---イッセー---
目の前にゴライアスがいる。18階層はセーフポイントでは無かったのか?
『あぁ、レギュラーでの出現がしないだけだよ。下の階層で産まれたのとかが迷い込んだり、イレギュラーの発生などは考慮されていないんだ』
って、団長からの念話…はぁ?出るんかい…
デカい…こんなデカい大きさは初めてでは無いだろうか?腰の辺りまで剣が届かない。ミトさんが固まっている。イビルアイさんの魔法もあまり効いていないようだ。
『ハーフディメンジョン』
ヴァーリが禁手化して、空間を歪め始めた。僕も
『バランスブレイカー』『ブースト!』
カウントアップを始めた。アイズさん、アスナさんが、ゴライアスの気を引く。サイラオーグさんがヴァーリのガードに入った。
「おいおい、何を手こずっているんだよ♪」
団長が転移してきた。
「ミトは、こういうのは初めてか…戦い方を教えてやるよ。まず。ヴァーリ、それは使うな。洞窟内では危険だ」
ヴァーリが発動を取りやめた。
「そういうのは、オープン空間でしろ。で、まず、左膝を粉砕だ。膝裏から攻めろ!」
アイズさん、アスナさんがいち早く、斬りに向かった。サイラオーグさんが正面から、威嚇して、後方の仲間への注意を削いでいる。
「イッセー、ヴァーリは右足首のアキレス腱だ」
ヴァーリと共に剣を手にして、突っ込む。ゴライアスは片膝を着いた恰好になった。
「イビルアイ、頭部を狙え!ミトは首筋だ。剣士組は左右の腕だ。筋肉を切る程度でいいぞ」
なるほど、深くまで斬り込まないで、ヒットアンドウェイでいいのか。あんなに手こずったゴライアスの動きが鈍くなってきた。
「ちなみ、シュウだったら、どう倒すんだ?」
ミトさんがなにげ無く訊いた。
「こんなの一撃だよ♪『エアスタンプ』」
ベチャッ!
あんなに手こずっていたゴライアスが、トマトのように、簡単に潰れた。唖然とするみんな…
「あっ!イッセー達の教材だったのに…しまった…」
強敵を一撃粉砕した団長が凹んでいる。みんなは、そんな団長へ恐怖を抱いたかもしれない。
「魔法一発って…」
イビルアイさんが震えている。
「あぁ、あれは、魔法じゃないよ」
スキルでしたよね…真空切りを極めた結果、真空ハンマー叩き的な攻撃を身に付けたらしい。
「はぁ…じゃ、僕は戻るよ…」
凹んだ団長は転移していった。
「う~ん…あれ見ちゃうと、手こずっていた私達は、まだまだだよね…」
ミトさんが凹んでいる。いや、比べてはいけないんだと思う。
---シュウ---
やらかして、帰宅すると、また、あの冷やかし女が来ていた。
「お前、暇だろ?毎日、冷やかしに来てさぁ~」
「まぁ、買わない以上、冷やかしかもしれない。だがな…」
あのローブを見て居る。金糸織りが気になるのか?
「もっと手頃な価格の金糸織りは無いのか?」
「手頃とは?」
「そうだな…1000万程度だ」
1000万か…う~ん…あぁ♪
「有るには有るが…」
奥から金糸織りの商品を持って来た。
「これなら、1000万でいいぞ♪ただし、採寸せずに作ったから、誰が履けるのかは、不明だ」
金糸織りのパンティーを、ヘファイストスの目の前に置いた。
「へ?こんな物を作ったのか?もったい無いだろ?」
「いや。立体織りの練習だよ。コースター類だと、平面織りだろ?」
「う~ん…これはコーティングされているのか?」
「パンティーに強度っているか?しなやかさが命では無いのか?」
ゴワゴワのパンティーなんぞ、誰が欲しがるんだ?
「確かに…うん♪これを貰う。代金はギルドからの振込だ」
商品を桐箱に移し替えて、女神に差し出した。
「で、包丁は買ってくれないの?」
僕の主力商品を薦めてみた。
---ヘファイストス---
見れば見るほど、不思議な織物である。確かに金糸で織り込まれている。どうやれば、こんなに綺麗な織り込みができるんだ?
「なんで、パンティーを見つめてるのですか?」
うちの団長の椿に訊かれた。
「金糸織りだそうだ」
「えぇ!金糸織りですか?」
椿も丹念に見始めた。
「おぉ~、これはスゴいですね。どう織ったのでしょうね」
「それがまるでわからないんだ。う~ん…」
たぶん、実用性は無い。耐久度は無いように見える。
「これ、いくらしました?」
「1000万だ」
椿の目が点になった。それほどに、高価な物である。
「欲しいローブがあるんだが、それは手が出なかったよ…」
「そちらは?」
「1500億だそうだ。さすがに手が出ない…自分で作れれば、良いのだが、どうすれば良いのかもわからぬ」
金の糸を作る技術すら無い。金の糸同士をよって強度を上げる技術も無い。はぁ、どうすれば良いのだ?
------
翌日も懲りずに、あの店へ…
「また、冷やかしか?」
「採寸して、金のパンティーを作って欲しい。いくらかかる?」
「2000万でいいよ」
採寸する為に、部屋を移った。って、彼の部屋のようだが…
「何をするつもりだ?」
「採寸だよ♪」
何?身体が動かない…アイツが、ブラウスのボタンに手を掛けた。ゆっくりとボタンを外していく。その間、身体の奥底が熱くなっていく。ズボンを脱がされた。ブラを外された。そして、最後の1枚も脱がされた。
「乳首が立っているようだけど、どうしてかな?」
悶悶とする…おかしくなりそうだ。私が鍛冶以外のことを欲するなんて…
「じゃぁ、採寸するよ♪」
えっ?いきなり私と身体を合わせてきたアイツ。これが採寸なのか?だとすると、剣姫とも…
-----
四つん這いになり、お尻を彼の顔の前に持ち上げている。彼は、私の秘めた部分を念入りに観察している。見ているだけって、拷問だ…いっそ、何かをして欲しい。
「結構、エキスが出るねぇ」
彼は、どうしたいんだ?無茶苦茶にして欲しい。
「お願い…突いてください…」
「えっ?いいの?」
彼は私の許可を待っていたのか?先程はいきなり入れて来たのに…あぁぁぁ~、彼の力強い突きを全身に感じる。突かれる度に、骨格ごと感じている。こんなに気持ちが良い物なのか…
朝日を浴びて、目が醒めた。全身体液塗れである。彼は部屋の片隅で作業をしていた。
「あぁ、目覚めたのか?取り敢えず出来たよ。シャワーを浴びてきな」
バスローブを手渡し、シャワールームへ案内してくれた。身体の汚れを洗い流していく。そして、脱衣所の鏡で全身を見た…あれ?どうして…目が治っている。目が悪い私は、眼帯で片目を塞いでいた。なのに…鏡に映る私には両目が合った。
彼の部屋に戻ると、
「目の治療はサービスだ。ほら、これを履いてみな」
実用性があるようだった。出来たてのパンティーを履いてみた。ぴったりとフィットしている。まるで身体の一部のようだ。
「デリケートな部分に当たる箇所は、なめしたゴート皮にしてある。陰毛部分は金糸と絡み易いので、絹でガードしてある。痛い部分はあるか?」
しゃがんでも、伸縮性があるのか、違和感も無い。なんだ、このパンティーは…
「注意事項は、洗濯は不可だ。汚れたら、柔らかい布で磨け。金なので腐食の心配は無いが。強い力は厳禁だぞ」
念入りに股間を観察していたのは、この為なのか…なめした皮が気持ち良い…割れ目を割れ目として保持してくれ、身体の奥底が熱くなることは無い。
「じゃ、代金は振り込んでおいてくれよ♪」
--------
椿が私の股間を見つめている。なんか恥ずかしい…
「これが2000万のパンティーですか…スゴいですね」
実用的に使えることに驚いている椿。女神は体型が変わることが無いので、一生物である。
「履き心地も最高だよ。まるで履いていないようだ」
「で、目の治療がサービスですか…」
目の治療費の方が高い気がする。治ったおかげか、見える世界がいつもと違う。明るく楽しく見えている。
「で、あの店の事を調べました。フレイヤ様の眷属のようです」
あの女神の眷属なのか…そんな風には見えなかった。
「しかしです。主神がフレイヤ様ってだけで、あの店はフレイヤ・ファミリアから独立しているようです」
独立採算制か?
「極秘情報ですが…オッタルとヤリ合って、倒したらしいです」
オッタルとは、フレイヤ・ファミリアの団長にして、この街最強の戦士である。それを倒したって…
「方針で揉めた挙げ句…オッタルは入院、フレイヤ様ですら、罰を受けたらしいです」
主神の方が罰を?どんな立場なんだ?
---イッセー---
地上を目指している。団長からの指示で、各階層のパントリーを巡って、指定の魔石を入手するようにって…パントリーの無い階層もあるし…
うん?なんだろうか?空間が歪んでいるように見える。
「ここは、なんか変ですが…」
「未解放エリアかも…」
って、アイズさん。ギルドが把握しているエリア以外にも、こうした未解放と言われる、ギルドの公式の階層マップに載っていないエリアがあるらしい。発見しても、なんらかの理由でギルドに報告していないらしい。
「曰く付きのエリアか…探索するわよ」
って、ミトさん。僕達は、未解放エリアへ足を踏み入れた。入った瞬間、嫌な予感がする。なんか甘い香りがするのだ。これって、アレだろうな…女性陣が香りに誘われて奥へと踏み入れている。
「ヴァーリ、これ、マズいよ~」
「…」
ヴァーリは既に…マズい。団長へ念話を…飛ばない。罠か?
天井から滴る液体が触れると、衣服や装備が溶けていく。サイラオーグさんのアレが大きくなっている。僕のもだよ。マズいって…団長…
意識が覚醒する。僕はミトさんと…彼女の腰を掴み、ゆっくりと突いている。サイラオーグさんの姿は見えない。
「うっ…うぅ…うっ…」
ミトさんは感覚を受け入れているようだ。
『誰か~!』
念話を飛ばす。誰か、反応してくれないか?
『イッセー…助けて…』
ヴァーリだ。
『どこだ?』
『サイラオーグと…うっ…あぁぁ…』
達したようで、念話が途切れた。
「ミトさん、しっかりしてください」
僕の手の平はミトさんの胸を責めていた。指先で乳首を摘まみ、引っ張っている。乳房を指先で摘まみ、抓っている。そんな刺激をミトさんは、楽しそうに受け入れている。
「何、楽しんでいるのか?」
え…とてつも無く冷たい声がした。団長である。
「イッセー…面白いことをしているな♪僕のペットを躾か?」
「違います」
って、言葉で否定をしても、僕の身体は、ミトさんを責め続けている。
「わかった。ヴァーリを好きにするよ♪」
「違うんです~!」
「定期連絡が無いから、来てみれば…何をやっているんだ?」
目の眩む光に包まれていく。身体が灰になっていくようだ。団長がマジ切れか…マズいって…
--------
目が覚めると、自分の個室にいた。隣にはヴァーリが寝ていた。寝床を出て、廊下へと出て、団長の部屋へ向かった。
「目覚めたのか、イッセー♪」
団長がイビルアイさんを躾している最中だった。
「あれは何だったんですか?」
この部屋にいる女性陣は全裸で首輪を嵌めていた。
「媚薬成分を出す植物だ。獲物のエキスをドレインして成長していた。灰にしてあげたよ」
「僕も灰にしましたよね?」
「あぁ、したよ。脳神経が冒されていたからね。器を作り直した。イッセーとヴァーリだけだけど…後の者は、奴隷の首輪で服従させて、どうするかを検証中だよ」
冒された脳神経を治療するより、再生する方が楽と判断して、僕とヴァーリは、苦しまないように灰にされ、蘇生したそうだ。だけど、蘇生術はエネルギーを食う為、一気に大量には出来ないそうだ。
「まぁ、交わりながら、エネルギーを充填して、治すしか無いだろうな」
「あの場合はどうすれば良かったんですか?」
「イッセーだけ逃げろ!。そして、僕を呼ぶことだ。お前まで冒されたら、定期連絡時間まで、僕が気づかないからね」
なるほど…
「あれって、イレギュラーですか?」
「かもしれない。ギルドには報告をした。あれ一体て訳では無いと思うんだよ。結構な大樹だったし…種が地上に出ると厄介だよ♪」
うん?なんか嬉しそうですが…なんか、やらかすのでしょうか?