---イッセー---
式森君の後についていくと、高級そうなデカイ車に乗せられた僕達。車は移動して、「式森」という表札の掲げられた門をくぐり、大きな館の玄関前で降ろされた。
家の中に入り、板の間敷きの部屋に通されて、少し待たされた。
「君が兵藤一誠君かい?」
式森君の父さんらしき人が入室して、僕に声を掛けてきた。
「他人に名前を聞く場合は、まず自ら名乗るべきではないですか?」
僕はそう返答した。すると、すかさず式森君から、
「式森家の当主が質問しているんだ。さっさと答えろよ」
と。
「無理強いするのであれば、僕達は帰ります」
「このまま、返すと思っているのかね?」
周囲のオーラを探ると、門下生だろうか?数名の者がこの部屋を囲んでいるようだ。
「この程度の戦力で、僕達を止められると思っているのですか?」
「この程度だと?式森家の当主の館の戦力を、甘く見ては困るなぁ」
僕達の戦力を甘く見ている式森家の当主様。
「試しますか?この館は壊滅しますけど」
アポ君が僕の前に立ち、羽川さんは、僕の後ろをガードしてくれていた。
「この敷地には式森流の強固な結界が張ってあるのだ。援軍は入って来られないよ」
「結界?そんな物あったけっかな?なぁ、ヤマト」
「無かったと思いますよ、シュウさん」
最強の援軍が来てくれたみたいだ。
「君達はどうやって、ここまで来られたのだ?」
顔色が変わった式森家当主のおじさん。
「どうやってって…普通に…かな?あぁ、この部屋だけ転移させたから」
「転移?」
「迂闊に部屋から出ると、ロストするよん♪」
笑顔のシュウさん。ただ、当主を睨む視線は死のオーラを感じる。
「どこに転移したんだ?」
「次元の狭間だ」
「何?」
「僕達は大丈夫だけど、単なる人間のお前らだと、存在がロストするってことだよ」
障子を開けて、外の様子を見る式森君。
「ここは…これが次元の狭間なのか…」
「君達は何者だ?」
「式森君のクラスメートだ。それ以上でもそれ以下でもない」
「私達親子を単なる人間と言う、君達は何者なんだ?」
顔色がすぐれない式森君の父上。
「説明する義務はない。仕掛けたのは、そちらが先だ。お前らがイッセーを殺そうとしている式森の者か?」
「どういう意味だ?」
「頭の弱さは罪だぜ。式森家の家訓になかったかな?」
「貴様、式森家を愚弄するのか!」
「誠と一香を暗殺したのは、お前らかって質問しているんだ。一香の弟さんよ!」
母さんの弟なの?この人が…
「ちょっと待て!姉さん夫婦を暗殺したのは、式森家の者なのか?」
「なんだよ。当主なのに知らなかったのか?式森、兵藤の者達がはぐれを金で雇って、暗殺したんだよ。源氏もそうだけど、役に立たない当主だな」
「おい、父さんを愚弄するんじゃねぇ!」
って、式森君。
「愚弄?本当の事だ」
「証拠はあるのか?」
シュウさんは、1枚の羊皮紙を式森君の父上に見せた。それを見た彼は、羊皮紙を掴み、床に触れ伏し、泣き始めた。
「どうしたの?父さん」
驚いた表情の式森君。
「証拠の証文だよ、それは。悪魔サイドが、捜査をして手に入れてくれた。兵藤家、式森家の判が押されている。当主ともなれば、内容もわかるよな?」
「あぁ…わかる。あなたの言う通りだ。はぐれ悪魔、はぐれ堕天使、兵藤家、式森家の間での契約書だな。そんな…姉さん達は…」
シュウさんの隣に転移陣が現れて、僕のよく知っている人物が二人、転移してきた。
「数馬、私達の為に泣いてくれるのね」
僕の母さんが、式森君の父上の頭を優しく撫でた。
「えっ?姉さん?生きていたのですか?」
涙でグショグショになった顔をあげた式森君の父上。
「うん♪今の私達のボス、シュウさんに助けられたのよ」
「数馬君、久しぶりだな」
僕の両親が、式森君の父上に声をかけた。
「誠さん…姉さん…生きていたのかぁ…本当に良かった」
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部屋を元の場所に戻して、みんなでベースキャンプに転移した。そこで、父さんと母さんが、式森君親子に、今までの経緯を話した。
「なので、私達は、元の世界でまだ生活ができないのよ、数馬」
「状況はわかりました。姉さん、誠さん。うちの和樹も一誠君のガードとして役立ててください」
「ちょっと…父さん、何を言っているんだよ?」
不満そうな式森君。
「和樹、一誠君はお前の従兄弟だよ。危険が及ぶのであれば、護ることは当然だろ?」
「いやいや、ガードされても困る。それに、あなたの息子さんは、弱すぎて話にならない」
シュウさんが式森君の父上に言った。
「うちの和樹が弱い?」
「あぁ、理論武装した秀才タイプはいらない。実戦経験がまるでないじゃないですか?ガード対象より弱い者は足手まといになるので、必要ありません」
「…」
「不満があるようですね。では、和樹君とイッセーで試合をさせましょう。実力差をその目で確認をしてください」
僕と式森君は、トレーニングルームに転送された。
---和樹---
「コイントスをしてコインが、地面に着いたら開始だ」
偉そうなアイツがそう言った。学校ではアイツには勝てなかったが、目の前の奴は弱そうだ。コインが地面に着くと、魔法陣を多数展開して、目の前の奴に発動させた。
が、なんで?式森流の攻撃魔法を大量に喰らったはずなのに、目の前の奴はピンピンしている。次の瞬間、腹部に痛みを感じ、目の前がブラックアウトした。
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気が付くと、父さんが心配そうな顔をして、僕の顔を覗き込んでいた。
「僕はどうしたの?」
「簡単に屠られたよ。兵藤一誠君にねぇ。魔法攻撃が効かない者がいるとは…うん?…まさか…そんな…」
「どうしたの?父さん?」
父さんの顔は青ざめていた。こんな父さんは見た事がない。
「そうか…そうだとすると、辻褄は合う。しかし、器が保たないはずだが…」
兵藤がひょこっと現れて、
「おじさん。だから、僕を産むために父さんと母さんは、転生ドラゴンになったんだよ。僕が破裂しないようにね」
おじさんとおばさんが転生ドラゴンになった?そんなことができるのか?
「そうか…ドラゴンの器なら破裂しないな。でも、どうやって転生ドラゴンになったんだい?」
「シュウさんの眷属になることで、種族変更が可能になるそうです」
「彼は何者なんだい?」
「シュウさんは、鬼と天使のハーフの魔物です」
はぁ?鬼と天使のハーフの魔物?なんだ、その種族は?
「鬼と天使…それも禁忌だね…理解したよ。それで、姉さん夫婦に肩入れしてくれたんだな、あの人は。そうなると一誠君はドラゴンと魔人のハーフかな?」
「はい!」
ドラゴンと魔人のハーフ?なんだ、それは?
「そうだったのか。魔人相手では、式森家は勝てないな。どんなに努力しても」
「ねぇ、父さん。魔人って?」
僕は想像の範疇にない種族の事を尋ねた。
「遠い昔にいた種族だよ。魔法やオーラなどに寄る攻撃を吸収してしまう能力があり、魔法以外の攻撃でも再生能力があるため、効果が無いという無敵な種族だったそうだ」
「それって最強じゃないの?なんで滅んだの?」
「最強ではなかった。4大勢力戦争の折、第5の勢力により瞬殺される事態になったんだそうだ」
「第5の勢力?ドラゴン?」
「違う。あの戦争を終結に導いた英雄だ」
「あっ、その英雄ってシュウさんだよ」
「はい?あの人って…高校生だよな?」
父さんが驚いている。いつも平常心を保っている父さんが…
「まだ中卒だからって、奥様に僕と一緒に通えって、命令されたんだよ。シュウさん自体はもう何千億年も生きているんだけどね」
「え?何千億年?」
その歳で結婚って…
「魔物だから寿命が無限なんだって」
寿命が無限?
兵藤の隣に、アイツが転移してきた。
「イッセー、呼んだかい?何か問題でも?…あぁ、その話題かぁ。僕の歳の話はしないでよかったのに」
「成り行きで…ごめんなさい、シュウさん」
凹んだ兵藤の頭を撫でているアイツ。
「一誠君に聞いたのだが、5大勢力戦争の…」
父さんの言葉を遮り、アイツは1枚の羊皮紙を父さんに手渡した。
「これは…始祖魔人の長の手形じゃないですか…あぁ、あっ、あなたが…」
父さんがアイツに跪いた。何でだよ?
「まぁ、そういうことだ。数馬、和樹をもっと鍛えろ。あんなんでは次期当主の座は危ういぞ」
「はい!もっと精進させます」
「今度、長に会ったら、お前らのことを伝えておく」
「ありがとうございます」
父さんはアイツの傘下になったみたいに見えた。
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実家に無事に帰還した僕と父さん。
「和樹、あの人は絶対神の遣い人だ。本来ならお前ごときが対等に話せる相手ではない」
絶対神の遣い人?
「誰なら対等に話せるの?」
「絶対神様だけだ。最高神様よりも神格階位が上だと聞いたことがある」
え?それって、本物の神じゃないの?
「そして鬼と天使のハーフ…地獄と天国、2つの魂の国を束ねる長だ」
はぁ?
「なんで、そんな凄い神が、高校生しているんだよ?」
「今夜の話を聞いていなかったのか?一誠君を護るためだ。いいか、和樹。式森家の次期当主を名乗るのであれば、一誠君のガード役の末席でも良いから、加えてもらえ!良いな。私は、姉さんと誠さんを嵌めたヤツラを粛正していく」
先行きが不安なハイスクール生活になりそうな…
---シュウ---
夜中、冥界組で、唯一留学しなかったソーナに、呼び出された。デートかな?なんだろうか?
「お待ちしていました、シュウさん。あのう、私達にも稽古を付けてください」
って、稽古?なんの?
「うん?なんの稽古?」
「シトリー眷属の底上げの稽古です」
あぁ、鍛錬か。デートでないのか…ちょっと残念。
「どんな稽古が良いの?」
「リアス達に引けのとらない稽古です」
う~む…
「僕にも好みってあるんだけど…」
「え?戦闘の稽古なんですけど、好みって?」
「いや、好みの娘には、それなりに…」
「ちなみに、お好みは?」
「ソーナと由良」
「どういう基準ですか?」
「小動物とボーイッシュ」
「戦闘とは関係ないんですね?」
苦笑いしているソーナ。
「戦闘員じゃないからね、僕は」
「戦闘員じゃない?でも、イッセー君達を鍛えていますよね?」
「実戦でねぇ。でも今のシトリー眷属を実戦に投入したら、全滅だと思うけど」
「いきなり実戦は無理ですね」
「じゃ、僕を満足させてくれたら、鍛錬メニューを考えるって言うのはどうかな?」
「シュウさんを満足?」
怪訝そうな表情のソーナ。気配を窺う小動物ぽくて良いなぁ。
「どうかな?無理強いはしないよ。まぁ、満足しなくてもそれなりに、鍛錬メニューは考えるよ。好みのソーナの頼みだし」
っと、ソーナと、ここにいなかった由良を或る場所に強制転移させた。
「ここは?なんで、由良もいるの?」
「鍛錬する場所。蒸し風呂の中だよ。まず、V字腹筋1000回ね。はい、始めて♪」
「今からですか?」
ソーナからの質問。
「そうだよ、実戦なんてものは、いつ始まるかわからない。前もって準備されていない抜き打ち的な鍛錬が、意外に効果あるんだよ」
などと、もっともな事を言う。うん?由良が近づいて来た。僕の思惑に気が付いたかな?
「なぁ、目付きがいやらしんだが…お前…」
由良と組手を始めた。格闘術系の由良。蹴りやパンチを受け流していく。10分もすると息が上がってきたみたいだ。制服が汗と蒸気で良い眺めだ。
「髪の毛にあわせてグリーンのブラとショーツなんだな」
「お前、それが目的なんだろう…はぁはぁ」
「息が上がっているぞ。スタミナが少ないのかな?」
「ふざけんな!はぁはぁ…」
「怒るほどに息は上がっていくぞ。あぁ、バテて倒れたら、アレコレするからな、ふふふ」
僕と由良の組手を、既に全裸になって観戦しているソーナ。おい、脱がす楽しみが…とはは…
由良は肌に張り付いて動きにくくなったのか、ブラウスを脱いだ。
「なかなか、小ぶりで良い感じだな、由良」
僕の煽りをスルーして、無言でパンチや蹴りを繰り出してきた。
「では、シチュエーションを変えよう」
ソーナを後ろ手に縛り上げて、宙づりにした。
「人質がいるケースだ。どうする由良?」
僕は、綺麗なピンク色をしたソーナの乳首を舐める。
「いやん…ダメだよ…シュウさん…」
ピクつく太ももを必死に閉じようとしているソーナ。
「由良、こういうケースはどう動けば良い?」
「お前…卑怯だぞ…」
拳を強く握り絞める由良。責め立てているソーナの口からは、喘ぎ声がしている。
「卑怯?色々なケースで鍛錬しないと意味がないだろ?」
「くそっ…悔しいが、今の私には、身代わりなることしかできない…ソーナの代わりに私を弄り倒せ。その代わりソーナは解放してくれ!」
そういうことなら…いや、これは罠だ。ソーナから離れて、由良に近づいた瞬間、ソーナを救出する作戦か。やるなぁ、由良。
「全裸になれ」
渋々、ブラとショーツを脱ぐ。
「ふ~ん、アンダーヘアも緑なんだな」
って、言うと、顔を紅潮させている。コンプレックスでも持っているのか?
「後ろ手でコレを嵌めて」
由良に向かって、手錠を投げた。彼女は言う通りに、自ら手首を拘束してくれた。宙づりになっているソーナを降ろして、ソーナと共に由良に近づいていく。あと、1,2歩で由良に手が届くという距離で、由良が動いた。蹴り技で僕に攻撃を仕掛けてきた。
『身体停止』を発動して、由良の動きを封じ込めた。
「何をしたんだ?はぁはぁ…」
「身体の自由を奪い、10秒ごとに感度を倍化させていく。既に、アンダーヘアが濡れまくっているぞ」
「10秒ごとに倍化?…あぁぁ…いやっ…お願いだ…悶々として…助けてくれ…うっ…」
「ねぇ、シュウさん。これって拷問?」
拘束を解いたソーナが聞いてきた。
「入れていいの?」
「いや、どうなんだろう?」
「じゃあ、ソーナが逝かしてあげなよ」
「無理!やり方がわからないもん。私、そっちの趣味ないし」
どっちの趣味があるんだ?
「あっ…」
ソーナとの会話中も、由良はプチ絶頂を繰り返していた。まるで間欠泉のようだ。あっ、そっか。術を解けばいいか。
『身体停止』を解除した。すると、由良は僕に近寄り、僕の性欲器官を頬張り始めた。コレを入れてくれといわんばかりに。
「責任はとってあげてね」
って、ソーナに言われた。では、責任を持って逝かせましょう。由良の割れ目に挿入して、由良の内部の感触を愉しみつつ、柔らかい緑のアンダーヘアに、新たな可能性を見いだして、由良を満足させた。
「ねぇ、次は私を満足させて♪」
って、ソーナ。
ソーナの乳房を手のヒラで優しく包み込み、柔らかさと肌のもっちり感を愉しむ。乳首を舌で舐めて、徐々に固くなる感覚を愉しんだ。ソーナの内部に鼻先を入れて、ソーナの匂いを満喫していく、
「そんなところの匂いを嗅がないでください。恥ずかしいって…」
膣壁を舌で舐める。
「あぅ…新感覚の気持ち良さ…もっと、ください」
悪魔の女性の性感帯を刺激するツボを指で押しながら、クリちゃんを口に含んで、こりこり感を満喫。
「そろそろ、お願いします」
そして、ソーナと一体になった。うん?今回、こんなことしていて良いんだっけ?
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翌日の早朝、由良とモモヨンに組手をさせた。立ち技だけなら互角かな。組手後、由良が近づいてきた。
「昨晩の特訓の成果が実感できたぞ。太ももの内側の筋肉が鍛えられていたし、スタミナも以前よりも保つようになった。なんと言っても身体の中心線を意識出来るようになったのが大きい。あの特訓にはそういう効果があったんだな。誤解してすまなかった。今夜も一体化になる特訓を頼む。今日は上下ともオレンジだよ♪」
って…瓢箪から駒か?ソーナを見ると、苦笑いしていた。