※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D(改)リライト版   作:もっち~!

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バカ親再び*

---式森数馬---

 

当主の間に、息子である和樹を呼び出した。

 

「父さん、何か用か?」

 

う~ん、当主の間では、私は当主で有り、父では無いと教えているのに…

 

「お前、学校で問題を起こしているそうだな?」

 

「問題?何の話だ?」

 

「執拗に特定の生徒へ、嫌がらせをしているそうじゃないか」

 

「特定?あぁ、あの偽物か?」

 

偽物?

 

「どう見ても、式森の血は入っていないようだよ。アイツは兵藤一誠のダミーだな」

 

「ダミーだと、どうなんだ?本人は別人だと言っているそうではないか」

 

「紛らわしい奴は消えた方がいいんだよ」

 

消すのか?

 

「紛らわしとは、どういう意味だ?」

 

「兵藤一誠は死んだで、良いじゃないか。俺は式森の次期当主なんだよ。なのに、兵藤一誠に継がせたいって、あぁ言う紛らわしい奴がいるから、そんな待望論が出るんだ。いっそ、消えた方が平和だと思わないか、ねぇ、父さん」

 

一誠君の暗殺に、息子が絡んでいるのか?それは由々しき事態である。

 

「お前、消すって簡単に、口にするな!」

 

「はぁ?何、怒っているんだよ。俺は最強の魔術師だよ。恐れる者はない」

 

一誠君に、式森の魔法は通じない。知らないとは愚かなことである。

 

『なら、殺してみろよ!』

 

鬼が降臨したようだ。空気が一変していく。呼吸するのがつらい。

 

「何者だ?式森の本家にケンカを売るだと!」

 

『先に売ったのは、お前だろう?』

 

目の前に一誠君が現れた。

 

「貴様…どうやってここに?」

 

「あんな結界は、紙キレ同然で、効果はないよ」

 

式森家の強固な結界で護っている屋敷。そこに、苦も無く現れた一誠君。

 

「殺し合いでもするのか?まぁ、お前に殺される自信はないけどな」

 

以前に会った時よりも、逞しく、堂々としている一誠君。どう見ても和樹に勝ち目は無い。

 

「ふざけるなよ!『焼き尽くせ!炎の龍よ!』」

 

炎の龍が一誠君に向かっていく。って言うか、家の中でそれはダメだろう。家が燃え始めた。炎の龍は一誠君の全身に巻き付き、絞め上げていく。

 

「この程度か?って、家が燃えているぞ。お前はバカか?」

 

私もそう思う。家の中で何をバカやっているのだ?

 

「吠え面かくなよ『突き刺せ!稲妻の槍よ!』」

 

屋根を突き破り、雷撃の槍が一誠君を襲った。

 

「この程度で死ぬ訳ないだろ?」

 

「何?もう詫びても許さないからな。『殺せ!闇の魔人よ!』」

 

何も起きない。一誠君に闇属性は意味無いんだが…

 

「なんだよ、不発か?じゃ、僕のターンだね」

 

炎の龍も雷撃の槍も、一誠君の身体に吸収されていく。あれが、魔人の力か…

 

『ウォーターミスト』

 

燃え広がっていく炎が鎮火していく。魔法も使えるのか。

 

「で、次はどうするんだ?」

 

和樹は床の間に飾ってあった刀を手にした。

 

「剣術で屠ってやる。この化け物め!」

 

「じゃ、僕も」

 

空間から剣を取り出して、鞘から抜いた。その瞬間、空気が鳴動し、家が崩れていく。

 

「来いよ、和樹!」

 

あれは聖剣エクスカリバーか…

 

「やめろ!和樹!あの剣はマズい!」

 

振っただけで生じる聖なる波動。その波動は、悪魔を灰にする威力で有り、人間程度では燃えてしまう。

 

一誠君と和樹の間に立った私。

 

「子供のケンカに、親が参加ですか?」

 

一誠君の背後に鬼が降臨してきた。

 

「ここは引いて下さい」

 

が、背後から和樹の声が…

 

「『滅びよ!地獄の業火!』」

 

鬼と一誠君を飲み込む炎の塊。

 

「ノーカウントと見せかけて、攻撃か。式森家はロクでも無いなぁ」

 

炎の塊の中で、平然としている一誠君と鬼。

 

「何…この化け物め!『存在を呪え!天の裁き!』」

 

天空からの雷撃が鬼と一誠君に、降り注いでいく。

 

「だから、何だ?」

 

式森流としては禁術スレスレの攻撃魔法を受け、平然としている二人。

 

「何…なんだ、コイツらは…『消し飛べ!流星雨!』」

 

ついに、和樹が禁断の術を発動した。神の領域と言われる魔術で、地表に有るあらゆる物を消し去る究極の奥義である。

 

「これはダメだろう」

 

鬼が術の発動を止めた。

 

「何…何で、発動しない?」

 

「数馬!禁断の魔術を人間が行使した場合、どうなるか知っているよな?」

 

鬼を怒らせたようだ。

 

「はい…人間であることを、辞めないとダメです」

 

「え!!」

 

和樹が驚いている。散々、教えたはずだ。最後にどうしてもダメな場合以外、使うなと…

 

「では、お前の息子は愚か過ぎる。単なる亜人として生きるが良い」

 

「はっ!」

 

命だけは残してくれた。だが、単なる亜人という種族は、能力を持たない反面、寿命だけが長い種族である。ゴブリンとかドワーフなどの亜人の種族であれば、それなりに能力があるのだが、単なる亜人では…

 

「イッセー、帰るぞ」

 

「はい!師匠」

 

二人は帰ってくれた。

 

「なぁ、父さん。どういうことだ?俺は人間で無くなったのか?」

 

力無く頷く。

 

「もう、お前は魔法も使えない。単なる亜人という種族だ。人間で無くなった以上、次期当主にもなれないんだ。このバカ者が!」

 

手遅れである。この世界に君臨する鬼を怒らせた結果であるから。

 

 

 

---イッセー---

 

式森家からのちょっかいは消えた。だけど、懸念材料がある。話では訊いているバカ親の娘達である。

 

前回の周回で、終末へのトリガーを引いたバカ親2名。その娘達は、ヴァーリを見殺しにしたらしい。彼女達がいれば、ガイラさんは魂を捧げないで済んだそうだ。それは、ヴァーリ、セーラにとって、忘れてはいけないことのようだ。

 

「アイツらが来たら、リアスとサイラオーグ、後、ヴェネラナで対処して欲しい」

 

「わかりました」

 

ベネさんが、鬼に頷いた。

 

「セーラとヴァーリが暴走しそうな時は、ルシファーよ。お前がどうにかしろ」

 

「はい、そうします」

 

師匠の抱える案件は、ここだけで無いので、留守の時もある。僕を連れ出して、案件に行く時もあるし。

 

まぁ、準備に越したことは無い。

 

 

 

---リシアンサス---

 

久しぶりに人間界に来た。小さい時はよく訪れていたのだけど、ある事件以来、訪れることはなくなった。訪れていた当時、父と母が懇意にしていた人間の家族がいたのだけど、何者かに惨殺されて、訪れる相手がいなくなったのだ。

 

しばらく来ない間に、風景は様変わりしていた。だけど、記憶に残る街並も多少、残ってはいる。

 

人間界にいる友人を訪ねる事にした。えぇっと…こっちだっけかな?住宅街は迷路に思える。似た建物ばかりで、目印にならないし。

 

苦労の末、目的の家を見つけた。

 

 

魔王サーゼクス様と奥様のグレイフィア様がお相手をしてくれた。あれ?リアスはどこ?

 

「あの…リアスは?」

 

「うん?いや…ちょっと、留守なんだよ」

 

サーゼクス様の様子がおかしい。基本的に嘘が下手な魔王様であるから。

 

「どこかへ行かれているのですか?」

 

「遊びに行っているだけですよ」

 

グレイフィア様が、サーゼクス様に睨みを入れたように見えた。

 

「どこにですか?」

 

「人間の友人の処よ」

 

人間の友人?有り得ない。私の知る限り、リアスは人間に対して傲慢であったはずだ。人間を友人にすることなぞ、有り得ない。

 

サーゼクス様の家を出て、リアスのオーラを探って見る。う~ん?どういうこと?リアスのオーラを2つ感じる。何故?そのオーラの出所を探し出してみた。

 

表札には『鬼門』と掲げられている。この家から、リアスのオーラを2つ感じるのだ。うん?ソーナもいるようだ。他にも知らない悪魔のオーラを感じる。ここは悪魔の家なのかな?安心して、敷地へと入り込んだ。

 

ズン!

 

入って直ぐに、首に衝撃を受け、意識が狩り取られた。

 

◇

 

朦朧としているけども、意識が覚醒してきた。ここはどこ?四つん這いになり、何かが私の中で蠢いている。舌は引っ張り出され、話すことは出来無いようだ。

 

「まさか、忍び込んで来るとは…」

 

「油断ならないわね」

 

知らない女性が二人話している。あぁぁぁ…胸を揉まれている。うぅぅぅ…感じる…

 

「コイツ、どうする?」

 

「このまま、飼育でもいいけど」

 

飼育って…何で?あぅ…全身の力が抜けていく。

 

「イッセー、どう?」

 

「気持ちいいよ。マシュマロみたいだし」

 

私に何かしているのはイッセーと言うらしい。一誠?まさか、死んだ筈では…

 

「じゃ、これを付けておくか。脱走防止に」

 

黒髪の少女が、私の首に首輪を嵌めた。なんで、こんなことを…

 

「じゃ、今度は私が遊んでいいかな?」

 

「姉さん、壊さないでよ。イッセーの捌け口にするんだからね」

 

先程の少女が、黒髪の女性に向かって、言葉を掛けた。その女性は、私を引き起こし、舌を口に含み、抱きついて来た。全裸で…

 

そっちの趣味は無いんだけど…

 

グジョグジョ

 

下腹部からいやらしい音が聞こえる。女性相手に濡れている私。そんな…

 

 

 

---魔王フォーベシイ---

 

人間界へ遊びに行ったシアちゃんと連絡が取れなくなった。心配になった俺はシンちゃんこと、大天使のユーストマと人間にやってきた。

 

「オーラを感じ無いな。どこかに封印されているのかもしれんな」

 

シアちゃんは、どこかの勢力に捕まったのか?

 

「魔王サーゼクスの家にでも行くか」

 

って、シンちゃんの言葉を受けて、二人でサーゼクスの家に向かった。だが、家にはグレイフィアしかいなかった。

 

「グレイフィアよ、シアちゃんは来なかったか?」

 

「来ましたが、帰りましたよ」

 

帰った?どこに?

 

「うん?リアスはどうした?」

 

シンちゃんが何かに気づいた。

 

「リアスは、学生寮に入っていますよ」

 

「どこの学生寮だ?」

 

「いやぁぁぁあ~!やめてぇぇぇ~!」

 

聖属性のシンちゃんがグレイフィアに抱きつき、いたぶっている。いや、エロ心満載な気がするが。

 

「痛いぃぃぃぃぃ~!」

 

「シンちゃん、死んじゃうよ」

 

シンちゃんを止める俺。

 

「はぁ?天使程度で、グレフィアが死ぬ訳無いだろ?」

 

肩で息をするグレイフィア。妙に色っぽい…

 

◇

 

グレイフィアを、俺とシンちゃんで味わう。前から俺が入り、後からシンちゃんが入っている。

 

「おい、いい加減に白状しろよ」

 

シンちゃんの手がグレイフィアの胸を揉んでいる。揉む度にグレイフィアから悲鳴とラブジュースが出てくる。聖属性に感じているようだ。彼女の表情は酔いしれたような恍惚な表情である。更に性欲が湧き出てくるよ。

 

「おい!お前ら!俺の妻に何をしているんだ!」

 

マズい!サーゼクスが帰宅した。サーゼクスの姿を見たグレイフィアは膣痙攣を起こしたようだ。おぉぉぉ~、気持ち良い締まりだなぁ~。

 

「お前の嫁が隠し事をしているから、今訊きだしているんだよ」

 

「レイプしているようにしか、見えないがな」

 

サーゼクスがキレているようで、奴の身体から滅びのオーラが湧き出している。

 

「おい!グレイフィアを灰にしていいのか?リアスはどこにいるんだ?白状しろよ!」

 

え?天使程度では灰にならないって言ったのは、嘘か?おい、マズいって…

 

「リアスをどうするつもりだ!」

 

あぁ、シスコンなサーゼクスは、余計に怒っているんだけど、シンちゃん、大丈夫かな?そんな心配をしていると、空気の質が変質した気がする。

 

「何だ?何が起こったんだ?」

 

シンちゃんも変化に気づいたようだ。

 

「ユーストマよ!貴様は何をしているんだ!」

 

「えっ!メイビス様…」

 

「フォーベシイよ!そこまで堕ちたのか?」

 

「へぇ?ルシファー様…どうして、ここに?」

 

「サーゼクス、良く耐えたな」

 

知らない青年が、サーゼクスに声を掛けた。

 

「いえ…前回は失敗しましたから」

 

「そうか。後で、グレイフィアを新品同様にしてやるよ」

 

「ありがとうございます」

 

新品同様って?何をするんだ?

 

シャッ!

 

何かが斬られた音…グレイフィアが俺とシンちゃんの間から抜けて行く。あれ?繋がっていたのにどうして?

 

「グレイフィア、大丈夫か?」

 

青年の呼び掛けに、グレイフィアは反応していない。

 

「くそっ!内部被曝か…」

 

「え?酷い…」

 

ルシファー様が俺とシンちゃんを睨んでいる。

 

「サーゼクス…時間が掛かるがいいか?」

 

「お願いします。グレイフィアを、お救いください」

 

「わかった」

 

グレイフィアの姿が、目の前から消えた。転移術のようだ。

 

「で、メイビスよ!この不始末をどう収めるんだ?」

 

青年がメイビス様に詰め寄っている。

 

「貴様!メイビス様に対して、頭が高いぞ!」

 

シンちゃんが青年に攻撃を仕掛けた。だけど、効果が無いようだ。

 

「頭が高いのは、お前の方だ!このエロ天使がぁ!」

 

メイビス様の怒号。シンちゃんの顔色が変わっていく。温厚なイメージのメイビス様が、激怒しているし。

 

「エロ天使は堕天しないのか?」

 

「申し訳ありません。バカは無理です」

 

メイビス様が青年に頭を下げていた。

 

「貴様!メイビス様に、何をさせていやがる!」

 

今度はシンちゃんが青年に殴りかかった。ソレを簡単にいなし、制圧する青年。アイツ、何者だ?最強天使のシンちゃんに何もさせないって…

 

「僕は、神と天使が大嫌いなんだよ!メイビス、どう落とし前を付けるんだ?」

 

「すみません」

 

青年に土下座をするメイビス様…それって、青年の方が上位階位なのか?

 

「いつも言っているだろ?謝って済ませられる問題は少ないって」

 

メイビス様は土下座のままである。

 

「メイビスとヤハウェの連名で、詫び状を書き、僕とサーゼクスへ渡せ。そこにはこのバカ天使の落とし前の仕方を書いておけ」

 

「はい」

 

「で、そこのエロ魔王は、サーゼクスとルシファーに任せる。悪魔内で処分を決めておけ。僕はグレイフィアの元へいく」

 

青年も転移して消えた。

 

 

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