「きれいになったし、ミーナ、もう出よっか」
「ううん……」
ミーナはモジモジしながら石鹸を手に取ると、おもむろにその角っこを自身の大事な所にぐいっと押し付けていた。
「んんっ……」
コトン。 ミーナの手から石鹸が滑り落ち、タイルの上で音を鳴らす。
「ワタル、私はまだ洗ってない所あるから……そのっ」
そう言ってる間にミーナの顔はみるみるうちに赤くなって、そんな意思表示である泡を付けた場所を両の手で重ねて隠してしまっている。
「いいよ。 ほら、こっちきて」
恥ずかしそうにタイルの床に転がった石鹸の方に目をやっているミーナの肩を僕は寄せる。
半ば強引だったから、「ひゃっ」っとミーナが前のめりに飛び込んで僕と同じ様に両肩を掴んで向かい合った。
「ミーナ……」
胸元に生えている毛は水に濡れ張り付いていて、クッキリとその成長度合いが見えるから、思わずミーナの胸に目がいってしまった。
幼いながらも2つのふっくらとしたライン、その丘の頂点が桃色に色付いてツンと立っている。
「そんなに見ちゃやだよ……」
手を僕の方に置いているそんな晒された体勢が恥ずかしいからか、ミーナは慌てた様子で僕に密着した。
そのまま僕の腰周りへ、長くて温かいものが巻き付く。
いつものミーナの柔らかな尻尾。
「あのね、しっぽが邪魔にならないように」って背面から延びるそれは丁度僕ら二人を囲い込む様に回り込んで落ち着。
僕は頷き、尻尾を寄せている方とは逆側の手を背後に回し、その緩急の付いているミーナのしなやかなラインを下方へと伝っていく。
水に濡れ、ほっそりとしたシルエットになっている腰から下、安定感のある重心を感じさせるふっくらしたお尻が僕の差し入れる手を両側から包むように迎えた。
触れるとミーナの吐息が深くなる。
「ミーナ。 するよ?」弾力のその隙間へと手の先をねじ込ませると、ミーナが緊張してか"きゅぅっ”とお尻に力を入れて身をよじる。
くすぐったいのかもしれない。 尻尾もきゅんと僕の背中を押す。
「えっと……強くする?」
ミーナがウンウンと耳を動かして返事をするのを見て、更に埋めていくと、お尻の圧を石鹸の滑らかさが押し退けながら割れ目に指が届いた。
「ミーナ、力抜いて」と僕はもう片方の手で尻尾をなだめるように撫でながら、スリットに触れる指の方を上下に動かしてあげる。
ミーナ自身のぬる付きと、泡の感触とが混じり合い、ちゅぷちゅぷと静かに音を響かせてゆく。
指がグニュグニュと包まれ、逆に押し返されている様な、そんな感触にゾクリとした。
動かせば自然と恥部に沿って滑る指は、その度に膣口がヒクンとすぼまる感触もミーナの体温に温まる指先に感じ取れる。
チュク、チュク、チュク……
往復させる度に「うぅぅ……うぅぅ」と目を瞑ってミーナは声をくぐもらせてるから「痛い?」と聞くと、
胸に押し当てたままの頭を横に振って、グリグリさせている仕草がなんだか可愛い。
這わせる指は次第に表面から奥へ、奥へと誘われるように、力を少しずつ込めながら押し込んでいく。
ドキドキする。 指が震える……
「ミーナ、あったかいよ」
熱がこもる膣内は泡の侵入すら拒むように、いっぱいの粘液で溢れていて、石鹸の泡は股の内側で粘液と混ざり合ってメレンゲのような重い泡となり、ポトリポトリと床に積み上がってはトロリと溶け広がっていった。
「はぁっはぁ… ミーナっ ミーナっ!」
僕はもう、ゆっくりとは攻められなかった。 ミーナの膣内に2本目の指をねじ込んで、ぎゅっと奥に押し入れた。
「はぁっんっ! ワタルっまって、ああっ」
じゅぷりと引き抜くと直ぐに押し込み、広がった膣内に空気も入り込んで音が鳴る。
「あんっ あぁっ、恥ずかしいよぉ」
ストロークを強めてゆく動作は自然と大きく、指の運動を肩から動かしはじめ、ユサユサとミーナの身体ごと揺らしはじめる。
「あうぅ……あぁっ ワタルっ」
ミーナは持ち上がりそうになる感覚に耐える様に身体を寄せ、その小さなおっぱいが僕に押し当たった。
必死に指を出し入れさせるうちにミーナは次第に爪先立ちになり、重心を僕に傾け始めてきて、カリカリと爪でタイルの床を引っ掻く音が響いた。
ただでさえ滑りやすい材質なうえ、泡と愛液のヌメリが広がる床は僕の足元をツルリとすくう。
「わっ、 危ないっ」
前のめりになるミーナとのバランスを何とか取ろうと、踏ん張った僕は体ごとミーナを押して後ろの壁へと背を押し付けてしまった。
「きゃっ!」と壁の冷たさにヒュンと、膣壁が締まる感触が伝わる。
「きゃううっ、ワタルぅ~」
指を飲み込んだままじっと受け入れているミーナはガクガクとその場で脚を震わせてしまっていた。
「ミーナ、危ないから……ゆっくり抜くね」
傷付けないようにそのまま慎重にスライドさせて引き抜いてあげる。
「んんんっ!ふわぁぁっ」
指を出し切るとミーナの震わせてた脚が遂に糸が切れたように直ぐその場に倒れ込みそうになったので
ぎゅっと抱き寄せ二人一緒にそっと腰を下ろした。
「ごめんね、強くやっちゃて」
ミーナのまだ震えている下半身は、その股の間から愛液で洗い流れた泡と、その奥の鮮明なピンク色が覗く。
はぁはぁと、ヘたり込んでいるミーナは重たそうに脚に力を入れる。
「あ、立てる? 無理しちゃだめだよ」
「だってっ、だってまだ…… 最後までいけてないんだもん……そんなにじらしたら、私もう」
そう言うミーナの不安定な足取りは、まるで生まれて間もない子鹿みたいだ。
心配だから手をとろう。 そう思った時、案の定重心を崩すミーナは「ワタルのいじわるっ!」って言いながら、両手で僕を突っぱねる!
「えっ、 わぁぁ!」
立ち崩れたと言うより、わざと正面から突っ込んでくるミーナは、その勢いで僕の上にしっかりと乗っかった。
仰向けに倒れた僕の真横に置いてあった桶がガタンと耳元で音を鳴らす。
「ミーナ、危ないって!」――というか前もこんな状態にされた事あるような……なんて事を思った。
「もう、限界なのっ ごめんねワタル、頑張れるよね?」
肩で呼吸をしながら、必死そうに僕の下半身をまさぐりだして「むにゅぅ」と僕のが捕らえられた。
もう離さないって感じに握る手の握力が、その肉球の様にムッチリとしているミーナの手の平では、キツさは無く、圧力に包み込まれてる感触だった。
「ミーナっ!? ちょ、待って」
「やだ、待たないっ!」
掴まれた下半身の方を見るとそんな感触とは真逆に、指先には鋭い爪が立ってる。
「ね? 動いちゃ爪を引っかけちゃうよ?」
ミーナもそうならないように、怒った場面で時折見せる"補食する手つき"にならないよう、指をしっかりと開いた状態で抑えているけど。
……可愛く脅されて、身じろぎ出来ない僕。
そのまま指先を使わずに手のひらをいっぱいに使って、自身の恥部へ誘導するミーナ。
その手に着いた泡が僕のを再びぬめらせる。
「はぁ、はぁ、ふぅ」
ミーナは荒い息を抑えながら僕のを入れようと腰の位置を動かしていたけど、それに反して下半身が震えていてなんか、オドオドしてしまっていた。
「わ、ワタル、動いちゃだめっ」
え、いや、僕が動いてるんじゃないんだけど……
「落ち着いて、大丈夫だよ」そう言って太ももにそっと手を添え撫でてあげた。
時たま、何かに急かされているかのように焦って求めてくるミーナ。
僕はそれが少し怖い。
まるで、そうでもしなくては消えてしまうかの様で、その心情を考えると胸が痛んだ。
馬乗りになってるミーナの腿を、まだ無意識に撫でていた僕に「ねぇ、どうしたの?」とミーナが瞳を覗き込む。
こわばった体の震えが治まっていた様だ。
(ワタル――?)そう投げかける様にいつも気にかけてくれる。 そんな仕草にをするミーナに今の事は見透かされない様にと、頬をそっと触って笑んだ。
ぴょんと出ている口ヒゲの感触が指に掛かってくすぐったい。
「……うん?」僕の沈黙にミーナは小首を傾げ、頭にクエッションマークを浮かべたまま同じ様に笑む。
「考え事?」
こんな場面でじっ~と僕の事を探ろうとしている様子が滑稽であり、それになんか、大事にされてるなって事が嬉しかったり。
「え~とうん、隠し事」
「え~ずるーい」
冗談に対して棒読みがちな返答に切り替えたミーナにちょっと吹き出す僕、
釣られてミーナも。
「もうっ、変な雰囲気になっちゃったっ この姿勢、疲れちゃうし」
「ごめんごめん」
そのままの位置を保ち、ミーナは僕とおへそ同士が被さるくらいまで体を落としたから、自身のお腹とミーナのお腹に挟まれた僕の性器には愛液が伝い込んでヌルリとすべる。
ミーナがお腹で呼吸する度に押し当たる僕の性器はジンジンと熱いものが巡りはじめてきた。
ミーナの口の両端がちょっぴり上がり、早く早くと、寝てるパパの上で休日お出かけをせがむ子供の様に、無邪気にお腹をスリスリさせてきた。
「ちょっ、ミーナ」
「ん? えへへっ おっきしたぁ」
しばらくじゃれあった後、互いの体の隙間に視線を落とすミーナに起き上った僕のを確認されたから、すごく恥ずかしかった。
……。
ミーナは挿入をし易いようにと上体を上げる。
下半身に意識が向けられるそれに対し、ぎこちなく目を逸らし、待った。
「……うんしょ」
ミーナもまた、行為の恥ずかしさが抜けきらない様子で、独り言のようにぼそりと掛け声なんか出しているのが可愛らしい。
脇から覗くミーナの尻尾が揺れる。下半身が暖かい。 そして僕の先端にはじっくりと熱く柔い感触がかぶさっていて、唇が軽く添えられている様な感覚がした。
「ねぇ……どきどきする」
熱がこもり、語尾がかすれるミーナの声。
ミーナはずっと我慢しているんだ――。 僕はコクリと頷いた。
深い呼吸と共にミーナの肩が上がり、先端にぎゅぅと圧がかかる。
押しあける隙間から、つぷつぷと泡が弾けるような音が僕のを包み込んで、ミーナの吐く息に合わせて沈み込んでゆく。
挿入時に一番抵抗感のある所まで、めり込ませるミーナはそこでいったん止まり、
両胸に手を添え、そして意を決したように――
「あぁぁぅうっ!」
一気にへたり込ませ、僕の上で垂直に、下ろし切った。
グチャリ! 一瞬にして飲み込まれて、硬くなってしまっている僕の性器はぐりっとミーナの子宮の入り口を突き、耐えられ無い程の心地よさにミーナの太腿の体毛を掴んでしまう僕。
「あっあっ!」とミーナは急すぎる自身の行為に、とっさに戻ろうと腰を上げようと踏んばったけど僕が必死に掴んでいるので。
床に爪を滑らせた。 滑って、さらに僕の上に体重がかかり、ミーナの柔らかな行き止まりを何度も突いてしまう。
戻ろうとミーナが力んでいる腰の動きがキュンキュンと締め付けを繰り返し、その空間に入り続けている僕は何も考えられなくなって太腿を引き寄せ続けていた。
「ごめんっ、わたるっ…きつ…いっ」
「ううっ…… あっ!」
僕は慌ててミーナを押し上げ、自身との距離を引き離すように浮かせてあげた。
「ごめんっ! ごめんね、痛かった!?」
「う、うん、緊張しちゃってごめん……思ったより滑って、あわてちゃったっ」
てへへとミーナは舌を出しておどけてみせてて、小さな八重歯が可愛らしく覗いている。
ミーナの体はまだ幼くて、無理は出来ないのに。
こんな時いつも我を忘れてしまう。
本当はしっかりフォローしてあげたい、和らげたいのに僕は……
「ワタルの上に寝ていい?」
ミーナの影が僕の胸に落ちる。 背面に照る浴室専用のランプの光で、被さる肩の毛並みがキラリと光った。
湿度の高い空間からか、息遣いが艶めかしく僕の首筋にかかり、いまは抱き締めると苦しそうだから、手はウエストの方へ添えてあげた。
無駄の無い、ほっそりとした肉付きに、女の子独特な骨盤の輪郭を感じる。
「んっ くすぐったい……。 ゴメンね、何かそわそわさせちゃって…… 動かしたいよね」
遠慮がちに触れる僕に、ミーナはそう答える
本能のまま行動するその一歩手前の、今のこうして重なってる時間が一番心地いいかもしれない。
お互いがじっと堪えていると、ミーナ側から流れてくる愛液が、半分だけ挿し込んだ僕の性器を伝い落ちていって、おへそ辺りに重たい感触を垂らしてくる。
「ワタル、じんじんってしてたのが治まったから、ゆっくりなら、平気だよ」
じゅぷぷっ
ミーナから積極的に、腰をうずめてきた。 おそろおそる、子宮の入り口へ僕のを押し付ける。
「うあぁ……きもちいぃよ……」耳元で小さく僕に呟くミーナの声とと、僕の顔を見つめてゆっくり引きぬいた。
そのままミーナは、目をつむって唇を近づける。
僕もつむる。 重なる感触の中、ミーナの甘い呼吸。 石鹸と女の子の匂い。
そんな口付けをしたのままで再び腰を下ろしこむミーナから「ふはっ」と、塞がった口元から少し苦しそうに洩れる呼吸。
それでも口を離さず、押し引きを続けるミーナを受け止める。
口で塞がる喘ぎ声が行為の音にかき消されて、繰り返される中、膣内は粘液とかき混ざった泡がぷちぷちと細かくはじける感触がする。
「んっ んんッ!」
僕へと体を押し付ける度、膣壁の柔い襞が争うように吸いつき、次々に滲んでくる愛液によって気泡と一緒に外へ押し出されてゆく。
じゅぷっじゅぷっ――
「――あうぅっ!」
その数回の抜き差しで、慌てて口を離した。
もう限界に近く、呼吸がうまく出来なくなったからだ
「んはっ! だめっミーナ 汚しちゃう!」
「やっ、あっあっ、あっ」
だんだん激しく責めるミーナに思わず両肩を突っぱねた僕から、逆にスルリと泡で滑りこんでミーナはギュッと抱き付いた。
「ごめん、僕もう終わっちゃうから、そのっ、外にだすからっ」
お互い、身体を洗いっこするだなんて只の口実なのは分かっていた。 でも、このまま最後まで続けてしまうとミーナ側の後処理が大変だという事も僕はもう知っていて、慌てた。
そんな僕に、そっと頬を寄せるミーナは腰の速度を次第に緩め、ようやく静止してくれた。
「ワタル……切ない? いいよ、このまま終わっちゃおうよ……」
「でも、汚れちゃうからっ」
後できれいに流したつもりでも後から、漏れ出してしまうし、それに……
「違うよ、だってワタルの、気持ちいいのは赤ちゃんの素なんだよ。 だから……」
「ミーナ……」
「私だって……知ってるからっ
それに……ワタルとの赤ちゃん、できないんだって…… 知ってるよ……」
僕はギュッとミーナの手を握り返す。
「だ、だから旅の負担にならないよ? ね!」
明るくそう言った後、少し目を伏せてミーナは続けた。
「でもね、それってなんだか寂しいな……
こんな事しても私、何も残せないのかなって……」
寂しさを押し殺す様に首元に鼻を埋めるミーナは、迷子の子供の様な、そんな表情をひそめていた。
そんな姿を前に僕は返す言葉に戸惑ってしまう。
「それでもね、それでもいいから、最後までして欲しいの……」
僕の考えるより、もっと苦しい心の内を秘めてるのだと。
「ミーナ……」
「だめ?」
「ダメじゃないよ、僕の方がミーナの負担になっちゃうのが怖くて……」
「……バレてもいい、もうね、私はみんなにどんな風に思われてもいい、だから、だから……」
呼吸を整えながらミーナは脚を絡ませる。
「しっぽ、ぎゅってして……」
ミーナの背骨を延長線に伝い、それをそっと掴んであげたら、くるくると肘あたりまで巻き付いていった。
じゅぷっ……
奥に当たる感触にビクンと浮き上がる僕の腰を押さえ込んでミーナはぐっと止まり、鼻先で触れ合うほどの距離を保ったまま
恥ずかしそうに、でも真っ直ぐ僕を見据えて、囁いた。
「ワタル、赤ちゃんのお部屋だよ。 つついて……」
「――ミーナッ!!」
甘い声の催促。 理性がギリギリの状態から、一気に崩れていく。
お尻に回している手は、尻尾の付け根を握ったまま力を込め、限界まで引き寄せた。
じゅぷ、ぐりゅっ!
「う……あ……」
肉厚なミーナの股の部位が僕の下腹部にたゆむまで押し当たり、恥骨の出っ張りで膣の入り口にある小さなしこりが擦れる感触もした。
小刻みに震える呼吸が、艶めかしく頬にかかる。 絡めた指はぎゅぅっと握り込んで来て、手の甲に鋭利な痛みを感じる。
「んあああっ!」
声と共にミーナの方も無理やり引き?すように腰を一気に浮かす。 そして直ぐに自ら、行き止まりまで下ろし切っていた。
じゅぷっ!じゅぱっ!
僕はそれに合わせ掴んだ尻尾を使って乱暴に、ミーナの腰を引き寄せたり引き上げたりしていた。
「あんっ ああんっ!」
大きく揺れるミーナの動き。 束になった体毛の先端から滴り落ちる汗が僕の身体に落ちてはじけ、ミーナは喘ぎ声で僕に訴えかけてくる。
バチュン、バチュン! 音を鳴らす中、握った尻尾を上下に動かし続け、その刺激からか膣壁は狭く、キツく、僕を包み込んでくる。
「あっ あんっ」
ムチムチとした襞が隙間なく何度も押し当たり、なぞられ、僕とミーナの粘液が一緒になって、擦り合わさる。
「ああんっ あついっ よぉっ ワタルぅっ もうっ いっちゃ――」
ミーナは消え入りそうな程搾った声を上げる。
激しく動きながら、必死に射精を促すようにミーナはお腹にぎゅっぎゅっと力を込めてさらに膣壁を絞めつけてくる。
ぐりゅ、ぐりゅ! きゅぅぅっ! ミーナの腰が奥まで降りて来て大きく震え、すがる様にしがみ付いた。
「ミーナッ ミーナッ―― ぼくもっ うっ あ……」
「いっ! あっ!! あああああああっ!」
僕が射精をした瞬間、ミーナは首筋をこわばらせて頭をクンと跳ね上げ、同時に声を上げた。
僕の体が射精中の生理的な神経反射で必死にミーナを抱き絞める。
その中、ドクドクと下半身から漏れ出す熱い感覚に、頭が軽く麻痺を起こして白く、快感だけが広がってゆく。
ミーナも抱き寄せられ逃げ場を失っているみたいな震えが絡んでいる尻尾も伝わり、こわばらせ、僕の腕をピリピリを痺れるほどに締めつけ、堪えている。
――――!
「んんっ――――
はぁっ! はぁっ!」
ようやく呼吸する事を思い出した様に、息を整える僕。
「はぁ、はぁ、う……あ、あっ」
射精の余韻で痙攣してる僕の性器にミーナは残りの声を洩らし、それが鎮まるまでぎゅっと腰を押し付けたままじっとしている。
微細に震えるミーナのお腹の内側が、ゆっくりと治まってくるのを感じながら僕はミーナの背中をさすってあげていた。
「――はぁはぁ。 あったかいのが、じんわりしてきたよ」
子宮に流れていってるのが分かるのだろう、ミーナはそう呟いて僕の胸に静かに頭を傾けた。
息がまだ苦しそうだけど夢見心地な表情で、目を瞑って鼓動に耳を澄ましている様子を見ると、僕にも安心感が伝わってきて、耳の後ろをそっと撫でてあげた。
ふぅ~… ミーナの深い息が僕の胸に付いていた泡をシャボン玉にして浮かばせた。
「ごめんね、乱暴にしちゃって。 しっぽ痛くなかった?」
「ううん……気持ちよかった」
……このまま眠っちゃいたいな」
そんなことを事をもらすミーナに「風邪ひくよ」って諭したら
「ワタル、それはムードないよ~」と笑った。
「でも、そうだよね。 もし誰かがトイレに起きて来たりちゃったら言い訳できないし」
「うん」
「でも少しだけ、ワタルのが治まるまで、いいでしょ?」
「……ごめん。 このまんまじゃ、そのっ、当分縮まない……かも」
「えへへ、じゃぁワタルのが治まるまで待っちゃおっかな」
……そんな事したら朝になりそうなんだけど。
でも僕も、重なり合うこの温もりが離れてしまうのがやっぱり愛おしく思うから動けずにいて、その様子にミーナは嬉しそうに頬を寄せてきた。
ミーナの肩からまだほんのりと湯気が立ち昇って、それが天井へ溶けていく。
静になった室内には、ドアの向こうの廊下から届く、深夜を知らせる掛け時計が鳴っていた。
*******************
「ミーナのぼせてる?」
「えへへ、ちょっとね」
「さぁ、はやく戻ろう」
着替え場から廊下へ出るとミーナは僕の肩にクッタリと重心をあずけてきた。
まだ湯気が抜けきっていない様子をみて、あまりにもはしゃぎ過ぎた事を反省した。
こんなに豊かな体毛がある種族は、体力的にも何度も水浴びさせるものでは無いんだろう。
「つかれたぁ~」と言いながら自室に戻るなりベッドへ体を投げ出そうとするミーナを、僕は軽く抑止した。
「駄目だよほら、寝冷えしちゃうよ?」
軽く羽織っただけのバスローブの紐を結び直してあげると
「世話のかかる子供みたい」って自分で言ってはころころと笑い、嬉しそうにローブの下で尻尾を揺らす。
「今日は疲れたよね。 ごめんね、じゃぁ、おやすみ」
借りた別室に戻ろうとして僕の袖の端っこをつままれた。
そのままクルリと尾を返し扉側へ回りこむと、後ろ手でドアに鍵をかけたようだった。
「えっとその、不審がられない?」
少し顔を上げ、期待するような表情を向けられるから、余計にどぎまぎして答えた。
「そお? 一緒に寝るくらい、別に変じゃないよ」
確かに僕の歳位ならまだ、異性関係なく昼寝する事にも気兼ねなかったし、感づかれることも無いかも。
でも、鍵をかけると逆に変に思われちゃう様な気がする。 うーん、考えすぎか。
部屋の灯を消し、つながれる手のままに身を寄せ、横になる。
余裕のあるベッドなのに、わざと窮屈そうにきゅっと抱きつくミーナは眠気にまかせて甘えモードに入ってる猫にそっくりだ。
「大丈夫だよ。 匂いも取れてるし、バレないバレない」
と、僕を寝かしつけるような甘い声で首元に腕をまわし、口元を緩ませていた。
そういう風に、隠し事を楽しむ感覚は、現世でも幻界でも同じだな。 子供としての些細な範囲ならばなんだけど……。
後ろめたさを感じなくなりどんどん親密になっていく中その温もりが嬉しい反面、なぜだろう。 少し怖さが心をかすめた。
不意にそんな考えが浮かんでしまった事をミーナに感付かれたか、見れば少し深刻な顔を僕に返していたので、何でも無いよと頭を撫でてあげた。
そしたら少し間をおいてミーナは言いにくそうに口ごもりながら
「……でもさ、干したまんまの毛布でさぁ、おねしょ、絶対バレちゃう……」
と、シュンとうつむいていた……
……っていうかそっちか。