※この作品はR-18です。

大逆転! 大東亜戦争を勝利せよ!!   作:休日ぐーたら暇人

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今回は短め。

アンケートを出しますので、良ければお答え下さい。


79 第四艦隊作戦会議

9月1日 トラック諸島

 

 

この日、『第四艦隊』を構成する艦艇群がトラック諸島にやって来た。

既に到着している『神鷹』に加え、『第二戦隊』の戦艦加賀、土佐、扶桑、山城の4隻、『第六水雷戦隊』旗艦の軽巡洋艦夕張と8隻の駆逐艦。

この14隻が『第四艦隊』に所属する戦闘艦艇の全てだった。

そして、そんな艦隊の司令官となったのが…前話の通り、松島宮である。

 

 

 

 

旗艦加賀 艦内会議室

 

 

 

「初見の方々も多いが、今回第四艦隊司令を拝命した松島宮徳正王少将だ。これから宜しくお願い…する」

 

『します』と言いかけて一瞬だけ間を置いて言い換える松島宮。

この場には松島宮、滝崎、神中佐の他には第四艦隊所属の14隻の艦長、第六水雷戦隊長、防空航空隊司令の小園中佐ら幹部クラスの面々が顔を揃えていた。

 

 

「では、挨拶はこれぐらいにして…諸君らも知っての通り、現在の日米関係は最悪だ。外交交渉での解決を目指しているが、今のアメリカ政府の態度が続く限り、交渉での解決は難しいだろう。よって、先日、山本総長を加えて開戦時の初動を話したのだが……滝崎、頼む」

 

 

「はい。同じくお初にお目にかかります、副官の滝崎大佐です。知っての通り、第四艦隊の担当はトラック諸島より南方、並びに東方です。よって、近辺の米軍拠点であるウェーク島の攻略、そして…襲来するであろう米海軍太平洋艦隊の撃破が任務になります」

 

滝崎の言葉に参加者がどよめきだす。

ウェーク島の攻略はまだ解るし、不可能ではない。

だが、来援するアメリカ太平洋艦隊を『第四艦隊だけで撃破する』と言うのは理解するが、『無茶苦茶』である。

 

 

「本来なら、連合艦隊の総力を上げて掛かる事もすが、フィリピン攻略などで戦力を抽出・分散しなければならない為、これが出来ん事を理解ばして下さい」

 

『第四艦隊付き参謀』の神中佐の言葉に困惑気味になる参加者の面々。

 

 

「フィリピン方面攻略の事情は解りますが、もう少し何とかなりませんか、司令?」

 

皆を代表するかの様に旗艦加賀の艦長である松田千秋(まつだちあき)大佐が発言する。

 

 

「残念だがな…主戦力はアメリカの動きも読めん以上、ギリギリまでの分派は出来んそうだ」

 

松島宮の回答に大半の面々がピリピリしはじめる。

今のところ、どう聞いても『上の言う事をそのまま話してる』風にしか聞こえないからだ。

 

 

「まあまあ、一旦落ち着こうじゃないか。何の策も無しにこうやって話しているとも思えんしね」

 

この艦隊の次席であり、特徴的なカイゼル髭を弄る『髭のショーフク』こと第六水雷戦隊司令の木村昌福(きむらまさとみ)少将が言った。

 

 

「確かに『主戦力』は動けません。ですが、それ以外の『戦力』は比較的多く動かせます。と言う事で、その『策』と『開戦』までの我が第四艦隊の訓練内容ですが…」

 

そうして、滝崎は集まった第四艦隊の面々に『策』を話す。

 

 

 

 

会議終了後 長官公室

 

 

 

「「あ~、なんか、疲れた~」」

 

会議後、長官公室に引き上げた松島宮と滝崎は事務机とテーブルに突っ伏す。

 

 

「あっはっは、これがしごっ(仕事)です。はいめ(初め)は慣れん事もすが、いずれ慣るっます」

 

賑やかに笑いながら、神中佐が2人に麦茶を差し出す。

 

 

「あっ…それと神中佐。色々と便宜を図ってもらってすまない。請求は私の方に回してくれ」

 

 

「いえいえ、殿下のお役に立った上におやんえ(実家)もよろくっ(喜んで)いました」

 

受け取った松島宮が神中佐に礼を述べる。

実は松島宮は各艦艇へ焼酎を手配していたのだが、それは自費で神中佐の実家の『神焼酎製造』に発注した物だった。

 

 

「…神中佐としてはどうですか?」

 

 

「策の事もすか? 米軍に我がらの動きをかきっ(隠す)事をかんぐい(考える)と、滝崎大佐の策はてげてげ(良い)案と思いもす」

 

滝崎の問いに顎に手をあてながら神中佐が答える

 

「となると、約3ヶ月で練習をして、本番を迎えられる様にしないといけない、と…神参謀、そこはどう思う?」

 

 

「動き自体は今までの方針である『艦隊決戦』と『斬減作戦』を組み合わせた応用技もす。松田大佐も木村少将もその方針で訓練をれる(受ける)以上、後は細かい我がらの動きを詰めればだいじょっ(大丈夫)かと。残りの問題は何れだけの戦力が動いてくれるか、もす」

 

 

「それは私と滝崎の仕事だな。まあ、我々も無駄にここで名目な名称を付けていた訳ではないしな…滝崎、言い出しっぺなんだから、頼んだぞ?」

 

 

「はいはい、神中佐と一緒に擦り合わせを行いますよ。すみません、神中佐。お付き合いお願いします」

 

 

「へが(はい)。それと、第六水雷戦隊には対潜訓練を実施すべきかと。我がらの自衛を考えますと、第六水雷戦隊が唯一の頼りになりもすので」

 

 

「…確かにな。どうなるにしろ、アメリカ側の潜水艦が好き勝手動き回るのも癪に触るし、あわせて訓練すべきだな。滝崎、木村少将らと共にそこも詰めてくれ」

 

 

「木村少将なら、二つ返事で了承してくれると思うけどね。まあ、この際だから、やれそうな事はやっとく事にするよ」

 

 

 

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