※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D(改)リライト版   作:もっち~!

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引っ越し

---イッセー---

 

第一のイベントは終わった。次は、お爺ちゃんへの顔見せか…今までは師匠が間に入ってくれていたけど…今回は自分でしないとダメである。

 

兵藤家本邸の地下道にある祠へ出向いた。そこで待っている。暫く待つと、老人が降りて来た。毎日の見回りが日課らしい。僕を目にして固まる老人…兵藤家当主である兵藤源氏である。

 

「生きておったのか…」

 

「人間では無いけどね…」

 

「禁忌のせいか?」

 

頷く僕。それだけで、僕が何になったのか、予想できた祖父。

 

「そうか…その能力で乗り切れたのか」

 

「まぁねぇ」

 

「ここに住むか」

 

「仲間と暮らしている。でも、叔母さん達、お姉さんにも会いたい」

 

祖母からは、お姉さんと呼ぶ様に指導されている。

 

「そうか。では、お前の部屋を用意する。そこへ転移して来い」

 

「ありがとう、おじいちゃん」

 

「困ったことがあれば、儂を頼れよ」

 

「うん」

 

◇

 

で、早速頼って、立ち技最強女である川神百代のいる道場へ通い始めた。兵藤家で突出すると狙われるので、百代の処にしたのだ。祖父も納得済みである。

 

「イッセー!貴様ぁぁぁぁ~!」

 

道場に百代の怒号が響き渡る。百代のケリ、拳をことごとく、受け流しているのだ。

 

「くそぉぉぉ~!今日こそ、仕留めてやるぅぅぅぅ~!」

 

高速剣技持ちとの鍛錬で、動体視力が鍛えられたようで、百代の攻撃がよく見えている。それに豪打持ちとの鍛錬で、耐久性も鍛えられているので、百代の本気のケリ程度では、怯まない。万が一、怪我をしても、再生能力があるしねぇ~。

 

「なんで、勝て無いんだよぉぉぉぉぉ~!」

 

もう少し、受け流しを流暢にしないと…反省点が今日も多いなぁ。百代は勝ち負けでの判断であるが、僕は技の完成を目指している。

 

僕を睨みつける百代。バトルジャンキーでなかったら、ガールフレンドにしたいルックスである。

 

「イッセー…お前は、どこの中学だ?」

 

「通っていないけど…」

 

戸籍が無いので通えない…お金も無いし…

 

「え?!なんで?」

 

バトルジャンキー顔から、素の顔になる百代。

 

「訳有りで、通えないんだよ」

 

「友達は?」

 

「百代がいるだろ?それで充分だよ。後、一緒に暮らしている仲間もいるし」

 

「仲間?」

 

「運命共同体って言えばいいのかな」

 

ヴァーリとセーラさんの顔を浮かべる。

 

「そうなのか…」

 

いつもの百代と違う。どうしたんだ?

 

「なぁ、彼女になってもいいよ」

 

はぁ?バトルジャンキーな彼女は、お断りである。

 

「なんで?」

 

「うん?私では不満か?」

 

「見た目は好みではあるが…」

 

「何が問題なんだ?」

 

「そのバトルジャンキーな性格かな?」

 

「う~ん…わかった。改善する。だから…」

 

これは百代流の告白か?

 

◇

 

ベースに戻り、ミリムと鍛錬。百代と比にならない。重いパンチが軽々と飛び出てくる。さすが、最強の魔王様だ。受け流す度にダメージを貰う。要するに受け流しが不十分であるのだ。

 

後回し蹴りが飛んで来た。いつ覚えたの?お尻狙いのようで、しゃがんでの回避は無理のようだ。なら、上へ飛び出した。え?

 

目の前にミリムの拳が…

 

ズッドーン!

 

顔面に撃つ込まれた豪腕…撃沈した僕。再生するから問題は無いんだけど、痛いのは嫌いである。

 

「イッセー、ココナツサブレ、買ってきてね」

 

「あい…」

 

負けたら、買うって約束で、稽古を付けて貰っている。

 

 

 

---川神百代----

 

最近、イッセーのことばかりを考えている。どうするれば勝てるのか、どうすれば、彼氏に出来るんだろうか。はぁ~。

 

漸く自分より強い男に巡り会えた。この機会を逃すのは、ダメである。どうにかして、抱き締めて、唇を…きゃぁ!なんてことを妄想しているんだ。私は…

 

イッセーと同じ学校へ通う作戦は失敗した。まさか、通っていないとは…

 

「大和、口説きたい男がいるんだが、どうすればいい?」

 

幼なじみの直江 大和に訊いてみた。

 

「はぁ?百代に好きな男が出来たのか?どんな男だ?」

 

「私よりも、遥に強い奴だよ」

 

「百代よりもか?化け物じゃないのか?」

 

「いや、れっきとした人間だよ」

 

大和より、いくつか策を得た。

 

 

 

---イッセー---

 

兵藤家本邸にある僕の部屋へ転移した。祖父に呼び出されたのだ。

 

「イッセー、お前の戦いが見たい。千人組手をしてくれないか?」

 

「僕は当主になれませんよ」

 

兵藤家の千人組手は当主への登竜門って聞いた事がある。

 

「わかっておる。娘達がなぁ、お前の勇姿を見たいとせがんでなぁ~」

 

あぁ、ここにもバカ親がいたんか…はぁ~。

 

祖父の用意してくれた道着に着替え、道場へと足を踏み入れた。

 

「今日は、千人組手をする。挑むのは…イッセーじゃ」

 

僕の名前を聞いて、響めく道場内。僕は兵藤家において、どんな存在なんだ?

 

そして、千人組手は始まった。兵藤流格闘術とは、魔法を使わない戦闘を想定しているので、素手相手で刀や銃の使用も辞さない脳筋ぶりである。それ、卑怯って言わないか?

 

そして、無事に千人組手を終えた僕。

 

「どうじゃ、皆の者。イッセーは次期当主には成れぬが、イッセーを迎えて貰えるかな?」

 

祖父の言葉に、門下生達は僕へ頭を下げて来た。これはどういうことだ?

 

「イッセー。皆の者の総意じゃ、今後も道場へ来てくれ。歓迎するぞ」

 

歓迎されても、僕の流儀に合わない戦闘術なんですけど…

 

◇

 

翌日、祖父と共に、式森家を訪れた。

 

「数馬君、コイツが孫のイッセーじゃ」

 

「生きていたのですか…姉さんの忘れ形見のイッセー君…」

 

感慨深そうに僕をみている数馬。

 

「でだ。式森の魔術をイッセーに教えてくれないか。こいつにも式森の血は流れているんだし。どうかな?」

 

いや、既に、式森流魔術はマスターしていますけど…

 

「わかりました。姉さんの才能を、どこまで受け継いだのかを見てみたいです」

 

「で、なぁ…コイツは次期当主には出来ない。数馬君、わかっているな」

 

「才能があってもダメなんですよね。もったいない…わかりました。その条件でお預かりします」

 

って、式森家でも鍛錬をするようだ。

 

 

 

---式森数馬---

 

う~ん…もったいない。こんなにも才能を受け継いでいるのに、次期当主に指名できないとは…息子である和樹には無い、多彩な魔術の数々…次期当主の座を譲りたい逸材であった。

 

和樹にとって、魔術の鍛錬よりも、女性とのコミュニケーションが大切なようだ。秘められた魔力は膨大であるのに、宝の持ち腐れである。

 

「次期当主?興味無いよ。宮間家への養子でも構わないから」

 

宮間家とは、和樹の彼女の家である。宮間家も魔術師として、名門である。

 

「お前なぁ…」

 

「平和な世の中だよ。魔術なんか使う機会は、あまりないよ。僕は夕菜と一緒にいたいんだ。そのイッセーって奴に当主の座を譲る」

 

って…魔法を練習するより、女性と乳繰り合いが大切らしい。嘆かわしい…

 

 

 

---イッセー---

 

百代のいる道場を訪れた。今日の百代は様子がおかしい。

 

「なぁ、今日の勝負、私が勝ったら、お前を彼氏にする。負けた、彼女になってやる」

 

うん?どっちにしても彼女になるのか?

 

「拒否する。神聖なる武術に、そのような色恋沙汰を混ぜることは出来ない」

 

それで、師匠と同じ道を歩みそうだし。

 

「何!何が不満なんだ?私はイッセーの為に何でもできるぞ!」

 

何でも?う~ん、溜まっているし…

 

「じゃ、僕の性の奴隷になってくれるかな?」

 

「はぁ?」

 

固まる百代。一緒にお風呂場へ…百代の目の前にアレを出した。

 

「舐めて♪」

 

「えっ!」

 

「何でも出来るんでしょ?」

 

「あっ…あぁ…」

 

そこまでの覚悟はなかったようだ。このくらいにしておくか。

 

「今日はもう帰るよ。鍛錬する気力が萎えたから」

 

道場を後にした僕。

 

 

 

---川神百代---

 

大和をボコっている。

 

「おい!完璧な作戦ってどういうことだ?イッセーは、呆れて帰ってしまったではないか!」

 

「うそっ!そんなはずは…」

 

ぼこっ!

 

腹部を抉るケリ。

 

「うっ…そんなバカな…」

 

コイツが参謀ではダメだな。後、誰かいないか?う~ん、恋愛マニュアルなる本を購入するか。

 

 

 

---イッセー---

 

「高校は通うからね」

 

って、セーラさん。

 

「駒王学園の高等部に、私とヴァーリと、イッセーで通うのよ」

 

リアス達のいる学校では?

 

「避けては通れない道よ、いいわね、イッセー」

 

まぁ、避けられないよな。関わりたくもないけど。

 

「学費とか、保証人はどうするんですか?」

 

ヴァーリが質問をした。

 

「それらは、ブレイザー・シャイニング・オア・ダークネス・ブレード総督が、責任を以て応対してくれるわ」

 

あぁ、脅しましたね。

 

「まぁ、イザとなったら、兵藤家と式森家が、後盾になってくれるから、心配はしないでいいわ」

 

「じゃ、地上に家を置くのね」

 

「えぇ、そうよ。一応、物件は兵藤家で、用意してくれるそうよ」

 

なら、安心か。

 

「家事はどうするの?メイビス達は連れて行けないわよ」

 

「そこよね、問題は…ヴァーリ一人に、負担はマズいよね。本拠に、メイドの手配をしてみるわ」

 

そうなると、フィアさんかな?ラムレムさんかな?

 

◇

 

入学の半年前に引っ越しをした。駒王町にある一戸建てである。

 

「どうじゃ、イッセー」

 

祖父と祖母が居間でお茶を飲んでいる。兵藤家の別宅って感じか?叔母である悠璃、楼羅と数馬が、家具の設置をしてくれていた。

 

「イッセーに言われた通り、地下にトレーニング施設をいれてある」

 

「ありがとう、お爺ちゃん」

 

お礼を言うと照れている祖父。

 

「うちの和樹も、同じ高校へ通わせる予定だよ」

 

って、数馬。

 

「まぁ、もっと、色々と磨きを掛けないと」

 

「いっくん、応援しているよ」

 

「一誠様、がんばってくださいね」

 

って、叔母達の声援を受けた。叔母と言っても、あまり年齢が変わらない気がする。一体、祖父のいくつの時の子供なんだ?

 

◇

 

引っ越しをして、落ち着き始めた頃、一人の女性が訪れた。

 

「あの、兵藤誠さんの息子さんですよね?」

 

見た目、外国の女性なんだけど…この世界の父さんは、ワールドワイドに女性を手玉に?

 

「あぁ、私は、リーラ・シャルンホルストと言います。所属はメイドの愛好団体MMM(もっともっとメイドさん)の第五装甲猟兵侍女中隊で、大尉…じゃなく、ハウスキーパーをしております。実は、誠さんに、何かがあったら息子を頼むと、生前に依頼されていました」

 

え?何か粛清の予兆があったのか?

 

「一香さんが子育ての間は、私が誠さんのパートナーでした」

 

仲睦まじい証拠の写真を見せてくれた。合成写真では無いなぁ。

 

「一誠君の元で働かして貰えないでしょうか?炊事洗濯から、マネーロンダリングや戦闘もいたしますから」

 

なんか、守備範囲が広いんですが…セーラさんを見ると、頷いている。受けろってことだ。

 

「わかりました。お願いします」

 

彼女を家の中に案内した。

 

「住民は、僕の他、ヴァーリとセーラさんです」

 

「分かりました。リーラです。よろしくお願いします」

 

深々と僕達に頭を下げたリーラさん。

 

◇

 

「ネットで調べたんだけど…」

 

って、セーラさんの前置き…何かダメな情報でもあるのか?

 

「第五装甲猟兵侍女中隊のモットーは『ご主人様の心を癒す』なんだって」

 

それって、この世界の父さんは、リーラさんに癒やされていたってことである。母さん以外の女性にかぁ…

 

「イッセーも癒やされたいのかな?」

 

って、ヴァーリ。あぁ、溜まってはいるけど…セーラさんに出来ないし、ヴァーリには無理は禁物である。

 

「まぁ、任務に支障の無い範囲でね」

 

って、セーラさん。こういうことに、寛容である。さすが、師匠の娘である。

 

◇

 

更に翌日…何故か、百代がやって来た。その服装を見て、固まる僕。あの学園都市にいた火織さん並の服装である。Tシャツにジーパンで、シャツの裾は結んで有り、形の良い臍が出ている。ジーパンは半ズボン状態に斬り裂いてあった。

 

「お前、どうしたんだ?」

 

「おぉ~、狼狽えたな」

 

「普通、狼狽えるだろ?季節を考えろよ」

 

それは夏場なら良いけど…今は秋の終わりである。

 

「あぁ~、季節感かぁ~」

 

バトルジャンキーに季節感は無いらしい…このまま放置をアレなんで、家に入れた。

 

「何しに来たんだ?」

 

「うん?同じ高校へ行こうと思ってね。ここに同居したい」

 

セーラさんを見ると、頷いている。受け入れるようだ。

 

「わかった。受け入れる。だけど、無茶はするなよ」

 

「あぁ、ゆっくりと責めるよ」

 

何を責めるんだ?

 

 

 

 

 

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