※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D(改)リライト版   作:もっち~!

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バカ親 その2

 

---シュウ---

 

Dr.ジェイル・スカリエッティと娘さん達を、僕達の家に移動してもらった。

 

「ここが、君達の本拠地かい?」

 

ドクターは興味深そうに、色々な物を見ている。

 

「えぇ、ここが心臓部です。ここなら、娘さんたちもゆったりとできると思います。平和な世界ですから」

 

「平和?そうなのか?」

 

「はい、悪魔も天使も堕天使も争いをしていません」

 

「なぜ?異種族なのに、共存出来るのかね?」

 

「ここが共存世界の中心ですから。この家から、それぞれのトップのところへダイレクトに行けます。争いになる前に、直接文句を言えますから」

 

僕の部屋に、ドクターを招きいれた。

 

「ここが僕の部屋です」

 

「殺風景だな?」

 

机と椅子とベッドと本棚しかない僕の部屋。

 

「自宅は別にありますから。ここはみんなと暮らし、お互いを磨く場所ですから」

 

「そうなのか」

 

「ところで、ドクターはテロ行為で別世界で投獄されていましたが、どうやってあの世界に辿り着いたんですか?」

 

「娘達と脱走したのだが、途中で空間の歪みに落ちてしまったんだ。気づくとあの世界で、手に入った物でメカを作っていたら、あの計画にスカウトされてね」

 

「スカウトされたのに、なぜ投獄されていたんです?」

 

「協力を拒否したからだ。計画の内容が生命を作ることにあると知り、彼らの目的は娘達のISにあると分かったから。わたしは生命を作りたい訳ではないんでね。テロリストではまずいかな?」

 

「いえ。僕もテロリストでしたから」

 

「君が?」

 

ドクターが驚いている。

 

「天界でクーデターを起こして、主導権をもぎ取りました」

 

「神にケンカを売ったのか?」

 

「神と偽っている者にです。創造神、絶対神は僕の家族ですから」

 

「神が家族…君は何者だ?」

 

「僕は鬼と天使のハーフ、禁忌でイレギュラーな化け物です」

 

「化け物…見えないけど」

 

「仲間には見せませんよ。おぞましい本来の姿はね」

 

「それは見たくないな」

 

「この世界では、ドクターは好きな研究をしてください。娘さん達とも基本ここで暮らしてくださいね」

 

「対価はなにかね」

 

「絶対神からの依頼をこなすのに、必要な物を作って下さい。あと、注意事項ですが、この世界で問題は起こさないでくださいね。もし、起こしたらお仕置き対象ですよ」

 

「お仕置きは嫌だな。わかった。この世界ではのんびり研究を楽しむよ。それより、あの計画を潰すの先かな」

 

「ドクターの目から見て、あの計画はどうですか?」

 

「つまらん研究だ。表情が少なく個性がない。単なる動く人形だよ」

 

「ドクター、こういう物って作れますか?」

 

僕は、ドクターに『超時空要塞マックロス』のビデオを見せた。

 

「う~、興味深いメカだな。作れないことはないと思う」

 

「今すぐに必要って訳でないんですが、あったら便利かなと思うんです。ベースキャンプを一々作らないで、コレで移動できるといいなぁ的な」

 

「少しずつ、設計してみるよ」

 

 

 

---スカリエッティ---

 

与えてもらった研究室兼自室で、必要な物をリストアップしている。さっき見せてもらったビデオのメカの設定資料を貰ってきたので、机の上に山積みにしてある。

 

そこに、ナンバー1番のウーノがやってきた。

 

「彼の事をどう思うかな?」

 

「解析が不可能です」

 

彼女が困ったような表情をしている。初めて見る表情だ。

 

「彼について、分かったことは、魔物で最強の鬼族の跡取りである。ヨハネの黙示録の作者の末裔であること。禁忌な組み合わせにより、イレギュラーな生物になったこと。様々なジョブスキルを持ち、夢幻無限無間の体現者にもなったこと」

 

「ちょっと待って。夢幻無限無間の体現者って何だ?」

 

「膨大なデータが押し寄せて来ます。これ以上は、私の思考ではオーバーフローします」

 

ウーノはオーバーフローして、固まってしまった。時間旅行が可能な能力っぽいな。なんか凄いなぁ。娘達と交わってくれないかな…

 

 

 

---百代---

 

武神といわれた私が弄ばれている。確実に拳や蹴りが入っているはずなのに、まるで効かない。相手の攻撃は鍛えようのない場所ばかりを狙ってくる。

 

「あぅ…」

 

乳首を指で弾かれた。

 

「うっ…」

 

両方の乳房を握られて、そのまま投げ落とされた。

 

「いゃ…」

 

クリ●リスに指パッチン…

 

「どうしたよ。武神なんだろう?」

 

「鍛えた腹筋とかに撃ち込んできてください」

 

「はぁ、実戦では相手の弱い部分を狙うのがセオリーだろう?」

 

いや、そうなんだけど、狙いが惨い場所ばかりだろう?

 

「わかった。水鉄砲ならいいかな?」

 

中の液体が赤いんですが…まさか…

 

「モモよん、正解!鉄砲の弾を弾き返すんだよね。水鉄砲くらいなんともないよね?」

 

道着をきっちり着込み、液体が入らないように準備し…

 

「痛っ…」

 

「組手中によそ見するからだよ」

 

道着の布地の薄いお尻の穴狙いやがった…

 

「おい、教師ならまともに攻撃してこいよ」

 

「僕は、通りすがりの園長の旦那だから、教師ではない」

 

こ、こいつ…

 

「勝負にならないと思うけど、本気で戦っていいの?」

 

「本気?望むところだ!」

 

「ウルティマウエポン」

 

身体中を激痛が走り抜けて、目の前が真っ暗闇に染まっていく。あぁ、死ぬんだな…

 

気が付くと、医務室にいた。

 

 

 

---兵藤一誠---

 

百代とシュウは毎回、不毛な組手してんなぁ。百代も気づくべきだ。シュウとの組手で勝ちはないことを。勝てないけど、耐久力は少しずつ上がっているのは確かだけど。

 

「一誠、たまには組手する?」

 

「俺はサポートタイプだ。組手よりも逃げ回る技術の方を極めたいんだ」

 

「そうだよな」

 

おい、納得するなよ!

 

「あっ、お~い、ビビリ~。組手しようよ」

 

サイラオーグさんが逃げ回っている。教師陣を苛めるなよ。

 

 

 

---イッセー---

 

シュウさんが学校に来ると、賑やかだ。普段は威張っている先生達が悲鳴をあげて逃げ惑っている。普段は相手に不足している百代が、医務室送りになるのはお約束。

 

でも、僕とヴァーリには、ちゃんと指導をしてくれる。

 

「ヴァーリが時間を稼いでいる間に、イッセーが倍化しきれ。ヴァーリは時間を稼ぎながら、相手の能力を半減しまくるんだ」

 

「「はい」」

 

「禁手化の状態で、アガレス領を1周してこい。異変があったら、すぐに知らせる事。いいなぁ。自分達で対処しようと思うな。些細なことでも指示通りできないヤツは、僕のチームにはいらないから」

 

「「了解です」」

 

僕とヴァーリで、見回りに出かけた。禁手化の状態での飛行。楽なようで楽でない。まだ、充分な体力、魔力がない僕らでは、オーラの配分を間違えると1周しきる前に、禁手化が解けてしまう。油断は禁物な修行だ。

 

なんとか、1周できた。ヴァーリは宿舎へ、僕はシュウさんと家に帰った。

 

家に帰るとヴァイラさんが困った表情をしていた。

 

「シュウ、隣のバカ親が、お詫びだって料理をたくさん持ってきて、勝手に酔っぱになっているのよ」

 

「はぁ…また、バカ親かぁ」

 

リビングに行くと、いい感じになっている神王のおじさんと悪魔王のおじさん。それを見て蒼い顔をしているシアさん達4人。

 

「おい、そこの4人。学校へ行って勉強しろよ」

 

シュウさんのオーラは冷たい。今日は怒っているみたいだ。

 

「あ、あのう。イッセー君と同じ学校に通いたいです」

 

「通ってなにをしたいんだ?遊ぶ場所でないぞ。編入してもイッセーと同じクラスにはなれないが良いのか?」

 

4人は顔見合わせている。

 

「私はそれでも良いです」

 

シアさんがシュウさんの目を見て返事をした。シアさんに、続いて次々と意志を告げていった。

 

「そうか。ヴァイラ、コイツらを学ばせてやろうよ。但し、寄宿舎で生活だ」

 

前触れなく4人を強制転移させた。

 

「ヴァイラ、ソーナに連絡して、4人を寄宿舎に住まわせてやってくれ」

 

「了解!」

 

ヴァイラさんは家の奥へと消えた。

 

「さて、こいつら、どうしようかな?ふふふ」

 

料理とおじさん二人を、どこかに強制転移させた。

 

 

 

---神王ユーストマ---

 

なんか寒いなぁ…ヴァイラさん、クーラーが強すぎま…え?ここはどこ?

 

骸骨達が料理をむさぼっていた。

 

「神ちゃん、ここって冥府じゃないのか?」

 

そういえば、ハーデスのようなヤツがこちらを牽制している。

 

「まー坊、帰り方はわかるかな?」

 

「なんとか…」

 

まー坊と二人、トボトボと家路へと歩いた。

 

------

 

家に帰ると、隣の家からとんでもない額の請求書が届いていた。なんだ。この額は…内訳をみると、『アウロス学園入学金、特別寄付金、授業料金、教材費、寄宿舎費用、食事代金etc.』

 

「サイネリア、これはなんだ?」

 

「娘達の念願が叶って、入学の許可が下りたそうよ」

 

「いつから通うんだ?」

 

「寄宿舎で生活するのよ。セキュリティ上、通学は認めないって」

 

「おい、シアちゃんとキキョウちゃんに毎日会えないじゃないか」

 

「しょうがないでしょ?無理矢理、娘達のわがままを、通してもらったんだから」

 

「毎日、俺が通学するか」

 

「やめなさい。殺されるのがオチよ。あっ、お金は明日までに払ってって」

 

「え?こんなにいっぱい?」

 

「二人分なんだからしょうがないでしょ」

 

これは暴利だぁ…文句を言わないと。俺は、隣の家に乗り込んだ。家に入ると、まー坊が既に屠られていた。

 

「おい、まだ何かあるのか?」

 

家人はかなり激高していた。まー坊、何を言ったんだ?

 

「お前も踏み倒すつもりか?王様達は教育には金を払わないっていうのが、この世界のルールか?」

 

踏み倒そうとしたのか…まー坊…次の瞬間、目の前がブラックアウトした。

 

 

 

---シュウ---

 

「と、いう訳だ。サーゼクス、工面してくれ」

 

ベースキャンプに移動して、悪魔王家の分をサーゼクスに払わせようとした。

 

「僕はここに匿われている身だよ。お金は持っていない」

 

「誰に言えば、出してくれるかな?」

 

「冥界での金庫番は…セラフォルーかな?」

 

僕はセラフォルーさんの家に転移した。

 

「え?なんで、私が払わないよいけないの?」

 

事情を話して、取り立ての話をしたが、納得してくれない。

 

「あっ、そう。払えないんじゃ、身体で払って貰おうか」

 

「なんで?私の身体なの?」

 

「ファルビウムさんの身体じゃ売れないだろ?」

 

「私って、どこかに売られるの?」

 

「そうだよ」

 

「いや~よ。絶対拒否します」

 

「じゃ、ここで灰になる?」

 

「なんで、そうなるのよ」

 

涙目のセラフォルーさん。

 

「しかたない、ソーナを代わりに売る事にするよ」

 

「ソーたんはダメだよ」

 

「じゃぁ、払ってね」

 

取り立ての手間賃を追加した請求書をセラフォルーさんの目の前に置いた。

 

「明日から、授業を受けるので、明日が支払期限です。払わない時は、強制執行を最高神に依頼しますから。事が大きくなる前に払った方がオトクですよ」

 

僕は家に転移していった。

 

 

 

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