※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D(改)リライト版   作:もっち~!

128 / 130
終わりの見えない結末

逢いたい…あの人に…もう一度だけ…

 

私の願いが届き、光の糸が垂れてきた。これを上れば、あの人が…喜びを抑えながら、上っていくと…一人の少年がいた。

 

「パンドラ様ですね。僕に力を与えてください。この世界を統べる力を…」

 

私はパンドラの筺に封印されていたようだ。筺を見ると、それはパンドラの筺では無く、この星の礎のようだ。それを開いたと言うことは、この星の滅亡へのカウントダウンが始まったと言うことか。脳裏にある考えが浮かぶ、危機的な状況になれば、あの人がきっと現れるはずだ。そこに希望を見いだした私…

 

 

 

---シュウ---

 

イッセー達からの定時連絡が無いらしい。姉ちゃんから、案件先に連絡が入った。何か起きたのか?順調に年輪を刻んでいたはずだが…姉ちゃんの元へ転移した。

 

「アカシックレコード上、何の問題も見えないのよ」

 

僕も記録を調べて見た。いや、問題が見えないのでは無い。これは問題を見えなくされているようだ。

 

「このノードから先に枝が無いのは変だろ?」

 

どんな局面でもifはある。枝はifの数だけ生えるのだ。だけど、枝が無いのは、選択の余地がない局面になっているってことである。

 

「あっ!本当だ」

 

「姉ちゃん、また爆睡していたんじゃ?」

 

僕の姉ちゃんは、大事な局面な時に、爆睡していることが多い。

 

「いや、それは…」

 

目が泳いでいる。確定だよ。このノードで、何かが起きたのだろう。ノードは選択肢のある場合に発生する。たぶん、選択の余地のない事態は、このノードの時点で起きたようだ。

 

「ちょっと、行ってくる。支援を頼む」

 

「わかったわ。亘が帰還するまで寝ないよ。本当だよ」

 

いや、きっと、大事な局面で爆睡するはずだ。だって、姉ちゃんだもの。

 

◇

 

問題のノードに転移した。そこは、一見何も問題の無い世界が広がっていた。イッセー達の家へ向かう。だけど、全員出払っていた。どこへいったんだ?少なくても莉愛とセーラ、後リアスが留守番しているはずだが。

 

書き置きやメモもすら無い。なんの前兆も無く、何かに巻き込まれたようだ。ソーナの家に向かったが、彼女達も留守であった。みんなで出かけた先で、何かがあったのか?この世界の聖域へ転移した。セラフォルーとミカエルに話を聞くためである。が…ここも留守だと?何かがおかしい。何がだ?

 

こういうときは、アザゼルだな。アザゼルのマンションへ転移した。だけど…アザゼルもいない。はて?何か起きたのか?空気に同化して、冥界へ転移した。

 

◇

 

冥界は、新しい魔王の誕生にお祭りムードになっていた。新しい魔王?誰がなったんだ?

 

「さすがは魔王ミリキャス様の娘様だ。魔王にふさわしいな」

 

「あぁ、まったくだ」

 

街で得た情報。ミリキャスの娘?あれから、随分と時が経ったのか。その間、イッセーは何も連絡をしていないってこと…これは何かあったのは確実である。その娘はミリキャストと誰の子供だ?気になり、魔王の間へ転移した。

 

魔王の間では、ミリキャス、サーゼクスの他、知らない女性が二人いた。ミリキャスの妻と娘か?って、グレモリー家で魔王を独占しているのか?

 

「ナツ、魔王就任おめでとう」

 

「ありがとうございます、祖父様」

 

「冥界はグレモリー帝国として、この星を統べることになる」

 

「えぇ、お父様。人間は地上界という牧場で飼われ、我々悪魔の血肉になるのです」

 

「ミリキャスは頭が良くて助かる。適度な間引きであれば、人間共は平和を満喫し、人口も安定するしなぁ」

 

「いえ、総てはメイビスのおかげですよ」

 

メイビス?メイビスだと…僕の知っているメイビスと顔が違う。どういうことだ?

 

「ミリキャスが私を救ってくれた。その恩返しですよ」

 

メイビスと呼ばれた女が微笑んだ。こいつ…その女の記憶を読んだ俺は、驚愕した。あの時、息絶えたメイビスのようだ。自殺行為故、僕が助けられなかったメイビスが、今ここにいた。

 

そうか、神であったメイビスであれば、アカシックレコードの改ざんは出来る。でも、なんで、メイビスがここにいるんだ?少し探って見るか。他にも自殺行為をしたヤツが蘇っているかもしれないしなぁ。

 

◇

 

冥界でイッセー達のオーラを探す。捕らわれているかもしれないからだ。うん?ヴァーリ、セーラ、リアスのオーラを感じとれた。その場所へと向かった。そこは、大奥のような場所であった。ヴァーリ達は全裸で、飼われていた。そして、ミリキャス、サーゼクスの肉便器にされている。

 

「どうした。もっと歌えよ。ほら、リーア」

 

サーゼクスに責められて、あえぎ声をあげるリアス。これって、近親相姦では無いのか?ミリキャスはヴァーリとセーラに奉仕をさせていた。他の飼育部屋も見て回ると、ソーナ、シア、セラフォルーなど、知り合いが全裸で飼われていた。エサに媚薬と麻薬を混ぜて与えているようだ。ミリキャスって、こんなくそ野郎だっけ?

 

『お父様…』

 

ガイラの声…

 

『ナザリックへ向かってください』

 

地下墳墓?この世界にもあるのか。僕はガイラに言われた通り、ナザリック地下大墳墓へと向かった。この世界のナザリックは、堕天使領にあった。堕天使達を顎で使う不死者達。いや、この堕天使達も不死者のようだ。アザゼルはいないのか?墳墓の中に足を踏み入れた。

 

『団長…』

 

ドラゴニールの声…声の聞こえた方へと歩みを進めていく。辿り着いたのはモルグであった。人骨が山のように積み上がっている。イッセー達はやられたのか。

 

『何が遭ったんだ?』

 

『ミリキャスに食事会に招かれ、男性陣にはサマエルの毒、女性陣にはデーモンダストが食事に混入されていて…』

 

転生ドラゴンであるイッセー達には即死性の毒で、女性達には女神でさえも肉便器にできる強烈な媚薬か。メイビスの知識だな。

 

怒りの炎が僕の中で芽生え、僕の中で何かはずれた。その瞬間、空気が一瞬揺らいだ。

 

「シュウ…同化吸収したぞ」

 

背後からアインズの声がした。

 

「全員の記憶を訊き取れ。何が起きたのかを至急に把握しろ」

 

「分かった」

 

アインズがモルグを出て行った。

 

「兄さん、全軍にスクランブルを掛けたよ」

 

ヤマトの声がした。

 

「イッセー達を蘇らせる。このモルグを隔離して、浄化だ」

 

「了解」

 

 

 

---ナツ・グレモリー---

 

この星に於いて、私達に刃向かえる勢力はもういない。お母様が呼び出した下僕達の戦力を前にして、最早誰も逆らうことは出来無い。全長1キロある最恐なるドラゴン、天使属性を持つ悪魔、そして2匹の邪龍だ。その上、私は悪魔と神のハーフである。向かうところ敵無しである。

 

「これで、鬼畜な騎士団に対抗しうる軍備は整ったわ」

 

彼らの駐留部隊は滅ぼした。団長の娘は、お父様の肉便器である。いわゆる人質だわ。手は出せまい。

 

「相手は鬼畜よ。人質なんて、意味は無いわよ」

 

と、お母様。あの鬼畜に殺された女神である。それをお父様が蘇生の儀で、蘇らせたのだ。二人は同じ目的の為に、結ばれ、私が生まれたのだ。そう、私はこの星を救う救世主になる運命なのだ。

 

「きっと倒してみせます。私は救世主なんですから」

 

「そうね。きっとなれるわよ」

 

お母様も期待されている。期待に沿う。そして、この星を平和な星にしてみせる。

 

 

 

---シュウ----

 

あのメイビスが蘇ったということは、この星のメイビスは同化吸収されたのだろう。僕は星の礎を封印している場所へ急いだ。星の礎は、この星を作るにあたり、リセット前の皆の心を収めたカプセルのような物である。この星のカーネル部分に置いて有るのだが、地殻変動により、割と浅目の場所に、蓋を開放した状態で見つけた。誰かが、この星に引導を渡したようだ。思いが消えた星は、生きる力を失っていく。それは、星の寿命が近いということである。せっかく、ここまで育てたのに…なんてことをしてくれたんだ。

 

筺の中を確認する。ルシファーを納めたはずなのだが、どこにも見当たらない。そうか…メイビスの身体はルシファーの物か。だから、顔が別人になっていたのか。

 

『メイビスを助けあげて、シュウ…』

 

ルシファーの声がした。

 

「この星はもうダメだな」

 

「ごめんなさい。守れなかったわ」

 

ルシファーの魂を回収した。また、ゼロからやり直しのようだな。いや、まてよ…僕はある物を筺の中に入れ、蓋を閉めた。これで、星の寿命は元通りになるはずだ。

 

『それを入れちゃうの?』

 

ガイラが呆れている。また、ゼロから始めれば良いんだ。メイビスとの思い出よ、さらば…

 

『怒られるよ~』

 

ガイラが気にしてくれている。だけど…あのメイビスは、あの時のメイビスでは無い。あの時のメイビスが、こんなことはしない。僕のジャマなんかしなかった。

 

『だけど…何か理由があるのよ』

 

理由?星を護る事以外に、大切なことは無い。

 

『そうだけど…』

 

ガイラと会話中に、ナザリックのモルグに戻り、イッセー達を蘇生した。この世界の木場と匙もいた。

 

『お客さんが来たぞ』

 

アインズに呼ばれた。入り口付近へ転移すると、見覚えのある邪龍2匹がいた。こいつらも蘇生されたのか。そうなると、あいつらも、いそうだな。

 

「アインズ、中に入っていろ」

 

「わかった」

 

アインズがナザリック内の王の間に転移していった。僕は僕に掛かっているリミッターを解除した。そして、邪龍に触れていき、浄化し灰化させた。次はアレか?目の前にものすごくデカイドラゴンが現れた。セーラを殺してくれたドラゴンである。コイツも灰化させる。後は?聖属性の悪魔か?

 

 

 

---ナツ・グレモリー---

 

鬼畜野郎が現れた。ナザリックを簡単に占領し、私の戦力達を簡単にロストしていた。声が出ない。なんだ、コイツ…

 

「ナツ、あなたは、彼を怒らせた。どうするの?」

 

他人事のように言うお母様。

 

「お母様の力で、アイツを消し去ってください」

 

お母様は最強の女神である。あんなヤツなんかに負けない。

 

「もし、私がやられたら、ナツはどうするの?」

 

何を言っているんだ?お母様が負ける訳が無い。

 

「娘達は返してもらうぞ」

 

えっ?振り返ると、あの鬼畜がいた。無表情でお母様を見ている。

 

「シュウ…」

 

「お前なんか知らない。娘達に乱暴しやがって…許さないからな」

 

ズゴッ!

 

「うっ…」

 

お母様の顔が潰され、壁に叩きつけられた。お母様の顔から煙りが立ち昇っていた。

 

「どうした、くそ女神。そんな物か?僕の大切な思い出を汚した罪は重いぞ」

 

お母様の身体がみるみるボロボロになっていく。そして、やがてミンチ状態に…

 

「次は、お前だ!」

 

どこまでも暗く、冷たい視線。蛇に睨まれた蛙状態な私。

 

「はぁ?失禁するラスボスなんて見た事無いぞ」

 

股間が生暖かい…って、なんで私がラスボスなの?この鬼畜がラスボスのはず…

 

「どうした?まだ何もしていないのに、腰が抜けたのか?」

 

床に座り込んでいる。立ち上がれない。膝が笑っている。なんだ、この威圧感は?

 

「お父様とお祖父様が、お前を消してくれるわ」

 

強がりを言っておく。そして、遠視でお父様達の様子を見ると、二人共既に圧搾されていた。

 

「…」

 

悲鳴も涙も出ない。なに、コイツ…どんな殺され方されるんだ…

 

◇

 

ここは?魔王の居城にいたはずなのだが、知らない場所にいた。ここは…どこ?真っ暗で、何も見えない、何も聞こえない、何も感じ無い。やがて、なにやらヌメヌメする物が全身に絡み出した。足首に絡まり、開脚されていく。触手プレイなのか…お父様が肉便器達にされてきた拷問…私に火の粉が降りかかるのか。

 

股間に無数の吸盤が張り付いてきた。タコが相手なのか…何かが体内に侵入してきた。タコなのか?本当にそうなのか?

 

『時間はたっぷりあるぞ。醜態プレイを見せてみろよ。失禁魔王よ』

 

脳裏に響くアイツの声…醜態って…失禁魔王じゃない…

 

『失禁でなく脱糞なのか?それは見たく無いなぁ』

 

いや、私だって、したくない。って、ここはどこよ~!

 

『星の誕生を見守る衛星だよ。知的生命体が現れるまでの40億年、ヒマなんだよ。お前と遊びながら、時間を過ごすこにしたんだよ』

 

40億年も、醜態プレイをするのか。絶望的な境遇になりそうだ。って、待てよ。悪魔はそんなに長く生きられないはず。

 

『残念だが、お前は悪魔ではなく、転生ド変態にした』

 

ド変態って種族だっけ?はて?

 

 

 

---メイビス---

 

ミンチにされた後、再生してくれた。私も、ルシファーも、イッセー君もだ。でも、私と共に生きたイッセー君ではない。私と修羅の時を共にしたイッセー君では無い。

 

「お前、反省していないのか?」

 

ルシファーが詰め寄る。

 

「反省?するようなことはしていないわ」

 

「また、リセットさせておいて、よく言うわ」

 

彼は、この世界を何度もリセットしている。次こそはと、意気込みながら。しかし、最悪な結末からの脱却は、なされていないそうだ。

 

「お前の娘、ド変態すぎるぞ!」

 

ナツを気に入った彼。少しは恩返し出来たかな?

 

「恩返し?出来ていると思うのか?お前は仇で返したんだぞ!」

 

そうだっけ?記憶が曖昧である。そういうことにしておこう。

 

「いい加減で、ちゃらんぽらんで、娘にそっくりだな」

 

それを言うなら、娘が私にそっくりなんだと思う。

 

「ルシファー、このバカ女親子を頼めるか?」

 

「私でも、ダメだと思うぞ」

 

ルシファーが弱音を吐いている。なんせ、地獄から戻って来た女神だしなぁ。

 

 

 

---シュウ---

 

ナツは引き取ることにした。今回のメイビスの行為は許せるものでは無い。僕に逢いたいから、事件を起こしたらしい。グレモリー家を巻き込んで。ミリキャスが、封印を解いたのは予想外であるが、復活した後のメイビスの行為は、とても許容出来る物では無い。アカシックレコードを弄り、イッセーやセーラ達に苦痛を与え、聖域に侵攻するなど、罪は多々ある。

 

「お前に、罰を言いつける。同化吸収させる」

 

「受けます。で、どこの世界の私かな」

 

メイビスの姿が一瞬揺らぎ、そこにメイビスではなく、ラフタリアが現れた。

 

「シュウ様、何かご用ですか?」

 

「特に用は無い。星の成長を見守る仕事で、ヒマなんだよ」

 

身構えるラフタリア。見た目は20代前後であるが、中身は子供である彼女。背伸びをしすぎていたので、先日躾をした結果、夜の営みはまだ早いと理解してくれたのだった。

 

「抱き枕にはなりますが…責めないでください」

 

見た目は大人でも、アレの器官は子供の為、痛かったらしい。

 

「善処するよ」

 

メイビスの心と精神と魂を、ラフタリアに吸収させたのだ。これで、あのメイビスは、二度と転生も蘇生も召喚もされない。あんなメイビスは見たく無いのだ。

 

「あぁ、あそこに見えるド変態とは友達になってくれ」

 

タコと戯れるナツを指差した。ラフタリアのチームは今の処、キールとフィーロ程度しかいないし。

 

「あの子も背伸びしたのですか?」

 

「そういうことだ。ラフタリアもタコと遊ぶか?」

 

激しく首を横に振るラフタリア。

 

◇

 

セーラは当分、使い物にならない。リアスともども静養だな。イッセーとヴァーリは、息子と過ごさせるかな。気分転換は必要だと思う。次の周回では、どんな苦難が待ち受けるんだろうか、この星の世界は…

 

目の前に青々とした球体が浮かんでいる。次回は、土壇場で介入するかな。最初から介入がダメなのかもしれない。この星の魂達も反省をしているだろうし、最悪な結末から脱却するまで、リセットしまくる覚悟の僕。

 

今後は、ルシファーに最高神を任せて、定期観察をすることにした。

 

 

 




未完です(^^;
最期の事案がうまく再現出来無いorz
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。