※この作品はR-18です。

~ほんとはただ寝たいだけ~18禁部分抜き取り版   作:真暇 日間

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書けって言うから書きました。ちなみに続きも製作中です。
恐らくこの話は一週間に一度くらい、本編に交じって更新されていくと思われます。



エリーちゃんの夢のペット生活一日目

 

 ガシャン、という金属音に私の意識は覚醒する。私のために用意された大きめの鉄格子が視界に入り、小さな魔法の光が檻の中をかすかに照らしている。

 布団をどかして身体を伸ばすと、私の首に巻かれた首輪につけられた鈴が揺れてチリンと鳴った。

 私は、檻の鍵を開けて私に近づいてくるご主人様の前に跪く。片手にちゃらりと軽い音を鳴らす細い鎖を持つご主人様は、にっこりと笑顔を浮かべて私の頭を撫でた。

 

「おはよう、エリー」

「はい。おはようございます……ハリーさん」

 

 顔を上げた私の首輪に、細い首輪が絡み付く。結構大きめに作られている首輪は、あっという間に鎖に埋もれて銀色になる。窓から入ってくる太陽の光を反射する鎖が私の首からご主人様の手に繋がっているのを見るだけで……私の身体ははしたなくも火照り始めてしまった。

 急に、ご主人様はくいっと鎖が引いて首輪ごと私の身体を引き寄せる。跪いていた私は急な運動に反応することもできず、四つ這いになってしまった。

 

「食事はもうできている。暖かいうちに一緒に食べよう」

 

 四つ這いのままの私の首輪に繋がる鎖を引きながら、ご主人様は歩き出す。下は柔らかい絨毯のようなものが敷いてあるので手も脚も痛くはないので、私はそのままご主人様の後を着いていく。

 ……ご主人様は自分を『ご主人様』と呼ばれるのを嫌がるから、口に出して呼ぶときには以前まで使っていた『ハリーさん』と言う呼称を使っている。ご主人様は本当は私を普通に立って行動させようとしていたし、檻ではなく普通の部屋を用意してくれようともしたけれど……私は今の状況を希望した。

 ご主人様に隠し事ができないように、部屋の中がいつでも見える檻を私の部屋にしてもらった。

 ご主人様から離れられないように、首輪をつけて鎖で連れ回してもらえるようにしてもらった。

 ご主人様の物であると一目で理解できるように、首輪に名前の刻まれた首輪をつけてもらった。

 ご主人様がご主人様であることを忘れられないように、四つ這いで移動することを許してもらった。

 

 私はご主人様のペット。私はご主人様の愛玩動物。私はご主人様の所有物。私はご主人様だけのモノ。ご主人様に貰えるものなら、それが何であったとしても私は受け入れよう。

 ご飯も、お仕置きも、ご褒美も、意地悪も、理不尽も、非常識も、何であっても……私はご主人様を受け入れる。受け入れたい。

 

 私はゆっくりと歩いてくれるご主人様を見上げながら、同じ速さで進んでいく。

 ……もうちょっと速く歩いて、首輪で首が少し苦しいくらいでもいいのに……などと考えながら。

 

 ふわふわとしている絨毯の道を進んでいくと、何度も進んだ道の先に食卓が見えた。私はご主人様の椅子の横に置かれたお皿に用意されたご飯の前にぺたりと座り、ご主人様が食べ始めるのを待つ。ペットがご主人様よりも早くご飯を食べ始めるなんて、絶対に許されないことだから。

 ご主人様が椅子に座り、それから手を合わせて何かを呟く。ご主人様は神の存在事態は信じていると言う話だったけれど、神が何かをしてくれると言う話はあまり聞かないらしい。そしてご主人様が一口食べてから、私も食べ始めた。

 溢さないように気を付けながら、手を使わないように食べる。これも私が望んだことで、ご主人様はそれをあまり良くは思っていないけれどごり押しさせてもらった。

 食べやすく作られているらしいちゃんとした料理は、ダーズリー家で用意されていた物に比べて遥かに美味しい。むしろ、心が満たされている分今まで食べた何よりも美味しく感じる。

 喉が渇けばお皿の隣に用意されている命の水を飲み、ご主人様にいつまでも気に入っていてもらえるように身体を健康体に保つ。ご主人様を待たせるわけにはいかないので、ご主人様が食べ終わる時間に合わせて私も同時に食べ終える。

 ご主人様が洗い物をしている間、私はソファーで丸くなる。お腹が一杯になったら、後はご主人様に甘えるのがペットの仕事。ご主人様に遊んでもらい、ご主人様を癒すのが、ペットの一番大切な役割だと言われたことがある。

 ご主人様は何でもできるから、私にできることは本当にそれだけだ。だからこそ、私は全力でそれをやりきろうと思う。

 

「エリー、終わったぞ」

 

 ソファーで丸くなっていた私は、ご主人様の声を聞いてすぐにそこからどいた。ご主人様は私が丸くなっていたところに座り、私はご主人様の隣に座って丸くなった。

 

 ご主人様が私の髪を撫でてくれる。暖かくて大きな手で撫でてもらうと、なんだかすごくほっとする。

 私はご主人様の方に寄り、ご主人様の膝枕に頭をのせた。

 

 ……私は、ご主人様のことが好きだ。ダーズリーの家から拐ってくれた、ご主人様が好きだ。暗いことを考えそうになった時に、それを全部まとめて吹き飛ばしてくれるご主人様のことが大好きだ。

 私はそんなご主人様に、自分の身体を擦り付ける。色々なところが貧相だけれど、それでもご主人様を喜ばせることくらいはできるはずだから。

 身体を起こし、ご主人様の腕に全身をすりすりと擦り付ける。殆ど肉はついてないけれど、ついていなさすぎて楽しんでもらえているかはわからない。

 でも……それでも、一応のやり方くらいは知っているし、前にご奉仕した時には喜んでもらえたから、私は頑張る。

 

 ご主人様は、こう言うときはとても意地悪だ。私がこうしてできるだけの誘惑をしても、全く私に手を出そうとはしない。だから私の方から動いて、ご主人様をその気にさせないといけない。

 まずはキスから。ご主人様に『これからえっちなことをしたいです』と言う意思表示をする。これで嫌がられたら諦めるけれど、これまでに嫌がられたことはない。

 ……毎回、私の体力が持たなくて途中で気絶してしまうからかもしれない。早く最後までできるようになりたいな。

 

 今回も、ご主人様は嫌がることはなかった。むしろ私の身体を抱えあげ、深く深く口付けてくる。

 後ろ頭を抑えて、ご主人様は私とキスを続ける。ご主人様の大きくて太い舌が、私の口の中に潜り込んできてあらゆる場所に触れていく。まるで、私が口から呑み込まれてしまいそうな……そんな気すらする。

 飲みきれないほどの唾液が溢れ、口の端から零れて顎を伝ってご主人様の服に滴った。

 

 

 

 

 

 ──────と言うところで、目が覚めた。

 どうやら私は眠っていたらしく、ベッドの上で横になっていた。

 ぼんやりしていた頭で、見ていた夢の内容を思い出していると、少しずつ少しずつ目が覚めてきて……。

 

「あ……ぁあ……あぁぁああぁあぁぁぁぁっ!!?」

 

 私はごろごろごろとベッドの上で転げ回った。

 

 ハリーさんにペットにしてもらってる夢だなんて……うぅ……恥ずかしいよぅ……。

 

 

 

 




 
……初めから『夢』だと言っておいた筈だ。題名にもそう書いてあるし、昨日の更新の後書きにもそう書いてある筈だ。
確かに夢オチ以外だと同人誌ネタか『……って言う話があったんだ』オチくらいし考え付かなかったのは私だ。だが、後悔はしていない。
私は悪くない!

……とまあ、そんな話はおいておくとしまして、前書きにあった通り、週一くらいで本編の代わりに投稿していく予定です。今のところ7~8話構成で、各話のオチ部分を削って繋げると色々とちゃんと一日分になるように作っています。
ですので、気長に待っていてください。今回のは18禁にはまず確実に届きませんが、これからのは違う……予定です。



次回からはまた普通のハリポタが続きます。また来週。
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