今回、ちょっと短いです。(具体的に言えば前回の半分チョイ)
追加で何か書くか、ひょっとすると2.5扱いになるかもしれません。
その辺りご了承頂いて、御覧ください。
高町なのはを『パラディース』の乗客に仕立て上げる時に、一番の障害になるのが高町家である。彼ら全員を『意識操作』して、『パラディース』に乗せても邪魔になるだけだ。一匹だけの使い魔であるアルフとは訳が違う。かと言って、まさかプレシアの様に排除してしまうという訳にも行かない。なのはにも、フェイトのように家族のことを忘れさせ、そして記憶を再構築すれば問題はないだろう。しかしカイトは、フェイトを道具扱いし、罪を犯したプレシアと違って、何らの罪もなく、なのはを愛し育ててきた高町家の人々を、傷つけたくはなかった。悩みに悩んだカイトは、結局腹案の一つを採用することにした。なのはをミッドチルダに『留学』させるのである。
筋書きはこうだ。なのはは魔法の授業を進めていくうちに、より深く魔法を学びたくなる。しかし、カイトの指導と『パラディース』の設備では自ずと限界が見えてくる。そこで、魔導の本場たるミッドチルダの魔法学校に進学したいと申し出るのだ。なのはの成長に関しては、自主性を重んじる立場をとる士郎と桃子も、流石に異世界の学校へ留学することには慎重な態度を取るだろう。だが、公共機関である管理局への入局、即ち就職を、中学校卒業の段階で認めた親子である。説得すれば必ず理解を示し、小学校卒業段階での中等部編入くらいには漕ぎ着くことが出来ると、カイトは踏んでいた。
なのは自身も、この案には大賛成だった。空を飛ぶのが好きな彼女は、それと同時に魔法の奥深さにも魅せられていった。最近では、探索魔法、結界魔法、治癒魔法など様々な分野に手を出しつつある。勿論、砲撃魔法にも興味を示している。このまま行けば、カイトの知る『高町なのは』とは違い、尖りのない、しかしよりバランスの取れた魔導師なのはが生まれることだろう。
――そんななのはも、一目でいいから是非拝みたいものだ――
なのはとフェイト、そしてはやて。この世界にいる彼女らは、間違いなくカイトの知る三人の女神たちだ。しかし、カイト・フォレスターという人間が、彼女らの人生に関わる時点で、それはもはやカイトの知る三人とは全く違う存在になってしまうとも言えるのだ。それは、仕方のないことだ。ならば、彼女らを手に入れるカイトは、変わってしまった彼女らが選ぶ『自分』を肯定する必要がある。だからカイトは、彼女らには自分の許せる範囲で最大限の自由を与えるつもりなのだ。
「それでは、今日の座学はここまで。復習を忘れずに」
「はーい、お疲れ様でした!」
『パラディース』の船室にて、座学の時間。こうやってじっくり物事の理論を教えるのは、『パラディース』内ではカイトにしか出来ない仕事だ。しかもなのはのスキルが上がり、実技にカイトがついて行けなくなった。そこでこうしてカイトとフェイトで分担して教えている訳だ。元気良く、はつらつとした仕草で起立し、礼をするなのは。物を教える側からしても、気持ちのよい行動だ。品行方正、という言葉が似合う。
「それじゃあ、今度は実技だから、フェイトの所に行って」
「あ、ちょっと待っててください。先生……ううん、カイトさんに見せたいものがあるんです」
なのはは、こうした授業の時間内ではカイトを「先生」と呼び、私事や情事では「カイトさん」と呼ぶ。小学生のなのはなりに、公私の区別をつけているつもりなのだ。そんななのはが、あえて「カイトさん」と呼ぶ。どんなものだろうかと、カイトの興味は惹きつけられた。
「見せたいもの、というのはなんだ? ここで見せられないものか?」
「いえ、そういうことじゃないんですけど……お時間、頂いてもいいですか?」
構わない、とカイトが許可すると、なのははレイジングハートを持ち、起動した。なのはの周りがピンク色の燐光に包まれ、ぱっと霧散して消える。そして現れたのは、フェイトのものを白基調にアレンジしたようなバリアジャケットを着たなのはだった。スカートやマントは外されていて、よりくっきり体のラインが浮かんでいる。
「……えと、どう、ですか?」
露出度の高い格好が恥ずかしいのか、もじもじして顔を赤らめ、俯きながら問いかけるなのは。ツインテールがくいくいと揺れるその仕草だけでもカイトには可愛らしく、辛抱がたまらなくなりそうだった。が、それ以上に気になるのが、どうして恥ずかしがり屋のなのはがこんな格好をしたのかだ。
「なのは、これは一体どういうことだ」
「え……そんな、私のこの格好、嫌いですか?」
「そうじゃなくてだ。どうしてそんなバリアジャケットをしているかということだ」
「それは、ですね。羨ましかったからです」
なのはが話したのは、以下の通りだ。
実技を見ているカイトの目線が、よくフェイトの方に向けられている。どうしてなのか。自分が魅力的でないのかとも考えたが、原因はフェイトのバリアジャケットにあった。なのはのそれより露出が高く、ボディラインの現れるデザイン。それが、訓練であちらこちらを飛び回る。当然、きわどいアングルというのも存在するわけで、健全な男であるカイトが目を向けてしまうのは仕方がない。
「だから、フェイトちゃんと同じ、ううん、それよりもっとエッチな格好したら、カイトさんがもっと私を見てくれるかな、と思って……最初は、わざとパンツ履かないとかそういうのも考えたんですけど、流石に恥ずかしくって……レイジングハートにも無茶言って、一着作ってもらったんです」
「俺のために、か」
「はい。カイトさん……気に入って、くれましたか?」
なのはは、かなりの恥ずかしがり屋である。今までカイトと行為をする時にも、服を脱ぐのが遅かったり、フェイトと違って「いや」とか「だめ」という言葉が口から出たりする。それはそれで初々しさと恥じらいを感じられて興奮するのだが、フェイトという成功例がもう少しカイトに対してオープンな態度をとることを考えると、どうにも
しかし、この行動を見て、それは杞憂だとはっきり確認できた。なのはは、カイトのことを愛してくれている。だからこそ、カイトに対して恥ずかしがりもするし、緊張して初々しくもなるのだ。そんなことを考えて、カイトは心の中でほっと息をついていたのだが、その時の無表情がなのはには応えたらしく、ショックで落ち込みながら口ごもった。
「そうですよね。私フェイトちゃんに比べたらスタイル良くないし、こんな格好しても……」
「そうじゃない」
「ふにゃっ!?」
カイトは思わず声を荒げ、そのままなのはを押し倒した。なのはは突然の行動に素っ頓狂な声を出して驚き、カイトの為すがままに仰向けになった。その目が見たのは、膨らんだペニスに押されてパンパンになっているズボンだった。なのはのバリアジャケットは、カイトを安心させるだけでなく、その欲望のたがを外すことにもしっかり成功していたのだった。
「なのは、これが見えるか。俺のはどうなっているか」
「……おっきくなってます。カイトさんのおちんちん、スボンでギュウギュウになってます」
「そうだろう。なのはの姿を見て興奮したんだ。なのはの腰が、胸が、太腿が。はっきり見えて興奮したんだ。どうだ、これでも気に入っていないと言えるか」
ここまで来て、やっとなのはは気づいた。カイトは、この水着のような服装を気に入ってくれている。しかも、いつもなのはの好きにしてくれたのが、今回は自分から押し倒すくらいに。犯したいと思うくらいに。 そう分かると、なのはも途端に興奮してきた。ひょっとしたら、そのままここでエッチに入ってしまうかもしれない。
「あ、もしかして、気に入ってくれたんですか?」
「当たり前だ。そんなエロいなのはを前にして、我慢なんか出来ない」
「じゃあ……」
「俺をこうさせた、責任を取ってくれ。ここでいい」
そして、カイトはその期待に応えた。ベッドでもお風呂でもなんでもない、ごく普通の船室で、二人きりでまぐわう。「いけない」と思う羞恥心と、「
「はい……何、しますか? お口でしますか? それとも、手ですか?」
「そうだな。折角そんなものを着ているんだ。有効に使わせてもらうとしよう」
先ずは、一回肉棒を口に含ませる。なのはが口で感じたカイトのそれは、今までなのはが見たものより少しだけ大きくなっているように感じられた。そのまま、口の中で唾液をたっぷりつけさせる。れろ、れろと舌でねっとりペニスを舐める舌はいつもより控えめだ。これからする新しいプレイに期待して、いつもは全力を出す口での奉仕を、あえて控えめに抑えたのだ。
カイトは、なのはの上体を机にうつ伏せにさせた。机の後ろから見ると、尻を突き出すような形になる。チャックを開けて大きくなった陰茎を出すと、それはなのはの尻、その割れ目にあてがわれ、そのまま前後に動き始めた。
「あっ……ゃん……」
「なのは、どうだ。俺のが分かるか」
ラバー状の材質と、なのはの肉付き良い尻の柔らかさがペニスの裏筋を擦り、口とも手とも違う独特の感覚が生まれる。そしてなのはの方でも、陰裂に擦付く棒に強い性感を覚えていた。
「あっ、あっ、カイトさんの、硬いおちんちんが、お尻の上で動いて、おまんこも、ふぁぁ」
「お前がこんなに可愛くて、エロいからだ。お前が好きだから、こんなになっているんだ」
「わかりますぅ、うぁ、あ、ひぃ」
カイトの腰は激しく動き、肉棒越しになのはを突き上げるようだった。それがなのはには、まるでカイトが自分を後ろから犯しているように感じられ、後背位で犯される時と同じように発情していた。
……カイトさんが、わたしを突いて、犯してる。わたし、これでカイトさんと、ひとつになってるの、かも……融け合ってるの、かも……
本当にセックスしている訳ではない。だが、なのはは今、たった一人の好きな人と、体を触れ合わせている。だから、精神は既にカイトと触れ合い、通じあっている。そういう意味では、肉体的接触が薄くとも、なのははセックスをしていると言える。好きな人に抱かれる嬉しさが、なのはの身体に快感となって駆け巡る。
「なあ、なのは、気持ちいいのか? お前、感じているのか?」
「はぃい、カイトさんのをお尻で扱いて、私まるで、エッチしてるみたいで気持ちいい!」
まるで、エッチしてるみたい。その一言が、カイトにあることを思い出させた。
……そう、これはあくまで前戯。全てが揃うまでの、長い長い前戯……
何時まで続くのか、何処まで続くのかわからない、しかし、幸せと快楽に満ち溢れた時間。しかし何時かは、この前戯を終わらせて、『本番』に入らなければならない。それは、儀式であるべきだ。カイトの求める少女たちが、その身を真にカイトへ捧げる、神聖な儀式であるべきだ。
「じき、処女も奪ってやるからな。そう長くはかからない。楽しみに待ってるんだ」
「ほんとですか? カイトさんと、ホントのエッチ……すごくワクワクして、興奮してきちゃう」
肉尻に、男根を当てて動くだけで、ここまで乱れる事ができる。ならば、その剛直で本当に処女膜を破り、未成熟な膣を蹂躙し、排卵前の子宮に精液を吐き出したら。カイトもなのはも、その光景を想像すると、さらにお互い恍惚し、絶頂に向けて動きが早まっていく。
「ああ、ひゃうぅ、おまんこ、気持ちいいのぉ! 服越しなのに、カイトさんの、硬くて、ぐりぐりするぅ!」
なのはの膝が、がくがくと震え始めた。カイトも微かに呻き声を上げ、亀頭の充血がさらに顕著になる。互いの息は、とっくに荒くなっていて、今や半分思考を投げ出し、獣のようによがっていた。
「あぁん!や、は、はぁぁ、ぁ、ぁ、ぁ、あっ」
パチュンパチュンと、腰と尻のぶつかるリズミカルな音。意識が薄くなり、目が垂れる。なのはは完全に机へ身を投げ出し、うつ伏せで寝そべっていた。
……カイトさんとエッチ、気持ちいい。カイトさんが私を犯して、私がカイトさんの欲望を受け入れて。どっちがどっちだかわからなくなるくらい、
フェイトが、カイトの手のひらの上で快楽に
……あっ、カイトさん、イキそうだ。お尻で感じてても、おちんちんの筋肉びくびくして、擦るスピードが早くなって……
カイトが冷静な顔を捨て、何よりも真っ直ぐになのはを求めると、なのはもそれに応えて興奮する。そして、なのはの興奮に合わせて出るフェロモンに、更にカイトも興奮し、そのスパイラルがやがて絶頂へと通じるのだ。
「なのは、出るっ、なのはの背中に、精液たくさん、出すぞ」
「出してぇ、んぁ、熱いの、背中にいっぱい! あ、なのはも、もうイっ、ゃあ、イッちゃうから!」
その言葉を、やっと出すのが限界だった。鈴口から勢い良く精液が迸り、白ラバーに包まれた背中へと降り注ぐ、濃く、粘り気のあるそれの、大きなひと粒がポタリ、と背中にはう度に、なのはの身体全体がビクンと震え、絶頂を持続させていた。
「あ゛、あ、ぁ、ぁう……カイトさんの精液、熱い……背中に暖かさが、やけついちゃう……」
「なのは、気持ちよかったぞ」
カイトは笑顔を浮かべて、なのはの頭を撫でた。くすぐったいように目をつぶるなのはだったが、急にカイトの胸の中に飛び込んで、ぎゅっと身体を抱きしめる。
「なのは?」
「このままで、いてください……カイトさんの体温、感じたいから……」
致した後の人間は、体温が上がって暖かくなる。それを知ってか知らずか、なのははカイトの体温が一番感じられる時に、カイトを抱きしめたのだ。その通りに、熱い身体と、汗臭くなった匂いがなのはの五感を刺激し、なのはの身体もまた暖かく、まるで本当に合わさってひとつになったかの様に感じられる。
……あぁ、このままずっと、ずっとカイトさんと
カイトも、なのはを抱きしめ返した。安心しきった顔をして、カイトの胸に頬をすり寄せるなのはを、愛しく思ったからだ。二人の気持ちは通じ合った。二人は今、紛うことない『セックス』をしているのだ――
重ね重ね書きますが、短くて申し訳ありません。
その分エロ多めというか、むしろ通常がエロ成分少なすぎというか。
兎に角、書けたいもの(フェイトとなのはの違いと水着尻コキ)は書けたので投下しました。