとおもいっきり射精した。

 

「ああぁ、出る、出る、出ちゃうのぉ、やぁ、あ、ああああああああああああああ!」

「……ッ! お゛ぅうっ!!!」

 

 二度三度、勢い良く放出された白濁液がアルフの子宮を汚し、膣内を逆流し、ごぽぉと結合部から漏れ出た。射精しながらヘコヘコと腰を振っているフェイトも、気絶しながら絶頂を向かえたアルフも、瞳を緩ませ、口を開け、だらしなく笑う、至福の表情であった。

 

「アルフぅ……好き、大好きだよ……父さんと、同じくらい」

 

 今度は、フェイトが意識を失って、アルフの上に倒れる番だった。

 

 

   ***

 

 

「んんっ……?」

 

 それから、数分ほど経過して。気絶からようやく目覚めたアルフは、自分の中にフェイトの『もの』が入っていること、何やら知らない液体で股間が汚されていること、そして、フェイトが自分の体に抱きついて、すやすやと眠っていることを確認した。

 

……フェイト……

 

 思えば、今日ほどこの主人に振り回された日は無かっただろう。アルフは、フェイトが教える快楽に付いて行くのが必死で、気がついたらあっというまに全てが終わっていたように感じていた。そして、今、何もかも出し切ったように目を閉じているフェイトを見て、アルフは思うのだ。

 

「フェイトは、変わったんだね」

 

 今回、いつも感じている精神リンクだけでなく、直接的に体を重ね合わせることで、アルフは今までより確かに、はっきりと気づいた。フェイトが、自分の知らない何かを手に入れ、何かを失い、変わっていたことに。そしてそれが、アルフやフェイトにとって無条件で良い物であるとは、もはや考えられなくなっていた。もしかすると、プレシアの所で暮らしていた時よりも、何かが少しだけ悪くなっているのではないかと、思うようになった。

 

……でも……

 

 寝息をたて、アルフの体に全てを預けて寝ているフェイトの笑顔は。アルフが庭園の中で、会って最初に見た笑顔から、何も変わっていなかった。

 

 そう。アルフの使い魔としての契約内容は「ずっと一緒にいること」。そしてアルフが自らに課した使命は、「フェイトの笑顔を守ること」。ならば、今後フェイトがどのように変わっていっても、その笑顔が変わらない限り、フェイトと一緒にいることこそ、アルフという一匹の狼が果たす役割なのだ。

 

「フェイト……フェイトは今、幸せかい?」

 

 そう問いかけると、フェイトの耳に入ったようで、寝言混じりにこう答えた。

 

「ふぁ……ん……幸せだよ……父さんといて、アルフといて、私、幸せ……」

「そうかい。なら、あたしもとっても幸せだよ」

 

 そして、アルフも幸せになった(おとされた)……

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は少し箸休め。次なるメインディッシュに取り掛かる前のオードブルです。
だからちょっと、これはエロとしても物語としても微妙かなー、みたいなとこもあったりします。
ですが、どうしても書かなきゃいけないシーンなので、投下しました。
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