~ほんとはただ寝たいだけ~18禁部分抜き取り版 作:真暇 日間
なお、原作名は変わることがあります。
side エレオノール・ラ・ヴァリエール
ぞくり、と背筋にナニカが走る。昨日の夜から浅くしか眠れていない私の身体は、ただそれだけのことでピクリと跳ねる。
昨日、私の部屋にやって来たルイズに突然背後を取られ、それから私はルイズの両手にいいように弄ばれてきた。
初めは私も抵抗した。ルイズの腕を掴んで止めようとしたし、枕元の杖を取ろうともした。
けれど、ルイズは巧みに私の手を避ける。ネグリジェのままだった私の身体に指を這わせ、裾をたくし上げて私の胸に両手を当てて、私の首筋に舌と唇でのキスを降らす。
外に居るはずの護衛達に声を聞かせるわけにもいかない、けれどルイズはサイレントを使えず、私も杖が無ければサイレントを使えない。
だから私は必死に自分の口を手で押さえ、口から溢れそうになる声を飲み込んでいく。しばらくすればルイズはこれをやめてくれると思っていたから。
しかしルイズは執拗に私の胸をその手で弄ぶ。小さくてもちゃんと膨らんでいる私の胸を外側から集めるように、ゆっくりと捏ねる。
ルイズの小さな手にも収まってしまいそうな私の胸は今だけはなぜか少し大きくなったように見えるけれど、首筋に落とされたルイズのキスに意識が集められてすぐに気にならなくなる。……否、気にすることができなくなる。
「ふ……んんっ……ぁ……」
ルイズは私の感覚をしっかりと理解しているらしく、痛くはなく、けれど弱くはない絶妙な強さで胸を揉み、捏ね回す。
その強さも一定ではなく、時に羽毛をかすらせるかのように弱く、時にパンを捏ねるかのように強く、一瞬も私を慣れさせようとはしない。
「……エレオノール姉様……気持ちいい……ですか?」
さっきまで私が何を言っても反応すらしなかったルイズが突然話しかけてきた。けれど私はその内容に怒りで口を開き……
「はぁんっ!?」
その瞬間、今まで狙われていなかった胸の頂点をつまみあげられて声をあげてしまう。
私の反応に満足したのか、ルイズは私を弄ぶ手の動きを再開させる。今までと同じように、優しく、激しく、執拗に……。
意識が胸に集中する。するとまるでそれを見越していたかのようなタイミングでルイズは私の耳朶を甘噛みする。
痛みには届かない、けれど撫でるよりは遥かに強い刺激に、胸に集中していた意識が急速に耳に引きずり寄せられる。
ふっ、と耳に息を吹き掛けられ、耳の内側にルイズの舌が入り込んでくるりと舐めていく。
子供故の体温の高さからか妙に熱く、そして唾液で滑るルイズの舌。にゅるりと奥に入り込み、クチュクチュと水音を立てられると、まるで私の頭の中身を直接ルイズの舌で掻き回され、舐め溶かされていくような錯覚に陥る。
「ぁ……ぅあ……は…………」
何度も感じたあの感覚が、私の意識に霞をかける。薄ぼんやりとした霞はどんどんと濃く、厚くなって行き……私は前も後ろもわからなくなってしまう。
ただわかるのは、私の身体はもう私の思い通りには動かないと言うことと、クチュクチュと私の頭を掻き回しているこの音が私の頭に霞をかけていると言うこと。
……そして、私はこうしてなにもわからなくなってしまうことを、どこかで望んでいると言うこと。
昨日、ルイズの手でこの感覚を味わってから、ずっと私は心待ちにしていた。
このまま霧の中に、どこかもわからない所まで連れていって欲しい。何もかもを忘れさせてくれる、この霧の中に。そしてこの霧を越えた先にある、何もかもがクリアに見えるあの感覚をもう一度味わいたい。
耳から、胸から、首から、背中から。ぞわぞわとした感覚が上ってくる。
それはもういっぱいいっぱいの私にはとても耐えられるようなものではなく、完全に意識が飛んでしまいそうになるのを必死になって押さえ込むくらいの事しかできない。
それでもルイズの手や舌から送り込まれてくる感覚に抗うことはできず、少しずつ少しずつ押さえきれなくなってくる。
そして、限界まで溜め込んだ私に止めをさそうとルイズの指が私の胸の最も敏感な突起へと伸びてくる。何度も掌が擦れ、周りの肉と一緒に揉み上げられたそこは、ルイズに触れられるのを今か今かと待ち構えていた。
じりじりと、まるで焦らされているかのように進まない指が、それでも少しずつ近付いてくる。もう指との距離は5サントも無い。
そしてついに、ルイズの指が私のそこを胸と一緒につまみ上げ───
───私は目を覚ました。
周りを見るまでもなくここは私の部屋で、そして私のベッドの上だと言うくらいはわかる。さっきまでのように意識に霞などかかってはいないし、手足もちゃんと動く。
そうして一つ一つ確認していると、ふと枕元の眼鏡の下に紙が置いてあることに気が付いた。
眼鏡をかけてその紙に書いてある伝言らしきものを読み取ろうと目を通す。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『
昨日の夜のエレオノール姉様は可愛かったですよ♪ 婚約者さんの前でもあの姿を見せてあげればきっと上手く行くと思います。
途中から前後不覚になっていたようですから覚えているかはわかりませんが、おねだりの仕方は普段のエレオノール姉様とのギャップが凄くてついついやり過ぎちゃったようで……ちゃんとシーツと下着は取り替えておきましたので許してくださいね(はーと)
それでは。
ルイズ
P.S シーツを変えているところをメイドに見られちゃったので───
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
気が付いたら私は伝言の紙を握り潰していた。ぐしゃりと軽い音を立ててつぶれた手紙は、私の握力で所々千切られ、破れている。
けれど私の怒りはこの程度では収まらない。姉にあんなことをした上にその片付けをメイドに見られるだなんて……到底許されることじゃない。
直ぐ様ネグリジェを脱ぎ捨てて動きやすい服に着替え、杖を掴んで走り出す。
部屋を飛び出して、走りながら大きく息を吸い……
「───ちぃぃぃぃぃびルイズぅぅぅぅぅぅぅッ!!!」
思いきり叫びながらルイズを探すために屋敷内を奔走し始めた。
……手に握り締めた手紙の続きに『……と言うのは冗談で、別に見られてませんから安心してください』と書いてあることに気付いたのは、どうやっているのか物凄い速度で逃げ回るルイズに三時間四十五分ほど振り回され、休憩のために一度止まった時のことだった。
なにしろ色んな所から持ってくる予定ですので。