本日は終戦記念日です。書き上げたので合わせて投稿します。
英霊の皆様ありがとうございます。
どうぞ、安らかに。
(日曜日の定期更新は書けたら投稿します。更新出来ないかもしれないのであしからず)
次号 その頃、アメリカ海軍は…
5月25日 午前10時頃 横須賀 加賀艦内会議室
「……よって、我が第四艦隊は第一機動艦隊より先行する為、明日ミッドウェーへ向け出撃する。MO作戦から帰って休みたいところで、直ぐの出撃に無理を言って申し訳ないが…頼む」
そう言って松島宮は集まっていた戦隊司令、並びに艦長達に頭を下げる。
本来なら、乗組員の休養は勿論の事、船体や機関、装備等々の整備や取り替え等を考えれば第四艦隊は出さない方がよいのだが、何せ連合艦隊が全力出撃する上、あの『ミッドウェー』であるが故に出ない訳にはいかなかった。
「まあ、アメリカ相手にドンパチしている以上、仕方無いですな」
「だが、殿下の頼みとなれば、この艦隊の連中は四の五の言わず付いて行きますがね」
小園中佐の言葉に松田艦長が答え、集まった面々からも『確かにそうだ』『異議なし』等々の同意する声があがる。
「ホントに皆すまない…これに伴い、今晩は酒保を開く事と宴会の許可を出す。だが、深酒で二日酔いになるなよ?」
この松島宮の言葉に集まった面々が笑う。
「えー、それとですが…司令から各艦に神中佐の御実家の酒造のお酒、並びにレナータ研修武官、エーディット観戦武官の大尉昇進を祝い、イタリア産ワインとドイツ産ビールを両名から提供されておりますので、皆さん御確認下さい」
「ほう、殿下からの下賜酒だけでなく、御二人からの本場品ですか…殿下も無茶を仰る、こんなに頂きましたら、皆々喜んで深酒してしまうではないですか」
滝崎からの品目の発表を聞いた木村少将のボヤキに集まっていた面々が再び笑った。
その日の深夜 加賀艦内
「うぇ゙ぇ゙ぇ゙……グワングワンするぅ゙ぅ゙」
「まったく、私を守る為に飲まない酒を飲まされ過ぎるとはな…もう少し断る事を覚えんか」
(宴会時の)何時もの様に松島宮が女性と(一般士官・下士官兵に)バレない様にする為、付き合い酒に付き合った結果、飲まされ過ぎてダウンしている滝崎と肩を貸して歩いている松島宮。
「あはは…守る相手に肩貸してもらってるって、笑えね〜……あれ、前に居るの、レナータとエーディットじゃね?」
「ん、あっ、ホントだな。おい、レナータ、そっちはどうした?」
現状に自虐的な苦笑いを浮かべつつ、前にレナータと背負われてるエーディットを見付けた滝崎とそれに声を掛ける松島宮。
「あっ、マサローとトクコ…潰され気味だね、マサローは」
「あはは……笑えないけどね…そっちはエーディットが潰れた?」
「うーん、お酒とわかって飲んでる状態の限界一歩手前ぐらいまではいったと思うよ。だから、回収してきた」
「互いに大変だな」
「「「あはは……はぁ……」」」
滝崎・松島宮・エーディットは苦笑いを浮かべた後、溜め息を吐く。
「まあ、こうなる事も予想して、長官私室に水差しを置いてある。とりあえず、私室に避難しよう」
「「賛成」」
こうして3人(+1人)は長官私室へ向かった。
3時間後 長官私室
「ふがっ……う〜ん……んぅ…あっ、いつの間にか寝ていたか…」
長官私室に逃げ込み、既に潰れたエーディットをソファに寝かせ、酔い覚ましの水を飲みながら3人で話していた……筈だが、どうやら途中で酔いが回り寝てしまった様だ。
そして、何かの拍子で目が覚めた滝崎は寝惚け目で周囲を見回す。
「あっ、起こしてしまいましたか?」
「……あぁ、神鷹か。すまない、寝惚け頭だと、どうも認識するのに時間が掛かるな」
神鷹の声に寝惚け頭で数刻程掛かって認識した滝崎はある事に気付く。
「毛布…この毛布、まさか、神鷹が?」
「はい、皆様明日は大事な出撃の日ですので、風邪でもひかない様に、と思いまして」
「皆様……あぁ、なるほどね」
『皆様』と聞いて改めて周囲を見渡すと、同じくいつの間にやら寝ていた松島宮、レナータは勿論、ソファで(放置され)寝ていたエーディットにも毛布が掛けられいた。
「ありがとう、神鷹」
「Nine(ナイン いいえ)、元貨客船の私には慣れた事ですから。それよりも、何かお飲みになられますか?」
「いや、気持ちだけ受け取っておくよ。明日は君の言う通り、出撃だからね。下手に何か飲んで夜更かしなんてしたら、それこそ笑うに笑えないからね」
「わかりました。では、滝崎さん、お休みなさい」
「あぁ、お休み。君も早く休みなよ」
「はい。では」
そう返事をすると神鷹は転移した。
「さて…今度は起床ラッパまで寝るとす…」
「すみません、滝崎大佐。少しよろしいでしょうか?」
「っ!!? な、なんだ、加賀さんか…びっくりした」
寝ようとした瞬間、後ろから声を掛けられ、びっくりして声を出しそうになるも、何とか抑えて振り向いた滝崎は声の主が加賀である事を確認する。
「あっ、すみません…本当は昼間の内にお話をしたかったのですが…その、何かと人が居ましたので…」
「(…神妙な話か?)いや、まあ、それなら仕方無い。ただ、加賀さんも明日の事がありますので…手短になら」
「そうですね。では、お言葉に甘えて、単刀直入に…いよいよ、本格的に変えていくんですね?」
「……えぇ、このミッドウェーは分水嶺。その為に開戦時は置いとくとして、アメリカに関しては露骨な変更を起こさない様にしてきましたからね」
「うふふふ…『歴史』をとは言って無いのに、よく解りましたね?」
「あっ……あれ? 私、加賀さんに話してませんでしたっけ?」
「貴方からは直接聞いてないわ。でも、元連合艦隊旗艦よ? 堀長官や比叡さん、朝顔さん、それと普段の貴方と松島宮殿下、神中佐との会話に聞き耳を立ていれば、なんとなく察しがつくわ」
「あっちゃ〜…いや、ホントにすみません」
「いいのよ…でも、天城さんと赤城さん、蒼龍と飛龍の事、お願いします」
「それは勿論ですよ…その為に色々と無理してますから」
「そうね…では、長引かせない為に失礼します」
そう言って加賀が転移する。
それを見届けた滝崎は再び毛布に包まり目を閉じる。
残っていたアルコールもあり、再びの睡魔により朝までじっくり眠る事が出来た。
………なお、結果的に4人一緒であった為に在らぬ噂が流れたのは別の話である。
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本作品ヒロイン(3人)とのR18シーンの有無
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有り
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無し