ナイトレイドアジト周辺の某所
「チェルシー、トランスフォーム!!」
そう言ってチェルシーは帝具のガイアファンデーションで金属の女性型ロボットに変身する。
「・・・・・・・」
タツミは唖然としている。
チェルシーは再び元の姿に戻り、
「どう?タツミ、こんなものにも変身出来るようになったよ♪」
「・・・ななな、なんでその言葉を知っているんだ!?」
「え?えっへっへ~、さぁなんでだろうねぇ~」
「まさか・・・お前・・・」
「そう・・・貴方の思った通りだよ・・・タツミ君」
「このやろうーー!」
「きゃー、犯されるー!?」
チェルシーははしゃいでいる。
「何が犯されるだ!?・・・このストーカーがぁ!?・・・ちぃ、何処で俺の隠れ家嗅ぎつけやがった!?」
「ええ~?隠れ家ぁ?なんのこと~」
「今更しらばっくれんな!?その情報や話はこの世界に無いものだ!俺の隠れ家漁りやがったな!」
「・・・いいじゃん別に~・・・」
「全く・・・あれだけ警戒していたのに・・・くぅ・・・どうやって知った?」
「愛の力だよ♪」
「ふざけんな!俺は真面目に聞いてんだ!」
「・・・・・・、タツミが悪いんだよ・・・エスデスなんか助けたりするから・・・」
「あれは・・・あいつに貸しを作っておけば後々有利だと思ったからだ」
「ふ~~~~~~~ん~~~~ほんとぉ・・・」
「大体それと隠れ家見つけたのと何の関係があるんだ?」
「・・・タツミ、時々こっそり出かけていくじゃない?あたしにも内緒でさ・・・だから、まさか・・・エスデスなんかと浮気しているんじゃないかと思ってそう思うと居ても立ってもいられなくなってそれで後尾けたの!」
「後を尾けた?そんな馬鹿な・・・お前の気配なんて・・・」
「普通に尾ければ絶対タツミならばれると思ったから、だからノミに化けてタツミにくっついてったの!」
「お前・・・馬鹿だな、間違って潰したら・・・お前死んでたんだぞ!」
「馬鹿はタツミだよ!」
「・・・・・・・・・」
「夜中勝手に出かけていくしさ・・・部屋に行っても居ない時あるし、それで翌日帰って来てるの見てほっとするけど、なんにも話してくれないし・・・」
「・・・・・・・・・あそこには集めた帝具を保管しているから下手に知られたくなかったんだ」
「・・・そう見たいだね」
「集めた帝具の場所をチェルシーが知ることで変な被害がいかないようにと思って黙ってたんだ」
「本当に・・・?」
「ああ・・・」
「分かった・・・それならちょっとだけ許したげる・・・うん、全部許すよ♪」
「?」
「アジトのタツミの部屋からいつの間にか健全な男子が読むようなもの無くなってたもんね・・・怪しいとずっと思ってたけど・・・うふふふ、やっぱり・・・でもあたしが居るんだから、もう必要ないよね♪・・・あそこに有ったものぜーんぶ塵芥に還したけどなーーんにも問題無いよね?」
「・・・!?・・・・、・・・・・・・」
タツミは滝汗をかいている。
「あれぇ?・・・あたしみたいに可愛い彼女がいるのに、必要だったのかなぁ?」
「・・・ああ、邪魔だったからそろそろ処分しようと・・・お、思ってたんだ、ありがとな・・・・」
「ああ、やっぱり?良かったぁ♪」
「あ、ははははは・・・・・・ところで・・・」
「なぁに?」
「うっかりしてたが、こないだアカメが銀河の平和を守るだとか、意味不明な事言ってたが・・・、まさかお前・・・」
「あ・・・、あのタツミの隠れ家にあった本で面白そうなの適当に何冊か持って来てさ・・・あたし達にも読めそうな文字ので・・・えへへ・・・アカメちゃんにも見せたら妙にあの子はまちゃって・・・てへ♪」
「この野郎!この盗人がぁ、人の秘密を暴いただけじゃなく、何やってんだお前ら本当に!?」
「いえ、私が盗んだのは・・・貴方の心です!・・・では失礼!」
チェルシーは敬礼し後、投げキスして逃げようとするが・・・タツミが逃す訳が無い。
「ぼ、暴力反対・・・」
「お前には3つの罪がある・・・、まず一つは不法侵入、それと、窃盗・・・そして最後はこの俺を怒らせた・・・」
「え~~~最後のは理不尽だよ!・・・大体怒ってるだったらあたしもだよ?」
「なんでだよ?」
「だってタツミ・・・一緒にデート行っても全然並んで歩いてくれないし、腕も組ませてくれないじゃない?」
「ん?当たり前だろそんな事!」
「え?」
「ん?」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・あたし達付き合っているよね?」
「ああ・・・」
「あたし達もう恋人同士だよね?」
「ああ、そうだな」
「じゃあ、なんでさっき言った事拒絶すんのぉおおお!!」
ドカーン!・・・チェルシーは吠えた。
「・・・お前達の常識は知らんが俺の居た所じゃあ、仲の良い男女だろうが道端で並んで歩くなどもっての外だぞ?」
「えええ~~~・・・嘘ぉ・・・じゃあどうするの?」
「女は男の後を数歩後歩くか・・・或いは俺が影ながらチェルシーの後を追うか・・・」
「何それ!?全然デートじゃないじゃない?・・・じゃあどうやって二人は過ごすの?」
「そりゃ・・・人目の付かん所で・・・」
「う~~~・・・はぁ・・・、じゃあ誰か他の人が居る所じゃイチャつきたくないと・・・」
「・・・そういう事したいなら、ラバックみたいな奴と一緒になれば良いだろ?」
ラバックの部屋
「へーっくっしょん・・・誰だよ・・・この感じは・・・さてはタツミの奴、また俺の事馬鹿にしたな・・・良いだろう、後で思い知らせてやる・・・」
再び場面は戻って。
「何もそこまで・・・もぉ・・・『あたしはちょっと不安なだけだよ・・・』
「俺もこの国に来た当初は結構驚いたぞ・・・なんだこの国はと・・・こういう色恋は俺には関係ないと思ってからその後余り気にせず過ごしてきたんだが・・・」
「う~~ん・・・頭痛がしてきた・・・ここまで旦那との隔たりがあったなんて・・・じゃあタツミからキスしてくれないのもそういう訳なの?」
「他の男は知らんが、まぁそういうこだわりはある・・・」
「じゃあ子供が出来ても?・・・例えばタツミなら子供が女の子でもタツミはしないの?」
「ああ・・・しない、チェルシーも俺達の子供でもして欲しくはないな」
「ふ~~ん・・・あ?ひょっとしてタツミは・・・あたしの唇は俺だけのものとか思っているの?///」
ニヤニヤしながら聞いてくる。
「・・・・・!?・・・・」
「あ~・・・うふふ、やっぱり・・・そっか、そっか、タツミも人並み・・・もしかして人並み以上に独占欲あるんだ・・・良かったぁ~ちょっと安心♪」
「・・・・~・・・くっ・・・」
タツミは顔を赤くしながら舌打ちする。
「ふぅ~・・・という訳でタツミのあたしへの愛を確認をした所で・・・さぁ何処か行こう♪」
「はぁ!?お前何言ってんだよ?よくこんな状況で・・・帝国と一戦交える直前のこんな時によくそんな神経太い事言えんな?・・・それと俺には愛なんて概念無いぞ!」
「いいじゃん!こんな時だからこそ心残り無いようにしておきたいの!あたしタツミ程強くないし・・・ってそんな事よりもっと聞き捨てならない事言ったよね?え?なに?あたしの事愛してくれてないの?」
「だから俺にはお前らの言う愛の概念なんて無いと言ったろうが」
「・・・そういえばタツミ・・・エッチしてた時、「俺のお前への忠誠は不動のものだ・・・」とか何とか言ってくれてたよね・・・///」
「ぶほぉごはっ!!!・・・げほごほ」
タツミは豪快に吹き、そしてむせた。
「あーやっぱり・・・タツミはそういう感じなんだ・・・なーんだ、ちょっと感性が違うけど・・・そういう事ならオールOKだよ♪」
「・・・・・・・・・」
「うふふふ・・・という訳でお互いの相互理解も深まった所でシャンバラ使って何処か遠くに息抜きしに・・・いこ♪」
「・・・だから決戦の下準備でやる事があると言ってるだろ?」
「え~・・・ちょっとくらい・・・じゃあ、ギュってして」
「???」
「?・・・じゃないよ!抱き締めてって言ってるの・・・せめてこれならイーよね?」
「・・・判った」
タツミはチェルシーを抱きしめ、
「はふぅ~・・・う~~ん///・・・もう、タツミみたいな気難しい人と一緒になれるのあたしくらいなんだからね・・・」
「・・・・・・・」
タツミは無言ままでチェルシーは気持ちよさそうにしていた・・・だがその時、二人を距離を置いて見張る一つの影が、
・・・アカメだ!
「・・・・・・・・」
アカメは二人に気付かれないように、静かにその場を去った。