※この作品はR-18です。

大逆転! 大東亜戦争を勝利せよ!!   作:休日ぐーたら暇人

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と言う訳で小休止回。
内容は薄めかな…。


次号 日本軍、ニューカレドニアへ迫る


151 史実を越えて

9月30日 ガダルカナル島沖合い シーラーク水道

 

米輸送船団壊滅・ガダルカナル島陥落から1週間後、第一艦隊と第二機動艦隊がガダルカナル島で合流した。

この1週間の間、ガダルカナル島ヘンダーソン飛行場と駐留部隊の武装解除と共に、ブーゲンビル島ブイン飛行場と守備部隊への降伏勧告と武装解除も行われていた。

これについては日本軍側の軍使に高砂族遊撃隊の活躍で捕虜になっていたリュパータス准将が同行し、『師団長命令』として現地部隊に命じた事により、何のトラブルも発生する事なく無事に進んでいた。

そんな中、ガダルカナル島に大和、武蔵、加賀、土佐、扶桑、山城の主力艦艇に元アメリカ艦のエンタープライズ、ホーネット(艶鶴・豊鶴)が並ぶ光景は何故か絵になっていた。

 

 

大和艦内 長官公室

 

 

「敵大規模輸送船団攻撃の件はお疲れ様でした。これまでの通商補給路破壊により、アメリカ〜オーストラリア間の物流は破壊された…米豪遮断作戦は実質的には完了です」

 

堀長官はそう言って角田中将ら第二機動艦隊を労う。

 

 

「今回で約100隻、通商補給路破壊等で200近く…合計約300隻の輸送船とそれに載っていた武器物資資材、更に人員…流石のアメリカでも堪える数字です」

 

 

「だが、先の夜戦で消耗した米海軍戦力の増援が一歩遅れてニューカレドニアに到着した。これが唯一の南太平洋における海上戦力だ」

 

滝崎の言葉に宇垣参謀長の補足が入る。

 

 

「ならば…ア号作戦の締め…ニューカレドニアの攻略ですね」

 

ア号作戦…『修正版米豪遮断作戦』とも言える作戦の目標は2つ。1つがニューブリテン島・ブーゲンビル島・ガダルカナル島の掌握による、『珊瑚海への進入路の形成』、もう1つが『ニューカレドニア『奪還』と米海軍戦力の撃滅』。

そして、目標の1つが達成された為、次の『目標』となる……その目標は『史実を越える』ものであった。

 

 

「ニューカレドニアですが…元々の所有者であるフランスの方は?」

 

 

「ヴィシー、並びに自由フランス、双方の許可は取った。双方ともから『明確な過失の事実でない限り、これ以後の被害の責任はアメリカに有る』との言質も取った…隙はない」

 

松島宮の問いに堀長官が頷きながら答える。

既に『手は回している』のだ。

 

 

「これが達成されれば、オーストラリアに近い南太平洋からアメリカ海軍戦力と拠点はほぼ消える。後のオーストラリアへの締め上げは宗主国のイギリスが担うし、ニューカレドニアの件をアメリカがどうこう言える筋もない。オーストラリアがアメリカに対して出来るのは、オーストラリア本土とポートモレスビーやパプアニューギニアに居るアメリカ陸軍戦力の帰還の手伝いだけ」

 

 

「つまり、実質的にオーストラリアは詰んだ訳だ」

 

滝崎の言葉に皆を代弁するかの様に角田中将が言った。

 

 

「ウォッチタワー作戦は現段階で失敗している…だが、ニューカレドニアは我々にも関係する…落とし前をつける意味でも、無視は出来んな」

 

宇垣参謀長の言葉に角田中将や松島宮、滝崎が頷く。

 

 

「海上戦力は我々が叩く。幸いにも空母は確認されていないから、我々第一艦隊だけでもどうにかなる。第二機動艦隊は敵航空戦力を単独で。それとニューカレドニア、正確には敵の司令部があるヌーメアを陸軍と共に頼む…あぁ、ヘンダーソン飛行場から回収したアメリカ製爆弾は有るだけ持って行って構わんよ? なにせ、我々より第二機動艦隊が使うからね」

 

 

「あはは…わかりました。互いにご武運を」

 

堀長官の言いように角田中将は苦笑いを浮かべながら敬礼を行い、堀長官が答礼をした。

 

 

 

翌10月1日、第一艦隊と第二機動艦隊はニューカレドニア攻略の陸軍部隊を載せた輸送船団と共にガダルカナル島から出撃した。

ガダルカナル島、並びにブーゲンビル島の機材等の回収と飛行場施設撤去の要員を残し、艦隊はニューカレドニアへ向かう。

 

 

加賀艦橋

 

 

 

「約2カ月…約2カ月でこれだ…長い様で、短いな」

 

横でメモを整理しながらエーディットが呟いた。

 

 

「まあ、アメリカがニューカレドニアを占拠して、ガダルカナル島に飛行場を建設して…だがら、2カ月ちょいだな」

 

 

「『米軍の反攻だ!』って慌てた割には大した事なかったよね〜」

 

 

「……お前達、もう少し緊張感を持てんのか? 幾ら作戦前だとしてもだ」

 

滝崎とレナータのやり取りに松島宮が呆れながら言う。

だが、何時もの風景らしく、これまた米豪遮断作戦最後の戦いに挑む、と言う状況から見ても、確かに『緊張感の無い』雰囲気だった。

 

 

「まあまあ、こんな何時もの雰囲気の方が良いですよ。下手に緊張感を出されると、それこそ此方が萎縮してしまいます」

 

和やかに松田艦長が言う。

 

 

「まったく…そう言えば松田艦長は今度の作戦が終われば、大和の艦長に異動だったな?」

 

 

「えぇ…連合艦隊司令部のお歴々方を相手にするより、殿下達の相手の方が気は楽ですから」

 

 

「……それは褒めてる、と受けとっていいのか?」

 

 

「貶す気はありません。真実を言ったまでです」

 

 

「…正直に受け取れない私がおかしいのか?」

 

…そんなやり取りが交わされる中、南太平洋を巡る最後の戦いが迫っていた。

 

 

 

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