翌朝、アジト会議室
全員が集合しナジェンダと打ち合わせをしている。
「・・・という訳で話は以上だ・・・皆これが最後の闘いだ・・・ここまで来たら是が非でも皆で生き延びて革命を成功させるぞ、良いな!」
一同同意の歓声を上げる。
「ちょっと待って、ボス!」
「どうしたマイン?」
「ひとつ気になる事があるわ」
「なんだ?人員配置か?」
「いいえ、問題は今、戦場で起きるてるんじゃない・・・この会議室で起こってるのよ!」
「ん?なんだそれは」
「あのタツミの姿よ!」
タツミは服から出ている皮膚の部分を包帯で隠している、勿論、顔も。
「タツミがか?・・・確かに妙だとは思ったが本人が気にしてないでくれと言っていたからなぁ」
「甘いわ、ボス!あたし達は仲間でこれから決戦なのよ、その前に仲間に何かあったら気遣うのが筋じゃない?」
「ああ~・・・そうだな・・・タツミ、改めて聞くがどうしたんだそれは?」
「・・・これは、武器になる火薬の配合に失敗してこんなになった・・・戦闘には支障は無い・・・構わないでくれ」
「という訳だ、マイン」
「う~~~ん、くんくん、タツミから火薬の匂いじゃ無く濃厚に・・・女の匂いがするのはどうしてだろうねー・・・」
「!?」
タツミは汗をかきはじめた。チェルシーは顔が紅くなってきている。
「タツミ・・・お前、今生の名残にそういう所行ったのか。てめぇ水臭いな俺も一緒に誘え・・・」
ナジェンダに睨まれるラバック。
「・・・じゃなくてだな、不謹慎な奴だぜ全く!」
「いや、まぁその、これはだな・・・」
「ははは、タツミも緊張して不安だったのか?大将にもそういう一面があったとは、見直したぞ」
にやにやしながらナジェンダはからかう。
「ああ・・・うん、まあ・・・」
「ボス、それは違うぞ!」
「どうしたアカメ?」
「・・・タツミはそのような所に行ったんじゃない!タツミは巨大な蚊に刺されて全身虫さされで皮膚が醜くなったからだ・・・そうだよな、タツミ?」
「ん?・・・・・・」
タツミはアカメの真意を測りかねていた。
「アカメ、なんだそりゃ?巨大な蚊?」
気の抜けた声を出しナジェンダは首を傾げる
「ああ・・・その蚊は・・・常に飴を舐めている!」
「飴・・・ああ・・・、くくく、そういう事か、タツミ?あんたも隅に置けないな、そうかチェルシーと・・・くくく、そうかそうか・・・良かったなチェルシー」
チェルシーはもう顔が真っ赤になり手で覆っている。タツミは包帯の上からでも汗を流しているのが判るくらい流している。
「タツミ、お前・・・チェルシーちゃんと・・・はぁほぉ成程・・・って事はだ、その包帯の下はお前、チェルシーちゃんの・・・」
「ふむ、何をされたんだタツミは?」
「スーさん・・・これは人間じゃなきゃ判らない事だぜ・・・いやぁどうしても聞きたいなら教えても・・・ひでぶ!!」
チェルシーはラバックの頬をビンタして部屋から出て行った。
「・・・あついわねー、こーあついと、頭がぼーっとなって乱戦の中あたし、間違って味方の頭撃っちゃうかも」
「奇遇だね、あたしも間違って味方を撲殺するかも!」
「うむ、敵味方誰か判らない状況下なら手が滑って味方を斬っても仕方ない事だな」
「おい、お前ら・・・」
タツミは怒りかけたが・・・マイン、レオーネ、アカメに睨まれ言葉を呑んだ・・・そして彼女達も部屋を出て行った。
「・・・タツミ、前途多難だな・・・その、なんだ・・・この戦いが終わったら、あいつらとの別の闘いがあるんだな・・・まぁ頑張ってくれ」
ナジェンダはそう言ってタツミの肩を叩いた。
「タツミ・・・お前ばっかりに良い思いをさせてなるものか・・・エスデスにもこの事伝えておくぜ・・・なぁに礼はいらねぇよ、俺とお前の仲だろ!」
タツミはラバックに向かってゆっくりと刀を振り上げ・・・、
「ラバ・・・例え時代がお前を求めても俺はぜってぇ認めねぇ!!・・・最終局面だ、華々しく散れ・・・終の秘剣、火産霊・・・」
タツミの刀は何故か紅蓮の炎纏っていた